Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

N響を聴く

2007-09-30 | Weblog
 小雨の中、突然思い立って渋谷で定期を聴いてきた。プログラムは典型的なドイツプロ。R・シュトラウスのティル、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲「トルコ風」、ブラームス1番交響曲。指揮はハンガリー出身でイスラエルに移住したモーシェ・アツモン。当初の指揮者が来られず代打の人らしいが、知らない指揮者だった。ドラティの弟子で、都響の首席や名フィルの常任などをしており、日本では結構知名度のある人らしい。スラッとした長身で、今年で74才というが、大股で颯爽と入場してきた姿はもっと若く感じた。さて演奏だが、冒頭のティルが一番よかった。各パートにソロが沢山ある難何曲なのに、コンマス(篠崎氏)のソロも含めどれも秀逸だった。アシュケナージで聴いたN響の印象が非常に悪かったのだが、さすがN響、やればできるか?と思い直した。モーツァルトのソリストは、セルゲイ・クリーロフという年齢不詳の男性であった。見た目は若い。遠くまで響く音でなかなか聴かせてくれた。解釈とか感じさせない美音派で私は好きだ。ただ、この「トルコ風」協奏曲は長くて非常に退屈な曲だ。CDで聴いても、いつも寝てしまう。生演奏を聴いて、今日こそ克服しようと思ったが無理だった。プログラムでこの曲の成立を読んだが、モーツァルトが19歳のときの作品らしい。最後のヴァイオリン協奏曲だからといって別に晩年の作品ということでもないらしい。ピアノ協奏曲や交響曲に比べてつまらないのは仕方がないことなのか。このソリストに対する拍手は大きく、何度もステージに引っ張りだされていた。ソロ曲でもアンコールで弾いてくれればよかったのだが。ブロンフマンやマイスキーとトリオを組んでいたいるするので、有名な若手なのかもしれない。覚えておこう。さて、メインのブラームスだが、なんだか緊張が一気にほどけてしまったような締まりのない演奏だった。曲をよく知っているからかも知れないが、まず全体的に迫力に欠けているように感じた。弱音の美しさがなく、ダイナミックスの幅に欠ける。バスの低音もいつもより弱いように思った。最終楽章のコーダは、安易な加速をせず粘って進んでいく指揮に対して、日頃の癖で前へ前へと行ってしまうオケが微妙にかみ合わず、なし崩し的に終わったのように思う。連続公演の2日目なのだから、もう少し全体がまとまっても良かったのではないかと思う。しかし、コンマスのソロは美しかったし、チェロもよかった。木管ではクラリネットが群を抜いて素晴らしい。ブラームスのクラリネットは詩情にあふれていて好きだ。そして、オーボエの首席は、いつもの通り下手なイタリアオペラ歌手のようで一人浮いていた。なんとかならないものか。
当日券の自由席で聴いたが、全体としては1500円なら十分おつりのくる演奏会だった思う。またN響通いも再会したいと思う。

想像力

2007-09-28 | Weblog
 名曲喫茶にちょくちょく寄り道をする。大きくて性能のよいスピーカーは信じられないような音質と音量を提供してくれる。オーディオマニアの気持ちがわかりつつある・・・やばい。バスの響きなぞ、まるでコンサートホールの高額の席で聴いているかのようだ。やはりこんなに違うものなのか。うちのステレオやiPodなんてCDに入っている情報量の数パーセントぐらいしか表現できていないのではなかろうか?暖かく体積があって密度もあって、でも決して硬くないバスの響きが、体にじわーとゆっくり染みこんでいく。。こんな響きで楽団を支えたいものだ。よいイメージ作りになった。毎日、こんな響きで感動できたら楽器ももう少し上手くなるのかしら?
 最近つくづく思うのだが、演奏するには、技術云々の前に、これからどういう音を出すのかというイメージが一番大切だと思う。自分の想像力以上のことを肉体は絶対にしてくれない。技術を高めるのはその想像力にいかに近づくかという手段にしか過ぎないと思う。プロとアマの間の決定的な差は、技術以上に想像力なのではないかなと思う。音楽家は親も音楽家であることが多く(千秋のように)、幼いころから良質な生演奏を聴いて育ってきているので、音に対するイメージや想像力に幅がある。プロの芸術家が、常人にはない「濃さ」や独特のオーラを体にまとっているのは、この想像力の大きさによるものなんだろう。その人並み外れた想像力が負の方向へと流れると、常人にはわからない理由で自殺してしまったりするわけだが・・・。

