Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

徒然:漢字など

2009-01-30 | Weblog
ドキ語:施工:「せこう」。施行:こちらは「しこう」たまに「せこう」、仏教用語では「せぎょう」。

漢字の読み間違いの揚げ足取りが横行しているけど、マスコミ自身は、一体どのくらい漢字力があるというのか?試されない側は気楽でいいですね。

関連して、朝潮が卒業証書授与で、武庫川協会理事長の下の名前を読めなかったことが記事になってるが、「晃偉」・・・普通読めないね。「あきひで」が正解だそうです。まあ、事前に確認しておくべきだとは思うが。

朝青龍のガッツポーズ:なにが悪いのか全くわからない。品格がない?じゃあ誰に品格があるのかしら?幕内力士(日本人)が麻薬で捕まりましたね。相撲終了です。

マスコミはびびってるのか、あまり報道しないけど、民主党のネクスト副法務大臣・松岡参議院議員の次男(30)が窃盗(金庫泥棒)で逮捕されましたね。30歳にもなればもう1人の個人だから親は関係ないというかもしれないが、子供が窃盗犯になることを止められなかった人が法律のトップってどうなんだろうか?まあこの松岡氏は「解放同盟」のお偉いさんで、そちら側から比例で民主党に入ってきた人です。

ソマリアの海賊を中国海軍が撃退:こうやって、相手さんはどんどん外洋での行動能力に厚みを増していく。海賊退治は、危急な課題でもありかつ、自衛隊にとって最も有効な実戦訓練だと思うのだが、「海賊というのは漫画で見たことはあるが、イメージがわかない。」と言ってしまったのが民主党・平田参院幹事長。この人は労働組合上がり、つまり左巻き。


楽器が帰ってきた。異音の問題は完治し、あちこちあった細かい傷が消えてピカピカに。オレンジ色が一段と鮮やかになったような・・。新しい絃は非常に柔らかい。弓弾きは全力では試してないけど、軽く弾いてみた感じ、全体的に輪郭がくっきりして明るくなったような。もっと落ち着いてから(絃がきちんと伸びてから)でないと実力はわからないけど、一番避けたい金属的なキンキン感はないように思う。Pizzは確実に伸びるようになった。業界用語でサステインというのだが、倍は伸びる?もともとjazz絃としても有名なメーカーだからね。週末、時間があれば弾きこんでみようと思うが、さあどうなるか。自分が気に入るか入らないかが問題なのだが・・・。

新・歌舞伎座:恥ずかしい建造物は経営者の愚かさを末代まで伝える

2009-01-29 | Weblog
 デザインに関しては、石原閣下や役者から様々な意見が出たようで、その妥協案(やけくそ案?)としてあんな感じになってしまった・・・ようだ。まあ本当にあのまんま建てたりしないよね?それにしても、なにゆえ歌舞伎座に高層ビルなのか?5階までくらいは歌舞伎座が使用するらしく、「歌舞伎アカデミー(出たよ、アカデミー!)」なんかも作るらしいが、それより上は貸し事務所にするとか。家賃を取って地代を稼ごうという考えなんだろう。守銭奴というべきか、流行言葉で「さもしい」というべきか。欧州において、高層ビルが接続したオペラ座なんてありえないわけでね。向こうは戦争で破壊された建造物を、瓦礫にナンバリングして保存して、数十年かけて元通りに再建するってぐらいなのに。日本の場合は全てパーにして高層ビルですか?新しい建物というとなんでも「高層ガラス張り」にしたがる馬鹿の1つ覚えの流れがあるが、日本人は基本的に見た目も生活も「不細工」なわけで、他人に見せびらかすようなポテンシャルを持っていないことを自覚すべきである。
 といっても、日本にも良い例はあるわけで、20年ほど前に東京駅を高層化する案があったそうだが、市民運動や学者の反対、そしてJR側の英断?でレンガ庁舎の保存、さらに老朽化の進行に対しては補強工事と共に、戦前の3階建ての姿に戻すという案がとられ、現在その作業が行われている。

 まあ、建造物の寿命は長いので、恥ずかしい箱を作ると、それを指導した為政者・経営者、それに設計者は「愚か者」として末代まで名を残しかねないのでお気をつけを(投げやり)。

例:北朝鮮の建造物(凱旋門とか。真似っこ良くない)
例;東京芸術劇場(設計者:芦原義信):埃まみれのモニュメントとガラス、金属探知機のようなエスカレータの入り口。池袋のスラム化の中心部。
例:江戸東京博物館(設計者:菊竹清訓):両国近辺の下町景観の破壊っぷりは、犯罪としか思えない。サンダーバードがウルトラ警備台の基地?
 
