Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

地味ブサオ路線

2011-08-29 | Weblog
なんと野田氏が総理(候補)になってしまいましたよ。

ノン世襲(父親は自衛隊空挺団)、千葉県船橋高校、早稲田政経、松下政経塾一期生・・・学歴は正統派でよい(金で解決してない)。外国人参政権には反対派。民主最右翼ともいわれる(まあ民主でだが)。とりあえず財政通(実力は?)。最大の欠点は顔なんだが、本人も自分を「ドジョウ」と称して、見た目のカリスマのなさは理解はしているようなので、地味ブサオ路線で実直に頑張ると意外に世間は温かく応援するかもしれない。鳩山のようなバカなパフォーマーの非現実的妄想政治に振り回された国民にはいい清涼剤かもしれない。ということで、主婦向け経営指南キャスター上がりのデカイだけが取り柄の泣き虫よりは数段ましか・・・よい結果になったと思います。ただ前原・・・「野田さんでは駄目だ、俺が!」と出てみたらその野田さんに完敗・・・。次から次にわき出る献金問題が多すぎて、なんかメッキが剥がれてしまったなあと。最近は人間的にもクソだと叩かれてますね。

野田氏はプロレスオタクでもあるらしく「ジャン鶴が最強!」とプロレス的に極めて正しい見解をもっている。政治にもこの見識を期待したい。地味にみえる野田氏だが、柔道有段者で酒豪となかなか剛のものらしい。鳩山のように自慢にもならないどす黒い血筋と小遣いだけが取り柄よりは随分と人間らしい親分らしい。野田氏は意外に民主を好転させるかもしれない。まああまり期待はしていないが。
民主の最大問題点というかアキレス腱は、ヤワラとか自演乙とか横峰サクラ父みたいな所謂「愚民の鏡」の木っ端議員達。彼らを金の力で量産してロボとして取り込み、数だけで存在感を醸し出している小沢グループが、ここ最近の連戦連敗でじわじわと閑職に追いやられるのは、今後の民主党の健全な未来のためにいいことだと思う。岡田と枝野は今回は無傷に温存か・・・いいかもしれない。自民ももう少し使えそうな若手のカードを増やさないとな。コイズミ息子とか河野息子ではね・・・。

大佐

2011-08-25 | Weblog
更新なくてすいません。

ツレヅレ

ジョブズ退任:ナポレオンの名言「ライオンに率いられる羊は、羊に率いられるライオンより強し」を体現してみせた人。新任のボスがなにか魔法をみせないと一気に総崩れになりそうな予感。
・島田紳助引退:よくしゃべる引退会見だった。ほとんど嘘なんだろうけど。嘘をついてる自覚もなく、自分の喋りに酔ってる顔だ。
・カダフィ大佐:「アラブの狂犬」らしいサイコ―な最期を飾ってほしい。フセインみたいに地下室で震えていたりしないように。
・前原:正直見損なった。勝つためなら小沢に頭も下げるのか?アンチ小沢路線を貫いて、政界再編に向かうのかと思っていたが。これでは次の選挙では勝てんよ。
・菅直人:誰もこの人の引退についてニュースにしないな。少なくとも、この人は嫌いな奴らに頭を下げたり媚びたりしなかった。そこは褒めていい。
・グリモー:朝の番組で見た。前も一度聞いたけど、なにがいいのか全くわからん。容姿が悪かったら(それほどとびぬけてもないが)同評価か?。今の演奏家に求められる能力は「腕+容姿+喋り」とのこと。


