Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

さらばホルスト・シュタイン

2008-07-31 | Weblog
 指揮者ホルスト・シュタイン氏が亡くなったそうで。学生時代にN響で何度も聞きました。こういう話で悪口もなんだけど、小澤やバレンボイムのような、どこまで本当なのか疑わしい武勇伝や伝説だけで支えられてるような虚像の指揮者ではなく、本当の意味で正当派な演奏をしてくれる大指揮者でした。サヴァリッシュももう事実上引退だし、ドイツ的職人指揮者がどんどん少なくなりさびしい(ティーレマンはまったく違うタイプだと思う。)ご冥福をお祈りいたします。

猛獣に食われる刑

2008-07-29 | Weblog
 連続する無差別殺人をみていると、もう死刑以上の刑を導入すべきではないかと思う。私が提案したい刑は、

「猛獣に食い殺される刑」だ。

 サメ、熊、ピラニア、こいつらの餌にするのである。もうこれしかない。ここをみてホオジロザメの凄みをみてもらいたい。これは映画ではない、本物のGreat White Sharkである。この野生生物の凄みを子供のときから見させておけば、おいそれと突発的な犯行などしないのではないか?生物として上位の捕食者にたいする恐怖は圧倒的である。一昔前なら、悪いことすると地獄に堕ちるとか、鬼がさらいに来るとか、そういった民間レベルでの犯罪抑制機能があったのだが、それが廃れてしまった今、本当の「鬼」を投入すべきだと思う。本気でそう思う。ちなみにホオジロザメはワシントン条約で保護されているわけで、その餌になるなら地球に優しいといえる。

伝統文化

2008-07-28 | Weblog
 いつものお寿司屋に充電に赴いた。給料日だったので少々待ったが、店長の前に座ることができ、色々とサービスしてもらう。新サンマ、生シラス、イワガキ、そして青柳が特に素晴らしかった。寿司の醍醐味はやはり、その旬の魚介を複数味わえることで、これだけは家では絶対にできない。それにしても、寿司の板前は格好いい職業だと思う。料理人としての腕が素晴らしいことも重要だが、きちんと対面で接待もできないといけない。無口な頑固職人なんてのは許されない。たまに、客に会話もさせないとか、自分の流儀が気に入らないなら食べるな!とかいう料理人がいるが、接客とは何か?という基本を考えた方が良い。自分の腕に自信がないから、そういう表面的な職人演技で誤魔化しているように感じる。
 炎天下、楽器をかついで合奏練習に参加。おざなりのまま進むのかな・・と思っていたリズムやかみ合わせに焦点があたり、いい練習だった思う。全部の楽器がいっせいに同じリズムを刻むというのは譜面的には単純だが、機能美というものを求められるので、実は非常に難しい。精神論や根性で押し通せないので、アマチュアの最大の弱点でもある。こういうときこそバスが積極的に導かねばならないのだが・・・自分はお祭りでアップアップ。義務を果たせていない。
 日本の名随筆集「茶」を呼んでいるが、伊藤左千夫と柳宗悦が、現在の千家にみられるような格式化された茶道を滅多切りにしているのが痛快だった。茶道は非常に興味あるのだが、着物姿でずらーと並ぶ茶会なぞをみるに、これに一体何の目的なんだろうか?と不思議に思っていた。日本の伝統文化にみられる家元制度は、作法をより複雑化して、それらすべてを権威づけにし、あえて封建的な制度を維持しようとしているように思う。茶道も華道も日本の生活文化の筆頭ということになっているが、実は庶民レベルでは全く浸透してない。珈琲や紅茶・ワインはよく知っていても、花や茶は全く知らないというのが今の日本人だ。伝統文化を継承するといいながら、広い普及につとめていない姿勢は責められてもいいと思う。

小泉首相の元秘書の著書に口利き話が?

