Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

野田聖子

2011-02-25 | Weblog
野田聖子の話。
先月出産した子供は心臓や肝臓、そして消化管にも先天的異常があり1歳までに6度も手術をしなければいけないということ。手術だけで治る障害ならいいが・・・・「生み出された」子供がかわいそうでならない。障害を持つ子が気の毒だと言うわけでないが、もしこの子の元となった卵子が本来の若い母親の母体でまっとうに受精してこの世に生を受けていたらと思うとやるせない。当の野田聖子はこれをネタに本も出版するようだし、地方統一選の応援には出たいとか、子供を保育園に預けて国会に戻りたいなどと能天気なことを言っている。もう政治はあきらめて当分は子供に付き添ってあげたいとか考えないのだろうか?この人には子供を育てるとか、家族を持つという感覚がそもそもなく、ただ「子供を産んだ」という経験値がだけが欲しかったのだろう。「それでも私は産みたい」などとガリレオの言葉にかけて自分で酔ってるのだろうが、金にまかせたエゴイスティックな「人工出産」は、結局その危険性を世に知らしめる結末に終わった。

提供卵子による出産に関する法整備は進んでいない。アメリカ様がなんであろうと、そろそろ日本としてはきちんと「禁止」としてはどうだろうか?これをネタに金儲けしている不妊治療の医者たちは大反対するであろうが、「おかしいものはおかしい」と誰かがきちんと言ってしかるべきだと思う。世にはもっと救われるべき子供たちがたくさんいる。

中東

2011-02-23 | Weblog
中東と北アフリカがすごいことになってきましたが・・・この民主化運動は東欧のものとは全く別物だと思います。今はただ独裁者への恨みつらみで暴動が起こっているだけで、もともと遊牧の民である彼らには定住した集団生活という概念が薄いため、西欧的な民主主義が根付くのは難しいと思います。怖いのはこの混乱に乗じて原理主義者が国をまとめてしまうんじゃないかということ。実際にリビアの抵抗勢力は原理主義が主流だとか。原理主義が幅をきかせるとお互いの利害で微妙な均衡を保っていたイスラエルとの関係が振出に戻り、第5次中東戦争が勃発・・・兵器も進化しているから昔のような小競り合いじゃすまなくなる?聖書のハルマゲドンになるのか?ラストバタリオンが出てくるのか?

いずれにせよ大佐は初手を間違えた。これだけ情報が叛乱してしまう時代に、市民を弾圧して暴動を力でねじ伏せることは不可能。彼もムッソリーニやチャウシェスクのようになるのか?チャウシェスクの公開処刑画は北朝鮮の首領様を心底震え上がらせたらしい。ヒトラーもムッソリーニの処刑を聞いて自殺の道を選んだとか。

田中角栄

2011-02-16 | Weblog
更新してなくて申し訳ありません。

色々徒然
・相撲八百長:世間は八百長興業に結構理解を示しているのに、協会だけが必死に潔白を叫んでいる。正直に話してしまえばいいのに。そうすれば誰も止めなくてすむ。
・携帯の情報:今回の騒動で八百長以上にビックリしたのが、携帯のメモリが消去できないこと。これじゃあ機種変更の時に回収をお願いされても差し出せないよね。携帯電話ってレアメタルの宝庫らしいが。
・住民至上主義:ナチスも国民の熱狂的支持でドイツを破滅に追いやりましたね。愛知県とかどうなることやら。
・阿久根:やっとどこに位置しているのか知りました。奥まってるなあ。南九州は訪れたことないので暗黒大陸である。
・市長ブログ:で、この阿久根市の元市長のブログも覗いたのだが、こんな人間がトップだったのかと驚愕。品がないどころか、基地外?のレベル。地方ってやっぱり暗黒大陸なんだな・・恐るべし。自衛官あがりと聞いていたけど、自衛隊に勤めたのはわずか5年で、そのあと20年近くは親の経営する土建会社で働いていたそうだ。
・泣かすぞ!:このアクネの元市長、住民票を発効しようとした際に身分証明書の提示を要求されて役所を恫喝したらしい。最初、この恫喝の意味がまったくわからなかったのだが、どうやら市長なのに顔パスされなかったことに切れたらしい。証書発行のさいの身分確認は絶対だろ・・・ちなみにアメリカでアルコール飲料を買うときは、白髪の老人でも年齢確認のためにPhotoIDの提示が義務づけられてます。現場は滑稽だけど、非常に公平です。