Hiphone

2011-08-18 | Weblog
徒然

・覚醒剤常用の母が、産んだ子を遺棄して執行猶予。死亡した子どもからも覚せい剤検出:判決を下したのは女の裁判官。理由は反省の言葉を述べてるからとか。法律以前に学ぶことがありそうだな、この裁判官は。
・野田財務大臣(元):この方が総理になるかもとか・・・。まず顔がいかん。上島竜兵にしか見えない。もしくは亡くなったウガンダ。
・いまだに小沢一郎の派閥は民主党内で最大なんだな・・・でもメンツは小沢ガールズとかヤワラなんだよな。
・新築でのソーラ搭載に88%が反対(大阪):自己負担200万・・・誰でも反対するだろう。1桁下がらないと太陽光発電は普及はしない、絶対に。橋下は反対されることを承知でアンケートしたんだろうな。作戦か?
・韓国は日本より前から茶を栽培していたのだ!:またいつもの朝鮮オリジナル病。自国の文化がきちんと根付いていないうえに継承されていないから、人の文化を羨んでしまうのだろうな。日本だけでなく、最近は中国に対しても主張しているらしい。
・Hiphone5:中国のパクリiphoneの最新版。名前から大笑いなのだが、ネットすらできない見た目だけスマホとのこと。販売価格は3000円くらい。ただの携帯として使うだけならお得のように思う。iPhoneをもてない低所得層が見栄でもつためのパクリ商品なんだとか。人間味あるね!
・液晶テレビって暖房器具だと思うね。夏向けの低温液晶パネルとかできたらバカ売れそうだが。
・片付かない病・・・ものが氾濫している現代だから成り立つ病気。昔はなかったのじゃないかな。
・美しいと思う感情こそが唯一の人間の絶対的価値観であり正義だなと日に日にに思います。

9月入学・・・愚策

2011-08-18 | Weblog
東大が9月入学を画策しているらしい・・・

愚策!

ゆとり教育、博士1万人計画、法科大学院、薬学部6年制と日本の教育を破壊し続けてきた文科省がまたもや懲りずにくだらないことを始めました。

目的は国際化・・・。国際化、グローバル化といえば何でも許される免罪符的文言に思える今日この頃。そんなに国際化したいのなら、もうグアムでもハワイにでも移転してまえよ。海外の大学と入学時期を合わせ日本から留学しやすいために・・・とかいうけど、留学なんてのは少なくとも学部を卒業してからすべき。そもそも、なんのために日本の大学入るんだろうか?そんなに海外の大学で勉強したいのなら、最初から直接あちらを受験しろといいたい。私も留学しましたが、日本の大学でとりあえず限界までやってから行きましたね。もちろん留学の経験は素晴らしかったし、チャンスがある方には是非お薦めしますが、ただ行けばいいってもんじゃない。英語でやれば簡単なことでもなんでも高尚に聞こえるのかもしれないけど、日本のシステムで大抵のことは十分に学ぶことができます。海外に出て行けるように・・というのなら、授業なりカリキュラムなり、そして教官の質なりをもっと改造してはいかがですかね?さらにこの秋入学は日本に留学生を呼び込むためというけど、日本にくる外人なんて発展途上国の連中ばかりです。こちらが思い描くいわゆる西欧の方々なんてのは、日本文化オタク、アニメオタクぐらいしかやってきませんよ。外人の面倒みる余裕があるのなら、まずは我々日本人の面倒をきちんと見て欲しいですな、大学の教官達には。まあ教官側には留学生を受け入れないと研究室が過疎化してしまう・・研究費も補助金も手に入らずラボが潰れてしまうという事情がありましてね。だから特に大学院なんかは必死で留学生を欲していたりするわけです。例のセルカン・・まあこいつなぞ途上国留学生の最悪の事例であるわけですが・・の在籍していた研究室なんかも、名簿みたら博士課程はほとんどがエイジアの外人さんでしたね。他の研究室も似たり寄ったりでしょ。国内の優秀な学生を吸い上げられず(大抵は社会に出てしまう)、結局留学生のお守りばかりしているラボって結構多いと思いますよ。

そして「大学の役割は富国強兵」へと続く・・・。

石鹸で小麦アレルギー発症・・恐ろしい話

2011-08-04 | Weblog
先月から大問題になっている人気商品「茶のしずく石鹸」による小麦アレルギー発症事件。クラス1レベルの回収になっている大問題なのに、製造企業は「ごくまれにそういうお客様もいる」「今は添加してないので安全です」と責任はこちらにないことを暗にほのめかして販売を続行している。確かに法律的に違反はしていないかもしれない。が、製造して販売する以上、安全性の確認は製造側の責任で、たとえそれが簡単にはみつけようがなかった毒性でも、起こった以上は責任は販売した我々にありますという態度を示すのが良識ある企業の姿だと思う。

