片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

最終日曜日、真夏日に集まった宝塚「脳卒中」友の会 新会員含めて仲間、(22人)

2011-07-31 08:48:52 | 災害天候

 東日本大震災発災以来143日目、朝日新聞大見出し、「佐賀知事 やらせ引き金九電に“原発再開の声を”、九州電力の「やらせメール」問題で、佐賀県の古川知事は30日、記者会見を開き、玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2・3号機の運転再開を巡る国の説明番組放送前に、九電副社長らに「この機会に再開容認の声を出すべきだ」と促していた事を明らかにした。
 新潟県・福島県を中心に降り続いた豪雨は、30日昼までに峠を越えた。
 気象庁によると27日正後から30日午後までの総雨量は福島県只見町で680.0㍉、新潟県加茂市で623.5ミリ、南魚沼市で562.5㍉を観測した。
 本日は東・西日本の広い範囲に寒気が広がるために大気の状態が不安定になり、所により大雨が降る見込み。
 本日はセルフヘルプグループ宝塚「脳卒中」友の会 文化講座「英会話教室」13:00と「交流会」14:00からの準備で12:30分、ボランティアの広場「ぷらざこむ1」入館。
 2階24会議室の空調(28℃設定)スイッチをいれ、ドリンク用にロッカーストックのオレンジジュースを取り出し、調理室冷蔵庫に準備する。
 毎回のことながら体に不自由な仲間同士、お手伝いを依頼する人が無く、会議室の開閉・マーカーの用意・ドリンクの準備は一人でこなす。

            
 この5年間自分一人でこなして来たことが社会復帰に繋がったことを振り返ると宝塚「脳卒中」友の会事務局を引受けさせていただいたことに深く感謝する。
 講師Hさんの「英会話教室」、本日生徒に2人、Y氏・O氏が新たに加わり、6名のメンバーで始まる。

             
 タイトル Im very hungry Mom、are you busy?Im hungry.Im sorry,Kevin.but busy now OK,Well,where are the cookies?Im very hungry Yheyere on the table-in that broun box 講師に従って発音練習、二人に分かれて質問・答えを反復練習を繰り返し、フレーズを自分のものにする。
 15分前からドンドン仲間が教室へ、騒音で聞こえなくなり、次回8/12の再会を約して「交流会」へ移行する。
              

  本日は新会員お二人がそれぞれ奥様と同伴で出席、T氏:62歳 2種2級 要介護Ⅰ左麻痺 H20/6脳梗塞 身長185㎝が災いして歩行に自信がなく「車椅子」を使用、定年後これから遊ぼうと思っている時に倒れて悔しい。
  M氏:64歳 身障手帳無し 要支援 H22/8脳梗塞 日常生活に不便をきたす後遺症は皆無なれど精神的には「うつ症」に落ち込み、外出する気持ちになれず自宅に閉じこもっている。
 お二人の話を聴いて会員それぞれが自己紹介を行いながらアドバイスに努める。
 Hさん:脳内出血左麻痺「好きなように生きている」、O氏:2年前脳内出血で倒れ、良子さんに小遣いを貰って近くの阪神競馬で遊んでいる。
 A氏:23年前に倒れたが杖さえあればどこへでも行ける、友の会の交流会・日帰り旅行に参加していたら何時の間にか元気になりますよ。
 O氏奥さん:最近失語症が改善されてきた、毎日夕食前に日記を書いて貰い、ケアマネのチエックを受けている。
 Mさん:「友の会」へ来てからHさんと友人になって非常に明るくなった。K氏:発症して6年半、右麻痺が辛いが歩く事で元気を回復、日帰り旅行で皆さんよりスピードは遅いが、参加の喜びを味わっている。
 O氏:生年月日S23/8、「脳梗塞」で倒れるも、もう働く必要も無く、そこそこの年金を貰い、有り難い日々、「病」のお蔭で現在がある。クヨクヨしても仕方がない「それなりに幸せを楽しむ」。N氏:自殺願望であった私はMさんの悩みは理解できる、高いお金をだして「カウンセラー」を受診もしましたが芦屋から2回乗り換えして「友の会」へ来るようになって元気になった。

    

F氏:身体障害者体育大会へ出場している、6/26アームレスリング選手権大会にて優勝した。
 皆さんそれぞれの体験談を話し、気持ちの整理と言語表現に頑張られ、聞く方もご満足の様子でした。


連日ラッキー続き、アサ「筋肉強化リハビリ」訓練、ヒル高校野球「兵庫決勝再試合」観戦

2011-07-30 13:47:13 | 「リハビリ」

 東日本大震災発災以来142日目、朝日新聞大見出し、「保安院やらせ次々四国電・中部電に指示  院長が陳謝、経済産業省原子力安全・保安院が原子力関連の国主催シンポジウムで、電力会社に参加者の動員と発言を指示していた問題で、海江田万里経財相は29日、第3者委員会を設けて実態解明する方針を明らかにした。
 原発を規制する立場の保安院までが関与していたことが発覚、原子力を取り巻く不透明な癒着の構図が浮き彫りになった。
  記録的な豪雨となった新潟県では30日も各地で断続的な豪雨が続き、一部地域で降り始めから雨量が1千ミリを超えた。
 三条市を流れる五十嵐川や魚沼市の破間川などで相次いで堤防が決壊、長岡市を流れる魚野川が溢れるなど大きな被害が広がった。
 西日本でも大気の状態が不安定で雨や雷雨が予報されるも雨雲の停滞が見られず、連日夕方の一時的なにわか雨で難を逃れている。

