片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

自立へのリハビリに役だった二週間単身生活!

2008-08-31 12:45:32 | 「ファミリー」

久しぶりに曇り空が解消、高気圧が張り出し、晴れ上がった残暑厳しい31日、19日から始まった単身生活に終止符を打ち、妻と二人の生活が戻ってくる。
 左半身不随の後遺症に悩む身体障害者が一人生活する不安に家族が心配して介護保険を使用してのショートステイも検討するが家族上げてのサポートを頂き、退院後初の独居生活を過ごし自立への自信も取り戻せた感がする。
 この期間、「ぷらざこむ1」ボランティア、「パワーリハビリ」通所、「尼崎の森水泳場」遊泳リハも平常どうりにこなせたことは長嶋茂雄氏の言われた「リハビリはうそをつかない」が実証されたように感じる2週間でした。
 幸せは自分の心が決めると言われますが日々無事、平穏に過ごす二人の生活が”如何に幸せ”かを
改めて実感した2週間でした。
 月単位で行う病院の精算都合から、8月中の31日(日曜日)に退院できたのは幸運でした。
 同病室の中では痛み緩和の硬膜外注射の点滴が効かず、激痛に襲われた患者さん、引き続き抗がん剤点滴に通院する患者さんに比べ痛みも無く、腫瘍良性で対処療法の必要の無い家内には全てが好都合に展開、全く有り難い経過に終始した事に感謝・かんしゃ・カンシャです。
 日曜日退院は他にも数名居られ、昼食後の手続きは簡潔に終わり、看護ステーションは休日でお休みの為、当番看護師さんにお礼を申し上げ退院する。


潜水もマスターした“尼崎スポーツの森プール”遊泳リハビリ

2008-08-30 16:55:01 | 「リハビリ」

尼崎「スポーツの森プール」」を紹介頂いた「脳卒中」後遺症に悩む仲間のD氏ご夫妻に誘われ、6回目のプール遊泳に出掛ける。
 
武庫川沿いを南下、312号線を左折して東へ、案内表示に従って南へ右折“スポーツの森”駐車場に車を入れる。
 曇り空の天候と夏休みの終わりと重なり閑散な様子、障害者専用駐車場に廻ると同時に軽自動車が隣に止まり、降車された方は右麻痺の男性お一人が袋を提げてプールの方へ向われる。
 更衣室は私一人別に借りて更衣、此処は障害者専用の更衣室を無料で貸して頂けるので本当に助かります。
 
私と同じ左片麻痺のD氏はプール利用回数も多く、他に別途料金を支出され専属のコーチに数回レッスンを受けておられるのでプール内歩行、遊泳も上手く見習うことが沢山あります。
 
プールサイドにて基本をコーチして貰う、右手をサイドに掛け、麻痺側の左足を前後に蹴る、太腿を水面近くまで上げる等の動作を行う。
 隣のコースでは駐車場でお見かけした男性がロープに左手を掛けて麻痺側の右足を水中で丹念に屈伸運動に取組んで居られました。
 地上では全く不可能な前へ蹴る足さばきは水の抵抗があるものの辛うじて出来るのが不思議です。
 同様に麻痺側の左手を水中で水を掻く練習、左肩を稍や傾け、腰で左へ水を切る。
 満足な基本動作とは言えないが10数分の準備体操の後、プール歩行に移ると歩き易く、少々スピードも挙がったようで嬉しい。
 500mの歩行後、潜水についてアドバイス頂く、不自由な麻痺側手足が潜水の邪魔をして潜っても直ぐ浮いてしまう、入り口のアプローチに着いている手摺を右手が掴んで体を前に推進させると10数メートルの潜水泳法が可能となり夢中で楽しむ。
 ご夫妻からそろそろ上がりましょうかと声が掛かったのは2時間後、ジヤグジーで体を温め、更に保温室で体を拭いて楽しいひと時を終える。
 帰途は少し贅沢して西宮の竹葉亭に立ち寄り久しぶりの鰻に堪能する。