菊竹氏のwikiから転載
「批判・不評を伴なう設計を手がけるため一般人からは批判を多く受けるが伊東豊雄、安藤忠雄ほか多くの建築家は著作や講演の中で菊竹の建築思想を高く評価している。」

不細工が不細工を褒め合う図ですね。「XXちゃん、かわいい~~!」「えーOOチャンもかわいいよ!」
料理はまずいけど、料理思想は素晴らしいということですか。

審美感を疑う「新・歌舞伎座」

2009-01-28 | Weblog
 新しい歌舞伎座は、現在の唐破風屋根のデザインを残した高層の複合施設になる・・・って、この「せんと君」のような、二つのコンセプトをただ接合しただけの、やっつけデザインは何ですか?本気でこれを建てようというのだろうか?伝統と斬新さの融合?勘弁して欲しい。

休暇

2009-01-28 | Weblog
 子育て休暇を頂いて定期検診+予防接種に行ってきた。同世代の子が集まる最初のイベントかもしれない。ずらっと赤ちゃんが集まると、ああこの子も社会に出て行かざるを得ないんだな・・・と何だか気の毒に。

 隙間の時間に、楽器を修理に持って行った。何が問題かというと、弦を留めているテールから異音が出る。変な共振が起こっているようなのだが、職人さんの意見では、問題はテールを留めてる針金周辺にあるとのこと。詰め物をするか、針金をロープに交換するかどちらにする?と訊かれたのだが、どこかのブログで、ロープにするとセッティングが大幅に変わるという内容を読んだことがあったので、思い切ってロープへの変更をお願いした。さらに、張ってあった絃もいい加減古くなっていたので、張り替えることにした。これまで使用していた絃は、性能は文句なしなのだが、とにかく高価なのが問題だった(定価でワンセットが6-7万!この不況下にありえない。)。そこで色々と迷ったのだが、別の会社の絃を投入してみることにした。オーストリアの老舗メーカの新作で、値段はいままで張っていた絃のほぼ半額!。海外では随分と評判がよいらしく、国内のプロでも話題とか。安くて良いものなら、どんどん使わないと!本来なら修理してもらうお店で購入するのが筋ってものだけど、もっと安い販売店をネットで見つけたので、そちらで購入して「これに張り替えてください。」と差し出しました。すいません・・・。各種調整も含め、出来上がりは週末とのこと。さて吉とでるか凶とでるか。
 私の楽器は量産品の中でも最も安価なモデルで、使われているパーツはどれもチープなもの。そのため、今回のようなことが起こる度に、ちょっとしたアップグレードを施しているのだが、まあこれくらいが分相応の楽器弄りと言えるだろう。本体そのものをアップグレードすることは、恐らく当分の間(一生かも)ないであろうから。勿論、楽器を鳴らす最短ルートは、部品ではなく腕を磨くことなのだが。先生の格言「下手くそほど道具に凝る」。

実験台

2009-01-26 | Weblog
 久しぶりに現役の演奏会を聴きにいった。3年ぶりくらい?バスは文句無しに素晴らしかった。みんなあんなに上手くなって・・・。贔屓なしで、一番良かったのはバス。全体としては、ちょっと辛口になるが、ちと締まりのない演奏だった。人が多いせいもあるだろうけど(それは非常によいことだが)、アマオケ特有の熱気と若さがない。一生懸命やってるのだろうけど、何かが軽い、でも優等生と呼べるほどに上手というわけでもない。時代なのか?恐らく、団員同士が非常に仲がいいのだろう。我々の時代のようなギスギス感がないから、そこからあふれ出るどす黒いデモーニッシュ(?)さに欠けるのか?周囲で聞いていた後輩も、何だか感動しない、ちょっと痛いとの意見だった。指揮者が固定でないからかもしれないが・・・。求心力って難しいものだ。

