Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

現実路線

2011-01-25 | Weblog
菅直人が持前のせこさを全開にして、現実路線へと舵を切りはじめた。無茶なマニフェストの見直し、官僚との和解、与謝野氏の起用等・・・これまでの発言や行動とのあまりにの矛盾から、詐欺だ変節だのと色々と非難があって当然なんだが、鳩山みたいにただの夢想で引っ掻き回されるよりは、こちらのほうがよっぽどましである。与謝野氏の一本釣り的な起用は、私的には当たりだと思っている。与謝野氏もそれ相当の非難を受けることは覚悟だろうが、もう長くない政治生命で自分の考えてる方策を試してみたいと思ったのだろう。民主が駄目だったからじゃあ自民に・・・となるかといえば、自民には民主党以上にろくな人材がいないというか育っていない。河野某も石原某も結局世襲七光りでしかなく、威勢のよいことを吠えてるけど、おそらく実務的には無能なんだろうと感じている。今の自民党の戦術は、野党時代の民主党のレベルをなんら超えていない。いつまでたっても相手の悪口だけだ。これは、今になって国会では議論を真面目にしようなどという民主党への意趣返しもあるのだろうが、国民はもうこういった悪口の欧州にうんざりしており、煽られるのにほとほと疲れている。それなら、小沢・鳩山を消去し、現実路線に舵をとり、そしてそれなりに若い政治家が台頭してきた(ようにみえる)民主党をもう少し続けさせてみようかしらと思ったりもします。

増税か減税か

2011-01-21 | Weblog
増税か減税かを聞かれたら、そりゃ減税に決まっている。しかし、なぜ我々は税金を払う必要があるのかを冷静に考えてみる必要もある。海外で生活したことがある人なら気づいているとは思うが、日本の公的サービスの質は基本的にはかなり高い。海外の窓口のぶっきらぼうさ(国にもよるが)、交通機関の適当さにはかなり驚かされた。といってもだから日本が住み心地がいいというわけでは決してないのだが。日本もそれぐらいのレベルにして、社会福祉ももっと質を下げてもいいというのなら、減税にしてもいい。高い福祉を望み、きめ細やかな公的サービスを期待するなら、それなりに税金を払う必要がある。政府も増税しりつもりなら、そのあたりをきちんと説明すべきだと思う。

そして・・名古屋の河村某の行動とそれに煽られている市民をみると、衆愚政治という言葉しか思い浮かばない。


まあ付け加えておくが、名古屋人が特別に愚民というわけではない。人間というものは群れると確実に衆愚化することは歴史を振り返れば一目瞭然である。少し前にも、高い技術力と文化と古い歴史を持ちながら、国家レベルで民族浄化をやってみたり、勝てもしない戦争に熱狂して突撃してみた国がありましたね。生活レベルで眺めても、効果などあろうもない怪しい健康食品の宣伝に煽られて、必死で給料をつぎこんでみたりとか。そういう基本的に「愚か」である民草が集団で暴走して破滅しないようにするために、上に立つものは知識と教養とバランス能力をもって適切に民を導いていくべきなのだが、ポピュリストというものは、国民のためといいつつ実際のところは全て自己満足のため(本人は気づいてなくとも)にしか行動しておらず、ひたすら民の人気取りと煽りだけに終始して、結果的には民の中に復旧しがたい軋轢を形成してしまうのである。

裸一貫

2011-01-19 | Weblog
人は自分の体、もっと限定すると脳髄での体験のみが人生であるわけだ、あたりまえだけど。死ぬまでひたすら自分をとおして自分を体験するだけなのだから、それならひたすら自分にとって都合のよい、楽しい、快楽的なことを追及して生きるべきだなあと・・・ぼんやりだがゴールが見えてきた?

世知辛い世の中のほほえましいニュース。新幹線で全裸
「乗り間違えた。自分のふがいなさに腹が立ち、裸一貫からやり直すには服を捨てるしかなかった」

「容疑者は、県警の調べに対し「(福島県)郡山から山形に帰省する予定だったが、乗り間違えた。自分のふがいなさを腹立たしく思った」と全裸になった理由を供述。さらに「服は親が買ったものだから、捨てないといつまでも自立できないと思った」とも話している。盛岡西署は、容疑者は郡山駅で山形新幹線「つばさ」に乗車しようとした際に、誤って東北新幹線「やまびこ」に乗ってしまったものとみている。盛岡駅に到着した時点で乗り間違えに気付き、引き返すために上りの「はやて」に乗車した際に全裸になったようだ。捜査関係者は「いわゆる露出狂のような趣味を持っていたわけではないようだ」と話している。」

ドイツ

2011-01-14 | Weblog
スペインやギリシャが国家破綻寸前となりユーロが下がっている状況だが、その中でそれを逆手にとって輸出しまくっているドイツが独り勝ちしているそうだ。確固たる技術力とシステムをもっている国の勝利・・・ということか。戦争であれだけ徹底的に破壊されたのに、東西合併を経ていつのまにか欧州の頂点に立っている。ドイツ人の潜在能力恐るべしである。しかしそれもユーロあってのこと。貧しい国の破綻が現実化したら、国内消費の少ないドイツのバブルも一気に終焉を迎えるのだろうか?高度成長期の日本と同じような匂いがする。

