Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

「終わりじゃー!」

2005-10-02 | プロレス
今日は代々木でレッスル-1があったのですね。いやあ、全くマークしてませんでしたよ。あの曙と三沢が試合するなんて!でスポナビの速報を見ると、

「曙は「終わりじゃー」と叫んでヒップドロップを狙うも、小川がかわして尻もち。だが、曙は向かってきた三沢をラリアットでなぎ倒し、串刺しタックルから四股を踏んでのギロチンをさく裂。」  

なんとも昂奮させるストーリー展開が!試合自体は三沢がランニングエルボーで曙からピンをとったようですが(写真)、この曙の「終わりじゃー」って言う叫びが聴きたかった。アピールを挟んでの必殺技というムーブは、プロレス的には王道なので是非今後も続けて欲しいと思います。実況掲示板では好意的な論評が多数なので、曙のプロレスラーとしての能力はなかなかなもののようです。ちなみにメインで出場したボブサップは、案の定酷い試合をしたようですね。まあサップのプロレスセンスの無さはもう有名というか、それでアメリカではクビになったくらいですから。地上波でどっかやってくれないかな。

アマでもプロでも実力者 カートアングル

2004-10-29 | プロレス
木曜なので、WWE Smackdown!を見ています。
今日はそのレポートを。
写真の人、Kurt Angle カートアングルは
アマチュアレスリングの金メダリストです。
アマレスの下地とメダリストのキャラを
ふんだんに使ってレスラー街道ばく進中です。
といっても、アメリカを代表するヒーローなのでなく、
皆から「バカにされる」キャラなのです。
なにせ、入場曲「メダル(笑)」がかかると、
それに合わせて、客全員が You Suck!と大合唱。
それに戸惑いながら入場してきます。
試合は反則をして勝ったりしてブーイングを浴びてます。
そう彼は「悪役=ヒール」の一種なんです。

しかし、もとオリンピック金メダリストだけあって、
試合運びや技の切れと豪快さ(とくに投げ技)は
WWE内でも圧倒的な実力をみせてくれます。
試合だけで魅せれられる数少ないレスラーなのです。
そんな彼ですが、あえて「嫌みなエリートキャラ」を貫いて、
プロとして仕事をしているのは非常に感心させられます。
観客も彼のことを馬鹿にしたり、ブーイングしたりしますが、
それは「お決まり」であって、彼の入場や試合での盛り上がりは、
彼が実力あるメインイベンターであり
皆から愛されているレスラーだということが一目瞭然でわかるのです。
彼の口癖はit's true!!, it's dammn true!!
(ほんとだぞ、ほんとにほんとだぞ~!)

WWE

2004-10-26 | プロレス
科学の話を書こうと思ってたのだけど、今見ているアメリカンプロレス
WWE
が異様に面白いので、そのネタを。

アメリカにも多くのプロレス団体があったのですが、いまではこのWWEの一人勝ちです。面白い事にこの団体は、RawとSmack Downという2リーグ制をしいていまして、前者は毎週月曜にライブで、後者は木曜に録画で放送されます。これは吸収合併してふくれあがった選手を巧く使うためですが、マンネリを防ぐために、たまにドラフトで選手を交換します。各リーグにそれぞれGM(たいてい悪党)がいて対戦カードを決める権利が与えられているのですが、その上に泣く子もだまる社長のマクマホン(写真)がいるわけです。どんなに幅を聴かせている悪党GMでも、社長の「You are fired!!」が発せられると、もう従うしかありません。

今日もRawで悪の限りを尽くしていたGMが、社長命令でハゲにされてました。それまでの悪行が酷かったので、ここで客のボルテージは最高潮に。こういう演出がアメリカですよね。ほんと面白いです。

日本で一番有名なアメリカ人は!?

2004-10-25 | プロレス
そりゃ間違いなく「スタン・ハンセン」でしょう。ええ。この人を知らない日本人はいないと思うのですが。ウィー!ですよ。ブルロープですよ。テキサス・ロングホーンですよ。必殺のウェスタンラリアート!ですよ。私が最も尊敬しているアメリカ人です。もう引退しちゃいましたが、取り合えず、テレビをつけたら、そこにいつも彼がいた。入場から大暴れ。ブルロープで客を蹴散らしながらリングへ猛突進(コアなファンは自分から打たれに行きます)。リング上でコールされると、客も一緒に大合唱で「ウィー!」、私もテレビの前でロングホーン作って叫んでました。

いや、真面目な話、本当に尊敬してます。まず何が凄いかって滅多に「休まない」こと。そしていつも「全力ファイト」すること。デビュー当時からスタイルを変えてないこと。リングを降りると「紳士」であること。実はプロレスする前は小学校の「地理の先生」だったこと。そして、両膝を人工関節にするまで現役にこだわったこと。いや「プロ」中の「プロ」ですよ。まさしく。

面白いことに、ハンセンは本国ではあまり人気がなかったのですよね。アメリカはセクシー路線なので、ハンセンのような荒くれ系は駄目だったみたいですね。私はこういう古きよき時代の「職人」はどの分野でも好きです。