ISMと雇用統計で、またぞろ米国利下げ期待が強くなり、ドル安に株高となっている。テクニカル的には、ドルインデクスの日足はまだ軽いフラットの動きの中での下げで、大きく変動する様子は見えない。したがって、今回は、まだドル高に戻る可能性が高いとみている。ただ、かなり波動が縮小してきており、上下どちらかにブレークするのも遠くはなさそうだ。ここは注目しておきたい。
ドル円が下がってきているが、これは上記のドル高是正による調整的な動きで、円売りの縮小ではない。その証拠に、クロス円の下降はほとんどなく、また、本ブログで、円安を測定するのに使っている、
ドル円・ドルインデクスレシオの日足を見ても、あいかわらず上昇(=円安)である。むしろ円売りが強くなっているというのが実状だ。
ということで、現状では、ドル単独の波動によるドル安で、またドル高に戻ってドル円が上昇開始する方のシナリオを有利としておきたい。ロングポジションも警戒しつつ維持、4時間足での上昇がしっかりしてくるのを観察しておきたい。
ドル安に伴って、ゴールド・原油が高くなっているのは理屈通りだが、暗号通貨が下げているのがやや不審。ただ、マウントゴックスの資金返済など特殊要因があるので、一時的なものだろう。ビットコインについては、ETFとして巨大資金が関与を始めているので、大きな下げはないと考える。自分は、あとは上がるのを待つばかりというスタンスだ。