一石二鳥~三鳥(筋トレ・親睦・読書)の効果を楽しむ「パワーリハビリ」

2008-08-29 15:02:05 | 「パワーリハビリ」

全国的に上空の寒気などの影響で大気の状態が不安定になり、各地で集中豪雨・雷鳴をもたらし、床上浸水、山崩れ等の被害が報じられる。
 湿気の多い曇り空の中、昨日に続いて連日のデイサービス小林「パワーリハビリ」にて4時間を楽しむ。
 介護保険で定められた
4時間(240分)拘束、デイサービスセンター小林<パワーリハビリ>のスケジュールは個々に異なりますが私の場合は筋トレ約90分、休憩(親睦)約30分、読書約90分、その他時間は物理療法で過ごすのがパターン化されてきました。
 最大目的のマシントレーニングに現状維持の体力強化に努め、利用者皆さんとの交流で親睦を深め、“生きていく力”を頂戴しています。
 「脳卒中」後遺症のハンディを持つ障害者同士が励まし合いをすることは最大のリハビリ、宝塚「脳卒中」“友の会”の月に一回の交流会が4年間継続していることが如実に実証しています。
 私の更な喜びは大好きな読書に耽ること、此処「小林文庫」には利用者皆さんが寄贈された書物が蔵書され、自由に貸し出され図書館に足を運ばずに利用できる便宜性に感謝・感激です。
 7月~8月は第1次世界大戦後の困難な大正時代に一人の若い女性が飢えと貧困にあえぎながらも向上心を失う事無く強く生きる姿を描いた「放浪記」“林 扶美子”、京から江戸へ降った豆腐職人永吉とその一家の親子二代にわたる愛情と葛藤を描いた「あかね空」“山本 一力”を借りて楽しむ。
 正に読書は人との交わりで得る「生きる力」とは別に大きな勇気を与えられ、嬉しい事です。


ボール挟んで「レッグプレス」、麻痺歩行に大切な膝の動きを改善

2008-08-28 17:17:58 | 「パワーリハビリ」

先週の土曜日「パワーリハビリ」、
 
(医療法人)社団オーロラ会本部、指導スタッフのS先生が巡回に来られ、6機種9種類のマシン取り組みを現場でチエック、貴重なアドバイスを頂き、5年目に向う「パワーリハ」筋肉トレーニングの大きな指標になりました。
 本日、定例木曜日の90分は先週の注意点を思い出して丁寧に取組む。
 
「トーソーエクステンション“腹筋・背筋強化”」の際、胸に当てたブロックを下に押し下げる時、左半身不随の左胸筋が使われていないと指摘頂き、意識的に麻痺側を前面に出して上半身を屈曲する。
 介護保険サービスの“パワーリハビリ”に取組むようになって来月で丸4年を経過、筋トレのお陰で日常生活が改善された事は枚挙に暇がないが反面自己流で回数を増やし、基本的に疎かになっている事が自覚出来るので現場でプロフェッシャルに教授頂けるのは本当に有り難い事です。
 ご一緒に巡回されていた院長先生にも声を掛けられると存在を認められた気分が高揚し、大事に取組む気分を新鮮なものに変化する。
 「ホリゾンタルレックプレス“水平両足押し”」は押し盤に上げた麻痺側の左足が動作中にズリ落ちていくのを防ぐ為に48cmに置き、右足は52cmの位置に置いて初めの10回を行い、次に両膝にボールを挟んで落とさない意識でプレスするように訂正頂く。
 歩行時に麻痺側の左膝が外へ広がることを防ぐ筋肉トレーニングと説明され、明瞭に肯けることばかりで目から鱗のご指導でした。


授産施設“手作り”「あしたば織」も販売している福祉コミュニティ・プラザ

2008-08-27 14:12:09 | 「ぷらざこむ 1」

曇り空が広がり、湿気が多い月末27日水曜日、日中の温度も27度~28度Cと9月中旬並みの凌ぎ易い天候、福祉コミュニティプラザ「ぷらざこむ1」にて一日を過ごす。
 冷房が少々体にきつく感じる館内、一階活動スペースは近隣の小学生の遊び場に利用され、受付ボランテイアさんが再三注意しているのが目につく。
 当福祉ブロックは6年前、篤志家1市民が私財を提供され財団を設立、福祉コミュニティプラザを建設されました。
 希望こそ「いのち」の導き役と言われますが「脳梗塞」後遺症にて再起不能に陥った私にはこの「プラザ」の存在が希望を与えられ、正に「生命」です。

