
平成13年に出来た大阪歴史博物館、NHKと隣り合わせでエントランスは写真のド-ムみたいなところで共通である。すごい建物が出来たものだ。友人から住友の銅吹き展示やっているよとメ-ルをもらったので行ってみた。
当時(江戸時代)世界一と言われる銅の精錬は、大阪は長堀の住友の銅吹所で行われていた。跡地は、今は銀行の電算センタ-と小さな公園が出来ている。銅を精錬する過程で銀が出る。精錬せずに、単に銅として輸出するのは国家的損失になる。住友の基盤であり、誇りとする事業であった。今回の展示では、それを謳ってないが、銅の精錬技術を高めるのは私企業の枠を超えた所にあったと思う。
精錬の一方法として、坩堝(るつぼ)を使うのがビデオで紹介され、現物も展示されている。「場内は興奮の坩堝と化した」という表現がある。熱く激しい気分がみなぎっていることのたとえであるが、まさに熱く激しく熱せられる。骨壺より少し大きめな粘土で作られた、この坩堝が銅の精錬に使われたのだと思うと感慨もひとしきりである。
妙に「坩堝」が頭から離れない...一日であった。
-15.10.20-
当時(江戸時代)世界一と言われる銅の精錬は、大阪は長堀の住友の銅吹所で行われていた。跡地は、今は銀行の電算センタ-と小さな公園が出来ている。銅を精錬する過程で銀が出る。精錬せずに、単に銅として輸出するのは国家的損失になる。住友の基盤であり、誇りとする事業であった。今回の展示では、それを謳ってないが、銅の精錬技術を高めるのは私企業の枠を超えた所にあったと思う。
精錬の一方法として、坩堝(るつぼ)を使うのがビデオで紹介され、現物も展示されている。「場内は興奮の坩堝と化した」という表現がある。熱く激しい気分がみなぎっていることのたとえであるが、まさに熱く激しく熱せられる。骨壺より少し大きめな粘土で作られた、この坩堝が銅の精錬に使われたのだと思うと感慨もひとしきりである。
妙に「坩堝」が頭から離れない...一日であった。
-15.10.20-