この問題、一見すると小麦アレルギーもちの人が使うと発症するかのように誤解するが、実はそうではなく、まったく健康体の人がこの石鹸を体に塗り続けていると、小麦アレルギーになってしまうという怖い話。一端小麦アレルギーになると、パンもパスタもフライもすべて食べられなくなってしまう。そして食品アレルギーは基本的に一生治らない・・・。どうしてそういうことが起きたかというと、石鹸には小麦タンパクの分解物が練りこまれていたためなのだが(泡立ちのためか?)、そのタンパク分解物の分解レベルが中途半端であったため、塗布された肌や粘膜等から体内に吸収され抗原として認識されてアレルギーを発症してしまったのではないかと考えられている。

本来、食品のタンパク質は消化管を通して分解されて栄養として吸収されるためにあり、肌に塗りつけるものではない。地球上の生物をながめても、肌に何か化学物質を塗りつけるのは人類だけである(ゾウは泥あびするが)。つまり、女性にとって当たり前の化粧は、生物としては極めて異常な行為をしているのだと認識したほうがいい。だからといって、女性にスッピンでいろとはとても言えないので、肌につけるものを選ぶ際は、なるべく「物質名レベルまで特定されているもの」を利用したほうが安全だと私は思う。最近よく観る「~抽出物」「~エキス」は、実際のところ、エキス中の細かな成分は細かく調べられておらず(調べようがない)含量や組成もあいまいなことが多い。思わぬ微量成分に毒性があるかもしれない・・また天然由来であるため製品間で差があったりする。さらにこの手のエキスは嘘のものを混ぜ込まれても後から検出ができない、なぜならそもそもが混ぜ物だから。
天然由来イコール安心と疑いもなく思っている人がほとんどだと思うが、その辺の雑草でも適当にかじったら意識不明になったり死に至ったりするわけで、天然の生物は全くといっていいほど人間には安全ではない。何も考えてないように見える生物にもそれぞれ種存続の使命に準じた生活環があり、きちんと化学防御が施されているのだ。

ちょっと脱線したが、肌にタンパク塗りつけるは辞めましょう。

ミドリムシ

2011-08-03 | Weblog
ちょっと前から気になっていたある健康食品・・ミドリムシ。このお仲間の研究で海外まで修行に行った身からすると、胡散臭さこのうえなく感じていた。HPに飾られている売り文句を眺める。

・ミドリムシは太古から地球にいる・・・菌類も含めて微生物はすべて太古から存在する。だから何?
・光合成するから水・光・二酸化炭素だけで増える:これは嘘。培地にはミネラルや窒素等の栄養源の添加が必須。蒸留水だけで増殖するというのなら驚き。
・パラミロンが多い:パラミロン=つまりβ1,3―グルカンのことだが、この多糖は酵母やコンブにもたくさん含まれており珍しいものでは全くない。酵母では抗癌活性やらが言われたりするが人体においてはまだ確証されてない。ミドリムシの場合はその難消化性をうたっているのみである。寒天レベルか?機能はないのか?言えないのか?パラミロンという庶民にはちょっと眩しそうな化学名を売り文句にしているようにしかみえない。
・豊富な栄養素:リストにずらずら並べているが、どの成分も食品に当たり前に含まれる普通のアミノ酸やビタミンであり、どの辺が豊富で何に比べてバランスがいいのか?比較対象がまったくない。(よくビタミンCがレモンに比べて何倍とかあるように)「抜群のバランスを誇る」という煽りがあまりに胡散臭い。
・「東大内ベンチャー」の言葉がやたら目につく。売りはそれだけなのか?


