Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

世界的にピークアウトか

2022-02-22 | Weblog
ロイターの推移表をみると、10日前は赤の増加表示ばかりだった欧州も、ほとんどが緑の下降となり、世界的にも増加傾向の国はアジアの一部となっている。日本も一応減少となっている。このまま下降を続けて3月半ばに国内1000人くらいになれば、緊急事態宣言を出すことなく収めることができたという事実で、インフルレべルの風邪に落とし込める?のではないかと期待できるが。経口薬も承認され始めるので、そろそろこのあたりでコロナ禍も収束してほしいものだ。

将来の天皇が裏口にパクリ

2022-02-17 | Weblog
将来の天皇・悠仁が裏口にパクリ:幼稚園も裏口(お茶の水大学付属幼稚園は入園に2度も抽選が必要で15倍近い難関なのだが、母親が大学の研究員であるものは面談だけで入れる特別枠がいきなり新設された。紀子は入学前年の2009年に突然、学振の「名誉特別研究員」なるものとしてお茶大に所属した)、高校も裏口(噂どおりお茶中と筑付の提携枠を利用。この制度は5年だけで今年2022年になぜか終わる)、そして昨年文学賞を受賞した旅行記は壮大なパクリだった。このパクリは本当にひどい。ガイドブックの文をパクっているのだが、それが「そのまま」ならまだ子供だから・・で許せそうだが、文言の前後を微妙に入れ替えて細工しているのが悪質である。受賞してオンラインで会見(原稿棒読み)までしている。さらには国立環境研究所のHP文章もパクっているらしい(小保方は米国FDAのHPを博士論文にコピペしていた)
ネットニュースは早々に消去されそうなので証拠に貼っておく。ニュースはこちら
悠仁の作文

ガイドブック


どこからどうみてもパクりなのに「ご指摘に感謝します。参考文献をつけ忘れました」との回答(この慇懃無礼さがまた苛立たしい。宮内庁は狙ってるだろ?)。これのどこに参考文献をつけるのだろうか?正直に、参考文献1)ガイドブックより剽窃、と書くぐらい度胸が据わっているのなら笑えるが。この文学賞は「第12回子どもノンフィクション文学(2021)」という九州主催のものだが、選考委員にズッコケシリーズの那須正幹先生が入っている(小学校時代にファンレターを出したら長い返事をいただいた。那須先生は昨年2021ご逝去された)那須先生はどちらかというと左翼系の人なのだが、それはそれで児童文学の専門家として真摯に選考されたのだと思う。それを裏切る形になったわけで、こちらのほうが許せない那須先生の講評に「紀行文のお手本のような作品だった」とあるが、先生うすうす気づいていた?
八百屋は野菜が専門、魚屋は魚介が専門、皇族は国民から敬意をもたれることが専門だと思う。しかるに、この秋篠宮一族はやることなすこと全てがその真逆を走っている。作文をパクったり裏口入学を続けるような人間が将来既定路線で天皇になるなら、日本の天皇制はもう終わりにしてもいいとつくづく思った。愛子天皇がかなわぬのなら今上天皇がラストエンペラーでもういいのではないか。

