片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

間違って観映,「おくりびと」希望が「イキガミ」に変わった9月の映画会

2008-09-30 16:42:51 | 「映画・演劇」

南の海上にある秋雨前線がゆっくり北上し、西日本全域で雨が降り、阪神一帯は昨日に続いて冷たい雨が早朝から降り続く。
 毎月楽しみの4人仲間“9月映画”の鑑賞会はお馴染みのダイヤモンドシテイ「伊丹TOHOプレックス」に出掛ける。
 
事前調査では今月も洋画より邦画に評判作が多いので今注目されているロングラン映画「おくりびと」観映に移動中の車中でほぼ決まる。
 毎回チケット購入を引き受けるA氏が急用の仕事が入り欠席、S氏が到着駐車場から10:00開演のチケット購入に走ってくれる。
 左半身不随の私とD氏は杖を頼りに、雨の上がった8階屋上からチケット売り場へ急ぐ。
 当TOHOプレックスは8スクリーンを備え、入り口は一つの為にチケット購入を誤ると希望と異なる映画鑑賞となる。
 「おくりびと」は平仮名、「イキガミ」はカタカナの為に窓口で間違ったと推察される。
 予告編の後、題名が現れ、“新人納棺師”と葬儀に集る多彩な人々を通してユーモアあふれるシネマ「おくりびと」ではなく、人生最期24時間あなたは誰の為に行きますか・・・「イキガミ」の上映が始まり、いきなり衝撃的なシーンが映し出され、どんどん展開するストーリーにグイグイ引きずり込まれる。
 
大好評を獲得したヤングサンデー連載漫画の映画化、大河ドラマ「篤姫」で今売り出し中の「松田翔太」に渋い脇役の「笹野高史」と「柄本明」が好演して画面を引き締めている。
 政府より発行される死亡通告書「イキガミ“逝紙”」、それを受け取った若者は必ず死亡する。
 種々に設定された若人が「死んだつもり生きる」場面が次々に画面に展開して魂を揺さぶる極限ドラマでした。
 ストリートミュージシャンの歌う「生きるとは何ですか?」「戦うとは何ですか?」と歌うシーンは感動的でした。


霧の中に不滅の法灯を拝観させて頂いた「比叡山根本中堂」

2008-09-29 17:39:55 | 「ボランテイア グループ」

南から前線が北上して全国的に天気が崩れ、今秋初めての冷え込み、12度Cを記録した週明けの29日(月)は9月度「おでかけたい」日帰り旅行は“比叡山延暦寺”行きとなる。
 
前日の気象予報では冷え込みと降雨が予想されるが“大津ICレストラン”にて弁当の予約済みもあり決行となる。
 9:30分逆瀬川に集合した15人の仲間は3台の乗用車に分乗して出発する。
  豊中から名神高速道に入る頃は激しい降雨に見舞われるが逢坂山峠を越えると霧が深くなり、休憩の大津ICは霧の靄に包まれ、寒さを感じ全員用意のフード付きの雨具を羽織り、山上の気候変化に備える。
 湖西道から“比叡山ドライブウエイ”に入ると道路標識は山頂迄5.4km.を表示、中腹辺りから益々霧が深くなり、T氏はスピードを落とし、前照灯をつけて前の車を慎重に追尾される。
 延暦寺の総本堂にあたる国宝の「根本中堂」のパーキンエリアに駐車、車椅子2台を下ろし,骨折後歩行困難の女性二人が乗られ、視覚障害のお二方は会員が付き添い金堂の見学に向う。
 
左片麻痺の私は82歳の女性に付き添っていただき霧雨の降る中、フードを被り傘を杖にして急坂を登り、降りする。
 
金堂・根本中堂も入り口で靴を脱がないと中へ入れないので不自由な体でしゃがみこみ、階段を上がり伝教大師由来の1,200年の歴史に触れさせていただく。
 
昼食は「一隅を照らす」会館の総合案内所を利用、天候不良のせいか利用者が少なく貸し切り状態の待遇に喜ぶ。
 
根本中堂は更に急坂を下り、厳粛な雰囲気の講堂を巡って入場、大師が自ら刻んだと言われる秘仏薬師如来がまつられ宝前には開創以来の不滅の法灯が1,200年の時を超えて輝き続ける雰囲気に体が震えました。


