先週は、ドル安・株高・金高の動きと見ていたが、週の途中でイタリア問題がクローズアップされて、一度下に大きく動いてしまった。金も1800ドルで一部利食ったが、多くは残して、下から押し目買いというトレードだった。全体としては、今の1780ドルでようやくトントンというあたり。相変わらず欧州に振り回された一週間だった。今週は、もう一度1800ドルトライになると思うので、期待したい。先週の動きから、来年前半にも再度1900ドル越え2000ドル達成の可能性がやや高くなったのではないか。
いろいろ見ている指標だが、米国の信用乗数=貨幣乗数(マネーストック÷マネタリーベース)がこのところ上向きであることが気になるところだ。これが本当に上昇を始めると、米国の景気は底打ちということになる。まだなんとも言えないが、これには注目される(画像参照)。あれこれ言われるものの米国株価は結構強いが、この裏付けとして、マネーサプライの実質的伸びがあることは頭に入れておきたい。もちろん、一時的な上昇ということはあり得るので、今後の動きを注視したい。
欧州については、まだいろいろとあると思うが、イタリアその他が本格的に問題となるまでにはあと1年はかかるだろう。ユーロドルはゆっくりと着実に落ちていくと思うが、当面は、ドル安が勝つ可能性も高い。
ドル円は読みにくくなった。IMFからのお墨付きももらって、76円台ではさらに日銀が覆面介入をしてきそうである。ドル円については、当面トレードはしない予定である。半年以内にはドル円の大底が来るという立場で、買いのチャンスをうかがっておきたい。
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やまは様の貴金属の価格分析が当たると私も嬉しいです。
とか言いつつ高値越えストップで売ってみましたが、今晩瞬殺されるかもです(苦笑)
本格的な売りは来年からでしょうか。。
意外とあっけなく誤発注でドル安終わる気もします。。
『ギリシャ 財政破綻への処方箋~監査に立ち上がる市民たち~』では、不当債務であり返済の義務はないんじゃないかという意見が出ていました。過去に独仏から融資を受ける際の条件(ある商品を購入する見返り)等にも驚きました。
この番組のみ無料で下記にて現在視聴できるようです。http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/111107.html