FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



昨晩のNY時間はアメリカがお休みのため動きは弱かったが、興味深い動きになった。すでに報道されているとおり、昼のうちに、ドバイ政府が、政府系企業であるドバイワールドとナキールの二社の債務繰り延べを打診している動きが発表されたからだ。いずれの社もNHKの例のドバイ特集などで有名なドバイ開発の中心企業であり、これにより、ドバイ関係の債務を持つ欧州金融への懸念に火がついた。急激なリスク懸念となり、円高となって、欧州株が下がり、(市場がお休みの)米国株先物も下がった。で、ここからが為替の話となる。
 
通常ならば、リスク懸念で、円高・ドル高になるはずだ。特に欧州懸念だからユーロの下げが大きいはず。昨晩もいったんはユーロドルが下がりはじめた。ところが、途中から、ユーロドルはむしろ上昇に転じた。つまり、今回は、円高と「ドル安」が発生しているのが従来と異なっている。ドルインデクスが75まで上昇してそこから下降していることに注意されたい。また、株が下げて、銀・白金が下げているのだが、金は逆に安定している。通貨の強い順序で言うと、概略次のようなイメージだ。

金 > 円 > ユーロ・ポンド > 豪 > ドル

昨日は米国がお休みだったので、今日のNYを見てみないと本当のところはわからないが、もし、米国債が下がるような気配があればかなり重大事だろう。そうでなくても、危機時にドル売り、金買いが発生していることは重く見なくてはいけない。危機時のドル売りは、単なるドルキャリーではない。すでに起きつつあるドルからの逃避が次のステージに入ってきたことになる。NYが開く今夜をはじめ、今後、しっかりと見ていく必要があるだろう。場合によっては、この後、新興国の株や通貨の急落もあり得る動きと見ている。こうなるとトレードとしては、上の序列の上位を買い、下位を売るところの、ドル円ショート・金ロングに限られてくる。そのあたりを中心に考えていきたい。



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いろいろ考えたが、円高で一番効率の良いのは、豪ドル円ショートだ。これは鉄則である。チャートも弱い。ということで、ここに集中。
 
といって、アメリカ人はお休みでしたね。^^;



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円高・ドル高の調整が来るかと思っていたら、案に相違して金の高騰からドル安(ドルインデクス下降)となり74をうかがったのが昨晩のNY。で、そのドル安に引き込まれるように、ドル円が下がり、しかも円高となって、クロス円の下降を引きおこしたのが、今日の東京。午後は、円高に付随しやすいドル高模様となって今に至っている。

金高→ドル安→ドル円下降→円高→クロス円下降→豪ドル等下降→ドル高

のような道筋である。ひじょうにめまぐるしい動きでどれが中期トレンドになるかまことに読みにくいが、現状、軽い調整はあるにせよ、ドル安トレンド継続という一昨日に変更した路線で考えている。
 
したがって、今後のトレードとしては、ここしばらくドル安にしても円高にしてもドル円は下げやすいので、ドル円は戻り売り。当面80円ローを目指した動きと考える。しかし、しばらくレンジになった88円あたりには戻りやすそうなので、戻りを待っての売りが効率がよさそうだ。ユーロドルはドル高で下げたら押し目買い、あたりを考えるが、いずれにせよ、もう少し動きが落ち着いてからゆっくりと決めていきたい。しばらくはポジションを限定して、無難なところでデイトレ風にやっていきたい。週またぎの大きなドル買いポジションなども少々危険なような気もする。

なお、付載の画像は、円インデクスのP&Fである。あとちょっとだけ円高になると、トリプルトップブレークアウトとなり、さらなる円高が実現し、しかもその目標値はきわめて高い。ドル円換算で軽く80円というところだろう。今後86円を割るようなことがあるとそのあとは相当なドル円下降が待っていると思う。いったん戻っても、結局はこちらを目指すのではないか。このブレークアウトがあればただちに報告したい。





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ご覧のように、為替の短期の方向性がたいへんにわかりにくくなっている。とりあえず、ドル安継続という見込みに方向転換したのであるが、円高が強くなってきたため、これに引かれてドル高の一時的発生の目もある。大調整とは言わなくても、小調整ぐらいなら、いつ発生しても不思議ではない。
 
ということで、今日はデイトレに徹した。ドル円ショートは86.5で利食い、ユーロポンドロングは今日のポンドの下落でかなり益が出たのでまとめて利食い。逆に、豪ドルやユーロドルのロングは下げたのでいったん損切りした。全体としてはまあいいトレードだった。ということで、久しぶりに為替はほぼスクエア。夕方になってドル円ショートをちょっと入れた程度だ。FXは、しばらくはこんな調子で見ていきたい。CFDは軽く金のロングを置いて放置としておく。下げたら押し目買い。上げたらちょっとずつ買い足しだ。


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他の通貨と比較してなぜか円に対してドル安ムードが集中してきた。ここまでの長い保ち合いのエネルギーによるのだろうか。結果としての現象は、円高だ。円高の場合は、数日前に書いたように豪ドルは下がるのが通例であり、ドルに対しても下がってきている。ここからの豪ドルは読みにくい。ドルインデクスの下げによる豪ドルの上げ(ドル安)と、円高要素による豪ドルの下げ(ドル高)が拮抗してくるからだ。いずれにせよ、あまり長期のポジションを置くべき時期ではない。デイトレで片付けるのが得策だ。自分も今日のところのドル円ショートは96.50で利食いした。もう少し様子をみてから次を決めていきたい。金は下げても痛くない程度に軽くロングとしている。




