片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

“ショートスティ”に体験してみたい甲南老健、SV研究会で知る先駆的な福祉施設

2011-05-15 14:29:52 | 「ボランテイア グループ」

 東日本大震災発生以来66日目、朝日新聞大見出し、「1号機  冠水作業を断念」福島第1 地下に汚染水3000トン、東日本大震災に被災してメルトダウン事故を起こした原発1号機で、東電は14日、原子炉建屋地下に大量のたまり水があると発表した。
 原子炉を冷やすために注いだ水が汚染されて漏れ出しているとみられ、東電は格納容器に水をためて冠水させる作業を事実上断念し、漏れ出した水を再循環させて原子炉を冷やす検討を始めた。
 スガスガしい日曜日の早朝、西日本は引き続き、高気圧に覆われ、青空が広がる。
 
今日の近畿地方は高気圧の圏内で概ね晴れますが上空の寒気や日射の影響で雲が広がっていく予報。
 素晴らしく晴れ上がった9:00 5/14開業したばかりの「こむの事業所」前で社会福祉協議会 長尾支部M氏と待ち合わせ、大阪天満橋の労働会館「エルおおさか」に向かう。

       

 本日は高齢者・障害者が互いに支援の輪を広げるネットワーク作りを研究するシルバーボランティア研究会(SV研究会)2011年度第1回研究会。
 高齢者のボランティア活動の意義と可能性を求めて、テーマ「介護老人保健施設でボランティアをすること、受け入れること」甲南介護老人保健施設 師長濱中恵子氏の後援会に出席。
       

 予約した「エルおおさか」会場6階 定刻10:00に10数名の会員が集合、プロジエクターを使って60分の説明と和気あいあいの60分質疑応答 が行われた。
 六甲アイランドに位置する3階建の当老人保健施設は開業10年、(財団法人)甲南病院は3病院2施設を傘下に、「人類愛の精神に基づき、悩める病人の為の病院たらん」を理念に掲げている。
 病院と自宅の中間施設として、リハビリを目標としながらも利用者は、近隣で3ケ月毎のたらい回しになっている実例を良く耳にするが此処は皆無と聞いて驚く。

      

 定員は80床、病院からの受け入れ70%以上、平均年齢84.9歳・平均介護度3.6、最長老は104歳、入所されてから5年も居られると伺い、在住するコミュニティにて福祉施設は変わると再認識する。
 スタッフは介護職員30人・看護職11人と他施設と比べ、マンパワーが多いのも特徴。
 受け入れ老健の条件として多種類の薬を服用する患者(月2万~3万円)は制限されるのが常識とされているが此処は服用薬代の制限は設けていないと伺う。
 当院の理念が活かされていると感じたのは睡眠に眠剤を使用しない方針で薬剤に頼らない方法を追及している。
行事ボランティアとして、5感に良いとされる音楽ポップスジャズ・よさこい踊り・腹話術等を行うV、日々業務のVとして・習字の手習い・散歩介助・傾聴・読み聞かせ等多岐に渡るVさんが活躍さている。
 年間の行事、V募集・Vの指導・Vの適正審議を行う、師長を委員長とするボランティア委員会を設置しているのも特徴。
 Vの義務と責任として、活動の前にオリエンテーションを受け、活動の内容を記録に取ることを決めているのは他施設では見られない。