           
 今週は幸運に恵まれ、連日の「パワーリハビリテーション」筋トレと「高校野球兵庫決勝戦」観戦を堪能する。
  9:15分ポラリスDSセンター小林到着、トレーニング開始前後は「小林文庫」の文芸春秋7月号、鮮やかに生きるための心得「大研究悔いなき死」を読破、何時か読んだ本に「いい死に方は」は如何に一日を生き抜くかにある」
とあったがタイトルの言葉に魅せられる。

     
 特集中でも 大津秀一(緩和医)著作 ホスピスで見た1千人の死「最高の最後の言葉はありがとう」・・・どの患者さんにも共通する問題はなんらかの「やり残したこと」、やり残したことを作らないためにはアップルCEOスティーブ・ジョップスは「来る日も来る日もこれが人生最後の日と思って生きるとしよう」、引き際が見事な人は、自分の死に対して生前に一つひとつ決断をし、着々と準備を始めているようです。
 先日亡くなった元キャンディーズの田中好子さん「スーちゃん」も、録音で「ありがとう」という言葉を伝えておられました。
 9:45分、マシントレーニング開始№1「レッグエクステンション両足伸ばし」、№2「ト-ソーエクステンション腹筋」、№3「チエストプレス両手上げ」・・・機械の特性、鍛える筋肉の箇所を理解、初心を忘れずに丁寧に取り組んでいく。

 「レッグエクステンション両足伸ばし」、・・・健常者は両足の大腿四頭筋を鍛えるためウエイトを大きくかけ、力んで持ち上げるが左下肢機能全廃の自分は右足の力の補助で麻痺足を持ち上げ、少しでも機能回復に役立つことを目指す。
              

 「トーソーエクステンション腹筋」、・・・運動機能訓練メニュー中、唯一パワーを感じる種目、エネルギーを費やす事を主眼にエネルギシュッに40回押し込む。
 硬くなる腹筋を右手で確認しながら、この筋肉が衰えると「寝たきり」になる恐れがあると恐怖心をあおる。

                   


 「チエストプレス両手上げ」・・・・麻痺歩行に際しては硬直して歩行の邪魔にならないように左上肢機能全廃の弊害から少しでも回復するように右手の力を借りて、30回左上方に持ち上げる
                  

 帰宅時、13:30分兵庫決勝戦引き分け再試合はNHKテレビ放送で始まる。
 郷土を愛する高校野球フアン
にはひたむきな純真プレーを2回も観戦できるラッキーに感謝する


                  
 テレビが放映された時点は0対0、5回東洋大姫路先頭打者のエース原樹里投手が二塁打を放ち犠打で三塁に進んだ後、一番中島廉太外野手の犠飛で生還した。
 7回にも無死三塁から原の犠飛などで5点を加え、加古川北を突き放した。
 原は加古川北を2安打完封した。
 兵庫大会史上初の決勝15回再試合にとなった試合は東洋大姫路が5年ぶり12度目の甲子園切符をつかんだ。


筋トレ「正しく座り、左右対称の動きを!」、兵庫播磨勢の激決「高校野球決勝戦!」

2011-07-29 15:00:47 | 「リハビリ」

 東日本大震災発災以来141日目、朝日新聞大見出し、「原発依存減へ工程表内閣中間案  発送電分離も検討、東電原発の事故を受け、エネルギー政策を見直す菅内閣の「エネルギー・環境会議」(議長・玄葉光一郎国家戦略相)の中間整理案が明らかになった。
 「原発への依存度を下げていく」として「減原発」の方向を示し、2050年頃までの工程表を作る方針を明記。
 依然として大気の状態が不安定、東北地方では集中豪雨、河川の氾濫警戒で避難勧告も発令されている。
 阪神間も雲が広がり、昨夕のような雨や雷雨が予報、気温は平年並みの真夏日が続く。


 8:40分、ポラリス送迎車に迎えられ、DS小林へ、女性グループの招きに甘え、テーブルに着席。
 先月からお一人仲間が増えて、グループは5人へ増加、6月に体験利用されたWさん(87歳)は仲間のTさん(88歳)の優しい心遣いもあって、定時ご利用となられた。