羊をめぐる冒険:村上春樹(再掲)

2007-09-27 | Weblog
 村上春樹は「ノルウェーの森」を読んで以来、一種の食わず嫌いで(いや食ってるか)全く手をつけなかった。二十歳の学生に「ノルウェー」はいささか厳しいだろ?今なら、へへんで流せると思うのだが、どうだろう・・・。古本屋で村上氏の初期の長編「羊を巡る冒険」が上下揃いで200円で売っていたので、なんとなく購入してみた。なんとなくといっても、手が伸びた理由はきちんとあって、先日のグレートギャツビーの村上訳で文体に惹かれたのと、最近、よくラム肉を食べるので、羊にちょっとした関心があったのだ。さて、率直に感想を述べると、切ない物語は後引くなあということ。観念的な対象物と思っていた「羊」が、実はかなり実態を伴った超自然的なものであって、その辺りが裏切られた感じだったが、ハードSFに慣れている私からしたら、この程度のストーリー展開は特殊な気しなかった。恐らく、作者もストーリーにはそれほど力をいれてはいないだろう。やはり村上氏の比喩の使いまわし、日光のさしかたや、風の吹き方ひとつに動かされる人間の感傷の表現方法に脱帽した。夏目漱石にも同じ力を受けた。志賀直哉もか。三島由紀夫は鼻につくから嫌いだ。村上春樹氏のは棘も石もなく内側に届いた。
クライマックスに暗闇中ですでに死んでしまってちる親友と会話するシーンがある。この親友はドアも開けるし、なんとビールも飲む。ただし完全な暗闇の中でである。普通の幽霊は目に見える。だからこそ、見てはいけないものを見てしまったなんていう表現があるのだが、右も左もわからない漆黒の闇の中で、霊が普通に行動し話しかけてくることには、リアリティな感じを受けた。私自身は、人間の心は死んでしまった後でも、ある程度の期間はこの世に漂うものだと本気で思っているので、すでに肉体が無い人との会話というのは受け入れたい。

ワイン連休

2007-09-24 | Weblog
また3連休。安易に日記風に
前日:よく顔を出すワイン販売店の店員の方の紹介で、六本木ヒルズ内でのカリフォルニアワインの試飲会に行く。場所が場所なので、どこかの部屋でパーティーでもするのか?と思ったら、なんてことはない、店頭でのただの利き酒であった。コッポラ監督所有のワイナリーの宣伝で、新作と伝統的なフラッグ商品を、順番に7種類堪能させてもらった。うーん、やはりカリフォルニアワインは果実の濃縮度が高く口当たりがよい。ただ、フランスワインような複雑さにいささか欠けるので、ちょっと飽きてしまうか?全て直球勝負のような感じをうける。それでも好きなんだけど。最後の2杯は5桁価格だったのだが、このクラスになると受ける感銘の度合いが違う次元になる。あまり覚えてはいけない味です。

1日目:上述のワイン店が新店舗を出したので、開店記念の限定ワインを購入しに銀座へいく。5000円台のボルドーが半額。さらにお任せ的なボルドーセットも購入。来月のアルコール用資金が完全に底をついてしまった。ビール、日本酒を全く飲まなくなったので、お客さんが来なければこれで十分な量なのだが、来月は友人を何組か招待するつもりなので、これでは足りないだろうな。そのまま行きつけの秘密の寿司屋でランチ。定食屋の値段で、あれだけのネタを揃えてくれるのは感激だ。帰宅後、スタジオで練習し、合奏練習へ行く。本番前日なのに、演奏がフリーズしたりと、身も心も凍るような瞬間が幾度かあったが、指揮者のオーラとコンマスの牽引力でなんとか形にはなる。先週まで調子よかった弓の毛が、突然限界点に達したように反応が鈍くなる。なにせ2年も張り替えてないからな・・・・(論外:普通は半年)

2日目:本番。自分としては、かなり魂を入れて弾いて燃焼度は高かった。聴きに来てくれた人の評判も、全体、パートともに良い感じで、宴では指揮者もご機嫌だった。今回のテーマであった「作曲家ごとに奏法・気持ちをきちんと切り替える」ことも、ある程度は出来たのではないかと思う。今回弾いた曲は、もう当分(一生)演奏しなくてもいいかな。良い思い出というものは、なるべく塗り直したくない。

