Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

人間風車

2014-03-19 | Weblog
往年の名レスラー、ビル・ロビンソン氏逝去。
引退後は高円寺で道場を開いていたはずだが、米国で死去とのこと(イギリス出身だったはずだが)。必殺技の「ダブルアーム・スープレックス」にちなんで「人間風車」と呼ばれていました。分厚い体から繰り出すパワーと柔軟なレスリング技が融合した、まさに「ストロングスタイル」を具現化したような名レスラーでした。故ルー・テーズや故カール・ゴッチと同様に「本当に強いレスラー」の一人でしたね。実は幼いころの事故で隻眼だったと知った時はおどろきました。「ダブルアーム・スープレックス」はいまでは繋ぎ技になってしまったけど、ロビンソンの高速スープレックスは一撃必殺の凄味がありました。頭から落とすだけの下品な技が横行する中、人間風車はいかにもレスリングらしい技で私は大好きなのです。猪木も人間風車は得意としてましたね。投げた後にブリッジで極める若き藤波の「飛龍風車固め」もレスリング的でよかったですね(本人はもちろんできませんが、だれか継承してませんかね)。ご冥福をお祈りします。

ウソはいけないが正直である必要もない

2014-03-14 | Weblog
高速徒然
・マレーシア機はどこへ行ったのだろう?まったく違う場所へ向かったとの情報もあり。アメリカの偵察衛星ってなにもかもお見通しってわけではないのか?
・STAP:4月から所長に就任する予定の現副所長が、共著者であり、さらには実際に執筆した人って、もうなんだかね・・・。調査より人事面での落としどころに困って対応が遅れているんだろ。
・内部告発:理研CDBの研究者から独自の発表もあるとのこと。こちらを注目したい。
・馬鹿ンティ:顔からして胡散臭さこの上ない(人は顔で90%判断できます)欧米人は自分の過ちさえ認めないのだから、人の過ちで取り下げに同意したりしない。といっても、このヒゲが博士論文やSTAPの実質的な指導者で査読者なんだよね。持ちつ持たれつの関係だから、手のひらを返すこともできない。ラスボスはこいつ。
・ウソはいけないが正直である必要もない:面接の心構えとしてよく聞く言葉。科学研究でもこれを信条にしているやつが多い。最近は研究者には「アピール力」が大切と公然と教育されたりもする。アピールだけに特化した成れの果てが今回のリケジョ。
・本当のリケジョ:女子力やムーミンや割烹着に頼らずとも、きちんと研究して、なおかつ家庭も持っている女性研究者はたくさんいます。

リケジョがセルカンに迫りつつある。が、まだまだ及ばない

2014-03-12 | Weblog
内部告発同業者の推測によると、どうやら山梨の教授に渡していたSTAP細胞はコントロールのES細胞らしい。絵画の模写を頼まれておきながらお手本を作品として納入したようなものだ。そして出回っている怪文書「ムーミン谷のオホホポエム」。こちらでも渡したのはESだと言っている。この怪文書は2月始めからネットに出回っている。内部告発なのか同業者の創作なのか。登場人物の描写が生生しい。本人の第二人格(ムーミン?)が書いたものかと思うほど。あまりにも真に迫っていて薄ら寒い。以下抜粋(先生というのは山梨の教授だろうか)

「オホホ細胞は増殖しないからあげられないの、じゃ先生が許してくれなかったからステム化することにしたの。ESを同じプレートで培養中だったんだけどいい子のスッポンに餌をあげる時間になって・・・。ごめんね。」
「さらにさらに、増える競争相手がいるよねってムーミンがES君を隣のウェルにまいてくれたの。さあ、シンデレラさん目を瞑って、明日もう一日がんばろうっていってくれたの。そしたらなんとなんと、次の日突然もう死んで動かなかった子たちが、高速分裂するのを見て、信じられないことがおきたって手を取り合って泣いたときには。もちろんエアテクニシャン排除環境だったのはしかたないでしょ、たは。」