2008-07-24 | Weblog
 教員採用詐欺問題:先週号の週刊新潮に、小泉元首相の政策秘書であった飯島勲氏が、自著で教員の口利きを暴露しているという記事があった。調度、図書館へ行く予定があったので、この本(文庫)を借りて読んでみたのだが・・・。確かにしっかりと書いてあったよ!ただ、大分の件とは違い、面接審査をする校長のほうに工作するらしく、面接試験からあがってきた点数に手を加えるというものではないようだ。校長というものは元来保守層であり、自分の学校に来る人間がアカであっては困るので、自民の推薦がある人は安心してとれるという思惑もあるらしい。それにしても、こんな美味しそうなネタをマスコミが一言も騒がないのは、箝口令でも出ているのか?食品偽装はあれだけ大騒ぎでやるのにね。というわけで、掲載してみる。

「ある支援者から国語の教員になりたいという学生がいるので、面倒をみてくれないかという陳情をうけた。学生は運良く教員採用試験にも合格し、わが先生の紹介を受けて晴れて教員に内定。さっそく長崎屋のカステラでもぶらさげて、事務所にお礼にやってきたりもした。」(しかしこの学生は卒業単位が、それも国語教育の単位がとれそうにないと泣きついてきた。)
「略・・こいつはあきれた学生だ。国語の先生になろうという者が国語教育の単位が取れないというのだから、さすがに腹が立った私は「略・・そんなことは自分でなんとかしろ!」と怒鳴りつけてはみたものの、有力な支援者からの依頼ということになると無碍に扱うわけにもいかない。結局、私が大学に説明に出向いて、なんとかかんとか卒業の基準を満たすように、拝み倒したのだった。それにしても、国語科教育法の単位も満足にとれないで国語の先生になったのだから、教わるほうの生徒はたまったものではありませんな。」

 「無理矢理及第にさせた」というところに、政治家の教育問題にかける姿勢がしれる。飯島氏は面白おかしく書いているつもりだが、氏が首相の秘書という立場で、国力を上げるために優秀な人材をという気持ちがあったら、このような陳情はとても受け付けられるものではないと思うのだが。やはり政治家にとっては、支援者=神様なのか。民主主義政治=衆愚政治というわけですね。さすがに裏口入学の斡旋は不可能とは書いてあったが・・それでも何とかしてくれと食い下がる支援者には、支援は無理だが合否を早めに教えるという方法をとるらしい。もし合格してれば(自力でだが)、舞い上がった支援者は「先生のお陰です!」とお土産をくれるし、不合格の場合は「無理でした。すいません」で済む。大分の事件後に各自治体が「口利きはしていないが、合否は発表以前に連絡した」という見解を発表しているが、どうやらこういうことらしい。

つれづれー夏ー

2008-07-24 | Weblog
 蒸し暑い日が続くが、家にいるときは極力クーラーを使わないようにしている。特に就寝中はなにがあっても使わない。暑い夏に汗をかくのは日本の風情の1つ。窓を開けて風を意識し、虫の音を聞くのも一興(治安の問題もあるかもしれないが)。冷房がこれだけ普及したのはここ20年ほどであり、それまでは夏はこういうものだということで、人間は色々と乗り切る工夫をしてきたのだ。それが季節の文化である。「冷房をがんがんにかけて、冬布団で寝る」とかいう馬鹿者がいるが、体を壊すだけでなく、心も破壊しているように思う。さらに甚だしい電気の無駄使いでもある。意外にこういう輩が昼間は「エコ!環境!」とか叫んでいたりするのだが・・・大丈夫ですか?環境系を標榜している先生たち?

 そういえば今日は土用の丑である。大量に出回る日は質も下がるので、日を改めて食べに行こう。ちなみにウナギに刺身がないのは、その血清に毒素が入っているからである。毒はタンパク質なので加熱で簡単に失活するのだが、フグといいウナギといい、日本人の毒魚好みは面白い。

中西学 またしても戴冠ならず。

2008-07-23 | Weblog
 今回こそは会社からのプッシュがあると思っていたのだけどなあ・・。試合後の武藤の言葉「なぜあいつが王座になれねえのかわからねえ」のとおり、中西学がIWGPを戴冠できないことは現プロレス界の最大の謎である。同世代で戴冠できてないのは彼一人だけだ。あの天山ですら、複数回も戴冠できているというのに。中西は「背丈のあるナチュラルマッチョな肉体」という、今では天然記念物のようになってしまったプロレスラーの理想体型を維持しているし、アマレス元オリンピック代表という素晴らしい肩書きも持ち合わせている。一体、彼のなにがいけないのか?K-1で素人外人にKOされたことはさすがにもう過去のことだし、「バカだから」という理由だけでこの冷遇はなかろう。中西はもう41歳である。20代の若手がたいした下積みもなく戴冠している中で、黙って負け役に甘んじているあたり、なにか会社に対して従わざるをえない貸しがあるのかもしれないが(大人の理由)、会場での中西へのファンの声援は誰よりも大きいらしいし、「さんまのからくりテレビ」で魅せた彼のナチュラルさは、彼の個性がプロレスファン以外の心も掴めることを示している(と思う)。会社もこういう世間の気持ちを汲んでプロレス業界を盛り上げてほしいものだ。思うに、今回の負けはこれから始まる「中西政権」への序章にしか過ぎず、この夏のG1で涙の優勝を飾り、武藤に再挑戦、そしてIWGP戴冠というシナリオが控えているのではなかろうか・・・と妄想したりする。

ジブリはなぜ声優を起用しないのか?