 皆さん5人、89歳Uさん・88歳Tさん・87歳Wさん・85歳Kさん・85歳Oさん、外見上は70歳代、非常に明るく笑顔が絶えない仲良しグループだ。
 本日の話題は高齢者の現在「息子・娘どちらが頼りになるか?」、Uさん 最近長男からの電話で「暫く行けない」と言われ、次女は毎週7日分の「お惣菜」を届けてくれ、主人も引き取り「彼方此方へ連れ出し元気が回復」、Oさん、毎日娘が昼食時に来宅して調理、一緒に食べるのは楽しみ・・・Tさん、娘と同居、3食は買物・調理を自分で済ませ、世話にならないようにしている・・・皆さんの結論は娘を産んでいて良かったと落ち着く。
 話の最後に「貴方の子どもは?」と聞かれ、「娘2人」の返事に「それは良かった」と安心していただき、嬉しく思う。
 9:45分、6機種9種類「パワーリハビリテーション」開始、本日のリーダーO氏が強調されたマシン利用の際の二つの留意点 ①正しい姿勢・正しいタイミングを心掛けましょう ②正しく座り、できる限り左右対称の動きを目標とします・・・を念頭に丁寧にマシンを扱うことを励行する。
 股関節を強化する「ヒップエクステンション両足開き」・「ヒップフレクション両足閉じ」は特に注目マシンに取り上げ、一つ一つゆっくり、筋肉の動きを確認する。

                

 「ヒップエクステンション両足開き」・・・椅子に座った後、背柱を直立に立て、ウエイト12.5㌔で閉じた膝を正しいタイミングで30回繰り返す。
             
 「ヒップフレクション両足閉じ」・・・・椅子に正しい姿勢位置取りの上、スタッフに修正を求め、12.5㌔のウエイトで左右いっぱいに広げられた股関節を意識、筋肉が左右に引っ張られる股割れの感触を味わいながら、滑らかなカウントで閉じていく。

 午後は第93回全国高校野球選手権兵庫大会決勝戦をテレビ観戦、兵庫県161チームの頂点を決める決勝戦は播磨勢同士の対決となった。
 5年ぶり12回目の夏の甲子園を狙う東洋大姫路、3年ぶり2回目、春夏連続の出場を狙う加古川北は須磨区<ほっともっとフイールド神戸>で激突する。
             

 試合は9回表に東洋大姫路が1点を勝ちこしたが加古川北が9回裏、都倉健司主将が左越えに本塁打を放ち、土壇場で同点に追いついた。
 延長に入ってから東洋大姫路の原樹里投手、加古川北の井上真伊人投手が踏ん張り両校譲らなかった。
 
史上初の引き分け再試合となり、明日30日に決着は持ち越される。
 まれにみる好試合、好投手同士の投げ合い、土壇場の本塁打と高校野球の醍醐味をたっぷりと味わう。
            


「友の会」日帰り旅行はJR大阪「ステーションシネマ」・・・コクリコ坂から№13

2011-07-28 08:30:58 | 「脳卒中」友の会

 東日本大震災発災来140日目、朝日新聞大見出し、「復興増税 定率で政府最終案  基幹税1割検討、菅政権の東日本大震災からの復興基本方針の最終案が明らかになった。
 臨時増税のあり方について「基幹税を中心に付加的な定率増税など、できるだけ簡素な形で行う」と明記。
 所得税などを対象に、納税額に一定率を上乗せする増税の方針を盛り込んだ。

 スッキリしない天候、雷雨と集中豪雨が各地を襲っているが幸い兵庫県南部は免れ、朝夕は涼しい風に恵まれている。
 近畿や中四国は雲が広がりやすく、ところによってにわか雨が降る予報、気温は昨年並みの真夏日が続く。
 全国概況では前線が東北地方を南下、東北から東海と北陸は広く雨や雷雨となる見込み、ゲリラ的な集中豪雨が局地的に降る恐れがあると発令されている。
          

 本日は宝塚「脳卒中」友の会仲間とJR大阪駅ステーションシネマへ日帰り旅行、9:30分JR宝塚駅に集合した仲間は4人、それぞれ二人一組で大阪までチケット小人二枚購入(320円)、有人改札で身障手帳を呈示して捺印を貰い、普通乗車に乗車する。

            

 小人切符に捺印では乗降共に、自動改札は通過できないのが少々不便なところだ。
 JRは冷暖房維持の為、停車中の電車は扉を閉め、乗客がドアーに設けられた押し釦を押すことで開閉される仕組みを初めて聞く。

 JR西日本は5月のオオサカステーションシティ開業以来乗降客の伸びが営業成績に好結果をもたらし、「ノースゲートビルディング」・「サウスゲートビルディング」の営業成績好調の相乗的効果で非常に元気になったと見える。

          

 大阪駅到着後プラットホームからエレベーターに乗れることは我々身体障害者には非常に有り難い、3階改札を出ると北側に「ノースゲートビルディング」、約100㍍杖歩行にて「ルクア」正面へ、エレベーターにて11階「ステーションシネマ」に、難無く到着10:45分。
 足の不自由な4人が大汗をかくことも無く、75分でエンターティメントゾーンに辿り着ける嬉しい出来事だ。
 「ステーションシネマ」は広い空間に休憩所が設けられ、夏休みのせいか子どもさんが予告編スクリーンに夢中のご様子。
 当所は12スクリーン、約2,500席を備える、松竹・TOHO・東映の大手三社が共同経営する関西最大級のシネマコンプレックス
 エレベーターにてご一緒だった「大阪のオバサン」は暑いときは涼しい映画館に限ると言われていたが見渡すとご婦人グループも多く、盛況が続いている雰囲気に見える。
 