徒然:真田太平記

2022-02-16 | Weblog
最近見た映画とか
真田太平記(1985 NHK)全話:大河ではないが、大河と同等かそれ以上に作りこまれたNMK大型時代劇(45回)。歴史群像ものとしては最高の出来の一つではないだろうか。真田父子(丹波哲郎・渡哲也・草刈正雄)、それと一心同体の真田忍者軍団(夏八木勲・中村橋之助)、敵対する甲賀の徳川忍者軍団(佐藤慶・戸浦六宏・石橋蓮司)、秀吉、家康、ジョーカー的存在の真田の私生児・樋口角兵衛(榎木孝明)、真田を支える女性たち(遥くらら・紺野美沙子)、幸村と共に死ぬ佐平治(木之元亮)・・・原作が池波正太郎だけあって登場人物の配置にまったく無駄がない。敵味方に分かれてもお互いを気遣い、裏で助け合う真田一家。上田攻めでは徳川方に回った信之(渡哲也)に花を持たせるために、あえて幸村が周囲の小城を無血開城したり、九度山に流された真田父子のもとに信之が様々なルートで援助品を送ったり、大阪の陣のすきまにひっそりと兄弟であったり(ここは泣ける)。真田ものであり、歴史正史ものであり、そして忍者ものでもある。登場する役者が全て「きちんとした役者」であった頃の時代劇。これは殿堂入りの傑作である。(TSUTAYAで全巻レンタルした)
映画「プロフェッショナル(1966)」:バート・ランカスター、リー・マーヴィン主演の西部劇(なのか?)。NHKの録画である。メキシコとの国境境を舞台に、山賊に誘拐されたという若妻を奪還するために集められた「プロフェッショナル」たちの話。実はその山賊は主人公たちの昔の戦友で、雇い主はブルジョアで・・・(まあ誰がラスボスなのかはすぐわかった)。広大な西部の荒れ地やそこを横切る蒸気機関車、そして騎馬とショットガン。主要メンバーの殆どがオスカー受賞者とあって、顔の表情の変化ひとつでも楽しめる。NHKBSは毎日のように名作を流している。これまでチェックしてなかったがこれからは積極的に見ることにした。
映画「かげろう絵図(1959)」:市川雷蔵主演・松本清張原作。大奥を舞台にした陰謀の話で原作は有名なようだが、映画は冗長なうえに完結しない(続編の予定があったが作られなかった)。残念ながら失敗作だと思う。雷蔵もあまり登場しない。
映画「歌行燈(1960)」:市川雷蔵主演・泉鏡花原作。監督はかげろう絵図と同じ衣笠貞之助。古き良き日本の美しい住宅や習慣を堪能できる。雷蔵も勿論よいのだが、信欣三氏の演技が光った。
刑事コロンボ:大半を録画したので順に観ている。見れば見るほど古畑任三郎はコロンボのパクリだとわかる。70年代~80年代のアメリカの住宅や家具も楽しめる。
ジェイルバード:カートヴォネガットの長編。人生で感動した本のベスト10内には必ず入る(という本は10以上ありそうだが)。感想は後日

徒然:生乳余ってるのにチーズは値上げか、杜のスタジアムの周り樹木1000本を伐採する

2022-02-10 | Weblog
山を越えたので少し徒然
雪印メグがチーズを値上げ:雪印が家庭向けチーズを4~10%ほど値上げする。原材料価格や輸送費、包装資材費などが高騰していることが要因とのことだが、「生乳余りまくってたよね?」という突っ込みを誰もがするだろう。雪印は前科が多すぎるので「また何か偽装してるのでは?」と思ってしまうのも仕方ない。
神宮外苑の樹木892本を伐採:高層建築を作るらしい。東京にこれ以上建物必要なのか?これは断言できるが、東京は世界で一番景観の汚い街である。高いところから俯瞰したときの東京の街並みの「ごみ溜め感」は半端ない。この開発は新国立競技場の建て替えに伴う規制緩和によるものだそうだ。競技場を工事した大成建設のHPに「歴史ある明治神宮外苑の自然と調和し、100年後を見据え、エリア一帯の貴重な緑を未来に残し市民に開かれた「杜のスタジアム」とあるが、このコンセプトはまったくの大ウソだったわけですな。 これに限らず大規模開発って、必要性とか関係なく、何としても箱を作って儲けたい奴らが仕組んでいるんだよなあ。「再開発は三井不動産、明治神宮、日本スポーツ振興センター、伊藤忠商事が担う。神宮球場と秩父宮ラグビー場の建て替えに加えて、商業施設やオフィスの入る高さが185メートルと190メートルの2つの複合ビルなど複数の高層建築が計画されている。(東京新聞)」。土地・宗教・娯楽・商人のカルテットというところか。さっさと廃墟になってしまえ。
マスクをしないでフライトを遅らせた呉市の市議会議員:「新型コロナウイルスは存在しない」「ワクチンは人口削減が目的だ」などとSNSで発信し、マスクなどの感染対策についても「無意味だ」と主張している.(読売新聞)。人間の脳みそって本当に奥が深いなあ。65年の人生でどうやったらここまで思考を拗らせることができるんだろうか。市議会レベルだとこういった人間でも当選してしまうのが現実なのだ、何が民主主義だ、これだから選挙はダメなんだな。顔と実名を新聞ニュースに晒されてまともな家族親族はつらかろう

