昨日は沢山買い物をした。
1)あしたのジョー第3巻。古本で売値が100円だと買うことにしている。昨日の巻はジョーがクロスカウンターを体得する件が納められている。内容、画、台詞、全てにおいて日本漫画史の頂点の作品。
2)へうげもの第3巻(新刊)。本能寺の変から織部が名物蒐集に興味を失う山崎の合戦あたりまで。とにかく歴史解釈が斬新であること、登場人物各々が独自の美学をもっていることを描き分けているのが非常に魅力。この巻ではまだ語られてないが、週刊誌上では明智光秀が天海僧正になるような伏線描写が・・・・!
3)武満作品集(弦楽系)。尾高ー紀尾井の演奏。今度Requiemを弾くことになったので勉強のために中古で手にいれる(600円)。実は武満の作品は殆ど知らないのだが、この曲は初期の作品で一般的な評価もかなり高いらしい。ので期待して聴いてみたのだが、私には全く意味不明の曲であった。響きは非常に印象に残るものがあったが、やはりつかみ所が少ないという現代音楽特有の性質に自分はまだ慣れていないようだ。練習して聞き込んでいけばすれば次第に慣れてくると思うのだが、曲そのものより、プログラム全体を眺めた際のこの選曲に疑問を感じてしまった。常々思っていることだが、現代音楽は所謂コンサートの形式で大勢の客に向けて発信する音楽ではないのではないかと思う。音楽会が演奏ー拍手という形式で成り立っている興業である限り、現代音楽の性質はこの形式にあまりにも合致していない(全てがとはいわないが)。客が部屋に数人しかいない静かな現代美術館とか、シュールなSF映画とか、もっと非日常的な空間に居場所があるように思う。
4)久しぶりにバックハウスの録音を買った!(見つけた)。それもショパン。DECCAやHMVの録音は完全に揃えてしまった私にとって久しぶりのバックハウス新譜!バックハウスは後年こそドイツ音楽をプログラムの中心においたものの、基本的にはロマン派からロシア音楽まで幅広いレパートリーを持っており、ショパンは好んで弾いていたらしい。実際、カーネギーや東京文化会館での演奏会のアンコールにショパンを披露している。また世界で初めてショパンの練習曲全曲を録音したのものバックハウスである。1950年代にライブ録音されたソナタやバラードがあるのを知っていたが、マイナーなレーベルで探しようがなかった。昨日中古屋で手に入れたCDはArchipelRecordというレーベルのものだが、ロ短調ソナタ、バラード1番、マズルカ3曲、ワルツ1曲、そして練習曲13曲が納められていた。モノラル録音だが音質はかなり良い。演奏もとにかくバックハウスの澄み切った音が格別で、やっぱり私にとってはバックハウスが一番のピアニストだとつくづく思った。演奏もテクニック的には全く問題なく、無骨にごつごつするところもあるが、逆に粋にテンポを変えたりするところもありで、全くもって嫌みを感じさせないショパン、脱力しきった燻し銀ショパンという感じで好感がもてた。特にバラードが絶品だと感じた。こんな良い録音はDeccaが市販すればよいものを。バックハウスは年間100回の演奏会をこなしたというくらいに精力的に演奏活動を行っていたので世界各地にはまだまだライブ録音が眠っているはずなので、もっと世に出して欲しいものだ。
1)あしたのジョー第3巻。古本で売値が100円だと買うことにしている。昨日の巻はジョーがクロスカウンターを体得する件が納められている。内容、画、台詞、全てにおいて日本漫画史の頂点の作品。
2)へうげもの第3巻(新刊)。本能寺の変から織部が名物蒐集に興味を失う山崎の合戦あたりまで。とにかく歴史解釈が斬新であること、登場人物各々が独自の美学をもっていることを描き分けているのが非常に魅力。この巻ではまだ語られてないが、週刊誌上では明智光秀が天海僧正になるような伏線描写が・・・・!
3)武満作品集(弦楽系)。尾高ー紀尾井の演奏。今度Requiemを弾くことになったので勉強のために中古で手にいれる(600円)。実は武満の作品は殆ど知らないのだが、この曲は初期の作品で一般的な評価もかなり高いらしい。ので期待して聴いてみたのだが、私には全く意味不明の曲であった。響きは非常に印象に残るものがあったが、やはりつかみ所が少ないという現代音楽特有の性質に自分はまだ慣れていないようだ。練習して聞き込んでいけばすれば次第に慣れてくると思うのだが、曲そのものより、プログラム全体を眺めた際のこの選曲に疑問を感じてしまった。常々思っていることだが、現代音楽は所謂コンサートの形式で大勢の客に向けて発信する音楽ではないのではないかと思う。音楽会が演奏ー拍手という形式で成り立っている興業である限り、現代音楽の性質はこの形式にあまりにも合致していない(全てがとはいわないが)。客が部屋に数人しかいない静かな現代美術館とか、シュールなSF映画とか、もっと非日常的な空間に居場所があるように思う。
4)久しぶりにバックハウスの録音を買った!(見つけた)。それもショパン。DECCAやHMVの録音は完全に揃えてしまった私にとって久しぶりのバックハウス新譜!バックハウスは後年こそドイツ音楽をプログラムの中心においたものの、基本的にはロマン派からロシア音楽まで幅広いレパートリーを持っており、ショパンは好んで弾いていたらしい。実際、カーネギーや東京文化会館での演奏会のアンコールにショパンを披露している。また世界で初めてショパンの練習曲全曲を録音したのものバックハウスである。1950年代にライブ録音されたソナタやバラードがあるのを知っていたが、マイナーなレーベルで探しようがなかった。昨日中古屋で手に入れたCDはArchipelRecordというレーベルのものだが、ロ短調ソナタ、バラード1番、マズルカ3曲、ワルツ1曲、そして練習曲13曲が納められていた。モノラル録音だが音質はかなり良い。演奏もとにかくバックハウスの澄み切った音が格別で、やっぱり私にとってはバックハウスが一番のピアニストだとつくづく思った。演奏もテクニック的には全く問題なく、無骨にごつごつするところもあるが、逆に粋にテンポを変えたりするところもありで、全くもって嫌みを感じさせないショパン、脱力しきった燻し銀ショパンという感じで好感がもてた。特にバラードが絶品だと感じた。こんな良い録音はDeccaが市販すればよいものを。バックハウスは年間100回の演奏会をこなしたというくらいに精力的に演奏活動を行っていたので世界各地にはまだまだライブ録音が眠っているはずなので、もっと世に出して欲しいものだ。