闇金ウシジマくん 2 (2)小学館このアイテムの詳細を見る |
長いタイトルは待望の『闇金ウシジマくん・2』の中のネームから。
今日はいつも以上に悪意むき出しなので、タレント中傷ネタの嫌いな方は読まないでください。
『闇金ウシジマくん・2』真鍋昌平(小学館・ビッグコミックス)
10日で5割の法外な利子を取る闇金融の社長・丑嶋のもとを、暴走族のヘッド・愛沢が訪れた。
プータローのヤンキー少年・マサルをかたに金を借りたいという。
それが丑嶋と愛沢、マサルの因縁の始まりだった…
1~2話でエピソードが完結していた1巻と違って、今回はヤクザの若い幹部候補生も絡んで長いストーリーとなり、続きは3巻に持ち越されることとなった。
しかし今回もネームやコマ割りなど、どん底を生きる人間描写の迫真さは健在。
タイトルに引用したセリフは、コンビニの前でたむろっているような不気味な子供たちが、なついていた筈のマサルを裏切ってつぶやく。
他にも、若いヤクザの食べ方が犬食いで汚く、兄貴分に注意されるあたりの描写もスゴい。
以前に、保険・金融関係のCMはムカつくものが多いと書いたが、私の最も不快に感じるCMは、多くの人が指摘する「よーく考えよー、お金は大事だよー」ではなく、中山エミリが臨月の妊婦の呼吸法に合わせて「三井住友VISAカード!」と連呼するものであった。
最近では銀行系のサラ金が、結婚した乙葉を広告に使い続けているのがかなり目障りである。
サラ金は小野真弓や安田美沙子など庶民的なテイストの娘を使うという暗黙の了解のようなものがあったので、結婚していなくても乙葉は反則なのだが、銀行の「どーせサラ金の客なんて無神経なバカばっかりだろ?」という安直な傲慢さが透けて見える。
藤井隆は誠実そうな男なので、決して乙葉に中出しした後、ベッドで煙草を吸いながら「キャッシュワンから金を借りるヤツってバカだよな…」などとは言わないと思うが、心の中で思ってないとは言い切れない。