 一方、自分のほうの練習。初合奏。どの曲も難しい。それでも一応、最後まで通るところがさすがだ。皆さん、一体いつ練習してくるんだ?予想通り、指揮者から、風変わりな指示が山のように・・・。「一度やってみたかったんだよ!」。なんだか、こういうのが最近非常に多いような。実験台に使ってくれるのはそれなりに信頼の証しなんだろうか。うちはこんな団体ですというプライドもまずいし、指揮者を無駄に崇めるのも痛い。常に柔軟に。

薄い

2009-01-23 | Weblog
 日本に生まれたよかったと思うのは、寿司を食べてる時ですね。寿司がなくなったら日本を捨ててもいいと思うくらい。そういえば、先日行き付けのお店でランチを食べてたら、隣にこの方が座ってました。ちらっと見た感じ、確かに人目を引く顔立ちではあったけど、まあ普通の人の範疇かなあ。

 テレビの薄型競争:まあ薄さに挑戦することは良いことだと思うのだけど、結局、DVDレコーダーとかチューナー等の周辺機器の奥行きが変わらないことには意味がないと思うんだけどなあ。だってテレビは、そういう機器の入ったキャビネットの上に乗せるわけだから。それにテレビに数十万も費やすという価値観が私には理解できない。放送される番組はろくなのないし、新しい映画も悲惨だし、古い映像や映画なら実はブラウン管のほうが綺麗に映ったりする。あ、ゲームか。大画面でゲームしたいのか。哀しいのうww。車や腕時計と同じで、見栄のための家電なんじゃないかな。(そういえば、破算した小室哲哉は巨大薄型テレビを部屋に10台以上持っていたそうですね。)まあ不況になってみて、みんなも何だか変だと気づき始めたようだけど。

ソニー赤字:もう潰れてもいいんじゃなかろうか?虚構のブランドで価格をつり上げてきたつけが回ってきたのだよ。これからは安くて高性能じゃないと売れない。「デザイン性や質感を重視」とか言ってる時点で時代遅れ。そもそもデザイン悪いしな。もうブランドの名前だけで売れる時代は終わった。

徒然

2009-01-22 | Weblog
日本がどんどん嫌いになる今日この頃。

CMで宣伝されてる冒険系のテレビゲームって何が面白いんですかね?西洋人顔の巨乳の女性キャラに、SMっぽいコスチュームを着せてるパッケージをよくみかけるけど、ああいうのって買うとき恥ずかしくないのかな。

町中でみかける托鉢坊主。立ってるだけで賽銭を請う理由がわからない。移動式賽銭箱なのか?非常に腹立たしい存在である。

なんで寺の法事は33回忌まであるのか?この数字はいったいどういう根拠なのか?死後33年後までも供養料をむしりとってやろうという坊主の企みでしかない。日本の仏教は全てカルトです。というより、儀式が中心の宗教はすべてカルトといってもいい。

子供の養育に対する奉仕にかけてはキリスト教は素晴らしいと思う。日本の寺はただの葬儀屋でしかない。

日本人は寺でなく神社へ詣でるべきである。

日本の政治家もオバマ大統領のような演説を一度でいいからやってみてくれませんかね?下向いて原稿読んでるのに噛んでるなんて恥ずかしくないですか?>小沢党首

オバマ大統領「われわれが今日問うべきなのは、政府が大きすぎるか小さすぎるかではなく、政府が機能するか否かだ」
日本の政治家や霞ヶ関にも言ってやってくれ。

ベビーカーを押すようになって、いかに東京が(日本がかもしれない)障害者の方々に優しくないかがわかる。駅構内のスロープやエレベーターの少なさ、無意味な小段差の多さに驚く。定額給付金とかこういうところに使えばいいのにね。