               

11:15上映迄、11階庭園見学に出掛けると更に北側の旧国鉄貨物駅の跡地に巨大ビルデイングを建設中、益々大阪ステーションシティが西日本一番の百貨店・フアッションビル・エンターティメント・レストラン・サービス・オフイスなど様々な機能を集積しつつある。

「上を向いて歩こう」コクリコ坂から・・・スタジオジプリ最新作、翌年に東京オリンピックを控えた1963年の横浜、古いものを壊し、どんどん新しいものを作っていこうとする気運の中で横浜のとある高校で老朽化した文化部教室建物「カルチエラタン」の取りこわし計画が持ち上がる。
 そんな騒動の中、学生たちを率い部室棟を守ろうとする少年・俊と高校に通いながら下宿宿を切り盛りする働き者の少女・海が出会う。
 懐かしい歌「♪上を向いて歩こう」・「♪白い花が咲くころ」を背景に学校側に訴える彼らの活動がすがすがしく、活き活きと細かく描かれるシーンに夢中になる。
 当時の風景・・・様々な船が行き交う海、舗装されない坂道、人と車でごった返す商店街、何処の町にもあった精肉店等スクリーンにジプリ風に描かれ、遥か48年前を懐かしく思い起こす。

            

 昼食に降りた10階レストラン街は若い顧客でいっぱい、各店舗前の椅子は順番を待つお客さんで溢れている。
 オ-プンカフエへ入店したのが13:30分、前菜付き、角切りの牛肉がたっぷり入った「ビーフカレー」1,250円を美味しく戴く。


世間では理解のない「高次脳機能障害」に悩む患者・家族の会に出席。

2011-07-27 10:17:29 | 「脳卒中」友の会

                                

台風6号襲来後、曇天続きの天候、今日も重い灰色の空が上空いっぱいに広がる。
 今日の兵庫県は上空の寒気と南からの湿った空気の影響で大気の状態が不安定となるため、雲が広がり、雨や雷雨となる所がある見込み。
 連日の、雨や雷雨予報にかかわらず、阪神間地域は幸い恵まれ、第93回全国高校野球選手権大会 兵庫県予選も順調にスケジュールを消化、地元報徳学園は残念ながら準々決勝で敗退するも本日は4強激突、準決勝を迎える。

 ガソリン満タン補給にENEEOSフロンティア セルフ宝塚さかせ店へ立ち寄る。
 ここ数年、ガソリン補給には家人を帯同、セルサービスのタンクからの補給作業は任せきりでお願いしていたが杖なし歩行に相当自信がついたので、補給手順を教わり、一人で操作が可能となる。
 指定場所停車・・・足元を確認してタッチパネルに触れ、支払方法はカード⇒満タン・・・給油口キャップを外し、所定の場所へ⇒給油ハンドルを右手に握り、給油口へ差し込む。
 給油中の数量が明示されるが体を捩じって、確認することが不可能な為、最終間際に「ガクン」との感触が手許に感じると満タン補充が完了する。
 納品書をみると数量34.88L単価@142円合計4,953円。
 日常生活で家人にお世話になっていた作業は年々少なくなってきたことが嬉しく、自立の自信が高まってくる。


 13:30分 安倉総合福祉センター障害者支援センター主催の外傷・脳卒中が原因で脳損傷が引き起こす「高次脳機能障害」の患者(当事者)・家族・支援者の会合に出席。
  最近、メディアでも取り上げられ、世間の認識を深めようとする「高次脳機能障害」症状を社会福祉協議会障害者自立センターが取り組み、当事者・家族・支援者の三者がトライアングルの形で主体者となって問題解決に当たっている。

 月に一回、奇数月は家族の会、偶数月は三者の会として、情報発信を行い「高次脳機能障害」に悩む患者の社会復帰を図り、介護支援に苦悩する家族の負担軽減に少しでも寄与するべく会合を重ねている。
 本日は家族の会、司会者Kさん(主人が当事者)から苦悩する家族の想いを全て吐露してくださいと前置きがあって一人五分間、ご主人・ご子息の介護地獄を語られた。

 38歳の主人、幼稚園児・小学生の子供が何処へ行ったか?毎日何回も聞かれる 、訓練の塗り絵が続かない、返事をしない。 
 33歳の息子、食べた事・今したことを忘れ、自分の事を表現できない、最近テレビゲーム・パズルが少々出来るようになった。
 40歳の息子、仏像作りの職場に復帰できた、仕事は遅いが慎重に進めるが無口の性格が一層ひどくなり、一切喋らなくなった、何を考えているのかさっぱりわからない。
 60代の主人、通院に必要な保険証・受給証・医療保険書を管理させているが病院へ行くと持ってきていない、行く時に注意すると「指図するな!」と怒り、感情が激してくる、出掛ける際に先方に電話するように言うが電話が出来ない。

