インバル監督就任コンサート。はじめてマラ8を通して聴いた。席は4階テラス奥。オークションで手に入れた席。東京文化は奥の席でも舞台がよくみえるので安心だ。(オペラシティとは大違い)。
男性、女性、児童の各100名ほどの合唱に、8人のソリスト。弦楽器は8-7-6-5-4に管楽器が沢山。入場だけで結構圧巻。インバルは元気だった。昨年のアルペンでも元気だったが、今日のほうが活気があるか?手を大きく振り回し、楽器にばしばし指示をあたえる姿が実に壮観だ。バンダの金管群(4階センター)へ振り向いて指示与えるときは、ホール全部を手中に収めたような図になり、音楽のクライマックスと重なって凄いカタルシス感を与えていた。ちなみにインバルは来年からチェコフィルの首席指揮者に就任するらしい。実力が十分にありながら、微妙にポジションに恵まれなかった指揮者・・・というイメージがインバルにはあるのだが、これで名実共にトップクラスの指揮者となったわけである。そんな指揮者を監督として迎えることのできた都響、これからもっと刺激的な演奏会が増えるだろう。
曲だが、オルガンとバスのペダルから始まる冒頭からバスの響きがすごい。都響のバスは雑音がなく、音程だけで強くかつ柔らかく響くので素晴らしい。演奏全体を通して、バスの積極的に責める演奏に始終どきどきした。チャンスはおそらくないだろうが、これはぜひ弾いてみたい曲だ。全体通して90分ほどだが、長さを感じさせない盛り上がりで演奏会として大満足だった。曲として「グッ」とくるかといえば、昂奮した原因は音量と音圧のせいかもしれないが、これはこれで良い音楽興業だと思う。思うにマーラーはこの曲で世俗の垢や脂っ気をすべて落として、続く「大地の歌」、9番がかけたのだと思う。リヒャルトのアルペンとこのマラ8は、西洋音楽の到達した一つの極致だと思う。(マラ9、メタモルフォーゼンが精神的な最高峰だと思うが)
それにていも都響、数年前は財政不足で瀕死だったのに、よくここまで立ち直ったものだ。今回の3連続公演はあっというまに売り切れたそうだ。今日もお客は満員。空席はほとんど見あたらなかった。団員の方々は色々と大変だったろうが、この勢いで是非頑張って欲しい。同じように地方自治体の補助に頼っている大阪センチュリー交響楽団の存続が問題になっている。補助金はある程度必要だと思うが、都響の例を研究して、是非お客さんが殺到するようなオケになってほしいものだ。舞台をよくながめると、ヴィオラに先輩が乗っていたり、客席にも知人や親友がいたりした。結局終演後、親友と旧交を温めた。
男性、女性、児童の各100名ほどの合唱に、8人のソリスト。弦楽器は8-7-6-5-4に管楽器が沢山。入場だけで結構圧巻。インバルは元気だった。昨年のアルペンでも元気だったが、今日のほうが活気があるか?手を大きく振り回し、楽器にばしばし指示をあたえる姿が実に壮観だ。バンダの金管群(4階センター)へ振り向いて指示与えるときは、ホール全部を手中に収めたような図になり、音楽のクライマックスと重なって凄いカタルシス感を与えていた。ちなみにインバルは来年からチェコフィルの首席指揮者に就任するらしい。実力が十分にありながら、微妙にポジションに恵まれなかった指揮者・・・というイメージがインバルにはあるのだが、これで名実共にトップクラスの指揮者となったわけである。そんな指揮者を監督として迎えることのできた都響、これからもっと刺激的な演奏会が増えるだろう。
曲だが、オルガンとバスのペダルから始まる冒頭からバスの響きがすごい。都響のバスは雑音がなく、音程だけで強くかつ柔らかく響くので素晴らしい。演奏全体を通して、バスの積極的に責める演奏に始終どきどきした。チャンスはおそらくないだろうが、これはぜひ弾いてみたい曲だ。全体通して90分ほどだが、長さを感じさせない盛り上がりで演奏会として大満足だった。曲として「グッ」とくるかといえば、昂奮した原因は音量と音圧のせいかもしれないが、これはこれで良い音楽興業だと思う。思うにマーラーはこの曲で世俗の垢や脂っ気をすべて落として、続く「大地の歌」、9番がかけたのだと思う。リヒャルトのアルペンとこのマラ8は、西洋音楽の到達した一つの極致だと思う。(マラ9、メタモルフォーゼンが精神的な最高峰だと思うが)
それにていも都響、数年前は財政不足で瀕死だったのに、よくここまで立ち直ったものだ。今回の3連続公演はあっというまに売り切れたそうだ。今日もお客は満員。空席はほとんど見あたらなかった。団員の方々は色々と大変だったろうが、この勢いで是非頑張って欲しい。同じように地方自治体の補助に頼っている大阪センチュリー交響楽団の存続が問題になっている。補助金はある程度必要だと思うが、都響の例を研究して、是非お客さんが殺到するようなオケになってほしいものだ。舞台をよくながめると、ヴィオラに先輩が乗っていたり、客席にも知人や親友がいたりした。結局終演後、親友と旧交を温めた。