Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

最終回

2009-02-26 | Weblog
ここが最終回になるわけではありません。前にも紹介したこちらのブログが最終回を迎えました。色々なことを考えさせられたブログでした。

徒然:ドラティ

2009-02-25 | Weblog
短く

ハイドン交響曲全集:早速届きました。33枚の割にコンパクトなボックスでした。CD一枚200円です。解説書はトラック番号のみですが、ネットを漁れば曲や演奏者の解説なんて、幾らでも手に入るので必要ないですね。徹底した削ぎ落とし、良いことです。この全集は、通常の104曲以外にも、初期の頃の作品といわれる107番(A交響曲)とか108番(B交響曲)や、楽章における別バージョンなんかも含まれていて、非常に盛りだくさんです。全部聴き終わるのはいつになることか。とりあえず、数枚ほと聴いてみたけど、「スタンダード」の枠に収まらないハイレベルな演奏です。バックハウスの録音でも感じることですが、この頃(1970年前後)のデッカの録音は本当に素晴らしい。クリアで冴えているだけでなく奥行きもある。40年くらい前なのに、このフレッシュさ。EMIとか恥ずかしくないのですかね。いや、これは本当に大当たりの買い物でした(そろそろ品切れのようです)。
それにしても、ドラティ・アンタル、いい指揮者だなあ。こういう地味だけど実力のある指揮者って、実は沢山いるんだよね。「世界の何とか」と言われてる人ほど、実力的には眉唾だったりすることも多いものです。(勿論、目立ってかつ凄い指揮者もいる)。これでハイドンの交響曲は永遠に買うことがないでしょう。本当にコンプリート。

そういえばフルヴェンはハイドンの録音を3つの交響曲で残している。88V字、94驚愕、104ロンドンである(戦中録音の104は非フルヴェンとされている。)。フルヴェンのハイドンなんて、リズム感のない鈍重なものなんだろと思われるかもしれないが、まるっきり正反対です。確かに曲の冒頭は重々しい(神々しい)けど、アレグロに入ると自家発電全開で、爆走します。最近流行の「歴史に忠実」とか「軽やか」「透けて見える」なんていう頭でっかちな演奏に慣らされていると、あまりの落差に衝撃を受けます。聴くものに訴える熱量が高いものこそが本物の音楽だと思います。美味しくないのに「本物の味」とかいわれてもねえ。

Dvo8:なぜか学生時代、不当に「ださい」「つまらない」と見下されていた曲。これほどよく出来た曲は、他にないくらいに完成度が高い名曲中の名曲。私の愛聴盤は、クーベリックが指揮したベルリンフィルの録音。7~9番が入った2枚組のグラモフォンの廉価版なんだけど、学生時代に中古ワゴンセール(1000円くらい)で見つけました。非常に稼働率の高いCDですね。上述のドラティは共産化に対して、母国ハンガリーからアメリカに亡命し、クーベリックはチェコからイギリスに亡命しました。どこかこの二人は似ている。東欧圏(東ドイツ含む)出身の音楽家って、独特の濃さと熱さを秘めていて好きですね。ちなみにクーベリックはフルヴェンに感動して指揮者の道を進み、フルヴェンの推挙でシカゴ響監督に着任したことがある。(が、悪名高い女評論家に叩かれて早々に辞めた。ショルティもこの女がいないことを確認してから監督に就任した。評論家はいつでも的外れで、長い目でみると文化の足を引っ張る仕様もない奴らである。)Dvo8の他の録音に関してはそれほど沢山聴いていないけど、クーベリックBPOの録音を凌駕する演奏には、まだ出会ったことがない。お家芸のはずのチェコフィルの演奏はどれもイマイチだったなあ。期待が強すぎるからかもしれないけど。日本人が相撲で最強でないことと同じか?

