Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

ほめて育てることの弊害

2018-05-29 | Weblog
ほめて育てることが良いと言われる昨今。私は「はたしてそうだろうか?」といつも思っている。以下の最新知見は興味深い内容だ。
日本人はなぜ「挑戦」しなくなったか

実力のない子供を無理にほめて育てると以下のようになる。

・「頭がいい」と褒められた子どもは、自分は頑張らなくてもよくできるはずだと思うようになり、必要な努力をしようとしなくなる
・「本当の自分は『頭がいい』わけではないが、周囲には『頭がいい』と思わせなければならない」と思い込む
・「頭がいい」という評価から得られるメリットを維持するため、ウソをつくことに抵抗がなくなる

この最後の「ウソをつくことに抵抗がなくなる」が一番怖い。さらに以下のようになる。

・「頭がいい」と褒められた子どもは、実際に悪い成績を取ると、無力感にとらわれやすくなる
・難しい問題に取り組む際、歯が立たないと「頭がいい」という外部からの評価と矛盾する。このとき、やる気をなくしやすい
・「頭がいい」という評価を失いたくないために、確実に成功できるタスクばかりを選択し、失敗を恐れる気持ちが強くなる


日本の現状がこのせいなのかかどうかはわからないが、若者たちの「豆腐」に例えられる弱いメンタルの一因になっている気がする。この世は死ぬまで競争である。首獲ってなんぼ、金獲ってなんぼである。その冷酷な現実を見せずに育てるのは詐欺というものだ。

久しぶり

2018-05-26 | Weblog
全く更新してないのに、毎日多くの人が覗いてくれているようですみません・・・
昔のように徒然をまったく書く気分にならないというか、世間のことにぶつぶつ文句を呟いても何も変わらないというか、それなら自分のしたいことに集中という気分だなあ。もったいないのでやめることはせず前向きなことは書いていきたいと思います。

先日、初めてバッハコレギウムジャパンを聴きにいった。カンタータシリーズ。オケだけでなく上手な合唱の響きを堪能。バッハ時代のチューニングについても知識を深める(オルガンに合わせる場合と管楽器に合わせる場合があったとか)。昨年あたりから、古楽の演奏会によく招待されるようになり、その透明な響きに惹かれている。年齢のせいもあると思うが、ドンチャンする後期ロマン派の曲は全く聞かなくなってしまった(でもロックバンドは聞く)。自分の演奏活動も運命の導きもあってそちらの方向へと傾き、これまでとは全く違う演奏をするようになった。小編成はバンドみたいで実に楽しい。
また先日の昇任人事で、生れて初めて定年と老後を意識した・・。職場ではいまだ若手だが残された時間は思った以上に長くない。仕事も趣味も「今の自分が本当のやりたいこと」を積極的にやっていかねば、あっという間に年老いてしまうだろう。無事に年を食えるかも不明だし、年を食ってからではもう体の自由がきくまい。

というわけで、ツタヤの旧作借り放題会員になったので、「エルガイム」「マクロス」を全部借りて久しぶりに堪能しました。80年代最高!久しぶりにガンプラも買ってみた。楽しいなあ。塗装も本格的にやってみたい。甲虫フェアも継続中でヘラクレス幼虫がもりもり成長中。料理もじわじわだが日々修行中。