Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

大谷さんが心配だ

2024-04-30 | Weblog
最近の大谷選手をみていると危険なバブルを感じる。そもそも大谷選手は二刀流だからすごいわけで。また昨年のように投げれるのだろうか?もし投げれなくなったら彼の商品価値は半分になる。そしてもう一つの商品価値である打つ方だが、今年はホームランがまだ下火のようだ。不振との言葉もみる。もし復調せずに凡庸の成績で終わったとき、高い契約金(後払い)の話が再燃して叩かれるのではないか?通訳による詐欺では確かに大谷さんは被害者だが、稼いだ金の原資は多くの野球ファンからのものであり、それを管理せず反社会組織に還流してしまったのだから、事件の責任は感じて欲しいものだ。最近、不動産やCMとの契約の話も目にする。他のスポーツ先週でもそうだが、こういう課外活動がニュースになるときは、なにかのフラグを感じてしまう。節操のないマスコミは持ち上げるだけ持ち上げて記事数を稼ぎ、次に落ち始めたら今度はそちらでもまた記事数を稼ぐ。大谷さんにもその魔の手が忍び寄っているように思う。

ニュースのほとんどが「感想」という世界

2024-04-30 | Weblog
ネットで紹介されるニュースの半分が「感想」だ。
事件(ニュースはこの事実だけを報じればいい)→ネットご意見番(ホリエモンとかひろゆきとか、高須クリニック)または芸能人(3流)が「感想」を垂れ流す(本人たちは「解説」という)→ニュース欄に載る→SNSで反響。

徒然ウルスラ

2024-04-27 | Weblog
徒然
・カラヴァッジョの「聖ウルスラの殉教」:カラヴァッジョ大好きなのだが、この作品は知らなかった。最晩年のナポリでの作品。この作品がロンドンで20年ぶりに公開とのニュースで知った。聖ウルスラ・・どこかで聞いたと思ったらそういう名前の学校がありました「聖ウルスラ学院」。ウルスラは漫画でもよく出てくる名前らしい。ウルスラは11000人の処女を連れて巡礼中にフン族のアッティラ王に殺された聖女なのだが、フィクションらしく、存在は否定されているようだ。カラヴァッジョの陰翳のつけかた大好きです。


・藤波辰爾のドラゴンスープレックス:タッグマッチながら猪木をドラゴンスープレックスでピンホールした試合をyoutubeで見られた。1985年12/12 宮城県スポーツセンターでの試合。ダイジェストは見たことあるが全編は初めて。ファンの方の録画の投稿なのであまり長くは公開されないかも。猪木への逆卍のあとに完璧なドラゴンでブリッジのままフォール。嬉しがる藤波と木村の表情から、もしかするとブックとは違った結末なのかもとも思った。猪木・坂口vs藤波・木村。みんないい体してるんだよなあ。パンツも黒だし(坂口は赤)。最近のプロレスラーって節制してないのか体がボテボテで、見た目からしてレスラーとしての特別感がない。


漫画

2024-04-15 | Weblog
スマホを変えてみた。ここ数年ずっと格安スマホを使っており、好きなメーカーの廉価版(4万以下)を2年分割にし払いきっては機種変を繰り返してきた。今回はメーカーを変えてみたのだがまあ悪くない。カメラはかなり良くなったが、他の差はあまりわからない。負荷のかかるゲームとかしないので。

最近読んでる漫画
あおざくら:防衛大学生の漫画。ちょっと青臭いが軍隊ならではの熱く爽やかな感動がいい。主人公の中途半端な二股みたいな関係がどう収束するのか見もの。

龍と苺:将棋漫画。棋士を職業としてはじめて知ることができた。才能10割そして努力10割の世界なんだな。26歳までにリーグ戦で上位2位に入らないと四段=プロになれないなど。主人公がアマながら竜王を取ったところで終了かと思いきや、いきなり未来編になり同じ主人公が100年後登場して未来人を無双とわけわからない展開。でも目が離せない。

