今日も高速徒然
・スマホから離れたいのだが、大事な通信機なのでそうもいかない。なのでスマホで読める書籍や漫画ソフトを使っている。
・青空文庫:少し前までは中島敦を読んでいた。今は漱石の「行人」を読んでいる。長いが文体が絶妙なので疲れることなくさくさく進む。
・リアル文庫も読む。PKディック短編集。知っている話もあったが、ディックのSF発想には唸らせられる。
・PKディックの小品「CM地獄 Sales Pitch」:全自動型の家事支援ロボットが自らを「押し売り」にくる話。どこを向いても広告の世界、家と宇宙運送の職場との往復に辟易としている主人公のもとに、資本主義の結晶のようなロボット「ファスラッド」が実演販売にくる。「お前を買う気はない、100万年たってもだ!」「いいえ買いますとも」「あなたがお買いになるまで、そばにいるよう本社から命令されています」「わたしに与えられた指令は、あなたが満足するまで実演販売を続けることです」。この作品が書かれたのは1954年(70年前)だ。この話の最後、新天地「プロキシマ」を目指した主人公はロボットと共に心中する。ケンタウルスの太陽に飛び込む前の束の間、主人公は人生で忘れえていた「生」への喜びを感じる。しかしロボットは壊れた体でまだ実演を続けるのだった。
・PKディックの小品「まだ人間じゃない The Pre-Person」:問題作だ。子供を必要としない家庭では、小学生レベルの年齢でも子供を「中絶」することができる。なぜなら小学生はまだ代数が解けないので、魂が完成されていないと法律的にみなされるからだ。子供回収車が町を巡回し、親のサイン入り書類をもとに子供を「回収」していく。回収された子供は養子に出されるか、もし引き取り手がいない場合は「肺から空気を抜かれて」処分される(捨て犬と同じである)。食糧難から発生した極端な選別策の結果という設定である。常識ではありえない設定だが「都合の悪い子供は捨てる」ことは、現実の世界でも横行している。
・スマホから離れたいのだが、大事な通信機なのでそうもいかない。なのでスマホで読める書籍や漫画ソフトを使っている。
・青空文庫:少し前までは中島敦を読んでいた。今は漱石の「行人」を読んでいる。長いが文体が絶妙なので疲れることなくさくさく進む。
・リアル文庫も読む。PKディック短編集。知っている話もあったが、ディックのSF発想には唸らせられる。
・PKディックの小品「CM地獄 Sales Pitch」:全自動型の家事支援ロボットが自らを「押し売り」にくる話。どこを向いても広告の世界、家と宇宙運送の職場との往復に辟易としている主人公のもとに、資本主義の結晶のようなロボット「ファスラッド」が実演販売にくる。「お前を買う気はない、100万年たってもだ!」「いいえ買いますとも」「あなたがお買いになるまで、そばにいるよう本社から命令されています」「わたしに与えられた指令は、あなたが満足するまで実演販売を続けることです」。この作品が書かれたのは1954年(70年前)だ。この話の最後、新天地「プロキシマ」を目指した主人公はロボットと共に心中する。ケンタウルスの太陽に飛び込む前の束の間、主人公は人生で忘れえていた「生」への喜びを感じる。しかしロボットは壊れた体でまだ実演を続けるのだった。
・PKディックの小品「まだ人間じゃない The Pre-Person」:問題作だ。子供を必要としない家庭では、小学生レベルの年齢でも子供を「中絶」することができる。なぜなら小学生はまだ代数が解けないので、魂が完成されていないと法律的にみなされるからだ。子供回収車が町を巡回し、親のサイン入り書類をもとに子供を「回収」していく。回収された子供は養子に出されるか、もし引き取り手がいない場合は「肺から空気を抜かれて」処分される(捨て犬と同じである)。食糧難から発生した極端な選別策の結果という設定である。常識ではありえない設定だが「都合の悪い子供は捨てる」ことは、現実の世界でも横行している。