聴きましたOrfeo社のバイエルン放送音源・バイロイト第9。冒頭はなんだか音がぶれて聞こえ、まとまりのない録音だと思っていたのだが、だんだんとクリアさが増してきて、2楽章ではEMI盤と全く違う前倒し感で推進します。3楽章の最後はEMI盤とおなじようですね。この楽章のフィナーレは感動的です。4楽章、主題の変奏が異様に熱い。これには鳥肌がたちました。コーダのプレストの駆け足はフルヴェンにしては遅いほうだけど、EMI盤よりは突っ走ってます。他の年代のライブ感に非常に近いですね。全体を通して弦楽器の音のかませかたが何とも力強い。なんというか、本番舞台だからこその燃焼というものを感じます。録音は、EMI盤がこもってまろやかな感じなのに対して、バイエルン盤は音がくっきりとして、立ち上がりが良く奥行きを感じる残響感があります。このあたりはリマスタリングによるところも大きいので、実際のところ何ともいえませんが。ただ、ヘッドフォンでよく聴くと、バイエルン盤はノイズが入ったり入らなかったりするところが明確に区別できて、もしかするとこれもつないでるのか?とか思ってしまいました。
いずれにせよ、自分としては、今回のバイエルン放送音源のほうがEMI盤より感動しました。今後はこちらをよく聴くと思います。これまでもやもやしてきたことが、少しだけ晴れました。私はバイエルン盤が本番だと思います。
いずれにせよ、自分としては、今回のバイエルン放送音源のほうがEMI盤より感動しました。今後はこちらをよく聴くと思います。これまでもやもやしてきたことが、少しだけ晴れました。私はバイエルン盤が本番だと思います。