最終日:起床ー朝寝ー起床ー昼寝ー起床ー夕方寝ー起床ー就寝。一歩も外へ出ない自堕落な生活で終わった。
「ひょうげもの」を繰り返し読み、知らない武将・人物・事件をwikipediaで調べて知識の補填に努めた。そういえば、来月から始まる国博での大徳川展で、肩衝茶入「初花」「新田」の初同時公開が行われるらしい。信長ー秀吉ー家康らが国をかけて蒐集した名物群の中でも、筆頭クラスにあたる「天下の三肩衝」のうちの2つである(もう一つの「楢芝」は行方不明。)これまで伝統文化というと、仏画・仏像くらいしか興味の対象でなかったのだが、「ひょうげもの」のおかげて、工芸品に対しても開眼した。前売り券はまだあるのだろうか?大人1500円は結構良い値段だ。

名曲喫茶

2007-09-21 | Weblog
 10年ぶりくらいに行った。潰れたとかいう噂を聞いたこともあったように思えたが、どこか別の店の話だったのかもしれない。昔は昼間にしか訪れたことがなく、曇りガラスを透して注ぎいる青い光線に照らされた耽美な大正ロマン風喫茶と記憶していた。しかし、今回は夜に赴いたためか、随分とゴシックな印象を受けた。吹き抜けの壁に神殿のようにそびえる巨大スピーカー。その下のオーディオセットとレコードキャビネットが納められている場所は、暖炉であろうか?橙色の淡いランプ照明に照らし出された店内は、まるで中世の古城のようだった。2階へは登ったことがないが、階段への通路も一工夫がある。これら全て、創業者(故人)の設計によるものであるらしい。素晴らしいセンスだ・・・私はこういった大正ー昭和初期の建造物にめっぽう弱く、生まれるのが遅すぎたと本気で嘆くことがある。基本的に店内での会話は禁止であるのだが、お客さんは、皆常連の愛好家ばかりという感じで、黙って座り、もくもくと聴いている。そのちょっと緊張した空気が良い。そう、あそこは喫茶店ではなく、演奏会場なのだ。
 昨晩の定時コンサートは遠山慶子女史のノクターン集だった。コルトーに学び、今でも欧州で活躍する女史の若き頃の陰翳に満ちた演奏が、時間が停まったままの喫茶店の空間に沁みた。その後、客からのリクエストでクナッパーツブッシュ指揮のワルキューレがかかる。冒頭の低音群の蠢きに圧倒される・・吹き抜けの構造をとおして店内全体に響くせいか、本当の演奏会に来ているような臨場感であった。(残念ながら冒頭しか聴く時間がなかったが)
 自分もこういう店を持ちたいものだと感じた。(昔はペンションのオーナーになりたいと思ったこともある)。そのときはワインバーにでもするか・・・

連休

2007-09-18 | Weblog
今年の秋は3連休が多いですね。普通の人のblogのように、この連休の過ごした過程を書いてみようかと。(日記風だと簡単にいくらでも書けますね。)

土曜日:午前中は近くのスタジオを借りて基礎連。1時間ではちょっと短いか。夕方に楽器を購入する友人の試奏に付きあうことになっていたので、ついでに自分の楽器の修理もすることにした。楽器を預けてから待ち合わせまでの数時間、副都心をさまよう。ユニオンで中古CDを漁り(サンサーンス;P協奏曲全集、プーランク;二台P奏曲集等)、紀伊国屋で本を探す。が、在庫無し。都内有数の老舗書店とは思えない在庫っぷり。居場所を求めてコーヒー屋に入るも、煙草攻撃を受け30分で退散。結局、聖地「丸善@丸の内」へ移動し、書籍購入、立ち読み座り読みで2時間つぶして楽器屋へ赴く。友人の欲した楽器は素晴らしいドイツ楽器で、お互いに弾きあい聴きあい即決。楽器を持ち帰らねばならなかったので、外で祝杯をあげることが出来ず、急遽自宅に招待。終電まで引き留め、とっておきのボルドーを開け、オタク映像を鑑賞しあう。

日曜日:翌日の釣りの装備を求めてアキバの上州屋へ。初心者向けのリール付き短ロッド(激安)と仕掛けを購入。帰ってから昼寝。夕方から合奏練習。本番近いというのに、いまだに安定感が全く無い楽器がある。いつものことなのだが、オケの要ともいえる楽器なので、能力的に無理なら、できる人に交代するかして音を並べて欲しい。全体として良い感じでまとまりつつあるように思えた今回だが、指揮者が病欠したりと暗雲たれ込めてきた。結局、本番は勢いで凌ぐことになってしまうのか?それにしても、今回のトレーナーの方は実に素晴らしい。今後も是非面倒を見て頂けたらと思う。(指揮者の指名だったようだから、無理だろうが)