ベネズエラ

2009-02-23 | Weblog
 先週の芸術劇場で、話題の指揮者「グスターヴォ・ドゥダメル」の演奏を放送していた。このドゥダメル氏、出身はなんと南米ベネズエラ!過激な発言でアメリカを煽りまくっているチャベス大統領の国である。そんな独裁制豊かなこの国では、なんと小学生からオケ活動が半必修であり(!)、それによって少年犯罪が極端に減ったとか。まあ、教養だけでなく規律の面から色々と有効なのだろう。で、そのユースオケのトップクラスを集めたのが「シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ」で、そこで育てられた指揮者がこのドゥダメル氏である。放送の前半は、このユースオケとの来日公演の模様だったのだが、舞台が黒い!というのは、楽員が全員、南米ラテン系(黒髪、褐色肌、濃い顔)!そして異様なまでの大編成!(20型?)。曲はダフクロにチャイ5という炸裂系。特段に上手いとも思わなかったが、若者オケらしく、一生懸命やってる姿が実に感動的である。アンコールのマンボやラテン曲では、全員が立って踊り出す騒ぎ。少々やり過ぎな感もあったが、音楽を心底楽しんでいる感じがして、それはそれで素晴らしいと感じた。体に土着のリズムが染みついてるのが羨ましい。ドゥダメルの指揮っぷりは、ラトルとアバドを足して割ったような感じか。もじゃもじゃ頭でニコニコ振りである。
 後半は昨年のベルリンフィルの野外コンサートのダイジェスト放送。さすがに演奏の水準が、前述のユースオケに比べて格段に違う(当たり前か)。ドゥダメルを起用しただけあって、テーマはラテン音楽。知らない作曲家が次々と出てくる。ヴィラ=ロボスしかわからなかったが、「ブラジル風バッハ」はチェロ合奏に独唱という演奏スタイルで、ファウスト氏(年取ったなあ)のソロチェロが実に素晴らしかった。バスは先日引退した老首席が異様な燃えっぷりで頑張っていた。サイドで弾いていたのは、上述のベネズエラ・ユースオケから入団しただと思う。なかなか格好よい。老首席の後任は、これまた南半球から豪州出身の若者がなったらしいが、見た目も経歴(エレキベース出身!)なかなかファンキーな感じで、どんな演奏をするのか期待大である。(といっても、カラヤンアカデミーで勉強して、先日までドイツ響の首席だったのだから、それなりにドイツ正統派なんだろうが)。

図書館利用

2009-02-23 | Weblog
更新してなくてすいません。色々と忙しく。子供の「むきゃ(じたばた)」に癒されてます。

 図書館利用が軌道にのって半年余りが経過した(といっても子供のころは毎週地元の図書館に通っていた)。私の住んでいる区の図書館は、ネットで欲しいCDを検索して予約しておくと、直近の図書館に配送して取り置きしてくれる。妻のカードを用いれば、1度に6枚のCDと4枚のDVDが借りられる。通勤中に通過する他区の図書館も利用しているので、あわせると結構な枚数が家にやってくる。もともと好みの偏りが激しいので、自分の嗜好をなるべく外して、幅広く借りるようにしている。勿論、外れもあるし、当たりもある。最近の大当たりは、先日も書いたムターのモーツァルト:Vnソナタ集、アムランのハイドン:ピアノソナタ集(アムラン恐るべし)、そしてドラティのハイドン交響曲集。このドラティ&フィルハーモニア・フンガリカの交響曲全集(1~104番:33枚組)は、輸入盤なら現在7000円弱で購入できる(国内版だと30000円!)。昔から名盤として名高い全集なのだが、買ったあとに好みに合わなかったと後悔したくないので、まず分売を借りて聴いてみた。噂に違わず、軽やかでかつ熱のある、そしてロンドンレーベルの高度で洗練された録音技術の冴えた素晴らしい音源だった。即、購入した。(HMVは既に品切れ。タワレコで購入)。そのほか最近借りたものは、マリア・カラスのマスカーニ、春の祭典ピアノ版、ボッケリーニ・シンフォニア集、ハイドン・十字架上の7つの言葉(ムーティ)、ロッシーニ序曲集、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲1&3(ミケランジェリ&ジュリーニ:これも素晴らしかった!)・・・やはり偏ってるか?
まあともかく、ビブリオテカ万歳ということで。