高城剛

2009-01-20 | Weblog
 沢尻エリカが結婚したそうですね。というか先週末はたくさん芸能関係者が結婚式をあげたようだけど大安だったのかな。実は沢尻エリカがどういう芸能人なのか殆ど知らない。ニュースでふてくされた態度を報じられていたのを見たくらい。職業は女優・・なんだよね?顔がちょっと日本人離れしてるなと思ったのだが、お母さんはフランス人ですか。ん・・でもアルジェリア系とあるから黒人なのかな。まあそれはどうでもいいのだけど、結婚式の写真をみて、綺麗な新婦に対して新郎がなんとも小汚い(失礼)。高城剛という方らしいが、職業が「ハイパーメディアクリエイター」にしてDJ。原宿のどこかで怪しいブランドを立ち上げてる系列の人かなと思ったら、日藝を出たビデオクリエイターということで、パソコンとネットの先駆者でカリスマな人らしい。で、この人のブログを読んだのけど、なにか非常に共感できるというか、実に羨ましい生き方をされている。所謂、現代の勝ち組ではあるのだけれど、金さえあれば・・的なホリエモンとか,昨年逮捕された派遣会社のハゲ社長らとは全く違う。自分はこういう風に生きたいという確固たる信念を持って世界を文字通り飛び回っている。実にかっこいい。世界情勢に対する視点も鋭く、ATMから出てくるお金の新札度でインフレがわかるとか(アメリカはハイパーインフレ間近なのか?)、飛行機を多用する経験から、JALの世界的にはあり得ないレベルの殿様商売に鋭いつっこみを入れる。昨年CDを発売したようだけど、CDの価格の不可解さについても書いている。作る手間は昔に比べて確実に簡略・自動化されているのに、なぜ新譜CDの値段が下がらないのか?ものごとは常に動いているのに、既成概念に疑問ももたず温い停滞に甘んじている業界はゆくゆくは生き残れない。世界経済はこれから未曾有の大転換を迎えようとしているのに、日本では危機感も変革意識もない。高城氏はことあるごとに日本の平和ぼけを嘆いているが、その向こうに古き日本(といっても20年くらい前。高度成長期で秋葉原が正常だったころ)の常に前進する日本の復活を期待している。
氏のブログで心に残った言葉。

「きっと、様々なものがもうじき刷新される。
僕らは、刷新する側ではなく、刷新される側に常にいる。
だから、その前に自らを刷新しなくてはならない。」


 一転して無機質な自分の仕事の話。実験の合間に公式文書を作ったりするのだが、読み手の誰もがわかるようにと考え、素直に的確に簡明に書いても、「前例がない」「こういう決まりになっている」で中枢からアウトをくらい、皆(理系)が文言の選択に頭を抱える会議。死ぬほど(死にたい)馬鹿馬鹿しい。市役所の申請書類が、いまだにわかりにくい原因をもろに見ました。前例がないなら、新しい例を作ればいいという発想がないんですね。簡明に書きすぎると突っ込まれたときにまずいというのも、それなら突っ込まれたらそのときにまた正しく積み上げればいいじゃないかと。何かで聞いたが、ぼかした表現で沢山書ける能力というものが官僚には必須らしい(私は官僚ではありませんが)。1で終わることを10かけてやり、無駄に時間がかかったということに疑問ももたず、さらにその余分にかかった時間を「忙しい」として誇り、人生を無駄に浪費して老いていくだけの社会。それが今の日本。
まずは自分の刷新から行わないと。

身体検査

2009-01-19 | Weblog
MRI初体験。同じ原理というか、MRIの根本原理であるNMRは、仕事で頻繁に使うのだが、それで自分の脳味噌を走査されるってのはなかなか興味深いものがあった。頭部だけの測定だったので、ヘッドホンをつけられて(音が大きいから)、固定具で頭を押さえられて、狭い横穴の中で20分ほど固定されてましたが、これは閉所恐怖症の人にはちょっと無理だなあと思った。最近は非閉鎖型のものも開発されてきているようだが、受診した機器は従来型でした。自分も少なからず閉所恐怖症の気があり心配はしたのだけど(心が弱ってるときに発症する。パニック発作)、とりあえず眠かったこともあり、ぼ-っとしているうちに終了しました。結果は問題なし。脳内血管の3D図とか見せられてしまった。動脈瘤などがあるとすぐにわかるらしい。凄いものだ。頭痛は投薬がはじまってからはピタッと止まっているので、経過良好ということでこれから減薬に入るのだけど、けっきょく発症の原因はわからず。偏頭痛の原因はまだ未解明であり、わかったらノーベル賞ものらしい。
年末に受診したドックの結果も送られてきたけど、こちらもクリア。初めてのドックだったので、これまでの人生でよくわからまいままに使ってきた内蔵の調子とかいったいどうなんだろうかと心配していたのだが、今のところ問題なし。しかし、血液の数値を見ると、なんか底値ぎりぎりのような。これって血液の酸素運搬能力が低いということかしら。体力がないのは、これが原因かもしれない。血の気はあるんだけどねえ。病気になると、一気にあちこちのバランスが崩れていくらしいから、ちょっとでも不調があったらこまめに受診していこう。

