都知事選:結果は予想通りでした。小池氏の三選はまあ仕方ないと思う。東京都民の私は小池都政に大きな不満はないのだが、最近少し嫌なことをされたので、彼女には投票はしませんでした。なので石丸君に入れました。石丸君は2位まで食い込んだということで、浮動票がいかに新しい風を欲しているかが露わになった選挙だったと思います。やはり若くてやる気があるってだけで可能性を感じさせるし、彼は話せる(演説が)し、学歴も経歴もあるしで「看板」は十分。一番大事な「大きな行政を動かせるのか?」の点は、まだ(大きな)疑問符が付くところだけど、まあそれは彼の今後の活動でわかるでしょう。蓮舫さんは「いつも悪口言ってる人」という基礎イメージに加えて、「民主党の党首で失敗した人」「村田さんという旦那と熟年離婚した人」「元クラリオンガール」という過去の人だし、そして「共産党と疑問もなく手をつなぐ」今の立憲民主党の人ということで、全く当選する気配が感じられなかったですね。もし蓮舫が本当に勝ちたかったのならば、立憲とも共産党とも手を完全に切り(表向きでも)、アンチ小池の浮動票を全て取り込むつもりで戦わなければいけなかったのに、形だけ離党はしたけど立憲だけでなく共産の手まで借りての選挙活動をするのだから、一定の組織票は獲れても勝ちには繋がらない。そういう「喧嘩の読み」ができるかできないか?ってのは政治家(指揮官)にとって絶対に必要な能力だと思うのだけど、蓮舫に限らず野党にも与党にもそういう人物がいなくなってきたように思います。
新札:まだ出会ってません。周囲でもいないので実物を見るのはまだまだ先かも。ネットでデザインがまるで東南アジアのお金と騒がれていり。特に数字が・・・。どうやら「ユニバーサルデザイン」だそうですが。
「1万円の人物の顔が間抜けすぎる。発展途上国の政治家のようだ。そもそも誰?」という個人的な感想は置いておくとして、こうやって現行のデザインと比べると、
アラビア数字のフォントと配置が絶望的に悪い、のがわかる。また上部の「日本銀行券」が右にずれていて下部の模様と中心線が外れて安定を削ぐ。英国の新札(チャールズ国王)も載せてみたが、さすが英国だけあって落ち着いたデザインだ。その下に聖徳太子の旧万札も置いてみた。このときはアラビア数字が真ん中に来ているが、フォントが太く位置も中心なのでしっくりくる。偽造防止のために真似できないような工夫もあるのだろうが、それを超えて誰もが「いいね!」と叫ぶようなデザインにするのがプロの仕事だろうに(オリンピックの偽コンペ事件あたりから日本のプロのデザイン感性は、恐ろしく鈍麻しているように思う)