どいつもこいつも戦略的

2009-02-13 | Weblog
 「戦略的」。この言葉をきくと、私はいつも「B-52ストラトフォートレス」を連想します。連想出来ない人、知らない人は、ベトナム戦争の本でも読んでください。
 科学業界でもこの「戦略的」が氾濫してるけど、このちょっと格好良さげな単語を付けると、「頭を使って先を見通してやりますよ!」ということになるらしい。政治家も官僚も学者も、この言葉を使うのが一種のブームになってるようですね。
 電車の中でも「戦略的思考を身につける」みたいなマニュアル本を読んでいるサラリーマンをよく見かけます。でも、思考の筋道って、教えられたり、個人努力したりして身につくものなのかね?逆にマニュアルに縛られた硬直化した思考しか生み出さないような。ネットでみつけた「戦略的」の箇条書き。毎日こんなことばかり考えていたら、心の潤いもなくなっていくよなあ~。

1.戦略的商品 (戦略的な商品投入) ~ 競争に勝つためにはどうするか?
2.戦略的人事 (戦略的な人事施策) ~ 人を動かすためにはどうするか?
3.戦略的数値 (戦略的な数値設定) ~ 目標を達成するためにはどうするか?
4.戦略的営業 (戦略的な営業駆引き) ~ 成果に結び付けるためにはどうするか?

イヤー

2009-02-12 | Weblog
 今年はハイドンイヤーだそうですね。ハイドンにそれほど思い入れのない私には、正直どうでもいいことです。さらにメンデルスゾーンイヤーでもあるらしいけど、同じくこちらもどうでもいい感じです。両者とも早引きが難しいというのが共通点ですか。昨年はカラヤンイヤーでした。こちらのほうが自分にとってはよっぽど重要。「英雄の生涯」と「アルペン交響曲」の映像が廉価にならないかなあと想っていたのだけど、残念ながらいまだ定価のままです。でも今年も、没後20周年ということでまだカラヤンイヤーなのであります。
 
 キャノン工場建設に関わる脱税事件:法律的に関与してなくても、知人が自分の名前をつかって違法に銭稼ぎしてるのは知っていたはず。そんな人が経団連の会長とは。ちなみに御手洗氏は創業者の甥ってだけで、世襲の親玉。
 こういう「世襲勝ち組」によるやりたい放題の裏で、こんないたたまれない事件も起きてる。このお母さん、心が病んでいたのかもしれないけど、子供を巻き添えにするなんて・・。残された子供とかどうやって生きていくんだろうか?

徒然

2009-02-10 | Weblog
 4月から航空機の燃料サーチャージが9割も下がるそうですね。9割って・・・。円高もまだ続いてるし、海外行くなら春からですね。でもまあ私は当分行けませんが。

 結構前だけど、イヤホンが壊れました。オーディオテクニカという会社の製品で、15000円くらいもしたのだけど、2年ほどの寿命でした。片側が突然聞こえなくなり、ラインをひねったりすると復活したりしたので、典型的な断線だと想われます。ネットで調べてみると、イヤホンというものは2年くらいの寿命が普通で、いわゆる「消耗品」なんですね。消耗品に万札出すご時世でもないわけで、現在は携帯についてきたイヤホンで代用してます。どうせ電車の中でしか聞かないわけで、全く問題なしです。

 円天:捕まった会長はもう75歳なわけで、人生のトータルでみたら勝ち組なのかな?これまで好き放題やったし、老後は刑務所が看てくれるだろうし。この容疑者は、日本におけるマルチ商法の草分け的存在で、円天以前にも2度逮捕・有罪になっている。そんな怪しさ満点の人が立ち上げた商法に、ほいほいお金を出してしまう人がいるというのが驚きだ。自業自得だね。

Dover Publication

2009-02-09 | Weblog
Dover出版社。学生時代から今に至るまで、オーケストラスコアを安価で提供してくれる頼もしいアメリカの出版社である。あまりにも安いので、どうせインチキ商売でもやっているのだろうと、胡散臭く想っていたのだが、とんでもない、版権切れとなったパブリックドメインをできるだけ忠実に復刻する専門書店である。以下Wikiからの転載。

