Wilhelm-Wilhelm Mk2

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ワクチン反対派に思う

2021-08-30 | Weblog
ワクチン接種に慎重な姿勢は正しいと思う。これだけ短期間で開発された新しい概念のワクチンには疑ってかかるべきなのは当然だ。しかし慎重を超えて、科学的に滅茶苦茶な情報を鵜呑みにして執拗に反対を連呼している人々もいる。「mRNAは遺伝情報を書き換える!」などがその際たるものである。これにはRNAのことを説明しなくても簡単に反論できる。他のウィルスの感染のことを考えればいい。例えばノロウィルスに感染した場合、体内では億単位のノロウィルスが増殖し、腸管の上皮細胞に感染して侵入している。ノロウィルスの遺伝子はRNAなので、大量のノロウィルスRNAが腸管の細胞に存在することにになる。ではそのせいで人の遺伝子はノロウィルスに書き換えられるのだろうか?そんなことはバカバカし過ぎてこれまで誰も想像もしなかっただろう。

ワクチンに思う「ドイツの医学薬学は世界一!」

2021-08-29 | Weblog
ワクチン(ファイザー)をうった(初回)。ファイザーとモデルナのどちらにするか迷っていたが、職域接種(モデルナ)の申込直前にファイザーがアメリカで正式承認され、さらにモデルナの異物混入ニュースが出てきた。これは天の声と判断しファイザーにしようと近くの医院のHPを片っ端からあたったらネット予約で取れた。しかしその医院というのが・・・(これはまた後程。ああ天の声・・)。次回は5週間後に居住地の予約が取れている。ファイザーは3週間後の接種がしきたりになっているが、最新の論文では2回目は遅い方がよくて8週間後に最も免疫がつくとのこと。なのでちょうどいいかなと。とりあえず、今のところはインフルエンザワクチン接種でも発生するあの腕の痛みだけだが、まだ予断は許さない。

ちなみにファイザーの綴りPfizerを見たとき、学のある人ならドイツの会社かしら?と思うだろう。ファイザーは設立当初からアメリカの会社だが、創業者はドイツ系移民の化学者Karl Christian Friedrich Pfizerである。そしてファイザーのワクチンは実質的にはドイツのBiontechが開発したものなので、結局のところ「ドイツの医学薬学は世界一!」ということになるのか?


イスラエルと米国の感染状況

2021-08-23 | Weblog
ワクチン最大接種国のひとつであるイスラエル。一時期は完全に抑え込んだかのように見えたが、現在感染者は前回のピークと同じまで膨れ上がり、死者数も増加中だ。これを受けてイスラエルは3回目の接種を行うようだが・・・。
アメリカも同様に感染者死者ともに増加中だ。

つまりワクチン接種だけでは抑えることは不可能ということだ。世界的にみて感染を抑え込んでいるのは徹底的な隔離政策とロックダウンを行っているオーストラリアとニュージーランド、そして中国である。

日本の法制上ロックダウンができないというならば、せめて中国をまねて大規模入院施設(いわゆる野戦病院)の設営はぐらいはすべきではなかろうか。

テレビやYoutuberが感染増加の根源

2021-08-23 | Weblog
学習塾、美容院、百貨店などが続々と休業になる中、テレビをつけるとタレントがマスク無しで騒いでいる。実際は距離を置いて、アクリル板があるのかもしれないが、そのあたりはうまく編集して隠している(ようにみえる)。現実の状況から切り離されたああいう番組をずっと見続けていると、視聴者は自分たちも同様に騒いでいいと錯覚してしまうに違いない。勘違い女たちの集団芸いたっては、普通に頭寄せ合って歌っている。まあ口パクだから問題なしなのかもしれないが、これも視聴者にカラオケOKの錯覚を与えているに違いない。Youtuberでは、さらに酷いことになっている。小さな部屋で仲間内でアホ面さげてウェーイとかやってるのを見た(見てしまった)。

感染の歯止めがきかないのは、緊急事態宣言に慣れてしまったとか若者がワクチンをうたないとか色々というが、原因はこういったテレビやスマホから、「平常時と同じでいい」という一種のサブリミナル的な洗脳が入っているためと考える。これは決して間違えではないと思う。

さらば千葉真一 不破数右衛門

2021-08-21 | Weblog
千葉真一氏逝去。田中邦衛、田村正和に続いて大好きな俳優がまた一人去ってしまった。寂しい。
千葉真一の扮する柳生十兵衛も服部半蔵もいいが、私が一番気に入っているのは「赤穂城断絶(深作欣二1978)」の不破数右衛門だ。大石内蔵助(萬屋錦之介)を襲いに来た刺客を野生的な太刀裁きで瞬時に全滅させる千葉不破。吉良家の守護神:小林平八郎(故渡瀬恒彦)と10分にも及ぶ肉弾チャンバラ戦を披露する千葉不破。この千葉真一vs渡瀬恒彦のシーンは時代劇史上最高の決闘ではないだろうかと思う。