 街(プラザ)の形成は①フレミラ宝塚(老人福祉センター、大型児童センター)、②ボランティアの広場「ぷらざこむ1」③知的障害者の通所施設「ぷらざこむ2」の三つの拠点が福祉活動を活発に展開されています。
 「フレミラ」は宝塚市が管理運営されていますが“ボランティアの広場”「ぷらざこむ1」は市民(ボランティア)が主体で管理し、企画し運営されているのが特徴です。
 身体障害者の私が什器の整備された環境の中、一日在席できるのも運営を担う「利用者運営委員会」の事務局に属し、事務管理ボランティアを行うことが出来る幸運に感謝の日々です。
 
知的障害者の通所作業所“分場施設”「ぷらざこむ2」に於ける授産作業はあしたば織が中心で皆さんが手作りした作品は「ぷらざこむ1」のカウンターにて販売されています。
 販売方法がユニークでセルフサービス、商品(作品)の後ろにお金の投函箱が置かれ、来館者が抵抗なしに求めて居られます。


パソコン「入門講座」見学、「中級講座」実習各2時間のお勉強

2008-08-26 17:24:40 | 「パソコン教室」

湿った空気の影響で雨が降りやすい気象条件の近畿地方、昨晩降り続いた雨は今朝は上がっているが何時振り出してもおかしくない空模様。
 
1時間余り、「Y接骨院」の治療を受診して外へ出ると激しい降雨の跡が水溜まりとして残っている。
 「パンネル」にて昼食用の飲料と菓子パンを求め、本日2講座開催予定のボランティアグループ「こむ・コム塾」のPC教室に出掛ける。
 1年前、両講座共に数名在席の男性会員が障害者の私1名となり、講座開会前の準備お手伝いが何一つ出来ず、親切な女性会員皆さんにお世話になるばかりです。
 気持ちの優しい人ばかりで私個人のPCの配線、LANケーブルの接続までお手伝い頂いた上におやつ・飲み物等も頂戴して全く恐縮の限りです。
 “入門講座”の見学は一切パソコンに接触無しですが講師・会員の操作を後ろから眺め、耳にすることは非常に良い勉強になり感謝です。
 本日はCD・CD-R・CDR-Wを使用しての画像の取り込み、3種類のCDについてCD-Rは画像の取り込みは可能なれど除去は不可能、CDR-Wは取り込みも除去も可能と知ったのが大きな収穫でした。
 
13:30分からの「中級講座」は持参のノートPCを使用して2時間の操作勉強、前回の復習は地図の作成、同じ図形を何度も描く、図形一覧を取り出す、同じ書式の図形を使いまわす、テキストボックスの文字の配置、同じく文字の選択、RGM方式の色の設定、→の始点終点の設定、図の反転、枠線の種類等を先週の講座を思い出しながら描いていく。
 本講座はExcel日付の設定、選択セル→右クリック→セルの書式設定→表示形式・・・設定した日付の桁数揃えには→ユーザー定義→yy、mm、dd、→二桁表示になる。
 
毎回の事ながら3分の一も理解出来ていないが周囲にはPCの先生が沢山居られるので実務に使用する際は再度教えを御願いできるのが嬉しいことです。


1ケ月ぶり、「Tinaちゃん」との再会に癒される

2008-08-25 11:36:30 | 「ぷらざこむ 1」
(財団)プラザ・コムのマスコット犬“ティナ”,約1ケ月ぶりの夏休みを終えた「Tinaちゃん」と久しぶりの嬉しい対面に癒される。
 パパと2週間余り、キャンピングカーに乗車して、軽井沢の広大な自然で家族一緒に遊んできた楽しい余韻を残してご機嫌の様子。
 賢いこの娘は日頃可愛がってくれている久しぶりの対面にそれぞれ異なる人に表情を変えるのが面白い。
 何時も散歩に連れ出す人には飛びついて顔を舐める勢い、左半身不随の私は専ら「パパ」がネットで求めた高級な“おやつ”を与えているので尻尾を振り振り寄って来て麻痺側の左手を舐めて催促される。
 8月も最終の週明け月曜日は館内も閑散、「利用者運営委員会」専用のフアイルとフオルダの整理と「こむ・コム塾」の会計残高と、現金・預金通帳の合計残高のチエックを行う。
 昼食時間に思いがけず、受付ボランティアのTさんに「流し素麺」に誘われ、生まれて初めて、涼しげな風流ソーメンを賞味させて頂く。
 日曜大工ボランティアグループ「でえくさんず」の皆さんが工作室の前にお手前の腕を振るって“流し素麺のセット”を施工され、通所施設「ぷらざこむ2」“あしたば園”の皆さんを招待接待する前、会員の皆さんが試食される席に招かれ、豪華なセットの前で美味しく頂戴する。