まあ他にもつっこみどころ満載なのだが、私の意見としては・・

珍しい生物+東大ベンチャーだけが売りの健康食品。特別によいものが含まれているとはホームページから全く読み取れない。こんなものに大金を払う人の気がしれない。マスコミにも取り上げられているが、セルカン事件を思い出せば、マスコミのセレクトの適当さはご存じのとおり。大学もこんなベンチャーを飼っていていいのかな?ミドリムシ入りクッキー35枚入りで\3.150・・・。無垢な庶民は「東大ブランド」だけで盲信してしまうんだろうなあ・・。それでいいのか東大?


トクホの闇:横行するトクホ商品の嘘

2011-08-02 | Weblog
健康食品はちょっと怖いけど、トクホならば大丈夫、効果もあると思っている人が多いと思う。そもそもトクホが認可されるには、学術的なデータが必須なのだが、この学術的な証拠というものが一体どのライン以上なのか?論文になっていればというが、論文にはピンキリがあり、きちんと厳しい目でチェックが入っているものもあれば、内輪のお仲間で輪読して判子を押しあっているようなものもある。で、トクホの話だが、このサイトに書かれている暴露を読むと、トクホ申請に有利なデータをこしらえるための専用の産学官の研究所があり、そのデータをさらに産学官でつくった専用の学会で発表する「自作自演」が横行しているらしい。さらにいえば、この団体は天下りの受け皿でもあるらしい。ありそうなことです。というか、まあそうなんだろうなと思っていました。
私も科学業界に入って結構長くなってきましたが、いかにこの業界が「人間味くさい」ものであるかを如実に知るようになりました。庶民の皆様が盲信する科学的データにはピンキリがあり、研究者にも「発表してしまえば勝ち」というゲーム感覚の人もいれば、「少しでも疑問があるうちは発表してはならない」という慎重派までさまざま。「論文に乗ってるから」「学者が言ってるから」・・・とみなさん鵜呑みにするのでしょうが、これは「新聞に書いてある」「テレビで放送している」と同様にに玉石混合なのです。さらに言うなら、原発事故で露わになった「有識者の適当っぷり」も目に余るものがある。どうして全く分野違いの人が有識者として会議に?どうしてこの人が有識者なの?どのあたりで知識を有しているのか?・・・たくさんあります。でもこれは科学業界だけでなく、政治から音楽、スポーツまで人間のエゴが関わるどの分野でもそうなんだろうなと。本当の実力者は意外に目立たないところで良質なものをほそぼどと作ったり考えたりしているものです。

話がそれました。「横行するトクホ商品の嘘」是非ご一読を。
消えると困るので、一部抜き出してコピペしておきます。

 なぜこのようなことが横行するのか。そのカギの一つとなる公益財団法人がある。七百社以上の食品メーカーなどが加入する「日本健康・栄養食品協会」だ。定款にも謳っているが、トクホを広めるための窓口となる利害関係者集団だ。案の定、常務理事は厚生労働省からの天下りが座っている。〇九年の消費者庁発足を契機に、トクホの所管は厚労省から移ったが、縄張りには変化がない。

 この協会の問題点は「健康・栄養食品研究」という学術誌の編集・発行だ。トクホの申請には学術誌での発表が求められる。つまり、「自作自演」のようなこの雑誌でも可能だ。もちろん、他の学術誌に投稿されるものもあるが、食品メーカーが加入する団体でこうした雑誌を出していること自体が疑念を呼ぶ。ここで産官学が手を結ぶのだ。

 臨床試験を請け負う総合医科学研究所(総医研)という企業がある。ここはトクホの臨床試験を得意とし、「七割前後」(日本経済新聞)ともいわれたシェアを武器に〇三年に上場(現・総医研ホールディングス)を果たしている。手元に、その時期の「新株式発行並びに株式売出届出目論見書」という文書がある。創業者を筆頭とする株主には、何人もの学者が並ぶ。食品の効果を科学的に分析すべき学者が利害関係者になっていたのだ。ここでも産学は密接な関係にあることが分かる。

 前出の鈴木氏はこう語る。
「怪しい食品は枚挙に暇がない。現行制度はあまりにいい加減だ」