 60台の主人、介護保険・大学病院等全て使える社会資源は全て体験、友人を沢山家に招き、又友人が外へ連れ出し、精神活動に良いと教えられた映画・コンサートに連れ出し、6年目、最近左半身無視が解消、時間は掛かるが着衣・着脱が可能となり、お風呂も一人で入れる様になった、諦めずに継続したことが1年ごとに機能回復につながってきた。

 40台の息子を持つ父親、家族がどのように扱ったらいいのか教えてくれるところがない、先が全く見えない、グループ訓練の場所が欲しい。
 ご家族の呻吟される話を伺い、①返事をしない②感謝の気持ちがみえない③脳障害だから仕方ないと逃げる等自分も日頃家族に示している態度ばかりで本日は良い刺激と勉強をいただく。
 グループディスカッションは互いに愚痴の吐き手となり、互いに反省の材料ともなって、90分の時間は「アット」いう間に過ぎてしまう。

 今後の展開は家族お一人・当事者二人が中心になって学識者を招いての勉強会、互いの研究会を重ねて、「親が元気な内に!」宝塚から全国に発信できるセルフヘルプグループ作りを目指す。

 若い当事者(患者)がホームページ「トライアングル」を立ち上げ、会員からの投稿を呼び掛け、全国の「高次脳機能障害」に悩む人に発信する事になる。


気仙沼市から報告が入った「でえくさんず」,被災地「仮設住宅設備改善施工並びにサポート」

2011-07-26 13:31:59 | 「ボランテイア グループ」

                              東日本大震災発災以来138日目、朝日新聞大見出し、「首相退陣8月末攻防」退陣3条件  二次補正は成立、東日本大震災の復旧対策を盛り込んだ今年度第2次補正予算は25日、共産党を除く与野党の賛成多数で参院本会議で可決され、成立した。
 菅直人首相が掲げた「退陣3条件」の一つがクリアされたが、残る再生エネルギー特別措置法案と特例公債法案は与野党が折り合っていない。
 首相は少なくともこれらが成立するまでは続投する意向で、進退を巡る攻防は8月後半にももつれ込みそうだ。

 今日の兵庫県は、はじめ晴れるが上空の寒気と南からの湿った空気の影響で雨や雷雨となる所があって、夕方から雲が広がりやすい天候。
 高温が予想され、熱中症など健康管理に注意報が発令されている。
 昨夜は涼しい風の中、遠雷のように聞こえるのは花火打ち上げの音響、周辺各地で夏の風物詩「花火」が催され、真夏も本番を迎える。

 9:30分、「ぷらざこむ1」入館、デスクの真上に空調の排気口が設けられ、全館28℃に設定した冷房が流れ、最高の居心地の良い場所。
 猛暑日は自宅で扇風機を避け、パソコンに向かうより、早い目に売布「福祉コミュニティプラザ」に出勤する方が体にはいい効果をもたらしている。

 宮城県気仙沼市ボランティア活動センターの要請を受け、7/23(土)キャンピングカーに木材材料・器具を積み込んで、総勢8人が「仮設住宅設備施工並びにサポート」に出発した、日曜大工Vグループ「でえくさんず」の皆さんから第一報と写真が届く。
 現地のキャンピングカー駐車場地に車を利用、ブルーシートにて直射日光を避け、仮工事場を作って、仮設住宅住民要望の入口段差解消の踏み台作製に汗を流して居られるご様子です。
 昨日は必要個数を製作の上、設置を終え、今日は別の仮設住宅から「縁台」を広くしてほしい要望に応えて、活躍を継続中との報告でした。
 

「でええくさんず」の活躍と8/27(土)開催、「夕暮れコンサート」の立て看板作製にご協力いただいた知的障害者小規模作業所「ワークプラザ宝塚」皆さんのご活躍を、併せて宝塚福祉コミュニティプラザのホームページ ブログ「ぷらざこむのアルバム」に紹介掲載を終える。

 7/21開催の「宝塚広域ボランティア連絡委員会」第一回運営会議の議事録作成を依頼され、大筋を作成して同じ書記仲間のIさんに送信済みであった、電子メールから彼女の要望を確認して最終的議事録を完成。
 作製議事録を「宝塚広域ボランティア連絡委員会」名簿に従って、電子メール希望者・FAX希望者にそれぞれ送信を完了する。
 「宝塚広域ボランティア連絡委員会」は全て公開を原則、1階活動スペース南側に東日本大震災「元気と勇気」コーナーを設け、逐一活動状況・運営会議の報告を行っている。
 議事録もA3用紙に拡大して事務局報告掲示板に貼り付ける。
 館内はこの猛暑に関わらず清掃ボランティア「トンボ」の皆さんが掃除機を使って、一階活動スペースの清掃に取り組んで居られ、市民の自主的な運営に委ねられるボランティアの広場「ぷらざこむ1」の健全運営を如実に物語っている。