閑静な日曜日の病院

2008-08-24 15:37:52 | 「ファミリー」

高気圧に覆われ徐々に晴れ間が広がる日曜日、週末の涼しい気候も暑さが戻って服装の選択が難しい。
 
昨夜も涼しくて長袖のパジャマを苦心して引っ張り出すがこの様子では半袖に戻さないと暑ぐるしい。
 10時過ぎ義妹を誘ってN病院に家内を見舞う、携帯電話でお腹が空いて昨夜は眠れなかっと言うぐらいに回復力が著しいのに家族が揃って喜ぶ。
 
日曜日の病院は来客者が少なく、駐車場も待機車が無く助かるが正面入り口が閉鎖され、見舞い客は大きく迂回して国道2号線沿いの北側夜間入り口に誘導される不便さに杖歩行の私にはリハビリ歩行の訓練になる。
 連日混雑する受付は森閑として館内は見舞いにきた家族が各々荷物を抱えエレベーターを利用して病室へ急ぐ。
 6階の看護ステーションは当直の数名の看護師さん、病室の家内は斜めの姿勢でベッドの柵に足を挙げ点滴の注入中、右手で団扇を使っている。
 朝食の3分粥も美味しく頂き、睡眠も眠剤無しで熟睡できる様子に安心する。
 巡回中の看護師さんがニコニコ微笑しながら「まあーYさん、斜めに寝て・・・、点滴の減り方が少ないね」と言われ、血栓防ぎに足を上げるのにはこの姿勢が楽ですからの応答に笑って出て行かれた。
 後で注入中の右手で団扇を使っているので体内に入る液体が制限されていることに気付き、3人で大笑いする。


左半身不随になって初めての単身生活5日目の日常生活

2008-08-23 14:54:48 | 「ファミリー」

「脳梗塞」で倒れ、急性期入院1.5ケ月、リハビリ入院4.5ケ月を経て、自宅へ復帰してから家族と家内の介護支援の元、無事約4.5年経過、今回初めて体験する単身生活も5日目を迎え、皆さんの激励並びに家族(義妹・次女)のサポートを得てペースに乗ってくる。
 朝は6:30起床洗面後、起立性低血圧を防ぐリハビリ体操を20分、玄関のタイルに裸足で降りて新聞を取り入れて朝食の準備に取り掛かる。
 朝・夕の新聞の取り入れは室内装具無しの生活を維持する為には土足にならざるを得ない。
 
玄関に足拭きマットをセットをするが右足は兎も角、麻痺側の左足が上手く拭けないのが難題となっている。
 ゴミと洗濯は次女が引き受けてくれるのが大助かり、食器は不便ながら右手で水洗後、スポンジに食器洗いを数滴落として右手で洗うが左手で固定できない分、不十分な仕上げになるも止むを得ない。
 昼食は冷凍された米飯を一分間解凍後、開封したレトルトカレーパックを米飯の上にかけて更に一分間電子レンジで暖めていただく。
 最近のレトルトカレーは質的に向上して野菜は人参・馬鈴薯が丸ごと煮込まれ、肉も結構多いのがカレー好きには嬉しい。
 
夕方の入浴は時期的に夏に恵まれ、浴槽にお湯を張る必要の無いシャワーで済ませられるのが有り難い。
  夕食は宝塚配食サービスを利用、17:00前後に玄関まで配達され、事前購入済みの食券と引き換えに受領、今夜の献立は冷やしうどん・肉団子・焼き魚・煮野菜、ご飯は新鮮なお米を吟味しているのか美味しくて小盛にしたのが悔やまれる。