自分探し

2009-01-16 | Weblog
ドキ語:言質(げんち。げんしつは誤読。危険)

自分の劣等感を羅列すると凄い数になると思う。これまでそれらを克服しようとしてきたが、結局、自分が傷つかないように、避けたり受け流したりすることが上手くなっているだけで、根本的に何も克服できてない。自分を守るために色々と纏ってきた虚飾が積載オーバーになってきたような気がする。この何ともいえない行き詰まり感、どうにかならないものか。(何か問題を抱えているわけではないのだが)。褌まで脱ぎ捨てる覚悟で一度まっさらになってみるべきか。
劣等感は優越感を感じたいがための裏返しの感情なわけで、優越感を感じないようになって初めて克服できるとか。つまり中道を行くことで満足すること。発見したお釈迦様は凄い。

「何かになりたい」という強い意志がないまま、何となくここまで来てしまったわけなのだが、今になって「自分探し」発動なのだろうか?今の仕事は決して嫌いではない。しかし、後30年弱続けるかと問われると、本気でyesといえない。他にやりたいことはあるのか?あるけど、それは全く違う世界の話で、現段階ではただの夢物語。いやこの夢目指して、お金を貯めておくべきなのか?でも自分の住居さえもっていないし。なら同時に解決する?それは良い案かもしれない。何となく人生の岐路に居る予感。

徒然

2009-01-15 | Weblog
最近聴いている管弦楽曲がどれも非フルヴェンなので、久しぶりに聴いてみた。43年のグレート(Live)。たまりません。疾走感と高揚感に加えて、重低音の分厚さが半端じゃない。色々な伝記でも確認したが、フルヴェンの低音強化はカラヤン以上だったようです。重低音はなにせ「大地の音」だからなあ。

中大教授殺害:大学って警備があってないようなものだから。刺され方からして怨恨のようだけど、なにか裏ではあったのかねえ。それにしても祖父・父・叔父全て同じ大学の教授ですか。世襲ですねえ・・・。

法隆寺なんかを見て、日本には古い歴史があるとか勘違いしている人も多いが、実は法隆寺は所詮はAD600年くらいの建造で、まだ1500年くらいしかたってない(それも何度か燃えたりして再建してる)。そもそも日本の歴史でまともに遡れるのはADの範囲内であり、卑弥呼がAD200年代ぐらいの人である。その頃、中国ではすでに三国志の時代が終わってるわけで、その前に漢だの秦だの大帝国が存在して万里の長城が作られている。儒学の孔子はBC500の人なわけであって、諸子百家によって現在まで続く様々な哲学が体系づけられていた。西洋ではカエサルが大体BC50の人でローマ帝国の礎を築いていて、ギリシャ文明のパルテノン神殿がそこから400年もさかのぼってBC470くらいに建造されている。古代エジプトなんてそこからさらに2000年(20世紀!)も遡るわけで、いやいや凄い。こう考えると、日本の歴史なんて吹けば飛ぶようなもので、基本的に日本は「新興国」だと思った方が良い。万世一系の天皇陛下によって統治されてきた神国なんてのは大笑い。

徒然

2009-01-14 | Weblog
ドキ語:泡沫(ほうまつ。アワスエなんてピクリとも思ってはいかん。確認)

ツボダイ:初めて食べたかも。勿論、鯛の仲間ではない。エボダイでもない。カワビシャ科に属する深海魚。白身で脂がのっていて美味。

あっという間の連休。初日と3日目は片付けと楽器さらい。二日目はお客様来宅。なんか体が休日仕様(つまり休日が週のメイン。まあ健康的ですが)になってしまっていて、学生の頃(いつだよ)が嘘のよう。次の演奏会の譜面がそろったので、一通りみてみたが・・・物理的に不可能っぽいのがあります。私が下手なのもあるけど、それ以前に作曲された時代(200年前)と調弦が違うからなあ。昔の調弦なら楽に弾けるのかどうかは確認してませんが、ここ100年くらいは今の調弦でやってるのだから、何とかなるのであろうが、非常にきついですね。

アシュケナージの指揮って、赤ちゃんが吃驚したときにする「モロー反射(両手を万歳する)」に似ていることがわかった。幼児退行?

