Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

カセット

2016-01-17 | Weblog
観たビデオなど
・イミテーションゲーム:アラン・チューリングを演じたカンバーバッチとチューリングの婚約者を演じたキーラ・ナイトレイの演技はなかなかよかった。イギリスにおいては1960年頃まで同性愛は罪だったことを知り心底驚いた。同性愛が発覚した場合は逮捕され入獄か化学的去勢(ホルモン療法)を強制されたそうだ。チューリングはホルモン療法を受けたが後に自殺した。キリスト教の犠牲者といえる。現在のイギリスはこの過去から180度反転して同棲婚が可能になっている(2013年から)ナイトレイが演じた女性は実在であり、チューリングと婚約解消後は別の男性と結婚して定年まで政府機関で働き、のちに貨幣学の学者になったそうな。
・マッドマックス:無駄に白塗りメイクして無駄にはしゃいでいるだけにしか見えなかった。こんな映画の何がいいのだろうか?メル・ギブソンの本当のマッドマックスのほうが断然面白い。
・ゴジラ:敵怪獣の造型はよかったが、主人公の存在意義がまったくみえなかった。主人公が解除できなかった(アホ)核爆弾がサンフランシスコ湾で爆発してエンディング(驚)となるのだが、米国人は核爆弾の威力や影響を過小評価する傾向になる。特に最近ひどい。
・セッション:生徒を罵倒するサイコパス音楽講師が結局最後までサイコのままというくだらない映画。ひたすらFucking!が連発される。2時間で500回くらいは言ってるのでは?
・解散:マネージャーへの義理やら会社への義理やら情けないことばかり。男らしくびしっと「自分にはやりたいことがあるから抜けます」と言うべし。国民的アイドルによる日本社畜精神の見本だ。といいつつ、これはもしかしたら壮大なドッキリなんじゃないかとも予想中。
・腕時計は1万円以下でいいという若者が急増:私はここ20年以上腕時計をつけてない。時計そのものを身に着けること自体が違和感である。腕時計=資本主義の奴隷?まあダニエル・クレイグくらいカッコいい人なら高い時計も似合うと思う。
・カセットテープの人気が再燃:カセットウォークマンで聞いていたフルトヴェングラーは脳みそが裏返るような爆発的な迫力と特別な感動があった。ただ若かっただけかもしれないが今のiPodではそれが再現できないように思う。いまさらカセットに戻る気はないが、ターンテーブルは欲しいかなと思う。その前にカウンター棚(木製)に乗っているスピーカーの音質を改善したい。下に御影石入れてみるか・・オーディオ専用の御影石はえらく高い(一枚数万円とかありえない)\1000以下のホームセンターレベルでも十分改善されるというので気軽に試してみるか。

ラビリンス

2016-01-12 | Weblog
Dボウイ逝去。歌手としてより映画「ラビリンス」の魔王ジャレス役として頭に焼き付いている。映画館で観てからもう30年経つのか・・時の流れは速い。子供心に「白人ってかっこいいなあ」と憧れたものです。内容は今でもしっかり覚えている・・・ってDVD持ってるしな。広大な迷宮も数多の妖精たちも当然ながらCGなどではなく、セットとパペットで表現されている。いい時代のいい手業による幸せな映画です。まだ娘には怖いかな?原作(ノヴェライゼーション?)も書棚のどこかにあるはず。今度映像と一緒に見直してみよう。ついでといってはなんだが、ヒロインのジェニファー・コネリーって今何してんだろうか?と調べたら、アカデミー助演賞をとるなど演技派女優として活躍していた。そして2児の母になっていた。




恐ろしい岡山大学

2016-01-10 | Weblog
岡山大学での医学部研究不正なんだが、ここの学長は北朝鮮並みの独裁権力をふるえるようだ。訴えた教員(それも学部長)を懲戒解雇って・・。地方大学の医学部ってそこまで力があるのか?それとも岡山という土地がらか?