麻痺痙縮治療に「ボトックス治療」、診断と入院調整に訪れた「関西リハビリテーション病院」

2011-07-25 09:11:19 | 「リハビリ」

 週明けの月曜日、上空の寒気や南からの暖かく湿った空気の影響で雲が広がり、雨が降りやすい天候が続く。
 日本付近の上空に寒気が居座り、全国的に大気の状態が不安定になる見込み、夜にかけて各所でにわか雨や雷雨になる見込み。
 
昨日から始まった大阪「天神祭」、ハイライトを迎え、本宮を迎える陸渡御・船渡御の神事が心配される。
 本日は3ケ月に1回の指定受診日と「ボトックス治療」入院調整の為に、10:30分豊中市桜の町「関西リハビリテーション病院」訪れる。

          

 美容整形の「しわ伸ばし」に使用される食中毒菌「ポツリヌス菌」を、「脳卒中」後遺症筋肉痙縮の緩和に役立つ「ボトックス治療」を硬直に悩む患者への診療メニューにいれているのが「関西リハビリテーション病院」。
 主治医M先生によれば治療効果は個人差がひどく、一概に評定できないが疼痛が解消した、3ケ月間弛緩が続いた、痙縮が緩和したとかで喜ばれる患者さんがあって、入院後2回目は通院で治療を行っていると説明された。

          
 週明け月曜日の病院は入院手続きに家族が手荷物を持って、患者に付き添われるケースが多く、相変わらず「脳卒中」後遺症患者のリハビリ入院の多い現実を物語っている。
 
定期診断はM先生の指示で麻痺上肢を伸ばしたり、曲げたり、掌を開いたり、閉じたりを繰り返し、先生はその様子をカルテに記録、「今日は硬直がきつくないね」と言われ、「ホーッ」とする。

              

 次は麻痺下肢、座ったままで麻痺左足の挙げ伸ばし、杖無しで診察室内を2周、全く転倒の恐怖は無くなり、先生も評価を下さる。
 「ボトックス治療」には2週間の入院が必要、診察室から師長に連絡を取ると希望の8月下旬には3人の申し込みがあって、調整の上、改めて病院からの連絡待ちとなる。
 受付で清算すると科目は初再診121点、一部負担金360円。
 午後は14:00からソリオ商工会議所にて開催されるI銀行主催「金融危機を乗り越えた米国経済」市場環境について・・・の講演会に出席。

             

 会場内は30数人の中年・高齢者で満席、20数人は女性客で此処でも金融財政投資に熱心な女性の姿が伺える。
 講師は若い外国投資会社の大阪支店長、28ページに及ぶカラフルな折れ線グラフを使用して、1時間に渡って米国経済の三つの指標①企業活動②雇用③消費について、懇切丁寧な説明があった。
 設定・運用は別にして、この種の講演会は損傷した「高次脳機能障害」の回復に役立つと判断して、誘われば積極的に参加する事にしている。
 本日も勉強になったことは「ハイ・イールド債権」・・・格付けが低い分、金利水準は高い、毎月決算、「スプレッド」・・・(利回り格差)上乗せ金利、「米国失業率」・・・現行9.2%、アメリカの平均水準は6%~7%、企業活動が活発な事から改善は間違いない、「デフオルト」・・・債務不履行等 新情報は確実に頭脳刺激になっている。

 世界経済 国別のGDP成長率2011年予想 世界4.3%・米国2.5%・ユーロ圏2.0%・中国9.6%日本▲9.6%・・・膨大な情報が流れる今日、一つのテーマに絞って話を聴くと納得する面が多々あった


天神祭 準備で賑わう「天神橋」、自分を育てる為のV活動を学ぶ「シルバーボランティア研究会」

2011-07-24 14:46:14 | 「ボランテイア グループ」

 雲が広がる蒸し暑い天候の続く日曜日、高気圧に覆われ、気温は上昇してくる。
 全国概況 全国的に大気の状態が不安定、晴れ間が広がるがあちらこちらでにわか雨や雷雨となる。
 落雷、突風、急な強い雨、川の増水に注意が必要、最高気温は東北から九州に30℃前後の予想、暑さが厳しいので万全な熱中症対策が求められる。
 本日は高齢者・障害者が互いに助け合いながら「生き甲斐」を求め、超高齢社会を生き抜く社会づくりを研究テーマとする「SV研究会」が天神橋「エル大阪」府立労働会館にて開催され、出席する。
               

 毎回、同行する社会福祉協議会 長尾地区センターのY氏が昨日から宮城県気仙沼市へ、日曜大工グループ「でえくさんず」と一緒に「仮設住宅設備改善施工並びに指導」に行かれ、宝塚からは一人参加となる。
 ナビゲーター不在の心配もあって、早い目の8:30分に出発。176号線⇒空港線⇒阪神高速道路・・・を走り「北浜」出口を降る、一般道路・高速道路共に操行車は少なく、予定より早く土佐堀通りに入ると「天神祭」の準備で“渡辺橋”周辺は提灯の取り付けに賑わっている。
 地階1階に駐車、当施設(大阪府立労働会館)は受付で身障手帳を呈示すると無料扱いとなる非常に有り難い優遇だ。

             