ブルッフの交響曲全集が届いたので、ざっと流して聴いてみた。正直、交響曲はこれといって心に響くものがあるわけではなく、退屈だった。「隠れた名曲などない。名曲は隠れないのだ」という言葉どおりか。曲の雰囲気はシューマンに似ているように思う。シューマン作曲の無名の交響詩と言われたら、ああそうくらいに信じてしまうかも。交響曲よりもカップリングの小Vn協奏曲集(Adagio Appasionataとか、Vnはアッカルド)のほうが、ブルッフらしい「古城の浪漫曲」という感じがして素晴らしかった。コルニドライやVn協奏曲のように、ブルッフは協奏曲が得意なのかもしれない。

Vaioの新型ミニノートで尻ポケットからはみ出しそうなのを何度も押し込むCMがあるが、あれは結局のところ「持ち歩けない」と言っているのだろうか。

クローン牛が流通へ

2009-01-07 | Weblog
クローン牛が流通へ:アメリカや欧州が「安全」といったもんだから、焦って日本も追随しようとしているのが見え見えなんですが。「科学的な知見が出そろったと厚労省の担当者は言ってるらしいけど、この「出そろった」ってのは一体どのラインを言うのかね。まあ、現段階の分析では差がみられないということなんだろうけど、これは飽くまで「現段階」に過ぎないわけで、分析項目が増えたらどうなることか。そもそも、良く言われている「クローン固体は成体まで育つ確率が非常に低い」という事実が、現段階のクローンが生物としてどこか「異常」であることを如実に物語っていると思うのですが。

 倫理という言葉を使いたくはないけど、実際には存在がありえない生命を、消費のためだけに強引に作り出すというのは、やはり感情的にいただけないものがある。感情という言葉を使うと、「感情論ではなく、きちんとデータを集めて科学的に論じるべき」と返されるのがお決まりなのだが、そもそも感情論って悪いことだろうか?「脳の動きなど所詮は化学反応」とか日頃吠えてる人間にしては、突然センチな発言だが、やはり人間の本質は「感情」であり、まあその感情というのが脳内化学反応なわけなんだが、多くの人間にデフォルトに備わる感情=デフォルトな化学反応をして、「なにか変だ」と思うのなら、それはやはり正しくないことなのではなかろうかと思うわけです。自分に子供ができて初めて意識できたことでもあるけど、新しい生命を世に出すってのは非常に大変なことでかつ神秘的なことなわけでして、特に大型哺乳類は一度に一つの子孫しか基本的に増やせないわけです。それが、やっとこさお日様の下に出てきたら、もう食べられることが決まっていて、それも受精の段階から決定していて、さらに自分は生んでくれた親でない誰かの完全なコピーであって、造り出された理由が非常に美味しいからというわけであるなんて、どうでしょうか?現在の畜産・養殖業もそういうものかもしれないけど、通常爆弾と原子爆弾ぐらいレベルが違うような気がします(通常爆弾を正当化しているわけでない)。

まとまらず

ドキ語

2009-01-06 | Weblog
 そういや、チラ観した紅白で、馬鹿そうなタレントが「テンジョウテンガ・ユイガドクソン!(天上天下唯我独尊)」と叫んでました。私は「テンジョウテンゲ」だと思っていたので、酷くドキッとしたのですが、調べてみたら私の思っていたとおり「テンゲ」で正しいようです。

 こういうドキッとする瞬間は誰にでもあるかと思います。実際、本当に覚え間違えてることもあるわけで、気付いたとき、あるいは指摘されたときの恥ずかしさといったらありません。その瞬間の恥ずかしさより、これまで間違ったまま使い続けてきたことへの恥ずかしさに身もだえしてしまいます。これまでは、ドキッとした後に、密かに調べては修正したり確認したりしていたのですが、記憶力の低下がこれから着実に進むので(最近、顕著になってきた)、やはり記録することで脳に焼き付けていこうということで、「ドキ語集」のような手帳を持ちました。ここにも前説レベルでチョコチョコ書いていこうと思います。こんなことも知らなかったのか!と驚愕されるかもしれませんが、もう恥をかいてでも覚えるしかない。思い出せる範囲での最近のドキ語。