歴史の時間間隔

2022-02-08 | Weblog
関東を視点にすると、平将門の乱が939年、源義家の後三年の役1083年(150年後)、源平合戦ー鎌倉幕府成立1192年(110年後)、建武の新政ー室町幕府1336年(140年年後)、応仁の乱が1467年(130年後)、関ケ原ー江戸幕府開幕が1603年(130年後)、徳川吉宗8代将軍1716年(110年後)、大政奉還ー明治維新1867年(150年後)、現在2022年(150年後)

平将門が関東を駆け回っていたのは源頼朝の挙兵から250年も前なんだなあ。今から明治維新がたった150年前でしかないのに。

熊本のアサリの件

2022-02-04 | Weblog
馴染みの鮮魚店でも「熊本産アサリ」はよく売っている。アサリの殻は色とりどりなのが普通なのだが、熊本産の殻は模様がはっきりせず全体的に白くて均一な感があった。また殻の筋が深く、殻全体に厚みがあった。いつも見るアサリとは明らかに違っていたが、まあ九州ではこんなものかな?と思っていた。少し大きめなので値段は高めだった。買ったことは数度ある。味に特別な感想や記憶はないが、他の産地のものがある場合はそちらを買っていた(アサリはいつも2つの産地に分かれていて、混ぜられることはなかった)。アサリの殻の模様は育った環境で決まる。一般的に、砂地で育ったほうが色が濃く模様がくっきり出て、泥地で育てると模様はぼんやりしていると聞いたことがある。また殻の厚みは干潟では厚くなり、沖にでるほど薄くなるという。熊本産の殻で覚えた違和感はそのあたりが原因か。味が同じであれば別に中国産でも何でも構わないのでが、おそらく味もちょっと・・・なんだろうな。これを機会に国内での種苗が高まればと思う。最近アナウンサーを止めて大学の助教になった桝太一君は確かアサリの研究で修論を取っているはずだ。今回の件については専門家として何か意見があるだろうし、その抜群の知名度を生かしてアサリ業界を救うために人肌脱いでほしいものだ。
日本産でも中国産でもアサリはRuditapes philippinarumで同種である。どうやって見分けたのか気になったので調べたら、ミトコンドリアDNAやマイクロサテライトDNAで比較したようだ。

鎌倉殿の13人:裏読み

2022-02-03 | Weblog
自分はSFと時代劇が好きなのだなとつくづく思う今日この頃。
今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を見ている。三谷監督の現代劇テイストの時代劇は全く好みでないが、鎌倉幕府初期のドロドロの謀略の応酬は前々から興味深く思っていたので、これがどのように描かれていくのか楽しみにしている。史実のままなら、登場人物の大半は権力争いの果てに謀殺されることになる。無事に生き残るのは、北条政子・義時の姉弟と三浦義村ぐらいだが、三浦氏も次の代では北条に滅ぼされることになる。以下覚書

