ドル円が大きく崩れて下降に入った可能性がかなり濃厚になってきた。ただ、103円より下での買いはかなり強烈でそう簡単には突破できそうもない。下降に入ったとしてもゆるやかな動きになりそうだ。また、まだすこし上がある可能性も残されている。
1 5波上昇の最後が残っていて105円越えがまだある。
2 ここまでの5波上昇を大きな1波として、次の大きな下げの2波をすぐに形成する
3 ここまでの5波上昇を大きな1波として、次の大きな下げの2波のうちA波を形成し、戻りのB波、下げのC波とゆっくりと動く
など(後者の2つは今日の宮田レポートに細かな記述あり)が考えられるが、ファンダメンタルの情勢、金価格の動き、株の状況などを総合的に考えると3の可能性が一番たかいのではないか。この場合、ゆっくりと今年前半あるいは、今年いっぱいを使って下げていくということになる。
ということで、1としても3としても、まだドル円の上昇時期が折々にあることになるので、ドル円を押し目で買って(円売り)短期に手放すトレードを続けていきたい。またリスクヘッジにユーロ円等のクロス円は売っておきたい(円買い)。ドルスイスも押し目で買ってポジを貯めたり、一部を売ったりのドル買いで継続していきたい。
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五波残ってますか?
仮に残ってるとなると……
テクニカル的にはその可能性はかなり低いとは思います。QEの縮小(テーパリング)は確実に実行されてきており、ここから株も下がることもありえます。ただ、ゼロというわけではないでしょう。いずれにせよ、1月中の動きをみればこのあいだで頭打ちだったかどうか間違いなく判断できると思います。
今の状況、よくわからんですね。
テクニカル的には、やまはさんのおっしゃられることがよく分かるのですが…
そして自分もだいたい同じ結論ですが…
株価が上がっていく状況で、ドル円が下がっていくというのは、いささか自分には不思議で手を控えてます…
ファンダメンタル的に、何が原因で落ちるのでしょう?
勿論テーパリングで株が下がるのは分かるんですが…
原因は、先日の雇用統計の名残だと思います。
雇用統計には株価より為替の反応がいいのが通常なのですが、今回の為替の動きは、やや過敏に過ぎるような気もします。おっしゃるように、大きな崩落は株価主導になると思いますので、今回は急におおきな下げにはなりにくいと考えています。
最近は指標好結果や鷹派発言=実体経済好調で"買い"のような素直(もしかしたらバブル的心理)な反応が多いように思いますが、やまはさんはNY株が大きく下落するならばどのような理由だとお考えでしょうか?
「QEの早期終了」=「テーパリング〈緩和さきすぼみ化〉の急速な進展」、は株価の下落材料であることは間違いないと思います。従来のQEの歴史がそれを証明しています。
現在は、指標がいいと株高というムードがありますが、これは一時的なもので、今月、来月とテーパリングが進行すればじわじわと金切れになってきて、株価が下落してくると考えています。