御用達=ごようたし(ごようたつと言ってる人に会った。確認)
場末=ばすえ(一瞬じょうまつとか言いそうになる。確認)
幕間=まくあい(まくまではない。確認)
前説=まえせつ(一瞬、間違えてるのかと心配になり調べた。確認)

偽の女庭師(にせのおんなにわし)

2009-01-06 | Weblog
 東京アンサンブルという団体の公演を観てきました。チケットは妻のご好意によるものです。この団体、実はもう何度も聴きにいっています。狙いは例の通りバスのI氏なのですが、NZ在住のI氏が帰国して出演する演奏会を追うと、だいたいハイレベルな小中編成アンサンブルとなるわけで(紀尾井とか水戸室内とか)、この東京アンサンブルも、選りすぐりの猛者を集めた高水準な小編成アンサンブルです。主催しているのは、コンマスの服部氏で、私は一度学生時代にソロを聴きに行ったことがあるのですが、その迸るパッションに圧倒された思い出があります(名前をしっかり覚えてるから相当の印象だったのだろう)。最近は指揮の方面でも活躍しているそうで、今年はウィーン国立オペラに出場するそうです。ウィーン育ちということで、ちょっと日本人離れした濃いオーラを放出しています。ただね、ちょっと風貌がねえ・・・もう少し、さっぱりならないだろうか?
 このアンサンブルは、いつも変わった曲目を取り上げるのですが、今回はモーツァルトが18歳の時に作曲したという「偽の女庭師(なんとかならんのかこの邦訳)」のセミコンサート上演でした。古い時代のオペラは、歌の場面だけでなく台詞の場面も沢山あるのだけど、今回の公演では台詞の場面は全てカットし、替わりに落語家・古今亭志ん輔が面白おかしくアドリブまじりで状況を説明するという「オペ落語」スタイルでした。
 筋はよくある痴話コメディなんだけで、つけられたモーツァルトの音楽はさすがの一言でした。後期のオペラのような印象に残るアリアはないけど、どの曲にも工夫と斬新さが感じられ、聴いていて全く退屈しない。18歳でこれかよ!さすが天才です。歌手は総じて女性陣のほうが上手かった。ヒロイン(偽の女庭師)を歌ったウィーンから来たソプラノの方が、ニコールキッドマンそっくりの美人さんでした。やはり白人は骨格から違いますね。なにあの小顔・・・。若い紳士を演じたメゾソプラノのオーストリア人女性(背が非常に高い)が、志ん輔のアドリブ?に煽られて「バカヤロー」と連呼するシーンは喝采を浴びてました。やはり喜歌劇なんだから会場が沸かないとね。そういう意味で落語家を話し手に起用したアイデアは大成功だったと思います。男性ではヒロインの下男を演じたバリトンの方が非常に美声で聞き惚れました。伴奏ですが、残念ながら会場が音楽専用のホールではなかったため、弦楽器は生音が立ってしまい、美音に酔うという感じではなかったのですが、I氏の暖かく柔らかくかつパンチのある低音を聴くことで、日頃無意識に溜め込んでいた無駄な固定観念(音楽だけに限らず)が洗い落とされ、フレッシュな心を取り戻せました(謎)。低音っていいですね(謎)。
 ステージは歌手とオケを分けるために、巨大な紐暖簾で前後に区切られていました。歌手が紐暖簾を前後に自由に通り抜けることで、外と内、表と裏の表現がなされ、さらにこの暖簾が背景映写のためのスクリーンにもなるというなかなか面白い演出でしたが、オケをじっくり観たかった私としては、少々邪魔だったかな。演出はウィーンで勉強しているという若い女性でした。カーテンコールの際にステージに出てきましたが、小柄でなかなか綺麗な方でした。昨年末の我々の公演の演出をしてくれた人もミュンヘンで勉強している(仕事をしている)女性でしたが、これって歌舞伎の演出を外人の女性がやるようなもので、言語だけに限らず文化背景等で色々と苦労なさってると思うのですが、是非是非頑張っていただきたいと思います。