月曜日:朝から江戸川へボート釣りへ。学生の頃は恒例行事だったが、帰国してから一度も行っていなかった。前日から風が強く、手漕ぎボートで移動できるのか心配だったが、ポイントまでモーターボートで引っ張ってくれた。入れ食いとまではいかないが、順調にハゼは釣れた。10センチ程度のものを中心に、二時間半ほどの間に二人で30匹ほどあげる。強風のせいで揺れが激しかったために、同乗者がやや船酔い加減に。日差しも強くなってきたので、正午に上陸。とぼとぼ帰る我々の姿に哀れさを感じたのか、貸し船屋の奥さんが追っかけてきて車で駅まで送ってくれた。帰宅後、極度の疲労から昼寝。夕方買い物をすませてからハゼの下ごしらえ。それをサクッと天麩羅にして(もらい)粗塩で食す。美しい白身と、上品な味わいが絶品。やはりマハゼは美味しい。よく行くワイン店のソムリエールお薦めのブルゴーニュを一本空けた。こちらも絶品。

喧嘩師 小泉純一郎

2007-09-14 | Weblog
 政治は生ものだなとつくづく思う。安倍さんが辞めてまだ2日ほどしか経っていないが、次期総裁は、最有力と思われた麻生さんではなく、福田さんになる公算が高くなってきた。前回の総裁選での不戦敗以来、露出が減少し忘れ去られてしまっていたような感のあった福田さんだが、伏龍のごとく静かに力を蓄えてきたのか。恐らく、安倍さんの支持率が下がり始めた時から、内部では福田政権のシナリオはあったのだろう。それにしても小泉さんは本当に喧嘩師だと思う。後継者に安倍さんを据えながら、最初から安倍政権がそうは長くもたないことを予想していたのではないか?(安倍さんには、カリスマも体力もそれほどないことを知っていたはず)もし、院政的に自分の影響力を行使し続けると、安倍さんが墜落したときに共倒れになる危険がある。そこで、表向きには、政権運営に全く口を出さないという「美学」を貫き、逆に小泉待望論を世論に浮かび上がらせ、自分の価値を維持するように仕向けていたのだと思う。小泉さんは表向きには派閥政治を壊したことになっているが、実のところ安倍さんも福田さんも小泉さんも、皆同じ派閥の仲間なわけであって、小泉派(現町村派)の一人勝ちが続いている。この辺りの運びも絶妙に巧い。今回の総裁選に関しても、「100%でない」と断言し(この100%という含みを残さない決定的な表現がよい)、その上で福田さんを「全面的にバックアップする」と宣言して、自分の後継者と世間に認知させようとしている。

 安倍さんは、真面目すぎるというか、優しすぎるというか、政治家に特有の灰汁の強さや狡猾さが感じられなかった。自身も自分が2世のぼんぼんであり、学歴もぱっとしないことにコンプレックスがあったのだろうか。無責任だなんだと色々と言われているが、政争的にはこのタイミングでやめたことは悪くないと思う。参院選に勝った民主党は、戦場である国会でその勢いを再現するタイミングを失った。安倍批判のみで国民の人気取りを続けてきた小沢民主にとっては、当面の目標が消えてしまったころになる。今更、安倍さんを通して自民党を責めても、もう世間の興味は次の総理へと向かっているのだ。福田さん独特の皮肉でつかみ所のない問答は、揚げ足取り一辺倒の小沢・管・鳩山民主党にとっては強敵になるのではないだろうか?

ブルーノート

2007-09-12 | Weblog
 先日、1年ぶりにブルーノート東京へ行ってきました。トランペット、サックス、ピアノ、ベース、ドラムスの5重奏だったのだけど、長身のイケメン白人ベースに見とれてました。よくあれだけ長時間はじき続けられるものだ。それにしても、トランペット奏者の一生懸命吹く姿って本当に絵になるなあと。ジャズ奏者は皆スタイリッシュだよね。クラシックによく見る「落ち武者」なんて絶対にいない。

舛添が「家族団らん」なんて言葉を使うなといいたい

2007-09-11 | Weblog
「家族団らん法」・・・

家族の団らんさえも法律で強制されるのか。世も末だな、「美しい日本」万歳!
だいたい、2度も離婚したうえ、外の愛人に子供3人も生ませてるような舛添に、「家族団らん」なんて言葉を語って欲しくないね。

残業するなというなら、残業しなくてもいいように無駄な書類システムをなくすとかしろ。早く家に帰っても、給料が減って生活に余裕がなくなったら楽しく団欒なんかできないだろ?