・博士論文もコピペか・・・セルカンの博士論文ほとんどコピペだったな。もちろん本人の責任だが、これ主査が読んでないだろ?彼女は外部で研究してたから所属研究室のテーマとは大きく違っている。主査の教授としては面倒なので外に丸投げして読まなかったんだろうな。リファレンスの全コピーなんか気づかないわけないし。序論はネイティブの総論をお手本にすることはよくあることだが、まるまるコピーってのは気合い入ってるよな(全コピーなんだから当然リファレンスはつけられない)。普通は後に続く自分の英文の稚拙とのギャップが恥ずかしいので、使えそうな文だけお手本にして自分で構成するものだ。超好意的な解釈をすると、審査まで間に合わず仮論文で提出(これも普通は許されない)。審査後に「きちんと治しておけ」というのを修正せず、仮論文のまま提出してしまった?あー、でもネイチャークラスの投稿論文であれだけ捏造するんだから、最初からコピペで済ますきだったんだろうな。なんにせよ、良くて再提出、下手したら学位剥奪。セルカンは捏造論文で博士剥奪。まあセルカンは助手でもあったし、宇宙飛行士候補やらプリンストンの数学教授だとか、元オリンピック選手だとか、宇宙物理学者だとか、タイムトラベラーだとか、もう破滅願望で生きているマゾかというくらいに無茶苦茶な経歴を並べていた。業績はエア論文(存在しない。東大工学部はこれに騙されて助手で採用した)。学士・修士の出身大学も詐称で出自も不明(確かなのはトルコ生まれぐらい)。いったいセルカンとは何者だったのだろうか?誰かドキュメンタリーで追ってほしい。

コラで作成したと思われるセルカンの宇宙飛行服姿。彼の代表的な詐称肖像。


・これまで科学関係のなかで盛り上がっていたが、公に報じられるようになって、芸人キャスターや文系連中が我も我もと意見を言い始めた。的外れで酷いものだ。論文が杜撰とかじゃないんだよね。意図的な捏造だってのに。まあ博士修論どかろか、卒論さえ書いたことないから科学の現場を知らないのだから仕方ないが、多くの人が見ているのだから安っぽい感情だけで語ってほしくない。J-castから転用(今朝の番組)ちなみに笠井キャスターは早稲田商学部。

笠井信輔キャスター「作れないのに作ったと小保方さんが書くとは信じられませんよ」
宮田「それはあり得ないでしょう。彼女は多分STAPという現象は見ていると思う。それが彼女の解釈で いいのかが問われているんです。ひとことで言うとずさんな論文ですよ」
小倉「これで心が折れちゃったりしませんかね」
宮田「それがホントに心配ですね。彼女だけに負わせるのは酷です。彼女は見たんです。それをだれもが 再現できる形でできるよう研究すすめるチャンスを与えるべきです」
小倉「大きな発見は偶然というのは多いからね」
宮田「ねつ造じゃなかったとき、どうやって救うか」(抜粋)

細胞錬金術

2014-03-10 | Weblog
STAP終結:「捏造確定」ということで終了の模様。ちょっとこれは言い訳できないレベルの捏造だ。こんなのばれないと思ったのかなあ。これから日本人研究者に対する風当たりは強くなるだろうな。データも機器の電子ログと一緒に提出しろとか言われるかもしれない。普通にやっている研究者にとっては手間が増えて迷惑どころの話じゃなくなる。

・リケジョ:今回の事件の唯一の救いは「リケジョ」というふざけた言葉を葬りさってくれそうなことだ。
・白衣:あたりまえだが白衣は薬品耐性だ。ただ白いだけじゃない。割烹着で代用できるものではない。。
・スッポン:生化学系の実験室内で生き物それも水生生物を飼うなんてありえない。部屋に雑菌ばらまかれるだろう?
・パーソナリティ障害:たぶん「自己愛性」か「演技性」のパーソナリティ障害。これからも「本当だもん。できたんだもん」で押し通す可能性が高い(そしてその本気度を超えた一途さに騙される男が出る)。
・家族:家族の話題がまったく出てこない。マスコミが取材を自粛しているとも思えない。家族の側から避けているのか?家族は虚言壁を見抜いているのか?
・AO入学:「アホでもOK、オールOK」と揶揄されるAO入学(自己推薦入学)。前から思っていたが、早稲田クラスがAOってどうなの?人集めに困ってるとも思えないし、試験入学者をそんなに信頼できないのか?自分の実力以上の看板が欲しい「自己顕示欲」の強い人間がAOなんてものを狙う(制度をフル活用するのはいいのだが)。研究者を目指するなら早稲田ぐらい表門から入れなくてどうすんの。
・早稲田:ちなみに今の文科大臣も教育再生会議の議長も早稲田の出身。お通夜ムードだろうな。
・理研:天下の理研がなぜこのようなことに。あんまりダンマリを続けてると、隠蔽とみなされて理事長のクビまで飛にかねない。特別研究所に選ばれたばかりだし、できるだけ傷をつけないようにと天下り官僚達と画策中なんだろうな。
・肩書き:理研の内部調査委員をやっているケンブリッジの教授の言。「これまでの生物学の常識を覆す内容で、非常に驚いたが、CDB(理研)で行われた研究なので、真実だろうと思った。」・・結局のところ判断は肩書なんだな。
・愚弄:「細胞生物学の歴史を愚弄している」と最初にネイチャーから突き返されたというが、生物学どころか科学そのものを大きく愚弄していたわけだ。

