兵庫県では、21日昼過ぎから22日明け方まで急な強い雨や落雷に注意してください。近畿地方は、前線や湿った空気の影響で、中部や南部では雨の降っている所があります。(tenki・jp)
資源エネルギー庁が20日発表したレギュラーガソリンの店頭価格(18日時点)は、全国平均で前週より60銭高い1リットル当たり153円70銭だった。3週連続の値上がりで、2014年12月8日時点の調査以来3年9カ月ぶりの高値水準。150円を超えるのは17週連続。(フジテレビ系FNN)
退院後、社会復帰一環プランには①ディケア・ディサービス②宝塚福祉コミュニティプラザ③シネ・ピピア映画鑑賞④絆の家「ほっこり庵」⑤趣味の会(絵手紙・日本画・詩吟)、プラザコム訪問への実現。
ぷらざこむ1・ほっこり庵訪問で②、④を叶え、本日はピピアめふ5階シネピピア映画鑑賞を目指す。
天候は時雨模様、ピピアめふ5階は降雨に関係なく、安心して出掛ける。
アート映画特集から選択したのは、苦難を乗り越え60代で世界に見出された奇跡のピアニスト日活ドキュメント「フジコ・ヘミングの時間」。
10時開場前のロビーは、ご婦人客で賑やかなお喋りに溢れ、フジコ・ヘミングの音色に魅せられた熟女フアンの期待感で熱気が感じられる。
1時間55分の上映時間は、パリ・NY・ブエノスアイレス・ベルリン・東京・京都と年60回ワールドコンサート会場へ案内され、観客スタンディングオベーションと同じ気分で演奏に聴き入る。
10代で将来を嘱望された天才ピアニストは、国籍を、さらに聴力を失い、約束されていた輝かしい未来と決別するが、教師をしながらピアノを弾くことは辞めなかった。
日本人の母とスウェーデン人の父のもとにベルリンで生まれ、戦中戦後の日本で「ガイジン」と差別されながら育ち、波乱に満ちた半生を経て、テレビのドキュメンタリー番組を機にブレイクした時、既に60代。
以後、フジコ・ヘミングは世界を魅了し続けている。
感想
♦日々の生活を過ごし、思索に耽る経験が演奏に響くと語るシーンに平凡な一般人と変わらぬ印象
♦毎日4時間の練習にプロの厳しさと高齢になってもヨーロッパ観衆に愛される因を感じる。
♦ピアノは持ち運びが不可能なので現場に行ってから困ることがあると言いながら古くなった母が使っていた70年前のピアノを修理し東京の自宅に運び込む
♦左耳張力は40パーセント、指揮者の指示に従えず、自分の感情に任せ楽譜を離れ高低を演奏する事もある。
♦「ラ・カンパネラ」の圧巻の演奏シーンには自然に涙が流れ感動・感激に全身が振るいだす。
♦「犬」「猫」との同居で有名なピアニストが留守中の応対に関心、ペットショップに預託するのでなく国内・外共に親しくする音楽関係者が喜んで預かっていて、ベルリンでの愛犬再会シーンに泣かされた。
♦ベジタリアンの彼女は来客に手料理をご馳走し、結構お酒を飲み、煙草を愛煙する姿に長寿する確信を抱く。
♦男優として活躍する弟「ウルフ」が巻末に紹介され、仲の良い二人に家族愛が印象付けられ、ホッと安心する。