どうしてこう、官僚はろくでもない政策しか思いつかないかねえ。まあ周囲で官僚になったやつや、法曹界に行った人間のラインラップをみると、殆どが一般的には空気の読めない人種たちばかりだったが・・・

Rolly ソニー終焉

2007-09-10 | Weblog
ネットに流れていた噂の動画をみたとき、「これはありえない、デマだな」と思っていたが、本当だった・・・・衝撃だった。

ソニーのコンセプト
「遊び心をスパイスに、ソニーで培われたさまざまな技術を、ソニーがずっと考え続けている音の世界に活かした、新しいリスニングスタイルの提案」

全く持って理解不能だ。初見時の印象は「手榴弾?」「脱出カプセル?」。公式HPでRollyを囲んでいる全身白服の気持ちの悪い家族がいるが、彼らはどこのお星様の方々ですか?ステレオシステムでもモバイルでもない中途半端な音楽の聴き方をする人間がいるのか?家族団欒の際に、この「黒ひげ危機一髪」の樽のようなスピーカーを囲めと?もっと現実的なマーケティング戦略をしろよ、ソニー陣よお。いくら音質が良いといっても、静置させたスピーカーに敵うはずもないし、今時1Gレベルの容量ではライブラリ機能にもならない(iPod nanoでも8G)。バッテリーが5時間って屋外での使用は考えてないのですか?ジャイロ機能のダンス機能が売りらしいが、そんなもの、ただうざいだけだろう?誰が使うんだ?だいたい、動き回って、本体や床を傷つけないのか?畳の上でもゴロゴロできるのか?路上ではまず無理だろう。ごみとか巻き込んで、あっという間に故障しそうだな。踏みつけて滑ったりして副次的な事故を引き起こしそうだ。音楽プレーヤーでなく「ハロ」を作りましたといえば、ガンオタは買ったかもしれないのにな。

そして、実はこの踊るプレーヤーは、昨年すでに他社から販売済み。(写真)デザインもそっくりだ。つまり、Rollyパクリ製品なわけでもある。人真似でこれか・・・

ソニーはもう駄目だ。さらばソニー

徒然

2007-09-07 | Weblog
オケ活動を半減させて、生活が随分と変わった。読書、映画鑑賞、釣り、旅行・・色々な楽しみのカードが増えてきて嬉しい。やってみたこと、行ってみたいところがつらつらと思いつくのも進歩だ。これまでのように、土日全滅状態では、何か他のことをしようとさえ思わなかった。この書き様では、まるでこれまで嫌々演奏させられていたような感じだが、そんなわけでは決してない。社会人になって生活も変わり、平日楽器を触れない生活では対応できる曲数に限りがあるのだ。これが一番大きな理由である。それに、最近になってやっと譜面をもっと見ることの楽しさもわかってきて、「切り抜ける」ような演奏会はやめるようになった。曲によっては、人生でもう二度と演奏することのない可能性もあるわけで、一期一会のつもりでできるだけ真摯に練習してから合奏には望みたい(と己を戒めてます)。


ゲルドルバ!

2007-09-07 | Weblog
宇宙の太陽光利用 新技術開発 (NHKニュース、リンク切れ)

「人工衛星で集めた太陽の光を大出力のレーザーに変換して地上に送る新しい技術の開発に、 大阪大学などの研究グループが成功しました。将来的には1つの衛星から原子力発電所1基分の エネルギーを送ることができる画期的な技術として注目されています。 研究グループは、太陽光からレーザーを発生させる装置にクロムとネオジウムという金属を一定 の割合で混ぜたセラミックを使うことで、光のエネルギーの42%をレーザーに変換することに成功 しました。これは従来の変換技術より4倍以上も効率がよく、実用化されれば、赤道の上空 3万6000キロの静止軌道に打ち上げた1つの人工衛星から出力100万キロワットの原子力 発電所1基と同じエネルギーを送ることが可能で、地球温暖化対策やエネルギーの安定供給に 役立つ画期的な技術として注目されています。 」

リアル・ソーラレイ来たーーー!ガンオタとしては、
「ゲルドルバ照準で発射!」と叫んでみたい。

まじめな話、これ間違いなく軍事利用されるだろ?殺傷能力が低くても、コンピュータを破壊すれば都市機能を麻痺させらることは簡単だし,飛んでる飛行機に照射するとか、原子力発電所に照射して炉心制御システムをダウンさせるとか。
・・・・同じような映画を観たような。もしくは電磁パルス爆弾と混同してるか?とにかく、勝負で上を取られたら負けなのだ。アナキン・スカイウォーカーもそれで負けたし。

