ある音楽家の作風の推移にはストーリーがあり、その人生にもストーリーがあると思う。多分にストーリー性はフラクタルに各スケールで顕れる、という仮説だ。今の光の、というかUtaDA2ndの音楽はメロディと歌唱の質が図抜けている一方ドラマ性は淡泊だった(曲が短いのが証左の1ッ)。大胆に仮説を適用するならば、今光は私生活に物語を欠いているのではなかろうか。決して進学就職結婚出産みたいなステレオタイプの人生を送る必要もないし、10代の頃の様に目紛るし過ぎるのも困りモノだが、"各年齢が次へのステップになる生き方"から離れている気がする。然りとてソレがよくないとも思わないけどね。
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