・田中角栄:なんだかんだいっても凄い人だよな。時代が違うとはいえ、こういう政治家が一人でも出てくれば日本はまた前向きになれるかもしれない。頭がいい(末端の官僚まで暗記するすさまじい記憶力だったとか)、演説が巧い(本心で語るため、そして緊張して噛まないために地元の言葉で喋った。ただのパフォーマンスではない)、人心掌握術(敵であっても悪口は決して言わない。人たらし)、資金力(土建のキング)、調整力(官僚を能力を存分に引き出して使いこなした)

対して菅直人
頭悪い(漢字も間違い探しくらい。自分も間違う)、演説下手すぎ(原稿○読みで噛みまくり)、人心掌握まるでなし(悪口しか言えない。子分ゼロ)、資金力なし(平民)、調整力全くなし(官僚いじめで総スカン。あわてて方向転換)

八百長でもいいじゃない

2011-02-08 | Weblog
 理事長が「過去に八百長はなかった」と断言していた。すでに安全圏に達した老人たちは知らぬ存ぜぬで、現役世代に罪を着せて逃げようとしているのが見え見え。この際、誰かが思い切ってカミングアウトしてしまえばいいのに。噂(下にコピペ)によると、近年の上位力士で完全にガチンコだったのは貴乃花だけだったらしい。まあその貴乃花でさえも若乃花との決勝戦では「負けてあげた」とテレビ番組で暗に漏らしていたし。日頃から知っている相手と闘うわけだから色々と私情も入るだろうし、そんな環境で個人戦で真剣勝負なんてなりえるはずがない。そもそも・・100キロ超える巨漢が15日間も毎日真剣勝負やったら、体がもたないのは自明のこと。力士にも生活や人生があるわけで、後々の道筋が保障されてない限り、体壊すような無茶ができるわけがない。私としては八百長が混ざっていたほうが、試合に緩急がついて興業として楽しめると思うのだが。星の状況をみながら「今日はこちらに勝たせるだろう」とか予想するのもなかなか乙なものだ。ただし、八百長するにしても無気力相撲ではだめだ。やるなら派手にやってもらいたい。決まり手に居反りや空気投げが連発されるぐらいに大技の応酬であってほしい。
 相撲協会の逃亡戦術もひどいものだが、暗黙の了解で知っていたはずの相撲解説者やマスコミ関係者の手のひら返し様も酷いものだ。やくみつるなぞは「八百長の存在は薄々感づいていたが言わないことが粋」だなんて弁解してやがった。朝青龍を品格やら資格やらであれだけ追い込んでおいてそれはないだろに。
 まあ世間には年寄になれず引退した力士が山ほどいるから、これから彼らの口で色々と語られていくでしょう。週刊誌もこれで裁判を恐れる必要がなくなったわけだから、これからは徹底的に書いていくのだろうな。

ネットからのコピペ(元力士Y氏の話)

「皆さんの予想どおり、八百長は昔から蔓延していた。もちろん私も経験があります。やっていない力士を探すほうが難しいほどですよ。昔はね、支度部屋が同じなら直接相手に小声や合図でコッソリと打ち合わせたり、支度部屋が違えば、付け人を走らせて伝令役をやらせていた。そうやって証拠が残らないようにやっていたんです。だから本場所の舞台裏は、伝令役の太った付け人が汗だくになって右往左往している姿が見られます。そんな光景を相撲記者たちも見ているから、当然、何もかも知っています。でも、みんなでナイショにしていたんですよ。それを証拠が残るメールでやりとりして、長年の歴史と伝統をなんだと思っているんだか!(怒)」「もし本当に根絶したいのなら、八百長経験がある協会幹部が身を引いてから改革するのが筋でしょうが、今の理事で八百長を一度もやったことがない人なんて、私の知るかぎりでは貴乃花ひとりじゃないでしょうか」

ガチ

2011-02-03 | Weblog
節分ですね。近くのお寺が節分祭をするようだけど「鬼」を祭ってるから「鬼は内」と言うのだろうか?(他のお寺でそういう話を聞いたころがある)そういえば、恵方巻きってのがいつのまにか節分のデフォルトになってますね。もともとは関西の風習でコンビニ業界が販促してメジャーにしたそうです。あまり品のいい儀式じゃないですよね。海苔巻きは好きですが。