 開会までに30分余裕があり、1階喫茶コーナーにてホットコーヒーをいただく、正面に入館される人の流れをみていると若い人が多く、それぞれが「聖書研究室」・「アンチエイジング研修会」・「建築士2級講習会」等の会議室へ入室されていく。
 受付に貼りだされている7/24のスケジュールを眺めると本館・南館共に多士済々な研修会・講習会・勉強会等が組み込まれ、労働会館に相応しい文化活動が行われている。


           
 5階501号室「シルバーボランティア研究会」本日のテーマは「園田苑でのボランティア活動」、講師は23年間Vグループ「園」を運営され、数年前NPO法人「愛逢アイアイ」を設立されたSさん。
 1988年10/12尼崎市二つ目の特別養護老人ホーム「園田苑」創立前の10/1にボランティアグループ「園」を設立されたと伺い、長い歴史と地域の密着度が推察され、阪神間と言わず全国で有名な「園田苑」の神髄に触れた思いがする。
 Vグループ「園」設立の理念「活動を通じて自分を育て仲間を育てる」を聞き、目線の低さに驚嘆、利用者さんと共に楽しみ遊ぶことで皆さんと時間を共有する崇高な思いが23年の足跡からにじみ出ている。

 

            

 23年間の活動を支えたのは①毎月の定例会②機関紙「園の窓」発行③研修・学習会・・・会員は「無理をしない」・「自分にできることをできる時間に」を心掛けたことが良かったと承る。

 23年間もめごとが一切無かったと伺い、女性のみでメンバーを維持された秘訣が役に立ったと推し量れた。
 
何処のVグループが共に抱えている問題(高齢化)が「園」にも起きて、平均年齢が65歳に!・・・しかし宝塚のVグループと比較するとまだまだ若い。
 会員の中には「病気」・「障害」を持つ人が増加、障害者が5人と聞き、正にシルバーボランティア研究会の理念に基づき活動されていると知る。
           

 12:00終了、講師のSさんも入って、研究会S先生・仲間と伴に1階オープンレストランにて昼食をいただく。
 
設立されたNPO「愛逢」は全国でも珍しい「ホームホスピスあいあいの家」を園田に設立、5人の入所者は30万の一時金、月間12万の費用と知り、ホスピスも超高齢者のニードに応える時代の到来を想わせる。


「なみはやドーム」にて水泳応援、全国大会に向け、」近畿高校水泳競技大会

2011-07-23 06:20:36 | 「ファミリー」

 東日本大震災発災以来135日目、朝日新聞大見出し、「復興財源5年増税で来年度から 10兆円規模検討、菅政権は、東日本大震災の本格的復興財源を確保するため、来年度から所得税や法人税など基幹税を中心に5年間の臨時増税を行う方向で調整に入った。
 今年度中にも復興債を発行して10兆円規模を確保し、来年度以降5年かけて償還する。
 高気圧に覆われ、近畿地方は概ね晴れる、朝夕の涼しさに助けられ、熟睡できるのが嬉しい。

 本日は家族(高1男子)が出場する第65回近畿高等学校選手権水泳競技大会2日目の大会に「なみはやドーム」へ応援に出掛ける。
             

 大阪府立門真スポーツセンター「なみはやドーム」はアリーナー・プールを備え、国際的・全国規模の水泳競技大会が開催されている。
 数年前、
橋下大阪府知事就任後赤字財政の事業見直しの対象になったスポーツ施設、維持費・メンテナンスに巨大な財政が必要とされ、経費問題がクローズアップ一躍有名になった。

 176号線を東へ走り、千里から近畿高速道路を南へ走り、「門真」出口で下り、三ツ島町に至る。
 
二日目は①女子400㍍メドレーリレー②男子400㍍メドレーリレー③女子400㍍個人メドレー④男子400㍍個人メドレー⑤女子200メートル自由形⑥男子200メートル自由形の予選各5組が行われる。

 各地の大会で標準記録を突破した50人が競い、全国大会に備え、近畿の覇者を決める高校最高の水泳競技大会だ。
 近畿高速道路から見えたUFOを想わせる巨大なドームに到着、道路からバリアフリーのエレベーターにて跨道橋へ、正面入り口から入場すると左右に大スタンドを備えた公認50㍍プール、その奥に飛び込みプールが備えられ、各選手がウオーミングアップの遊泳に余念が無い様子

            

 左側兵庫県席は手摺の無い階段を登る必要があり、残念ながら諦め、一人和歌山県席の前列に腰を降ろす。 椅子は木製で座りやすく安心、館内冷房はホドホドの空調、この状態なら2時間~3時間の観戦は大丈夫と10時開会を胸をときめかして待機。
              

 向かいの観客席には出身校の大きな校旗が飾られ、「不撓不屈」・「闘魂」等高校野球で見られる激励メッセージが目立っている。

 開会寸前にはプールサイド・観客席で各校選手の円陣が組まれ、リーダーの音頭でシュプレヒコールが大きな拍手と共に始まり、代表選手への勇気鼓舞が勇壮に始まる。
         

①女子400㍍メドレーリレー②男子400㍍メドレーリレー③女子400㍍個人メドレー④男子400㍍個人メドレーの各予選は出場が3組~5組でレースが展開、決勝は午後に廻され、愈々本日の花形レース⑤女子200メートル自由形⑥男子200メートル自由形の予選が始まる。
レース前、一段高く応援合戦が繰り広げられた後、審判のホイッスルで静寂に包まれ、「ヨーイ」の声の後、飛び込みと同時にメガホン片手に泳者のピッチに合わせて応援が盛り上がる。

