8月末、週末の日曜日も全館250床リハビリテーションは全曜日継続される。
2006年の診療報酬改定で発症後180日経過患者はリハビリ対象患者から外されるが最高3ケ月間のリハビリ中は祭日・土・日曜日も関係なくPT/OTの治療は続けられる。
今日も9:00からOT(作業療法士)の20分間のストレッチ(マッサージ)、肩甲骨の筋肉をほぐしていると親指・人差し指がしきりに動き出す。
先生の説明では肩の前・後の筋肉がカチンカチンに緊張して短くなり、感覚的に物を掴む意識が強くなると、瞬間的に緊張させて反比例して邪魔している。
「脳」が損傷し、運動神経が遮断され、指先が動かない事実は修復しないが微妙な範囲で指先が動く筋肉の働きを確認できたこと嬉しい事です。
ストレッチの後はCI療法メニュー、①から先生の指導で始める、タオル動かしは左肘を意識して広げる⇒体を伸ばす・・・期待効果は肘の稼動力アップには背筋の力を緩めて指先の動きを活発にする。
肘を伸ばす・引く動作は筋肉の緊張を緩める効果をもたらすので姿見で体の柔軟性を確認しながらゆっくりと行う、引いて元の態勢に戻ると指先がダラリンと伸びるのが感じられる。
その直後にオジャミを摘むと親指・人指し指・中指の3本で掴む事が可能となる。
何か直覚的に体が覚えたようで嬉しくなり単純動作ながら夢中に取組む。