2008-07-22 | Weblog
 アニメのキャラにおいて、絵と声は表裏一体である。たとえ俳優として優秀でも、声優としてつとまるとは限らない。ジブリも「ととろ」あたりまではきちんと声優を使っていたのだが、金に目がくらんで客寄せを考えるようになったのか、もののけ姫あたりから俳優を起用するようになった。もののけ姫の石田ゆり子は酷い棒読みだったし、三輪明弘はもぞもぞ何をいってるんだかわからない。絵は文句なくすばらしかったのに、声でクオリティを下げていた。その後のスタジオジブリ作品は下降の一途をたどるのだが、これはプロの声優を起用しないことと無関係ではないと思う。
 今回のポニョも山口智子や長島一茂(w)が声役で参加するらしいが、長島一茂はどうやら流行の口利きで起用されたようだ。(スタジオジブリ出身者の一茂のマネジャーの売り込みで起用が決まったという意外な経緯もあった。)作品の前評価も賛否両論らしいが、もはやナウシカのような作品はこのスタジオからは生まれることはないのだろう。金が潤沢になり何でもできるようになると、人間は工夫するという一番人間らしい美点を失うのだと思う。現在のスピルバーグもルーカス(こいつはもとから無能か・・。)そうだと思う。若い世代に期待したい。

連休

2008-07-21 | Weblog
3連休。休みはいいですね。平日は休日のために存在するのだ。
 合奏練習に参加した。真夏の炎天下に楽器を持ち歩くことは久しぶり。この時期、普通はオフだしな。楽器ケースについた汗の痕を見て、学生時代を思い出した。湿気がきついせいか、楽器の鳴りが悪かった。
 入谷の朝顔市へいった。秋葉原の事件があったせいか、今年の道路封鎖は厳重だったように思う。今年はどの品種を買うか決めてあったので、タッチアンドゴーで現地を離れる。早速、今朝からきれいな花を咲かせてくれた。4色入りということだが、去年は3色(赤・青・白)だったので、もう一色が何色なのか楽しみだ。
 図書館へ行く。購入しようと考えていたベーム・バックハウスのDVDを開架に発見。観たかったバックハウスの映像は、既に購入済みのものと同じだったが、カップリングで入っていたベーム・ウィーン響のグレートやモーツァルト(33、39)もなかなか見ごたえがあった。それにしても、ベームの指揮ってどこで入っていいのかさっぱりわからない。

バーンスタイン

2008-07-18 | Weblog
愛聴盤の中に、バーンスタインが指揮したものが結構多いことを最近になって認識した。メンデルスゾーン(特にニューヨークフィルとのスコッチ)、以前に書いたウィーンフィルとのモーツァルト、ベートーヴェン(1番が特に好き)、ウィーンフィルとのブラームス、そしてマーラー。
 今、マーラーのDVDの全集から8番を視ているが・・・鳥肌が立ちまくりである。バーンスタインは汗だくで歌をくちずさみつつ、独創的な指揮でウィーンフィルを駆動する。会場はムジークフェラインではなくコンツェルトハウスなのだが、オペラハウスのような大きな美しい丸天井と、古代神殿のような背後の円柱が、千人という大編成にも負けないだけの存在感を醸し出している。(これはモダンのコンサートホールでは決して味わえない。)金管のバンダは3階の桟敷正面にずらっと並べられ(写真)、非常に神々しい。1楽章最後の大盛り上がりの箇所は、何度視ても脳みそが揺れるほどの感動である。ソプラノが絶叫するときに、バーンスタインがジャンプするのが格好いい。
このマーラー全集は、とにかくカメラワークがすばらしい。後から撮ってはめ込んだ画像もあるのかもしれないが、殆どが実況録画をもとに構成されており、臨場感を存分に味わうことが出来る。カラヤンのように、「俺だけ撮れ!」ではなく、旋律のキーとなる楽器を細かく追っており、奏者の表情もきちんと映る。古き良き時代のウィーンフィルの奏者をこれだけ大写しに視ることができるのは、この全集くらいではないか?スタジオ録画のカラヤン・ビデオは、映像そのものを芸術作品にしようとする意気込みのあまり、皮肉にも音楽の連続性というものが失われてしまっていて興ざめになるのだが、このバーンスタインの映像は「記録映画」のスタイルになっているので、自然に鑑賞することができる。映像や音質は決して良いとはいえないが(私はノスタルジックを感じて好きだが)、オーケストラをやる人間にとっては、非常に勉強になるシリーズだと思う。
 同じくウィーンフィルとのコンビによるブラームスの交響曲・協奏曲全集もすでに発売されているのだが、こちらも是非欲しいのだ。ええい、もう買ってしまうか。さらに、まだ発売されていないが、ベートーヴェンの全集もあるんだよな・・。