曾我兄弟:伊豆の実力者である伊東祐親(じさま)の娘(八重)との密通で得た子を祐親に殺された源頼朝が、報復として伊東祐親と所領でもめている工藤祐経に祐親を殺すように指示した。これが有名な「曾我兄弟の仇討」への伏線となる。史実では、工藤祐経は伊東祐親の暗殺に失敗するが、巻き添えで祐親の長男である河津祐泰が死ぬ。伊東祐親自身は富士川の合戦で頼朝に捉えられ赦免されるが、それを恥として自害する。その後、工藤祐経は頼朝の御家人となるが、殺された祐親の長男の子供たち(曾我兄弟)は北条時政の庇護のもとで成長し、後に頼朝が主催する巻き狩りの場で工藤祐経を討つことになる。この際に、曾我兄弟は頼朝をも狙ったとの記録がある。大河では北条時政の陰謀も絡んで描かれるのだろうか。史実では、仇討に巻き込まれた頼朝の横死の誤情報が鎌倉に伝えられ、嘆く北条政子に対して頼朝の弟である源範頼が「私がいるから源氏は大丈夫」と慰めた話が頼朝の耳に入り、「範頼に下心あり」と判断した頼朝は範頼を誅殺してしまう。
②阿波局(黄色い服の人):頼朝の兄弟(全8人)のうち無事に生き残ったものはいない。長兄義平から五男の希義までは平治の乱で戦死。六男が範頼(頼朝が謀殺)、八男の義円(義経の同母兄)は戦死、九男が義経である。七男の阿野全成も義経の同母兄であるが僧籍に入っている。北条政子の妹の実衣(黄色い服の人)、この全成の妻となる(阿波局)。阿野全成は頼朝亡き後も妻の実家である北条家の庇護のもとに権力をふるったが、二代将軍の頼家に疎まれて追放され殺される。この際に全成の3男(阿波局の子供ではない?)も連座で殺されている。阿波局は姉の政子の片腕的存在で、梶原景時(中村獅童)を追い落とす際にも一役買っている。また阿波局は3代将軍実朝の乳母となるのだが、阿波局は実朝の妻の実家である比企家(北条氏の最大のライバル)を敵視し、北条氏による比企氏殲滅の一因をつくっている。さらには、第三代将軍の実朝が暗殺された後、京都から公家将軍を迎える北条に対して実子の阿野時元が源氏嫡流(頼朝の兄弟である全成の子供なので権利は十分にある)を名乗って挙兵するのだが(もしくは北条に討手を差し向けられて挙兵)、時元叔は父にあたる北条義時に打ち取られることになる。つまり黄色い服の人は、夫も子供も乳母として面倒をみた実朝も皆殺されてしまう運命にある。

自由思想Freethought

2022-02-03 | Weblog
小説かKurt Vonnegut(カート・ヴォネガット)は自由思想家だったとのことだが、このありきたりに聞こえる「自由思想」というものは、欧州を中心に深い歴史があり、仏陀の思想にも近いという。以下はWikiのコピーだが、これまで自分が人生で煮詰めてきたORE哲学にかなり近い。
以下コピー

自由思想(じゆうしそう:Freethought、Freethinking)とは信条が科学、論理、理性に基づいて形成されなければならず、権威、伝統や様々なドグマによってはならないと考える思想的な立場

自由思想は確かな知識や理性に基づかずに特定の考えを受け入れたり拒絶したりしてはならないと考える。自由思想家は事実、科学的探求、理論に基づくべきであり、いかなる事実的/論理的誤謬、権威の影響、認知バイアス、常識、大衆文化、偏見、党派主義、伝統、都市伝説、あらゆる種類のドグマから独立して信条を構築するよう努める。宗教に適用されれば、自由思想家は通常、既知の事実、確立した科学理論に比べて宗教的な教義や超自然現象はそれを支持する不十分な証拠しかないと考えた。

要約しないカテゴライズしない

2022-02-02 | Weblog
なんでもわかりやすいストーリーに落とし込む。2極対立にする。カテゴライズする。階層分けする。こういうのが嫌い。バッハをバロック後期の作曲者として聞く必要なんてなくてバッハはバッハとして聞けばいい。料理だってこれはイタリアンとしてどうだとかではなく、ただ単純に美味しいのか気に入ったのか、それだけ。複雑なことを何でも単純化しない。ものごとの本質だけに視点をあて、それを自分の人生で磨いてきた(はずの)知識と感覚をもって自力で判断し、良いもの(Masterpiece)との出会いに喜ぶ。これこそが快楽主義。