路傍の藤井:最近見つけた漫画。四十代で非正規の藤井さん。他人からはつまらない人、かわいそうな人と見られているが、本人は至ってマイペースで実直。そんな藤井さんに周りの人は知らず知らずのうちに救われそして藤井さんを好きになっている。
「なりたいものですか?…不老不死でしょうか。やりたいこともみたいものもたくさんあるので。でもいつか終わるからこそいいのかもしれません」「結婚式には呼ばれたことがありません。いいものなのでしょうね。私もいつか行ってみたいです」


全角半角がたまらない

2024-04-14 | Weblog
全角と半角を変えてさらに変換で漢字を選ぶ。なんて面倒なんだ。英語とかアルファベットだけだから、打ち込みは楽だろうな。

結構前だが読んだ本
・大江健三郎「治療塔」:大江健三郎の唯一のSFらしい。結論からいって名作家であれば、科学者ではなくてもSFの傑作は書けるということ。環境悪化のために選ばれた優秀な人々は遠い植民星をめざし、残された負け組の人々は地球で緩慢な滅亡を待っていた。しかし植民星での生活は過酷であり、さらにはあらゆる病気を治し健康体に戻してしまう異星人の「塔」を発見する。その塔において「治療」をうけた人々が地球に帰還してくる・・・。大江健三郎らしい左翼的な視点も多いがSFとしては成立している。ただし後半は対立を超えて結婚して子供を授かったり、レジスタンス活動がかいまみえたりと、ありがちな話に落ち着いてしまう。もう一ひねり欲しい。続編もあるのだが、それはまだ読んでいない。

紅麹の問題で思うこと

2024-04-03 | Weblog
今回の紅麹の事件、最初に思ったのはロバスタチンが原因じゃないのか?ということ。
ロバスタチンとは、日本人によって初めてカビ(Aspergillus属の一種)から発見された天然化合物であり、コレステロールの生合成酵素を強く阻害する活性を有する。そのためロバスタチン(またはその類縁体)は、現在でも血中コレステロール値を下げるための「薬品」として処方されている。ベニコウジカビもまた、このロバスタチンを作ることでよく知られているのだが、その活性の強さから安易に摂取してはならないということで、アメリカではロバスタチン含有の紅麹(Red yeast rice)は非認可ドラッグとされ、サプリでの販売は禁止されてる。つまりロバスタチンはそれだけ効く成分なのである。抗酸化のアントシアニンやお肌プリプリのコラーゲンは全く別次元なのである。
今回問題となっている日本の製品は、ベニコウジカビを米にはやして「紅麹」とした後、それを錠剤にしたものである。区分は機能性表示食品である。機能性表示食品とはその名の通り、食品がもつ機能性を強調表示した食品であるが、販売にあたっては国の審査と認可を必要とせず「届出」だけで済むのが特徴である。そのため、トクホよりも一段低い栄養機能食品の位置づけである。そのレベルの食品に、普段食さないカビの濃縮物(それも強い活性成分が含有されている)を、医師の指導なく好きなだけ食べられる食品(錠剤)として販売することに、売り手(小林製薬)は何か疑問を持たなかったのだろうか?ロバスタチンの効果を知らぬわけではあるまい。本来は医師の処方のもとで使用される活性物質が食品(錠剤)の状態で自由に摂取できることは、食薬区分からしてもかなり黒に近いグレーゾーンだと思う。見過ごしている厚労省にも責任はあると思う。
事故の原因は別のカビの代謝物では?という報告も出ているが、それも冗談じゃないレベルの話である。こんなのを聞くと、この小林製薬の大阪工場(昨年末に閉鎖)はHACCPに適応していたのか?という疑問さえもわいてくる。HACCPとはあらかじめ危害が出そうな場所を重点的に監視していく手法で、2021年よりすべての食品加工場において義務化されている。カビの純培養であったら、異種の混入は絶対にあってはならないので、そこで詳細な記録を残していなければいけないはずだ。最新のニュースでは、大阪工場はGMPさえも取得していなかったようだ。昨年末に工場を畳んだのはもしかして証拠隠滅のためなのでは?とさえ思ってしまう。