湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

水は凶器・・・プール事故に思う

2015-04-01 15:19:21 | Weblog
2011年7月、神奈川県大和市の幼稚園で
当時3歳の園児がプールで溺死する事故がありました

この事故で、業務上過失致死罪に問われていた
元園長、西山淳子被告に対し
横浜地裁は、無罪を言い渡しました

近藤宏子裁判長は

「安全管理の責務や行動基準を逸脱していたとまでは言えない」

と述べたそうです。

ご遺族、特にご両親のことを考えると、いたたまれなくなる判決です

園長が、自分の経営する幼稚園の中で
スタッフの不注意で園児を死に至らしめて無罪とは!

私の印象は
裁判官にとって、幼児の命は軽い・・・まるで犬猫並であることと
水の危険に対する認識不足です

水は、ありふれた物質ではありますが、凶器でもあります
溺れれば、数分で、人を死に至らしめる猛毒だと考えればいいのです

これに比べれば、福島原発周辺の放射能など、まったく安全です

救急隊員に聞いてみたらいいでしょう
どれだけ多くの人が、浴槽で溺死しているかを
水は、人を数分で死に至らしめる、猛毒なのです
しかも水の事故の多くは、浅い水深で起きているのです

幼児の水遊びや入浴には細心の注意が必要なのです
幼児の水泳や水遊びの監視は、極めて重要です
私の子供達が通っていた藤沢のスイミングクラブでも
幼児が溺れかける事故がありました

担当者が一人だけでは、複数の子供には目が行き届きません
幼児の水泳や水遊びの指導は、とても危険な作業なのです
そのことを、直接指導にあたる担当者はもとより
スイミングクラブや幼稚園の関係者は、よく自覚して欲しいと思います

コメント
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