FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



このところの金価格の安定上昇ぶりはめざましいが、どなたもお気づきのように50ドルごとのきりのいい刻みで上昇している。しかも、だいたいその50ドルごとでレンジになる期間が1ヶ月と決まっている。チャートをご覧になるとわかるように、950ドルが8月いっぱい、1000ドルが9月、1050ドルが10月といった案配だ。しかも、月の前半にレンジの最高値、月の後半にレンジの最安値をつけているところまでそっくりだ。

この調子だと、そろそろ次の段階にステップアップして11月は1100ドルで揉むことになるはずだが、どうだろうか。最近のドル安模様からして、かなり期待が持てると考えている。今回も今までとおなじパターンとすると月の前半までが最高値となるはずだ。先のエントリーに書いたように、11月以降は株価・商品ともいったん崩れる可能性があるので、もし利食うとすれば、このパターンを見ながら11月中旬までに利食うのがよいだろう。



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さて、相場は徐々に動いているがまだ不安定だ。しかし、この後、だんだんと円安方向という見方は変えていない。

ところで、短期はともかく、ここから数ヶ月の動きを予測してみる。このところ、為替と株との連動がはっきりしてきた。市場が平常モードになってきた証拠だ。株が下がるとリスク懸念でドル円が下がり(円高)、ユーロドルも下がる(ドル高)ということだ。おそらくこの形は今後しばらく継続するだろう。それで、図はダウのチャートだが、昨年の暴落時の動きをふり返ると、青矢印で示したように、頂上に向かう前に数回大きく下落している部分があり(それぞれ4ヶ月程度)、ボラティリティが大きくなっていて、最後に頂上から大きく落ち始めている。落ちる時も一気ではなく、一度上げ下げしてから本格的下降になる。これはひじょうによく見られる暴落時の特徴である(過去の種々のチャートを参照されたい)。

ということで、今回は、株の本格的下落は、来年春以降と考えているが、そこまでにまず一度大きく下げてから頂上に向かうという動きがあると考えるのが妥当だ。為替のサイクルでは、前から述べているように11月中旬以降ドル円下落、正月過ぎに底、そして春に戻るという形が考えられるが、もし、株連動なら、株も同様な形となる可能性が高い。とすると、この動きは、暴落前のボラティリティ増加を示すプロセスと考えるとうまく整合する。つまり次のような形だ。

1 今月半ば程度まで円安(93円程度天井)。株高・商品高。
2 今月下旬あたりから、ドル円下落。リスク懸念再開。株安・商品安(金も)。
3 正月過ぎにいずれも底。
4 春から回復。株も新たな天井(前回暴落後新高値)を目指す。
5 その後、大暴落開始。

のようなサイクルがあって、暴落が始まるという道筋だ。つまり、これからの下降は暴落への露払い的なものとなるだろうという予測である。だから、いつまでもショートで突っ込むと危険な相場ということになるだろう。とはいえ、ここからずっとロングも危ない。タイミングを見てのトレードが必要だ。

ここで述べたのはひとつの仮説だが、従来も、暴落は、決して、一方向に単純には起きていない。前兆のボラティリティの増加、下降開始時の一旦の上昇、その後の急激な下降という一連のプロセスは必ず何らかの形で含まれている。ぜひ、これまでのチャートをご参照いただきたい。大恐慌時の株、サブプライム暴落開始時の為替など、みなそういう傾向があるのである。

昨年度のNY株では、ご覧のように2007年に一度RSIが70越えになってから、RSIはだんだんと下降しているのに、価格は上昇し、ダイバージェンス(乖離)となってから、大きく下降している。今年度はまだRSIは70までには余裕があり、おそらく次の下降からの戻しでRSIが70越えになり、そのあたりからダイバージェンスが見えてきて、大下降の入り口に入るということを想定している。



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ISMが55以上と予想以上の良好な値を示した。これに株も商品も為替も順当に反応した模様だ。今週はまだいろいろなイベントがあるが、まずはひとつをこなして、予想通りというところだ。ドル円の上昇もさることながら、ユーロドル、そして金の上昇が著しい。金が今日の段階で1060を越えてきたのはうれしい誤算である。数日前のエントリーに書いたように1030でかなり買い足したのでここは上がって欲しかったところ。このまま次のステップである1100ドルを目指す動きとなると予測している。


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