平成26年9月26日
臨時薬学部教員会議が招集される。ハラスメント疑義についての説明は殆ど行われず、森田潔学長より、大学や学長に対する敵対的な行為は許されるものではないこと、次期の薬学部長は学長と一致した考えをもつものが指名されることを期待するという演説が行われる。

これが事実なら学長こそ退陣だろう。岡山大学は一応国立大学(法人)です。
「不正論文は山のよう」岡山大医学部の風土と限界


芥川賞

2016-01-10 | Weblog
・芥川賞作家:周回遅れだが最近露出が激しい羽田氏の作品を読んでみた。立ち読みの段階で、これはないなあと思う文体だったが、\1200という我慢できる価格だったので受賞作「スクラップアンドビルド」を購入して読む。飛ぶような勢いで読み進めて読了まで1時間かからなかった。近年でもっとも楽に読めたかもしれない。繰り返すが文体はプロ作家とは思えない稚拙なレベル・・いや最近の「プロ作家」はそんなものかもしれないが。いわゆる文豪作品を読む人には耐えられないレベルだろう。オタクな文学青年が豊富な知識や比喩を駆使して書いた作品とは正反対といえる。石原閣下がやめたから文芸春秋の速報を止めたのだが、近年の芥川賞ってこんなものかと正直思った。じゃあ内容はというと、介護と現代若者の行き詰まりみたいなものを絡めているように読めるが、実際のところ介護はどうでもよくて若者のほうが主軸の話だろう。死にたいを連発する祖父と過剰介護で安楽死を誘おうという主人公。主人公は筋トレが趣味で中途採用面接を繰り返す社会不適応の28歳。セックスフレンドのような彼女がいるが、捨てられそうになるとうろたえる。筋トレで自己をホルモン的に高めることに陶酔しているものの、実生活の足場は全く頼りないという典型的な現代的な若者。祖父の弱りは自作自演であるが、祖父は祖父なりにこの頼りない孫に自分の介護という仕事を与えて鼓舞していたというオチになるのだろうか(文章内では明確でないが)。読み始めたときから、「このじいさん絶対元気なんだろうな」と思っていたから予想通りすぎる種明かしは多少ずっこけた。あと不自然な会話言葉が説明くさすぎる。人の会話がト書きのようだ。主人公の名前「健斗」はスーパーマンのクラーク・ケントから来ているのか?筆者自身、筋トレが趣味なようだが(かなりのナルシストのようだ)、生化学的な用語は少々誤りがあるように思う。まあそのいい加減な知識を熱心に信じて筋トレに励む主人公の滑稽さを表しているのなら正解だが。作者は作品ごとにテーマを変えているようで前回はSMが主題だったらしい。若いから色々と方向性を試しているのか、もしくは即物的に売れる内容を模索しているのか。とりあえず今回の作品はわが狭小の家の本棚に並べておく価値はないと思ったので即日で売り払った。定価の四割減で売れた。図書館は200人待ちなので、500円くらいで読めたのなら十分だったろう。

ブーメラン

2016-01-06 | Weblog
・天にブーメランする:安倍首相の民主党に対する発言。仰りたいことはわかるし賛同しますが、ここは「天に唾する」もしくはただ「ブーメラン」と言うべきだった。天に投げるならブーメランである必要はない。まあ重力の落下加速度が加わるので、ただ投げるよりダメージ大きくなりますが・・・。これを想定して首相が発言したとは思えませんが。
・ブーメラン:競泳用パンツのことをブーメランといいますね。ヘップバーンの映画「おしゃれ泥棒」で、共演のピーター・オトゥールが公園で購入した子供用ブーメランを使って美術館のセキュリティを騒がすシーンが印象的でした。あの映画はヘプバーン後期では最高傑作だと思います。30年くらい前に深夜放送でみたときに衝撃をうけました。
・慰安婦は40万いた!:とカリフォルニアの米国韓国系団体が教科書に書けと署名を集めて騒いでいるそうです。戦時中の朝鮮の人口が2000万だから単純計算で50人に1人が慰安婦だったわけです。もう何でもありですね。前から思うけど、なぜ関係ない第三者の国で自国の歴史を主張したりモニュメントをつくったりするのですかね。もし本気で訴えたいなら正攻法で日本で主張して抗議してほしい。このあたりの神経というか気質が日本人とは大きく違うところ。だから理解しあえない。
・移民:欧州で色々と問題噴出の移民。ドイツの路上で跪いて祈る移民を見るのが当たり前になりそうですね。電車に乗っていると日本も旅行者以外の外人が増えてきましたね。彼らが車内で大声で電話したり、平気で飲み食いしている様子を見ると、安易に移民は受け入れてはいけないとつくづぐ思います。
・民族:結局のところ同じ民族で集まって集団を構成するのが自然なわけです。その集団を固定したうえで近所づきあいを円満にするほうが平和的です。長年の歴史を通して仲良くなれないから今の国境があるわけです。個人的な友人関係とは別ものです。