「元の出版元で絶版になった本の再出版で有名である。再出版する書籍にはパブリックドメインのものも多い。歴史的に意義深く質の高い本を丈夫な製本と安い値段で提供する方針のもとに、現在までに9,000タイトル以上の書籍を出版している。
 古典文学、クラシック音楽の楽譜、18-19世紀の図版の再出版が特に有名である。また、学生から一般読者向けの数学・科学関連書籍や、軍事史、アメリカ史、奇術、チェスなど特定の分野の本の出版もしている。
 著作権使用料無料(royalty-free)のデザイン・イラスト集を多く出版しており、画集的なものから、そのままコピーして使う素材集まで存在する。題材は19世紀以前のイラスト、アールヌーボーの意匠、伝統的な民族文様など多様である。CD-ROM付きのシリーズもある。コンピューター関連メディア企業オライリー社の初期の書籍表紙の動物の絵は、ドーヴァー出版の19世紀の版画図版から採用されたものである。」

 実は先日、イギリスの有名な挿絵画家デュラックの画集(写真)を購入したのだが、総カラーによる豊富な図版数の割に値段が安いと想ったら、やっぱりDoverでした。私のように、新しいものが(大抵)嫌いで、レトロなものに愛着を感じるものとしては、Doverのような出版社は本当に助かります。良いものが安く手に入る。いいことです。

漢字で書こう

2009-02-06 | Weblog
 決算の時期だからか、「~億円の赤字」というニュースをよく見かける。未曾有の不況は留まるところを知らず。底の底まで落ちて、回復することなくそこを這うのだろう。そんな中、マクドナルドは黒字だとか。アメリカ食の王様であるハンバーガーではあるが、日本においては家庭料理として作られることがなく、ハンバーガーショップにいかないと食べることができないという実はニッチな食品なのである。だれが考えたのか知らないけど、ハンバーガーは良くできた食べ物である。パンと肉が味わえて、暖かくて、カロリーもとれて、さらに安くて早いとなれば、不況下でもお客は逃げないだろう。私にとっても、マックは外出先での財布が空に近いときの非常食の1つである。他には、コンビニの肉まん、立ち食い蕎麦などが非常食であるが、なにせ胃が小さいので、300円以内でとりあえず胃を落ち着かせることが可能である。

 パナソニックも大赤字らしいが、なんで名をパナソニックにしたのだろうか?潔く「松下(MATSUSHITA)」で良かったのでは?世界戦略(w)のために横文字Panasonicに統一したらしいが、外人、特に白人あたりは、漢字で書かれた日本メーカーに憧れをもっていたりするんだよなあ。ブレードランナーとかニューロマンサーとか知らないのだろうか?知らないだろうな。ニューロマンサーの舞台はチバシティで、最強端末は「オノ・センダイ」製という設定(意味不明)。

 今年の仮面ライダーはディケイドというらしい。そのまんま10年目という意味で、平成ライダー10周年ということで、これまでの9作の世界を渡り歩くというものらしい・・・。過去のファンを取り戻すために、前作のヒーローを助っ人として出すことはあるが、9シリーズを満遍なく出すとは、あまりにも発想が短絡的で、制作者側の意図がすけすけで哀しい。ライダーシリーズも今年で終わりかな。そういえば、カブトの水嶋ヒロと電王の佐藤健が主演?のテレビドラマの広告をみた。まがりなりにも1年間、主役をはってきたわけであって、ジャニーズやモデルあがりのタレントよりは使えるのか。水嶋ヒロは、カブト役の俺様演技があまりにも痛かったのか、黒歴史として封印しているようだが、電王で5役を演じ分けた佐藤健の演技力は確かだと想う。

