ドル円が大きく下がったところで、103円で買ってみたが、今日は104円ローまで来たのですぐに売った。ドルスイスも同様に押し目で買った分は昼休みに売った。イメージどおりのトレードで今日は調子がいい。もうすこし大きく戻れば、クロス円売りでいってみたい。
今年の為替のテーマはテーパリング(QEの縮小)の影響がどこででるかという1点につきると思うが、その行動主体であるFRBのイェレンという人についてもう少し詳しく知りたいと思っていたところ、ちょうど折りよく、昨日届いたTime誌がイェレンの特集をしていたので、夕食後に流し読みをしてみた。中で、彼女が米国の景気の回復についてはかなり強い確信を持っていることに強く印象づけられた。ハト派とかいろいろ言われ、また、周辺にタカ派が増えたなど言われもするが、指標を見ながら、たんたんとテーパリングがなされていくと見ていいと思う。
ここ数年の間の世界景気はQEによって回ってきたのであり、それが縮小されれば、一時的な景気の悪化は免れない。しかし、FRB、そしてイェレンの見通しが正しければ、2014年は最後はめざましいリカバリーの年となるはずである。つまり、一時的な、株価の大きな下落・ドル円の下落・金の高騰、を経て、年末から来年にかけて、次のおおきな回復が来る、そういうシナリオに私は乗りたいと思う。日本の景気もそれによってさらに一段と上に進むと考えている。
しかし、そこで円安が止まるわけではない。為替はそのあたりから自律的に進みだし、2016年にはドル円は120円を突破し、さらにどんどんと上昇するだろう。その時の日本の景気がどういうものであるのか、輝かしい未来なのか、衰退への道なのか、他国との地域紛争なのか、それはまだよくわからない。ただ、円の減価とドルの上昇は確実に進むので、ドル円トレードを中心としたFXの黄金時代がやってくることは間違いないだろう。今から、着実にそれに備えておくことが重要である。
イェレンの伝記(ノーベル経済学賞を受賞した夫、ジョージ・アカロフとの出会いなどなど)を読みながら、ついつい、いろいろと想像にふけってしまったのである。
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何年も前から若林さんが言っているように150円も本当にあり得るなぁ、というくらいに長期では円安が止まる要因が思いつきませんね。
やまはさんの言う通りだと消費税アップのときに意外と円高が進んでパニック、しかし結局年末は既定通り円安110円オーバーなのでしょうかね?
直近でどうなるか見えにくいですね。
私的には、2月に向けてもう一回上げてから4月に向けて下げる線かなと思っています。
目安はドル円108円、日経16800円といったところでしょうか。
異次元緩和は、景気回復もさることながら、円安がさらに進めば止めると思われます。やはり2016年あたりが目処かと思います。
わらのいぬさん
そうですね。やはりドル円80円台は下の買いが強いので示現しないと考えるのが普通でしょうね。まずは90円まででレバレッジを組み立てておいていいと考えています。
たけるさん
ほんとうに当面が頭が痛いですね。1月中に102円になれば、下方向、105.5円を超えれば上方向、という風に見ています。そういう意味でここからの一週、二週は、春までの相場を占うものとしてきわめて重要ですね。
ほんとワクワクします。ここ数年はFX勝負の年ですね。
たけるさん
オージーすごい動きですね。サポートを破ってさらに下げる可能性が出てきています。売ってみたいところです。
彼は米国株に強気で今年もSP500で20~30%の上昇を見込んでいました。(先日の楽天証券の講演会と同じです)
ドル円が米国株に連動するなら今年も円安が進むかもしれません。
ダウ2万ドル、日経平均2万円に相当するようです。
一方、エリオットの宮田さんはダウは天井圏との見立てで今年は下落を予想しています。
堀古さんは現役運用者なのでどうしても彼の方が当たるような気がしてしまいます。
まだ1月なのでこの先どうなるかは神のみぞ知る、ですが。
そうですか。堀古氏はそういう見方なんですね。ただ、年末という点だと、宮田氏も大差ないかもしれません。途中の下げをどう見るかということになりますね。宮田氏は今日の月間レポートで、2015年以降、日経3万円もあると大胆に予測しています。ご参考までに。
http://www.sc.mufg.jp/report/mt_report/pdf/mtt140116.pdf
そもそも、無理やりインフレを起こしたら国債金利が高騰して日本国債が下落、銀行が国債売りをしてそれを日銀が買う→外資も売り崩してやがて新規国債発行停止となるかも
危機をあおる気はありませんがこれが現実です。
過去の負債はインフレにより、何も知られないまま国民に押し付けられます。
国家悪の一面が覗かれます。
景気がどうこう金儲けだけに浮かれてる人は、ひどい目に合うでしょう。
米国債の継続的購入は日本の国是=防衛費へのお礼?みたいなものなのである程度やむを得ないと思われます。インフレによる国債の債務の目減りはそのとおりで狙っているはずです。
国債金利の暴騰はないと考えています。徐々に上がるのは間違いないですが、危機というほどのことはなかろうかと。
おっしゃるようにインフレは来る可能性が高いです。それにそなえた投資行動をきちんとしておく必要があります。ひどい目にあわないような資産防衛ですね。
私が銀行の財務なら手持ちの国債を売ります。
また私がユダヤ系ヘッジファンドなら日本国債の空売りやCDSを仕掛けておきます→大儲け
でも問題点は、このようなことが一般国民に周知され議論されていないことです。
マスコミ、テレビ、ネット、政党への圧力がかなりあると考えられます。
この芸当ができるのは財務省とアメリカだけでしょう。
私は、超高齢化(1/3が高齢者)と過去の負債の精算という二大試練(加えてアメリカの属国化)がこれから来ると覚悟していますが、みなさまはどう考えますか?
というわけで、住宅ローンを固定金利で借り換えました(笑)。FXも円売りポジションを少し増やすかも知れません。
国債金利が時間をかけて2%以上になるということは賛成です。過去の金利のチャートを御覧下さい。今のような低金利状態は異常です。かならず2%以上に上昇するでしょう。(「暴騰」という言葉の定義問題ですが。)それが「危機」的状況かどうかについては私はそうでないと考えます。(1990年頃に戻るだけ)。マスコミは圧力じゃなくて、知らないだけでしょう。笑 わかっている者はしっかりと対策したいですね。
http://real-mortgage.yw-information.com/img2/30kokusai.jpg
gfさん
インフレ間違いないですね。現金の預金だけでは危ないですね。