イタリア雑感
念願だったイタリア(ローマonly)に足を踏み入れることができたわけだが、感想を箇条書きで記しておきたい。
・食事は満点。ローマ市内で適当に入った店でもどれもおいしかった。セルフサービスの惣菜ワイン屋が宿舎の近くにあり3回も通ってしまった。ワンプレートに盛り放題、お変わりし放題で6€。地元の人専用のお店のようだった。パスタ、ピッツァ、生ハム、サラミ、チーズ、ワイン、アーチチョーク、どれも素晴らしかった。ズッキーニの花の詰め物もあった。魚介料理はあまり試せなかったが、覗いた魚屋には色々な魚介類が並んでいた。クロダイが多かったのが印象的だった。マグロのカラスミが売られていた。日本でカラスミといえば長崎五島列島だが、実は地中海発祥でシルクロードを通って長崎に伝わったらしい。つまりカラスミはイタリアが本場ということ。イタリアではカラスミ=ボラという図式はなく、卵巣の塩漬け=カラスミということらしい。ボラやマグロだけでなくタラも使うそうだ。イタリア語でカラスミはボッタルガ(Bottarga)。
・治安:人通りの多い道路を歩いている限りは、これといった怖い目にはあわず。ただテルミニ駅の周辺は女性に声をかけている肌の浅黒い人種がいた。私は地図をもってうろうろしていると、スーツの老紳士に英語で大丈夫か?と聞かれた。スペイン広場では有名な紐売り(こちらも肌が浅黒い)に遭遇した。「大阪に友達がいる」「ナガトモ大好き」「日本トモダチ」「友情のヒモ結ぼうぜ(結ぶと料金を請求される)」とガイドブックそのままの流れで笑った。もちろんヒモが出てきた時点でサヨナラした。
・タクシー:ぼったくられて危険との情報をかなりもらっていた。2回乗ったが最初はかなり生真面目で親切なドライバーだった。2回目は見た目からちょっとやばそうな風体で、乗るなりイタリア語でなにかまくしたててきた。「イタリア語わからん」というと、片言英語でなにかいってくる。「鉄道はストライキで動かない」ということらしい。駅に近づくと「見ろ!電車が走ってないだろ、人が逆戻りしてるだろ!」と仰る。朝だから便が少ないだけだし、下車して出てくる人じゃないか。向こうとしては何とか騙して空港まで連れて行きたかったのだろうが、そんな詐欺には付き合わず適当にいなして正規料金で降りた。二分の一の確立で不良ドライバーに出会ったわけで、やはりタクシーは危険だと思う。
・地下鉄:便利なので頻繁に利用した。自販機は英語対応でわかりやすい。列車は落書きだらけだったが、これはアメリカでもドイツでも同じ。日本ほどきれいな地下鉄は世界にない。囲まれてスラれるとかそういう危ない場面はなかった。昼間はほとんどが観光客か現地の働いている人達で危険そうな人種はいなかった。
・気候:パラパラとした雨に数度出会ったが、ほぼ晴天だった。日が長いので仕事が終わってもまだ明るく、帰り道は不思議な気分だった。仕事帰りに夕日をみながら一杯・・・疲労でそこまでできなかったが、理想的な生活である。乾燥した空気が実に心地よかった。成田についたときは日本の湿度にげんなりした。日本人の奥手さや侘びさびは湿気に原因あり。
・買い物:とにかく大きなお札をいやがる。美術館でさえ20€を嫌がられた。50や100などは使いようがない。駅で切符を買うときにくずそうとしたが、機械さえも受け付けない場合があった(釣りがないためか?)100円のジュースに万札だしても嫌がられない(そういう振りは絶対にしない)日本とは大違いであった。
念願だったイタリア(ローマonly)に足を踏み入れることができたわけだが、感想を箇条書きで記しておきたい。
・食事は満点。ローマ市内で適当に入った店でもどれもおいしかった。セルフサービスの惣菜ワイン屋が宿舎の近くにあり3回も通ってしまった。ワンプレートに盛り放題、お変わりし放題で6€。地元の人専用のお店のようだった。パスタ、ピッツァ、生ハム、サラミ、チーズ、ワイン、アーチチョーク、どれも素晴らしかった。ズッキーニの花の詰め物もあった。魚介料理はあまり試せなかったが、覗いた魚屋には色々な魚介類が並んでいた。クロダイが多かったのが印象的だった。マグロのカラスミが売られていた。日本でカラスミといえば長崎五島列島だが、実は地中海発祥でシルクロードを通って長崎に伝わったらしい。つまりカラスミはイタリアが本場ということ。イタリアではカラスミ=ボラという図式はなく、卵巣の塩漬け=カラスミということらしい。ボラやマグロだけでなくタラも使うそうだ。イタリア語でカラスミはボッタルガ(Bottarga)。
・治安:人通りの多い道路を歩いている限りは、これといった怖い目にはあわず。ただテルミニ駅の周辺は女性に声をかけている肌の浅黒い人種がいた。私は地図をもってうろうろしていると、スーツの老紳士に英語で大丈夫か?と聞かれた。スペイン広場では有名な紐売り(こちらも肌が浅黒い)に遭遇した。「大阪に友達がいる」「ナガトモ大好き」「日本トモダチ」「友情のヒモ結ぼうぜ(結ぶと料金を請求される)」とガイドブックそのままの流れで笑った。もちろんヒモが出てきた時点でサヨナラした。
・タクシー:ぼったくられて危険との情報をかなりもらっていた。2回乗ったが最初はかなり生真面目で親切なドライバーだった。2回目は見た目からちょっとやばそうな風体で、乗るなりイタリア語でなにかまくしたててきた。「イタリア語わからん」というと、片言英語でなにかいってくる。「鉄道はストライキで動かない」ということらしい。駅に近づくと「見ろ!電車が走ってないだろ、人が逆戻りしてるだろ!」と仰る。朝だから便が少ないだけだし、下車して出てくる人じゃないか。向こうとしては何とか騙して空港まで連れて行きたかったのだろうが、そんな詐欺には付き合わず適当にいなして正規料金で降りた。二分の一の確立で不良ドライバーに出会ったわけで、やはりタクシーは危険だと思う。
・地下鉄:便利なので頻繁に利用した。自販機は英語対応でわかりやすい。列車は落書きだらけだったが、これはアメリカでもドイツでも同じ。日本ほどきれいな地下鉄は世界にない。囲まれてスラれるとかそういう危ない場面はなかった。昼間はほとんどが観光客か現地の働いている人達で危険そうな人種はいなかった。
・気候:パラパラとした雨に数度出会ったが、ほぼ晴天だった。日が長いので仕事が終わってもまだ明るく、帰り道は不思議な気分だった。仕事帰りに夕日をみながら一杯・・・疲労でそこまでできなかったが、理想的な生活である。乾燥した空気が実に心地よかった。成田についたときは日本の湿度にげんなりした。日本人の奥手さや侘びさびは湿気に原因あり。
・買い物:とにかく大きなお札をいやがる。美術館でさえ20€を嫌がられた。50や100などは使いようがない。駅で切符を買うときにくずそうとしたが、機械さえも受け付けない場合があった(釣りがないためか?)100円のジュースに万札だしても嫌がられない(そういう振りは絶対にしない)日本とは大違いであった。