続きはまた

速報

2016-01-06 | Weblog
北の地で核実験発生。瞬間的に考えたこと。

・慰安婦合意:年末に突然事態が動いたのはこれを察知していたためだな。
・水爆?:米ロしか成功していない技術なのに北朝鮮で開発できたのか?原爆実験の誇張、もしくは水爆の起爆装置である原爆だけの爆発では?
・WW3??:IS&シリアに加えて、ロシアvsトルコ、そしてサウジvsイランと中東は一触即発の状況に加えて極東の不安定さ。今年は大変な年になりそうだ。

崇拝と差別

2016-01-02 | Weblog
あけましておめでとうございます。閉鎖しない程度に、ほそぼそと更新できればいいかなと思ってますが、どうでしょう。

色々
・ヤルヴィN響第九:大晦日にテレビで観戦した。驚くべき駄演だった。N響のお魚弾きは相変わらずだ。仮にも音楽監督との演奏だぜ?あの無機質な演奏は信じられない。思うのだがヤルヴィはN響には優しすぎるんじゃなかろうか?もっと鍛える系の指揮者が好ましい(団員は嫌だろうけど)。ヤルヴィの音楽はマーラーでも感じたが、とにかく軽い。燃えてもなお軽い。焚火ではなく、点火して終了するような気体燃焼の燃え方。こういうのが流行なのかね。ラトルや古楽での行き過ぎの揺り戻しなのかもしれないが、金払って聞く演奏ではないと思った。そして、なんでプロオケの合唱が学生合唱団なんだ?日本にプロの合唱団はないのか?
・ウィーンフィルニューイヤー:ヤンソンス老けたなあ。体はちょっと不自由そうだったが、音楽の自由さが増したような。これまでで一番良かったように思う。引退間近なので今年のコンマスはキュッヒル氏かと思いきや、シュトイデ氏でした。演奏はさすがウィーンフィル。
・金持ちしか東大いけない説:これは違う。機会均等の循環が進み、かつて貧乏から這い上がって東大に入った世代が親となり、その親が自らの経験をもとに子供を仕込んで東大に入れているだけ。統計的には裕福な親から東大生が出ているように見えるが、けっして財力だけの問題ではない。今でも受験参考書は塾の授業料に比べれば恐ろしく安価である。参考書での勉強が出来さえすれば(ここが難関だが)安価で上位大学に進学することは十分可能である。
・慰安婦問題:国連も欧米も即座に歓迎の意を表しているわけだから、今後蒸し返せば「やっぱり韓国は・・」となってしまう。韓国としては何としても国内の反論をおさめて収束させねばならなくなった。「謝ったもん勝ち」の表現は使いたくないが、安倍内閣はうまくやったなと思う。
・感動した言葉:どこかのブロガーの言葉(だと思う)「理由なく崇めることは、差別と表裏一体」。なるほどなと思った。
・国立競技場はA案:隈ケンゴか・・。何がいいんだあんなレゴみたいな建物。どうせルーバを貼ったりするんだろ。どうしてSANAA(妹島和代氏)は再提出しなかったのか。残念だ。
・裏切りのサーカス:ゲーリーオールドマン主演のスパイ映画。コリンファースやカンバーバッチといったイギリスの著名俳優がこれでもかと出てくるオールスター映画。もともとイギリスの有名なスパイ小説が原作らしく、これまでにも何度も映像化されているらしい。内容は面白かったが、演出は大変わかりにくい。脚本にも監督にも力量不足を感じた。今度原作を読んでみよう。