ツレヅーレ

2008-07-11 | Weblog
 石原閣下がサミットの出来について怒ってますが、まさにそのとおりだと思う。大金かけて場所整備して警備して、結局は「確認しあった」とか「認識した」とか抽象的な表現の結果ばかり。このレベルなら電話会談で済むのではなかろうか?温暖化問題にしても全然やる気なし。裏を返せば、それほどたいした問題ではないということ。本当に地球の危機が近いのなら必死でやるだろう。

 怒り愚痴が続いたので、ここ最近よく聴いたもの読んだもの観たもの

池澤夏樹:「マリコ・マリキータ」古本105円。
澁澤龍彦:犬狼都市(初版)
モーム:「月と六ペンス」再読。ジャン・クリストフと正反対。
セルバンテス:ドン・キホーテ(前編1・2)古本105円。いまになって面白さがわかった。ドンキの基地外っぷりにイラっとしまくる。6巻全部読めそうだ。
吉行淳之介:「闇の中の祝祭」不倫文学。
日本名随筆集「庭」「菜」「蕎麦(別冊)」(図書館。全巻(100巻・・)読むぞ)
ガンダム・The Originララァ編:テレビ版にほぼ遵守。

・新しく聴いたCD(ミケランジェリ以外は図書館)
W・レーピン・ヴィルトオーゾ曲集(絶品!)
デニス・ブレイン:モーツァルト・ホルン協奏曲集(カラヤン指揮)
モーツァルト:木管協奏曲集(ドホナーニ指揮)
クロノスカルテット:Mugam Sayagi: Music of Franghiz Ali-Zadeh
コルンゴルド:オペラ「死の都」
エルガー:エニグマ変奏曲(マッケラス・ロイヤルフィル)
マーラー:復活(ブーレーズ・ウィーンフィル)6番ほどの切れ無し。
五嶋みどり:フランス・ソナタ集(プーランク、サンサーンス等)
ギル・シャハム:プロコフィエフVnソナタ集
ミケランジェリ(10CDBox):バッハ・シャコンヌ(他)ピアノのシャコンヌは始めて聴いた。意外に色物を弾いていたんだな>ミケランジェリ。

・観たもの
007は二度死ぬ(日本を舞台にした異色作。公安特別部隊が忍者)
オリエント急行殺人事件(名優そろい踏みの豪華作。バーグマンが好演)
ランボー(ベトナム帰還兵の苦悩を描いた社会派傑作)

・原点回帰
フルトヴェングラー:マンフレッド序曲(ライブ)これこそが音楽。回転寿司ばかり食べていたので、老舗の味にびっくり仰天で感涙という感じ。
バックハウス:ベートーヴェンソナタ集9(30-32)。神と言えよう・・。

さげまん

2008-07-10 | Weblog
 二軍に落ちてる選手会長が、シーズン中に朝までオカマバーで芸能人と一緒にバカ騒ぎですか。素晴らしいアスリートです。他の女性も口説いてたらしいから、余罪は沢山ありそうだな。こういう遊びが好きなら、わざわざ結婚なんかしなければいいのに。
 女のほうは、もう愛人体質なんだろう。独身だから別に何してもかまわないけど、こんなビッチに偉そうな顔をして世評を切ってもらいなくないものだ。まあ、テレビの報道番組なんてそのレベルといえばそこまでなんだろうが。こういう女性をサゲマンっていうんだろうなあ。