新型iPod Touch

2007-09-06 | Weblog
新型のiPodが発表されましたね。HDD型は容量を一気に倍増して160GBですか。HDDの小型化は留まるところを知らない感じですね。動画主体の使い方がずいぶんと普及してきたので、これくらいの容量は今後普通になるかもしれません。私も映画や音楽映像を自分のiPodに落として外での空き時間に鑑賞するという習慣が身に付いてから、最低でも100Gくらいは欲しいなと思い始めてます。先日、PowerBookの容量不足からWindows機に乗り換えたばかりだったのですが、移動先も満杯になってしまったので、外付けHDD(120G)を投入してそちらにiTunesフォルダを移しました。それにしてもHDDも随分と安価になったものです。

 そしてiPod Touch!iPhoneが手に入らない日本では、年末最大の人気商品になるのでは?ブラウザ機能搭載なのでiPodというよりPDAですね。16GBのメモリ容量もo音楽を聞くだけなら十分でしょう。携帯文化が完全に固定されている日本では、無理してiPhoneを発売するより、こちらのほうが売れると思います。これからのiPodはTouchが主流になっていくのですかね?HDD型は「classic」と名称替えされてますし・・・Touchのフラッシュメモリがどのくらい容量を拡大できるかにかかってると思います。

この強力なラインナップにSONYがiPodキラーと銘打っている「Rolly」は太刀打ちできるのですかね?実際のところ、iPodが売れ続けているのは、iTunesのせいなのですが。

宇宙大作戦

2007-09-05 | Weblog
 先日、長年欲しかった「宇宙大作戦DVD全集」(ギャラクシーボックス)を手に入れた(正確には贈呈された)。20数枚組で、英語字幕はもちろんのこと、放映当時の吹き替えまでも付いている。再放送の録画で一応全話揃えてはいたのだが、それらは国内放送枠にあわせて、あちこちがカットされているものだった。私と宇宙大作戦=スタートレックTOS(The original series)との出会いは、小学校高学年の頃だったと思う。実は映像ではなくハヤカワの小説、それも映画(1作目)のノヴェライゼーション版からだった。そこから時間軸をさかのぼって、まずテレビ版の小説を読破し、満を持して深夜に再放送されていた映像を見た。(初めてみたのは「コンピューター人間」の回だった。)すでにスターウォーズ等のSF映画に見慣れていた私にとって、まるでバウハウスを彷彿とさせるような機能美的なデザインをもった船内の風景や、シュールなスタジオセットは奇妙に新鮮だった(低予算というなかれ)。安っぽい光線銃の撃ち合いなぞ殆どなく、まるでシェークスピア劇を思わせるような濃密な会話劇。その不可思議な深淵さにあっという間に虜になった私は、高校を卒業し下宿してからも暇な時間があれば録画したスタートレックを繰り返し鑑賞していた。現在でもタイトルをみただけで、登場人物やストーリーをつらつらと述べられるほどである。初めて見たときから完璧な全集を手に入れることを夢にみていたのだが(LDのセットは学生には高額だった)、ついにこの歳にして念願かなったりだ。早速、お気に入りの数話をiPodに入れ、英語の勉強も兼ねて通勤時間に鑑賞している。スポックの英語は、論理的な性格を反映させているのか非常に聞き取りやすい。

 最近、NHK-BSでデジタルリマスターしたTOSを放送しているようですね。うちはBSが見られないので、出来についてはなんとも言えませんが、宇宙船や星などをCGを使って描き直したとか。どうして、そういうくだらないことをするのか理解出来ません。今となっては稚拙に見えるセットや模型でも、当時の制作陣の発想と工夫の結晶なわけで、そういうところも楽しむべきだと思います。

年金横領しても名前が出ない?社会正義の崩壊

2007-09-04 | Weblog
万引きしても実名が晒されるというのに()、なぜ年金を横領していた社会保険庁職員の名は一切表に出ないのだろうか?はなはだ疑問だ・・・もしかして、逮捕されてないからか・・・・じゃあ、なぜ告訴しないのか?

これ、徹底的にほじくったら兆単位で横領されてるのではないか?民衆暴動・政府転覆のおそれがあるから、アンタッチャブルになってるのか?