高速徒然
・今年唯一の定期演奏会が終わる。指揮者が本番いきなり豹変(憑依?)して、よい意味で予想を裏切る感動的な演奏会となった。「アマチュアにしては上手だが感動に乏しい」と評されることの多い団体にとってはエポック的な演奏会となるのか?お客も団員も一様に「終楽章が感動的だった」との感想。チャイコフスキーも草場の蔭で喜んでくれただろうか。やはり名曲中の名曲は出来が違う。
・韓国軍艦沈没事件:海底から拾った破片で物証というのはちょっときつい。北朝鮮にみせかけて他国がやったのでは?と言われても反論できないし。まあ北朝鮮がやったんだろうけど。それにしても魚雷一発で轟沈ってどうなんだ?自衛隊はこれに対処できるのか?
・日本政府が北朝鮮を非難:日米韓の連携もあるのだろうけど・・・とりあえず様子見で放っておけよという感じがするが。こういうときこそ大好きな「9条」かざしてダンマリすればよいものを。朝鮮半島はどっちもどっちだし。
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ヨゼフ・ホフマン:ついにCDを購入。ライブ演奏(1930)。絹糸のような弱音に雷のようなフォルテ。デフォルメが激しい。これぞ生きた音楽!フライング拍手が会場の興奮度を生々しく伝わる。演奏する前に軽くポロポロと指慣らしをするのは当時のヴィルトオーゾの儀式なのか?バックハウスもよくやっていた。「さあ次は何を披露しようかな?」という余裕にワクワクして待つ聴衆の期待度を感じることができる。
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久生十蘭:岩波から出ている短編集を購入。澁澤龍彦も絶賛する20世紀前半に活躍した作家。前々から一度読みたかった。巧緻な文章に、芸術、幻想、怪奇、探偵を織り交ぜた「小説の魔術師」「多面体作家」と呼ばれる鬼才。ファンは「ジュウラニアン」と呼ばれるらしい。数作呼んだが、これは嵌る・・・夢野久作と並ぶ裏文豪!国書刊行会から全集が出ている。夢野久作の全集は揃えたので次はこれか?久々のヒット。
・宇宙帆船イカロス:H2Aロケットは無事打ち上げ成功。安定感あるね。それにしてもなぜイカロス?イカロスは飛びすぎて落ちたんだがな。
・谷亮子の父は暴力団員:これは有名な話だが、お兄さんが覚醒剤で捕まっていたというのは吃驚した。
伯父の告白 (週間文春)
幸次氏は谷氏の父親の実兄で、父親の勝美氏が交通事故に介入して 高額な報酬を要求する示談屋で生計を立てていて、やがて保険金詐欺に手を染めて逮捕されたことや、自分も裕福ではなかったのに、谷氏が柔道の試合で日本全国を遠征する費用が足りないため、高利貸しからカネを借りてまで助けていたと話す。
そのカネも全額は返済されていない。いまだに、勝美氏からも谷亮子氏からも、謝罪がないこともあってか、10年以上前から絶縁状態だそうだ。5年前には、谷氏の兄が覚せい剤で逮捕され、田村家(谷氏の旧姓)から除籍されている。
編集部は勝美氏にインタビューして、勝美氏の過去や親族から借りた保釈金350万円を返すのを渋ったことなどについて直撃している。そして、取材の最後に、勝美氏はこういった。
谷亮子の父親「変なことを書いたら、私はキツいよ。いや、ほんとに。紳士的に行きましょう」