NHK会長選から知る日本の新華族

2011-01-12 | Weblog
寒いですね。下半身にもヒートテックを装着しています。

・NHKの次期会長問題:あったこともない人をいきなり会長に指名するって・・・。結局、会長は飾りだということが証明されてしまった。いつぞやの日銀総裁と同じですね。もういっそのこと「公募」にしたらどうだろうか?ホリエモンとかが立候補してきたりして。
・NHKの経営委員会:最高意思決定機関の委員長が福山通運の社長って・・。なぜにトラック運送の社長がNHKのボスなわけ?そして漫画家クラタマも委員の一人。「ダメンズウォーカー」はなかなか面白いが、本人自身もダメンズにひっかかり、最近できちゃった婚(再婚)してましたね。過去には脱税かなんかでもちょっと問題になっていたはず。会社の経営とか判断できるのかね?腐敗を防ぐために外部登用が必要とはいえ、あまりにも外部すぎる。これじゃあ実働部隊はやる気なくしますよね。
・安西某:会長候補になっていた安西某氏。慶應の学長だったとか。経営失敗で多大な負債を残し、改選の際に追い落とされたらしい。つまり経営者として無能なわけじゃないですか・・。なんでこんな無能をわざわざ会長にゴリ押しするのだろうか?それも顔を合わせたこともないのに押すとは、なにか裏がありそうですね。この安西某の経歴を調べたら、安西家というのは財閥系の名門で皇后陛下の実家の正田家と縁戚関係にあるとのこと。正田ー安西ラインは皇室に食い込んでいる財閥として有名らしい。つまり影の支配層ってわけですか。なにやらキナ臭いですね。陰謀論好きの私にはワクワクですが・・・。このサイトで説明されています。日本の支配層を知るうえで有用なHPです。

以下コピペ

「慶応は08年度決算で、資産運用の失敗などで269億円もの単年度赤字を出した。この影響もあり、現職塾長だった安西氏は09年春の塾長選予備選で落選した。経営効率化や内部改革が必要な時に、こういう人物が会長で大丈夫なのか」(NHK中堅)公共放送の重要性などから、自民党政権時代はNHK会長人事に政治が関与していた。しかし、前出の歳川氏は「今回、政府・与党はNHK会長人事に直接影響力は行使していない」といい、こう続けた。「安西氏を強く推しているのは某民放の大物のようだ。自分の影響力が及ぶNHK会長を作ろうとしているのではないか。安西氏は私学の経営者としてバツ印だったが、その方が都合がいいのかもしれない」

まあでも、こういった怪しい人事を取りあえず潰せたわけなので、委員会は一応機能した?と考えてもいいのかもしれない。

半額東京とかグルーポンとか

2011-01-04 | Weblog
こんなのがあるんですね。初めて知りました。一寸前の「円天」と同じ臭いがぷんぷんします。世の中、そんなに上手い話はないっての。基本は「安かろう悪かろう」です。本当に良いものは、クーポンや特典を設けなくても十分に売れるし、逆に客が来すぎると困るから隠れていたりするものです。面白いのがこのビジネスにあのホリエモンが関わってること。この人は相変わらず法律にかからない限りで楽して利を得ようという詐欺ぎりぎり路線を走っているのですね。その商魂というか他人の生み出した物から金をかすめ取る感覚はさすがというべきかもしれませんが、まだ彼はこの手の「ビジネス」が庶民感覚から大きく外れており、一端踏み外すと徹底的に叩かれるっていう方程式をあれだけの前例がありながら理解してないようですね。彼の感覚では「きちんと謝って弁償するからそれでいいだろ!」ということなんだろうけど、謝って済むのなら警察はいらないっての。

新年徒然

2011-01-04 | Weblog
毎日見てくれてる方々ありがとうございます。今週も粛々と・・。

高速
・エビゾー:手打ちになったため、新年以降報道が止んだ。圧力?
・ニューイヤー:ウェルザーメストの指揮を初めて(おそらく)しっかりと見た。ニューイヤーなんだからか、そういうスタイルなんだからかは知らないが、オケ任せにして腕を下してしまうシーンが多かった。そういうのは隠し玉でやらないと。演奏はいたって端正。正直にいうとえらく退屈。つまらん指揮者だなあというのが正直な感想。オーストリア生まれという長所がなければおそらく使われなかったであろう。インタビューで「ウィーンフィルとは音楽も語学も以心伝心の間柄だ」と自負していたが、それが売りではね・・・。へんちくりんな解釈してなんぼの現代ではウィーンフィルを正統にドライブできるというのは強みなのかもしれないが、それはスタートラインだと思いたい。ニューイヤーを見るとクライバーの偉大さを改めて思い出す。
・第九:N響と読響をテレビ観戦。N響の指揮者リリングは合唱の大家だそうな。指揮棒の持ち方が独特だった。演奏はいたって堅実で普通。オケの精度がいまいち。読響。ウルフという鷲鼻の神経質そうな指揮者。テキパキとした音楽作りで2楽章などは好感を持ったがそれ以上の感動はなし。終楽章の最後でテンポダウンすることなくプレストに駆け込んだ。最近はこれが主流なのか?
・ジルベスタ東フィル:最後のほうだけ見た。指揮はコバケン。指揮棒が巨大な万年筆のようで違和感ありまくり。仕込杖?
・紅白:付き合いでところどころ見た。AKBはバックダンサーの経費削減のために呼ばれたようだ。ドリカムってあんなに下手くそだったのか?不調だったのか年齢なのか。スマップはそろそろ歌うのをやめてもいいのではないだろうか?歌合戦なのに最後があれでは全部ぶち壊し。毎回思うのだが、紅白はどこまでが生声なんだろうか?踊る系は口パク、実力系は生と思っているのだが・・。
・ガキツカ:早回しでみた。退屈。邦正のチョーノピンタでさせ今年はつまらなかった。芸人同志が内輪で笑いあっていても仕方がない。視聴者も一緒に笑わしてくれないと。続けるのなら、尺を短くして原点に戻ってほしい。