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きしわだ自然資料館

2016-08-25 | 街角の話し
きしわだ自然資料館

キシワダワニという言葉に釣られて行ってきました。

大阪大学総合学術博物館でマチカネワニの化石を見たのは2013.9月だ
ブログはここ 大阪大学美術部 夏部展ー大阪大学総合学術博物館

今から約50年前の1964年、大阪大学理学部新館の工事現場でワニの化石が発見された。これは新生代(約6500万年前から現在)以降に生きていたワニと分かり、「日本にもワニが暮らしていた!!」と当時大きな話題となった。そして発見現場の豊中市待兼山にちなんで「マチカネワニ」と呼ばれている。

それから30年後の1994年12月、再び大阪で新生代のワニが発見されたが、今度は山ではなく海に近い岸和田市流木町で行われていた工事現場からだった。地下7.5mの穴のなかで下水道工事を行っていた作業員の方が化石の一部を発見し、市に通報したことがきっかけだった。師走の忙しい時期に化石の破片など見過ごされがちだが、この作業員の方が以前にも化石を見つけた経験があったことが幸いした。とはいえ発掘作業は現場に駆け付けた市職員の手でわずか数時間の内に済ませなければならなかった。直径2.4mの狭い坑内で発掘できる範囲は限られていたものの頭部を中心に多くの骨片が採取することができた。化石といっても比較的新しい骨であるため脆く、樹脂で固めるなどの復元作業には3年かかった。その後、きしわだ自然資料館に収蔵され「キシワダワニ」の通称で親しまれている。


ワニ化石が見つかった大阪層群という地層は約300万年前から約30万年前の間に浅い海に堆積した海生粘土層で、現在の大阪平野、京都盆地、奈良盆地、播磨平野、淡路島などの地下に広がっている。も間に挟まれるようにたまっている。キシワダワニの含まれていた層は約60万年前に堆積したと考えられている。花粉や珪藻から当時の山や丘側にはブナ属などの冷温帯林が広がっていて、平野から湾岸部の方には照葉樹林や温帯林が分布していたと考えられている。



キシワダワニの頭骨は上あごの歯が地表に向いたかたちで発見された。このことからこのワニは死んだ後、腐敗によって発生したガスが体内にたまったことで腹が上を向いた状態になり、そのまま川によって干潟まで流されて埋まり化石となったと推定される。キシワダワニの頭骨は眼から鼻先にかけて極端に細くなっていて水の抵抗が少なく魚を主に食べていたと考えられている。また、キシワダワニのいた水辺には同じ頃に生きていたムカシマンモスゾウ(約120万年前~約50万年前)も姿を現していたかもしれない。

大阪ではキシワダワニの前に高槻市からもワニ化石が発見されている。約100万年前に生息していた小型のワニだが、残念ながらその化石は背骨の一部と歯1本が見つかっているだけで詳しいことはまだ解明されていない。このほか、北海道、岩手、静岡、滋賀、福岡など全国各地でワニ化石は見つかっていて、長い間ワニは日本列島に暮らしていたようだ。

キシワダワニとマチカネワニの頭骨を比べると頭部の大きさからキシワダワニは体長約5m、マチカネワニは体長約8mと推定されている。

こんな博物館があるとは今まで知らなかった。入館料は200円ですJAF会員割引きで140円でした。
しかも写真撮影OK
他にも面白いのが一杯あります



三葉虫(さんようちゅう)の化石。学校で習いましたね。カンブリア紀に現れて古生代の終期(ペルム紀)に絶滅した節足動物である。古生代を代表する海生動物であり、化石としても多産し、示準化石としても重視される。



トラも一杯



トリも一杯



ホッキョクグマ



ライオン

子供と一緒に来ると楽しいかもですね
中学生以下は無料です
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