本質からの逸脱

2009-02-05 | Weblog
任天堂はDSを一人一台持たせたいようだけど、まあ私は絶対にもたないので、その策略は永遠に成功しません。電車の中で、DSをいじってる姿ほどみっともないものはないと思います(携帯ゲーム全般)。
インターネットや携帯が出来て便利になったことも多いのかもしれないが、なかったころに比べて文化が立派になったのか、生活が豊かになったのかを冷静に考えると、まったく逆のように思えます。パソコンのお陰で誰でも文書を作れるようになったけど、文字を書けなくなった。今年の年賀状で宛名まで手書きであったのは一体いくらあったか?まあ私も昨年から印刷にしましたが、一昔前は裏表全部手書きが当たり前だった。一世代前の方々の文字が皆上手いのは、場数を踏んでいるからです(悪筆はみっともないという文化もあった。)携帯とメールのお陰で24時間いつでも連絡がつくようになったのはいいが、逆に時間にルーズになったように思うし。冷凍食品やインスタント食品のおかげで、いつでも暖かいご飯が食べれるようになったのはいいけど、料理の腕をなくしつつある。いつでも自由にCDやDVDで音楽を聴けるようになったが、音楽家そのものが絶滅した。最近はプロでも録音して聞き直して修正という練習方法があたりまえになってるらしいけど、フルヴェンの時代には録音は簡単にできなかったわけです。それでも、あの時代の演奏というものはどれも心に響くものがある。どんなにわからないように手を加えたり、つぎはぎしても、偽物は偽物で本物を超えるなんてことは絶対にない。電子チューナーも簡単に手に入るようになってピッチを正確に測れるにようなったが、昔に比べて音程がよくなっているのかと言われると、そんなことはない。

皮肉なことに、時間を節約しよう便利にしようと機械に頼れば頼るほど、ものごとの本質から逸脱していくわけです。

地球寒冷化は確実に。

2009-02-04 | Weblog
「権威を疑え」「学者を疑え」「有識者を疑え」

 どうやら昨年は21世紀に入って一番寒かったようです。温暖化の進行は確実!と叫んでいた学者さんたちは焦ってるだろうな。以下、日経新聞の記事から転載(コピペのコピペ)

「地球の平均気温の上昇が頭打ちとなり、専門家の間で気候は当分寒冷化に向かうとの見方が強まってきた。地球温暖化の主因とされる二酸化炭素(CO2)の排出は増え続け長期的には温暖化が続きそうだが、自然の変動が気温を抑制するように働き始めたとみられている。気温の推移は、温暖化対策の論議の行方にも影響を与えそうだ。
 平均気温は1970年代半ば以降ほぼ一貫して上昇。しかし98年をピークにこの10年間は横ばいないし低下し、2008年の気温は21世紀に入り最も低かった。この結果、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が予測する気温の上昇カーブとの隔たりが拡大。IPCCは気温が2000~25年に10年あたり約0.2度のペースで上昇するとしているが、実際は最近十年で約0.2度下がった。
 気温低下の原因として専門家が有力視しているのが、海の自然変動の影響。太平洋では数十年ごとに水温が上下する太平洋十年規模振動(PDO)という現象が知られる。PDOの高温・低温期は、平均気温の上昇・下降期とほぼ連動。2000年前後にPDOが高温期から低温期に切り替わったと見られている。 
 寒冷化との関係で太陽活動の「異変」も注目されている。米航空宇宙局(NASA)は昨年9月、「太陽活動が約50年ぶりの静かさ」と発表。その後も太陽活動は静かな状態が続いている。太陽の日射量の変化のほか、太陽磁気の変動が地球の気候に与える影響への関心が高まっている。」

維持

2009-02-02 | Weblog
 近くの花屋が突然閉店した。不況は着実に進行しているようだ。

 底なしの不景気というが、底は絶対にあるんだけど、これまでがあまりにもバブルだったってことだろ?国民全員が新しい価値観のライフスタイルを模索中なわけで、人口減少、エコ運動(w)などのもろもろが絡み合って流れていったら、数十年後には全く新しい価値観の日本(世界)に生まれ変わってると思う。恐らく焦っているのは、現状を維持したい人々だけ。そういう意味で、地球温暖化問題なんかも同じといえる。よく人に訊くのが「温暖化して何が問題なの?」。別に日本がグアムのようになってもいいし、南極の大地に花ば咲いてもいいじゃない。

 これからはますます個人の優先度が消費に如実に顕れてくると思う。車や電機メーカーが落ち込んでるのは、これまでたいして必要もない製品を無理矢理に消費者を煽って購買させていたツケといえる。国民は「買えない」のではなく「必要ない」ということに気付いたのだ。

 恐らくこれから(これからも)伸びるのは、精神医療の分野だと思う。