・ガチ初見:どうしても人手が足りないとのことで、ある団体に3年ぶりにエキストラ出演することにしました。あれからもう3年もたったのか・・・と半ば信じられない気持ちです。全曲ともおフランス・・全曲とも知らない曲・・でも譜面はそれほど難しくない・・・。まあ偉大なトップの人にあわせればばいいやと気楽に考えていたら、先日の練習でそのお方が急にお休みとなり、予告なしに一人で弾くことになってしまった。いくつかの曲は初体験だったわけで、聞いたこともない曲を初見で弾く・・いわゆるガチ初見となったわけです。フランス音楽は自由度が高く、さらに選曲が現代よりでもあったため、なかなかに苦戦。一度落ちると復帰できない・・・どうしていいかわからず棒のように突っ立ている場面もありました。こういうときに実力ってものが出るのでしょうが、なんだかこちらはあまり進歩してませんね。久しぶりに冷や汗をかきながら演奏しましたが、構成だけでなく、音作りも色々と確認できてよい勉強になりました。

・ガチンコ:メール発覚で相撲に八百長ありが完全に確定となりました。自白した力士がどこまで拡大して喋ってしまうのか?が焦点となります。どうせ他の力士もやってるだろうし、役員になってる親方にも経験者はいるでしょうね。まあ取り組み全てが八百長ってわけでもないだろうし、興業というものはそういうものも含まれると思って観れば、それはそれでまた楽しい側面もある(プロレスのように)。いつから相撲は国技とか神事になったのですかね?下手に伝統やら礼儀やら品格にこだわってるから、あこういうところで足を掬われるのです。いっそのこと、
「江戸時代の創世記から相撲はヤクザと表裏一体で、賭博も八百長もなんでもある興業なんです!」とカミングアウトしてしまえばいいのに。まあ補助金は出ないでしょうが。

消費税

2011-02-02 | Weblog
更新しておらずすいません。覗いてくださってる方々ありがとうございます。
そろそろ節分ですね。娘が保育園で覚えてきた「鬼」をテーマにした歌や踊りを披露してくれます。親バカではありますがなかなか上手で、何を歌ってるかすぐにわかるし、初めて聞く歌でもどういう歌なのか大体検討がつきます。ただし、歌詞が若干オリジナルになっている・・・こぶとり爺さんの「こぶをつけられて・・」が「コブラツイスト・・」にしか聞こえません。

徒然
・ウィーンリングアンサンブル:久しぶりに鑑賞。結成以来20年、メンバーが変わっていないそうだ。ウィーンフィルの首席陣が正月明けに毎年必ずやってくる・・・結構すごいことですよね。それにしても、みんな年とったなあ~。もちろん私のお目当てはPosch神。久しぶりに拝見したが神技に見とれてしまった。マーラーyearなので巨人の編曲版を演奏したのだけど(2楽章からはじまり、4-3-2で終わる)、神のソロが聞けて大満足。
・ハイフェッツ大全集;3か月の遅延を乗り越えてついに届きました。CD103枚、特典DVD、ジャケットはLP時代の復刻。これで1枚当たりの単価が200円以下。時代が変わったな。今更だけどHeifetzはただテクがすごいだけでなく、音楽の高純度さが魅力。
・暗黒のメルヘン:澁澤龍彦が編集したアンソロジー。知らない作者も多かったが、三島由紀夫の超短編が一番心に残った。
・消費税:増税必至のようだ。大きな買い物は早めにしたほうがいい。それにしても日本の消費税の税率の低さは異常である。EU諸国で平均20%、日本人の大好きな福祉国家の北欧では25%、韓国でも10%。増税なのに、還元される社会福祉、特に年金は受給額も減少して支給年齢も引き上げられている。自分の将来を考えると嬉しいことではないが、30年後、40年後が自分にやってくるかも不明だし、あまり気にはしないことにしている。まあ正直なところ、投票率以外には無生産な老人たちに金をつぎ込むよりは、これから育つ子供達や若者にできるだけ見返りがくるような使い方をしてほしいものだ。
・諫早干拓;NHKのドキュメンタリーをみる。ギロチンの映像は大学時代に学科の飲み会でみて皆で憤ったのを覚えている。漁師の方々も入植した農家の方々も散々振り回されて本当に気の毒である。公共事業を主導したのは、政治家と官僚であるわけだが、私が思うに、もっとも責められるべきはそれに対して理論武装を施す「御用学者」である。社会をミスリードしたのに責任なしというのは卑怯である。報告書をあげたらそれでおしまいだった御用学者にも結果責任をとれるようにすべきだと考える。まあそうなると、誰も仕事を引き受けないと思うが。