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昨晩のエントリーでは考え方の転換を示唆したが、その後も、金価格が牽引するドル安は急激に進んでいる。同時に、株、原油その他商品も高騰してきた。CRB指数も大幅上昇である。膨大に供給されたマネーが、実経済の需要不足によるデフレ要因から実際の貸し出しなどに利用されず、投機市場に流れ込んでいるのは明らかである。前に、この様子をチキンレースと形容したが、年末の調整要因にも拘わらず、誰一人として降りようとしないばかりか、ますます多くの人が参加してきているようだ。米国ドルへの不安という要素もないではない。それは各国中央銀行が、ドルではなく、金やその他の通貨への転換を行おうとしていることからわかる。それは基底にあるものであり、これから数年の相場の基礎的条件になるだろう。しかし、現時点での、ドル安の主たる原因は、やはり過剰流動性によるドルキャリーの投機であると考えている。たとえば、昨晩の急激なドル安に合わせて、米国債、たとえば代表的な10年債は急激な利回り低下となった。つまり価格上昇であり、むしろ買いが入っているのだ。本当に米国不信なら、ここでは国債は売られて利回りがあがっていかなくてはおかしい。やはり、日本と同じように、金融機関は有り余るお金の運用に困っており、国債にまで買いが入ってきたと解釈すべきであろう。
 
昨晩はユーロドルが1.51のオプション値を達成し、金もそろそろ1200のオプションをどうやら達成しそうである。そのあたりで一息ついてやや小さな調整になる可能性もあるだろうが、年末要素の暴落的相場はどうも回避されたという観測がますます有力になったと思う。自分も昨晩から徐々にドル売りに復帰しているが、まずは金の1200ドル達成を見届けてみて、徐々に金買いのポジションを増やす方向に進んでみるつもりである。年度末までに1500ドルくらいまでは見えてきたのではないか。ただし、まだチキンレースであるという認識は変えていない。ドルの大暴落(米国の株安・通貨安・国債安のトリプル安)までは、まだ一山ふた山あるはずだ。慎重に「投機」していきたい。

当面のトレードは、昨晩書いたポジションで置いている。具体的には、ドル円ショート、ユーロポンドロングを中心に、豪ドルドルロング、ユーロ豪ドルロング、ユーロドルロングという形に変更した。金が1200を越えて安定して上昇するようなら、さらにドル売り体制、ユーロ買いに移行するつもりだが、ここはまだポジション少なめで様子を見てみたい。ユーロポンドロングについては、ここで調整になっても上昇になりそうなので、やや大目にしている。

なおドルインデクスは74割れのアタックを開始してきた。MA50とMA200がデッドクロスしているのに注目されたい。画像の週足のように75から74まではあまりサポートがなく、現在の急落は理解できる。73.5あたりにサポートラインがあるようだ。74を割ったら、一度そのあたりを注意していきたい。



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アメリカがお休みの相場なのでまだそのまま信じるのは危険であるが、どうも今回想定していた調整はあまり大きくならずに終わるかもしれない。とするなら、以前の中期予測から、短期の大調整を削除した形、つまり、このまま春先あたりまでドル安による過剰流動性相場(商品高・株高・資源通貨高)が基本的には徐々に進行するという目もないわけではない。このあたり、週末にゆっくり分析してみたい。
 
ということでドル高方向のポジションは徐々に縮小している。まず、ドル円は戻り売り体制に変更。このまま80円方向に進むという可能性をより高く見積もる。銀ショートは金ロングと相殺してほぼゼロにして、週末までの動きをみてから、ネットロングに転じるかどうか決定。ユーロポンドロングは継続、というあたりである。
 
これで、もし調整が来なかったらまさに杞憂に終わったということになるが、まだ大きくロングにしていくことは止めたい。年末の最後の最後にハシゴを外すというパターンも当然あるからである。なんとも相場は難しいものだ。


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ここまでドル安が続くとちょっと先行きの予想は困難だ。ドル円は両建てで様子見。あとは、ユーロポンドロング、ユーロ豪ドルロングといったユーロクロスで様子を見ている。その他、金のロングでデイトレをしているが、急落も怖いのでポジション少なめだ。
 
感謝祭の明日、そして週末は相場が薄いと思われるので、仕掛け的動きも多い。ここは無理をする局面ではないだろう。前にも書いたが、ドル円(円の動向)、ユーロドル(ドルの動向)ともきわめて読みにくい。ここまで難しい相場もあまりないと思う。テクニカル的にも、ユーロドル、ドル円とも中途半端な位置であり、予測困難だ。金はテクニカル的にはどう見ても限界だが、むずかしい。ただ、どこまでも一直線で上がる相場もないのであり、まずは押し目を待つことにしよう。




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感謝祭前の相場が薄いところでドル安の動きが出てきた。なんとも悩ましい動きであるが、先日から書いているようにポジションは小さくしながら、適宜利食いを入れたりしている。主たるポジションはユーロポンドロング、ユーロドルショート、豪ドルショートだ。ドル円は残ったロングは89円から完全両建てなので、放置状態である。88円を割っていったらショートを増やして87円以下を目指したい。5年サイクルのボトムを目指すとすると、そろそろ上に行く時間はなくなってきたのではないか。
 
金ロング・銀ショートについても残ったところをロング・ショートさらに相殺してポジションは小さくしてある。ここから1180もあると見ておいた方がよさそうな雰囲気だ。なんともむずかしいところであるので、慎重に考えたい。




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相場はNYで膠着状態となった。明日木曜日はアメリカは感謝祭でそれまではほぼお休み状態なのだろう。明けの金曜日はいわゆるブラックフライデーで大売り出しの日で、その週末は、全米はショッピングでにぎわう。相場も、その日まではおとなしいだろう。しかし、なかなかドル高にはならないものだ。ゆっくりと待つのみ。こういう休みでひとリズムが入ると、エネルギーが蓄積されて、週末に、金などももう一相場の上げのクライマックスがあっても不思議ではないかもしれない。


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