渡哲也、渡瀬恒彦、梅宮辰夫、菅原文太、松方弘樹・・・どんどん去ってゆく。杉良太郎、里見浩太朗、北大路欣也、松平健氏にはぜひ長生きしてもらいたい。

休業してぼろ儲けの店

2021-08-17 | Weblog
色々と徒然
・80年代の文化や風景や生活の映画をみるのが楽しい。結局自分の子供時代が一番なんだな。
・Youtube公式のルパン三世を観ている。手書きの画に躍動感があり声優もよくストーリーもよく、そして何よりおしゃれである。子供のころ夕方テレビをつけると、必ずやっていた。
・日本人は似合わない西洋の真似ごとを本気でやめたほうがいい。
・近代日本家屋の最悪のひとつは「サイディング」の壁である。あのプリントされた疑似「石壁」「レンガ壁」が本当に恥ずかしい
・最近観た映画(レンタル)。「ひとり狼」「昨日消えた男」(市川雷蔵)「戦争の犬たち」(C・ウォーケン)「レオン」
・市川雷蔵の声を聴いていると本当に気持ちがいい。セリフの少ない眠狂四郎よりも、コミカルな映画(現代劇)のほうが本来の雷蔵が出ている。
・プラモデル:クアドランローに苦しんでいるが、パテ成型も終わりつつあり、やっとゴールが見えてきた。隙間の時間にバイアラン(HGUC。2018年発売)を組み上げてみた。箱の大きさは私の経験では最高の厚みである。パーツの塗分けがほぼ完ぺきなので、これはこのまま艶消しスプレーをして終わりにしよう。新しいプラモは複雑な上に出来すぎていて、いじりようがない(私のレベルでは)。80年代の旧キットは単純なだけに想像力が沸く。
・閉店:近くの洒落たカジュアルフレンチのレストランが7月末で閉店していた。大変繁盛していて昔はよく家族で行ってスタッフの方とも仲良かったのだが・・・。閉店は間違いなくコロナのせいだろう。大きな店ほど被害が大きい。近所の零細ワインバー(素人店主が1人で運営。客席は5つ程度。ほとんど客は入ってない)はずっと臨時休業しているが、もし毎日6万もらえるなら店を閉めているだけで月150万の収入はかたい。あの店の規模ならぼろ儲けだろう。もともと客の入っていない個人店が濡れ手に粟で、大勢のスタッフを回して繁盛していた大きな店が閉店に追い込まれている。こんな不公平なことはない。補償金を配るなら昨年の売り上げに比例して配るべきだったのだ。何のための所得税なのか、マイナンバーなのか

また転売ヤーの話

2021-08-10 | Weblog
そろそろきちんとスジボリを覚えようと(プラモの話です)、色々と調べていたら「スジボリ堂のbmcタガネ」が一番良いという情報がたくさん見つかった。それならばとAmazonを検索したところ、なんとタガネ1本あたり8000円~10000円の値がついている。さすがにこの値段で即決するのは躊躇したので、他社製品も含めて情報集めをやり直した。するとYoutube動画で、このbmcタガネを2000円程度で購入したとさらっと発言しているものを見つけた(数年前の投稿)。もしや・・と思いスジボリ堂のHPをみると、やはり販売額は2000円代である(現在は生産中で発売停止)。そして「多くのお客さんに適正な価格で使用していただきたいので、一人一本までとさせていただきます。短期間で複数回購入された場合はお断りする場合があります」と書かれている。つまりbmcタガネは「転売ヤー」に買い占められてしまっているのだ。2000円程度の商品を1万円で売りさばいているわけですよ・・それもまだ現役の商品を。こんなことが許されていいのですかね?(池田信夫は資本主義経済の基本なのでOKとのこと)Amazonでクリックしなくてよかったと胸をなでおろす。結局、このbmcタガネがいつ再発売されるのかわからないので、今回は他社のタガネを買いました(これも2000円程度。評判はいい)。

最近、あるガンプラを発売したら(私のような中古旧キット好きには全く興味がないやつ)、あっという間に転売屋に買い占められてヤフオクやメルカリで高額出品されたというニュースがありました。結局これは、バンダイがすぐに再販することを宣言したため、転売屋の敗北(大損)という形に終わりそうです。さらには、ある模型雑誌の編集者が、この転売を容認どころか「買えないやつは努力が足りない」なんて煽ってしまったため大炎上となり、この編集者は解雇されてしまった事件もありました。そろそろ製造側や企業も、企業イメージを考えて対策を始めたということでしょうかね。

