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1970年~73年の洋楽 ⑦ ゲイル・マコーミック「Gonna Be Allright Now」「涙の想い出」

 

 ゲイル・マコーミック(Gayle McCormic)の”Gonna Be Alright Now”です。ゲイル・マコーミックは1969年に結成されたロック・バンド「スミス(Smith)」の女性ヴォーカルで、スミス加入前にはポップ・グループ「GayleMcCormic&Cllasmenn」のリード・シンガーで数枚シングルをリリースしています。

 スミスはアルバム「A Group Called Smith」(1969年)、「Minus-Plus」(1970年)をダンヒル・レコード(Dunhill Record)からリリース、シングル・カットされた"ベイビー・イッツ・ユー(Baby It's You)"は全米5位にランク、年間チャートでも28位にランクされるミリオン・セラーなりました。スミスはロック・バンドでもダンヒルらしいポップ寄りのサウンドでした。

 グループ解散後ゲイル・マコーミックはソロ歌手としてデビューし、ダンヒル・レコードからソロ・アルバム「Gayle McCormic」(1971年)をリリース、プロデュースは前回のブログで紹介したグラスルーツの「恋は二人のハーモニー」を作曲したブライアン・ポッター(Braian Potter)とデニス・ランバート(Dennis Lambert)のコンビです。アルバム中5曲が2人のナンバーで、残りの5曲はカーペンターズの"スーパー・スター(Super Star)"などのカヴァーです。

 UPしたのはアルバム「Gayle McCormic」から"Gonna Be Allright Now"(ブライアン・ポッターとデニス・ランバート作曲)で、米国ではシングルがリリースされましたが、100位以内にも入りませんでした。日本ではシングルは発売されていないと思います。とても良い曲(メロディー)で、特にサビのGonna Be Allright Nowからが素晴らしく何度も聴いてしまいました。なぜこんな良い曲がヒットしなかったのか不思議で、隠れた1970年代ポップスの名曲だと思います。

 

 

 

 ゲイル・マコーミックの"涙の思い出(It' Crying Shame)"(東芝HR-2906)で、ブライアン・ポッターとデニス・ランバートの作品です。1971年秋には全米44位にランクされました。日本でこの曲はソウルファン・クラブ系の人達に近年再評価され人気があります。ソロ・アルバムからは3枚目のシングル、ミラクルズ(Miracles)のカヴァー"私に首ったけ(You Really Got Hold on Me)"(東芝IPR-2993)がリリースされ、全米98位にランクされました。

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