地球寒冷化

2008-07-10 | Weblog
ガソリンの高騰で、車の使用率が下がっているとか。渋滞も減り、駐車場も空きが出てるとか。いやあ素晴らしいエコじゃあないですか。さっそく、サミットの効果がでてますね>福田総理。しかし、本当にCO2を減らすのならこれなんだよな。企業の排ガス規制とか、エコ商品を買うとか、そんな机上のまやかしでなくね。問題を解決するなら根本から正すのが王道。車の稼働率が減れば、道路がすいて、運送もスムーズに流れるし、空気も綺麗になるし、さらに自転車の使用や徒歩通勤等で運動量も増えて健康にもよい。いいことづくめじゃあないですか。

 といっても、温暖化の原因はCO2なんかでは決してないのだがな。最新の研究では、昨年末あたりから、地球は寒冷化しはじめているという情報もある。200~300年周期で変動するらしい。必死に騒いでいる政府ーマスコミー科学者、もし寒冷化が進行してきたらどうやって言い訳するのかしら。

 
 教員採用で、コネが横行(大分):こんなのうちの地元でも噂は昔からある。というか当たり前?親が先生だと子供も先生になりやすいとか。ゆとり教育がどうとか言っている以前の問題だよなあ。自分の小学校時代の先生にも、今思えば「そんな低学歴でよく先生やってますね?」というのが沢山いた。教師も地方ではなく国家レベルでの免許制にして、きちんと「教育学」を身につけたエキスパートだけが先生をしてもらいたいものだ。なんでこんな当たり前のことができないのか?

銀河鉄道・盗作

2008-07-09 | Weblog
 松本零士vs槇原敬之「銀河鉄道999盗作疑惑」:これまた、何とも濃いキャラ同士が争っているものだ。確かに、槇原の詩は偶然にしては似すぎているように思う。これは疑われても仕方がないのかも知れない。また、本件には関係ないとはいえ、槇原は覚醒剤使用で一度つかまってる。常識的に何かが欠けている人の可能性がある。かたや松本零士はというと、自作の著作権に非常に五月蠅い人で有名である。宇宙戦艦ヤマトの原作者は私だと主張して、泥沼の訴訟合戦をしたり(ヤマトの企画はもともとテレビ局で原作となる漫画はない。松本零士は美術として参加)、著作権は世襲制にして120年に伸ばすべきだなどと、とんちきな主張したりと、ちょっと老害が入ってきている痛いお方。まあ、絶頂期が20年前で、今はその遺産で食ってるようなものだから、必死になってしまうのかもね。
 そもそも「銀河鉄道」という単語そのものが、宮沢賢治からのパクリじゃないのかと思ったのだが、こちらは松本零士本人が「オマージュ」であると公言している上、遺族には使用の許可をもらってるから問題なしということらしい。とはいえ、999が描かれたときには、宮沢賢治自身はもう亡くなっていたから、彼が「銀河鉄道999」をどう思うのかはわからないけど、死人に口なしってことだね。

こんなのでいいのかな

2008-07-07 | Weblog
 週末のほうが充実している一週間ってどうなんだろうか?
仕事もそれなりに楽しいのだが、週七日学校に赴いていた学生時代とは正反対に、週末2日をがっちり休む体制になると、己の生活の質、いや人生の質を考えがちだ。このまま定年まで仕事を続けて、歳をくって、病気になって死ぬのかなと思うと、他にも色々とやりたいことや興味のあることをしたい・・・ただし収入にならない・・気持ちになる。この「収入にならない」興味ってのがまずいんだな。この興味というのは、音楽では決してないのだが、自分の中にくすぶるものがあると、人生に対して色々と疑問がわき上がるものである。1つの仕事を続けることさえ難しいこの世知辛い現代に、何をたわけたことを言ってるのかと思うが、こういう雑念を夢想することが自分の本体だと気付くと、自分というものの正体、立ち位置を改めて考えざるを得ない。

逆算

2008-07-03 | Weblog
こうすればこうなるかも?ではなく、こうするためにはどうする?という逆算の思考回路が、短期の成功には大切なのではないかと思う今日この頃。楽器もどういう音を出すかを明確に決めておいてから、そこへ近づくように筋肉と心を操るようにするべきなのだろう。ただ、人生という長い道程においては、この逆算法を取り入れるとつまらないかもしれない。必要・不必要関係なくいろいろと取り入れることで、化学調味料では再現不可能なごった煮のようなコクがでてくるのかもしれない。といっても、ジャイアンシチューになっては困るが。
 と、平日の晩に「ランボー」をみて感動している自分を肯定する。