久しぶりの更新。いつかは書かなきゃと思っていたが、
ずっと見合わせていたラトルに関する自分の感想。
ベルリンフィル監督に就任以来、
破竹の勢いで今世紀のクラシック界を導いているラトルですが、
私の率直な感想としてはですねえ。
「浅はか!」
ですな。こんな事書くと、酷い反撃が待っていそうなんですが、
実際のところ「感動しない」んだな。
まあ、私が「フルヴェン教」に毒されてるからってのもあるけど、
確かにラトルの演奏には細部で「はっ」とさせられれたり、
「お、面白いねえ」と、にやっとしたりする所はあるけど、
全体の流れが希薄というか、クライマックスがどこかも分かりかねるし、
聞き終わった後に、充足感がないんですよね。
さらに、聴けば聴くほど、ラトルの癖に慣れて来てしまい、
もう、意図的な小細工とかに心を捉えられる事も無くなってきて、
「なんだ、つまんね」ってことになってしまうんですよ。うん。
確かに、ラトルが監督になって、ベルリンフィルはアンサンブルが引き締められて
持ち味の超絶テクがさらに特化して表現されるようになったけど、
逆に没個性になってきているような気がしないでもない。
(まあ、アバド時代も色々と言われてたので、これは思い過ごしだと思うけど)
音楽性のみならず、知性もある、才能の塊なんだろうけど、
それ以上の「味」ってのがないんだよなあ。
非常に悪く言えば「CG」的というかね。
現代的とか、新時代とかいえばそれまでですが、
こういうのって、本当の音楽じゃないと思うんですよ。
ずっと見合わせていたラトルに関する自分の感想。
ベルリンフィル監督に就任以来、
破竹の勢いで今世紀のクラシック界を導いているラトルですが、
私の率直な感想としてはですねえ。
「浅はか!」
ですな。こんな事書くと、酷い反撃が待っていそうなんですが、
実際のところ「感動しない」んだな。
まあ、私が「フルヴェン教」に毒されてるからってのもあるけど、
確かにラトルの演奏には細部で「はっ」とさせられれたり、
「お、面白いねえ」と、にやっとしたりする所はあるけど、
全体の流れが希薄というか、クライマックスがどこかも分かりかねるし、
聞き終わった後に、充足感がないんですよね。
さらに、聴けば聴くほど、ラトルの癖に慣れて来てしまい、
もう、意図的な小細工とかに心を捉えられる事も無くなってきて、
「なんだ、つまんね」ってことになってしまうんですよ。うん。
確かに、ラトルが監督になって、ベルリンフィルはアンサンブルが引き締められて
持ち味の超絶テクがさらに特化して表現されるようになったけど、
逆に没個性になってきているような気がしないでもない。
(まあ、アバド時代も色々と言われてたので、これは思い過ごしだと思うけど)
音楽性のみならず、知性もある、才能の塊なんだろうけど、
それ以上の「味」ってのがないんだよなあ。
非常に悪く言えば「CG」的というかね。
現代的とか、新時代とかいえばそれまでですが、
こういうのって、本当の音楽じゃないと思うんですよ。