平気でうそをつく人

2014-03-08 | Weblog
送別会の山も峠を超す。転職先での顔合わせも無事に終わる。それとは別にご無沙汰だった友人先輩とたくさん再会する。みんな順調、いやそれ以上に偉くなっていた。

・STAP再現性:本人だけに再現性があってもね。今の状況は「俺はイケメン。誰が何と言おうとイケメン。だって毎日鏡で確認してるし!」というレベル。「成功した」の言葉だけで詳細な情報が全く出てこないのも疑問だ。博士論文の再審査もどうなるのか?図の捏造なんてどうみてもアウトなんだが。理研、必死のようだが大丈夫か?
・サムラゴーチ会見:おすぎかと思ったぞ。自分の大嘘を棚上げして、作曲者を起訴してやるとかキチガイだな。まあいわゆる「サイコパス」なんだろう。世の中にはビックリするようなウソを平気で吐く人間がいる。そういう人間は「生まれながらに良心が希薄」という恐ろしいクリーチャーなのである。そもそも良心がないのだから道徳教育がまったく効果を発揮しない。全く理にかなわないことを平気で発言し、相手の混乱に乗じて自分のやりたいことを押し通す。極端なまで自己中心的で計算高い。犯罪者では猟奇犯罪者や詐欺師、社会では悪徳弁護士、悪徳政治家に多く存在するという。



・ウクライナ:クリミアはもともと親ロシアで1992年にはウクライナから独立宣言もしている(その結果として自治区となった)。住民が望むのならロシアに編入されても仕方がないと言える。とはいえ、もともとクリミアの土地にはムスリムのタタール系民族が住んでいたのだが、ロシア帝政時代にスラブ系住民が大量に移住してきて、さらにスターリン時代には強制移住させられたたという過去がある。ソ連崩壊後にタタール民族は故郷に帰還するのだあ、定住したスラブ系民族との間で小競り合いが生じているらしい。クリミアのロシア系=スラブ系民族がロシアへの併合を望むのは、ロシアの強大な軍事力でタタール系を排除したいという思惑があるのかもしれない。
・テイモシェンコ:自慢の三つ編みの金髪はウクライナの有名な女性へのオマージュとのことだが、実は染めたもの。女の「あざとさ」を感じる。若いころは違法ビデオ(何?)で財をなし、ガス会社の重役となって政権へ食い込んだ。全くの私見だが、この女がウクライナ問題の「諸悪の根源」であり「ラスボス」だと思っている。成り上がりの女ってのは、成り上がりの男とは比べ物にならないくらいに面倒なのだ。
・高麗人:カザフ代表で銅メダルを獲得したデニス・テン選手は娘のお気にいり。テン選手は高麗系とのことだが、カザフになぜ高麗人?。調べると19世紀末から20世紀初頭に多くの朝鮮民族が土地続きのシベリアに移住したのだが、日本の拡大を恐れる共産党やスターリンによって、強制的に内陸部へ移住させられた。日本の手先となると「勘違い」されたらしい(実際は逆で抗日の下地だったのだが)。そのような気の毒な経緯で強制移住させられて定住したのが中東アジアの高麗人なのだ。上記のタタール人といい、スターリン時代の共産主義時代はそういった民族浄化やら民族移送を頻繁にやっていたようだ。まあマルクスが何言ったかしらないが、成立から年をおかずして具現化した共産主義の冒頭からこれなんだから、結局のところ共産主義なんてのは「キチガイ理論」といえる。高麗人については日本が絡んでいることもあり何とも複雑だが、テン選手がなかなか乗りのよい明るい選手で、日本の選手と仲良く談笑しているのをみるとほっとする。
・大鵬:偉大な横綱である大鵬のお父さんはウクライナ人。ロシア革命時に樺太に亡命してきた白系ロシア人(白人の意ではなく、共産主義=赤ではないこと)で、牧場を経営し日本人女性と結婚して大鵬関をもうけた。戦中は日本軍によって強制収容され、戦後になると樺太はソ連領となったため、日本を訪れることができなくなった。そのまま大鵬関とは再開できずに樺太で亡くなった。