前にも書いたけど、転売屋ってのは「八百屋の野菜を買い占めて、隣で全て100円プラスして売る」行為なんだけど、これって最近よく目にする「中抜き」構造と類似点があるように思う。つまりブツ(仕事)を右から左に流すだけの作業で利益を得ているということです。どうすればこういったシステムを根本的に改善できるのかはわからないけど、個人レベルではものの価値をよく見極めて、それ相応の値段しか払わない・・・ということですかね。ネット通販を利用して、生産者から直に買うこともこれからドンドン進めていけばいい。そういう潮流になると百貨店なんかはつぶれてしまうかもしれませんがね。人手がないとかいってるけど、中抜きや転売といった「不労」な連中が沢山いるわけだから、彼らを表の世界に連れ出して、汗水たらして労働させれば、人手不足なんか一気に解消できるのではないでしょうか?

目くらましコンセプト

2021-08-09 | Weblog
美術でも音楽でも建築でも演劇でも何でもそうだが、予備知識のない初見の人の心に突きささるものこそが本物の芸術だと固く信じている。古代から現代まで残っている真の「芸術品」とはそういものだ。だからこそ芸術は永遠なのだ。「芸術」や「アート」という言葉が安っぽく乱発される現在、出来のよくないブツを補強する手段として、目くらまし的に「コンセプトを添える」ことが横行している。「この絵はこういうことを表しています」的な。ちょっと小難しい言葉を使って文学的に表現していかにも作品に深い意図と奥行きがあるように説明していたりする。どうも最近はコンセプトがしっかりしていないと作品として見てもらえない潮流もあるようだ(漫画ブルーピリオド)。では、ベートーヴェンは交響曲を披露するときに、自分の葛藤を説明文でつけたのか?パルテノン神殿は黄金比を説明した看板でも立てているのか?

昨日オリンピックの閉会式があったようだ。ニュースレベルしか見てないが(それでも雰囲気は伝わる)ネットの評判は酷いものだ。褒めている感想をみたことがない。「安っぽい」「まとまりがない」「見ていて恥ずかしい」「なぜ大竹しのぶ?」・・・こんなのばかりだ。私としてはエッフェル塔を背景にスモークで国旗を描いたパリの映像が新鮮だった

閉会式のコンセプト
【閉会式】東京五輪閉会式の式典チームが会見「とにかくカオスを作ろうと」
振付を担当した平原慎太郎氏はコンセプトを大会全体と同じ「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と調和)」に設定したと説明。ダンスやパフォーマンスは「とにかくカオスを作ろうとした。自分の中で社会はカオスだろうというのがあって、その中で秩序を見いだすのも社会の取り組み。まずカオスを作り、それを秩序化させていくプロセスを1つの音楽でみんなで楽しむ」との狙いで企画したという。

この本人は自分でも何を言っているのかわからなくなっているに違いない。御託を並べる前に、まずは万人から「よかった!」を引き出せるようなものを作ってみろと。





もがみ

2021-08-05 | Weblog
80年代を回顧するために生きています。再生回数を稼ぐためにウェーイしているユーチューバーは死ぬほど嫌いだけど、Youtubeに情報やメソッドを公開してくれる人たちには本当に感謝しています。音楽・料理・プラモ・DIY・・お世話になりすぎです。

・オリンピック終了まであと3日:関係者はもうなんでもいいからこのまま終わってくれと念じているんだろうな。無観客でも選手は十分にやれることがわかった。当初の「コンパクトな五輪」を体現できそうでよかったですね。
・ワクチンの副反応:Science Immunology (June/22) の最近の記事を読むと、ワクチン接種で免疫系が活性化するためにインターフェロンが大量にでるから発熱や倦怠感が起こるとの仮説。一方でコロナウィルスの感染ではインターフェロンは拮抗して抑制される。つまり反応が出ている=免疫系が動いている証だと書いてあった。そして若い人、女性のほうが反応は強いとのこと。
・日本の新型護衛艦「もがみ」がカッコいい。同型の「くまの」「のしろ」がすでに進水している。空母化が始まった「いずも」や「たいげい」型潜水艦など海軍は順調に新型艦艇を投入している。空軍の新型戦闘機F-3はいつ出来るのか?民間のMJといい日本は飛行機産業にもっと注力すべき。ロケットは順調なのだから出来るはず。