               

 男子200㍍自由形3組目、第2コースへ、出場の家族は前半3位以内につけるも後半浮き上がって失速、5位以下にてゴールイン、残念ながら決勝に進めなかった。

 


リハ仲間、短歌誌「歌壇」投稿、和歌に知識も深まる「パワーリハビリテーション」

2011-07-22 13:56:15 | 「リハビリ」

 東日本大震災発災以来134日目、朝日新聞大見出し、「汚染牛肉買い上げ農林省 初の直接補償、肉牛にえさとして与えられる稲わらが放射性セシウムに汚染されていた問題で、農林水産省は21日、牛を解体した後の検査で肉から国の基準値(1キロあたり500ベクレル)を超えるセシウムが検出された場合は、その牛の肉を国で買い上げて焼却処分する方針を明らかにした。
 流通しないようにすることで消費者に安心してもらうのが目的だと説明している。
 朝夕涼しい風が流れ込み、昨夜は布団を被らないと寒いくらいの涼しさだった。
 湿った空気が流れ込み、西日本は全域で雲が広がりやすい天気。
 全国概況  北海道と東北は大体晴れるでしょう、関東は曇り空、午後から日が差す見込み。
 一方東海・北陸から九州は雲が多く、にわか雨もある。
 
日中の気温は東海から九州にかけては30度位ですがこの時期としては低く、厳しい暑さはなさそうです。
         
 8:40分、ポラリスDSセンター送迎車に迎えられれ、「パワーリビリテーチョン小林」到着、居場所定着のテーブル「女性メンバー席」に座らせて貰い、早速「アイスクリーム」を舐めなめ、談笑の輪に入れていただく。

            
 本日の話題は才女として尊敬するUさん(89歳)の短歌雑誌「歌壇」8月号に投稿された作品のお話し。
 60歳から先生について短歌(和歌)を勉強、メキメキ腕を挙げ、長年選者を務めた後も編集者から投稿を依頼され、随時作品を送られていると伺う。
 俳句と短歌の違いを聞くと決まりは5・7・5と5・7・5・7・7、俳句は季語が必要と伺い、高校時代の古典を思い起こす。
 作品七首の題字は「但馬地震と室戸台風」、題字から驚嘆、但馬地震は1925年・室戸台風は1934年、いずれも当時 大被害を与えた天災地変の一つだ。

 驚くのは大正11年(1922年)生まれの彼女は天災事変当時は3歳児・12歳児、年端もいかない少女時代の鮮明な記憶を歌に読みあげられた感受性の高さに魅せられる。

 短歌7作品の中から、・家中の廊下の板は蛇のごと踊りぬ妹を背負う母にすがる  ・家中の雨戸に釘打つ両親の汗にまみれし顔のきびしさ  ・父は救援物資を積んだ軍艦を島へ呼び寄す現在(いま)も伝はるその名

 但馬地震の際、住居は父警察署勤務の赴任先「出石」、室戸台風の際は「淡路島」、とお聞きし、わが身の3歳・12歳時を振り返ると恥ずかしさに身が竦む。

           
 9:15分、オリエンテーション本日のリーダーはNさん「ブッダの言葉」から怒りについて、仏陀は「怒り」を心に抱き続けることは誰かに投げる為に熱く燃えている石炭をしっかりと手に握っているようなものだ、やけどするのは自分自身なのです。
 
単行本を手に読んでいただき、反省する事しきり、9年前「脳梗塞」発症後の後遺症からくる左半身不随に悩みながら「怒り」を家人にぶつけてきた横暴な振る舞いが恥ずかしく思い出す。

 6機種9種類のマシントレーニングは「マルチローイング両手引き」からスタート、本日の筋トレの主力種目は下肢(足)の筋力アップに重点、①「レッグエクステンション・フレクション両足伸ばし」②「ホリゾンタルレッグプレス両足押し」を取り上げる。
 短肢装具を装着しての歩行は一向に楽にならず、距離も伸びないが辛うじて歩行が可能なのは関連する筋肉が役割をはたしてくれていることに感謝する。
 年齢を重ね、何時かは衰えていく筋肉を覚悟しながら元気な内は厭くことなくトレーニングを続ける。
            

 
①「レッグエクステンション・フレクション両足伸ばし」・・・外側へ曲がる傾向の麻痺足を伸ばし、両足揃えて7.5キロのウエイトを30回持ち上げる。」

               
 ②「ホリゾンタルレッグプレス両足押し」・・・水平姿勢を確認、健常足の右足の力を軽減するべく高く上げ、麻痺足中心に17.5㌔のウエイトを30回、更に両膝にボールを挟んで10回トレーニングに励む。