障害者スポーツ大会「ベンチプレス」にて優勝したF氏の報告で盛り上がった“交流会”

2008-09-28 17:33:16 | 「脳卒中」友の会

第45回宝塚「脳卒中」友の会“交流会”に患者とその家族21人が集り、「私のリハビリ」をテーマに120分の情報交換は笑いあり、涙あり、感動ありの楽しいひと時を過ごしました。
 今回は社会福祉協議会“ボランティア活動センター”の情報誌「みんなボランティア」のボランティア記者お二人が第113号に“セルフヘルプグループ”「友の会」を取り上げて紹介する目的で取材出席されました。
 手動
車椅子で伊丹から来る人、介護タクシーを使う人、大阪市からお嬢さんの運転で来られるご家族、市内から自家用車の乗り合いで来られる人、電車を乗り継いでこられる方等交通手段様々な方法で来られた『脳卒中』後遺症の多様な悩みを抱える患者・家族が14:00、「ぷらざこむ1」2階24会議室に集い、2ケ月ぶりの近況報告を行いました。
 
皆さんに身障手帳・要介護度を伺うと正に千差万別、発症履歴・リハビリ生活が異なるから個人差があるのは当然ながらその裏には永年の闘病生活の苦闘が伺えられます。
 デイサービスの利用度は週に1回~5回と利用頻度は異なるが①筋肉トレを目的とする②入浴を利用する③時間つぶしの為④談笑と交遊の為⑤高齢者と一緒にされるのが嫌でで利用しない・・・とか個人個人によって“生きる目標”から介護保険サービスが選択されていることが推察されます。
 個人的なリハビリとしては一日2時間歩行する人、週1回プールに通い水中歩行をする人アームレスリングに励む等人が居られ注目される。
 最後に障害者スポーツに熱心なF氏から兵庫県身体障害者スポーツ大会「ベンチプレス」体重別67.5kg.の部で優勝した報告があり、メタルを見せて貰い、皆さんから歓声が挙がる。


秋空の下「バーベキュー」を賞味して午後は「コムの音楽会」を楽しむ

2008-09-27 16:58:01 | 「脳卒中」友の会

半袖では涼しく感じる初秋がいっぱいの月末土曜日11時、『脳卒中』友の会仲間のD氏ご夫妻に誘われて宝塚市立体育館南側特設バーベキュー会場にて久しぶりの焼肉に舌鼓を打つ。
 ご夫妻のご友人、ご家族20数人が個々に担当、購入された材料の
お肉、ウインナー等を持ち寄られ、ご主人のお友達が賄い方を引き受け、牛肉にタレを混ぜたり、炭火をおこし楽しげに準備に大童でした。
 
好天気の秋空の元、花壇には花が咲き乱れ、屋根付きの鉄板テーブルは9人~10人が座り、持参の冷えたビールを飲みながら焼肉パーテイーは盛り上がっていく。
 お茶を戴きながら久しぶりの牛肉に堪能する、奥様方がが用意されたお握りを熱々の豚汁を啜りながら贅沢な昼食を頂く。
 色々な人との出会いに助けられ、青空の下で美味しくいただける幸せをしみじみ感謝する。
 
お手伝いは何も出来ずに全員平等の均等割り会費は1,100円の安さに驚く。
 午後は2時から「コムの音楽会」に出席して鑑賞を兼ね、“福祉コミュニティプラザ”ブログ用の写真を撮る。
 33回目の<こむの音楽会>は~風のコンサート~独唱・弾き語りは盲目のバリトン声楽家「時田直也氏」、3階のフリールームは満員に近い状態、視覚障害者協議会の会員さんがガイドヘルパーの付き添いで前方に席を占めて居られるのが目に付く。
 
独唱はシューベルト<冬の旅>等、本格的なバリトン声楽家の素晴しい音声に聞き惚れる。
 コンサートの圧巻は弾き語り!、父との想い出、電車の中での知らない人の遭遇を語りながら朗々と歌われる声量に満場の拍手が止みませんでした。


「友の会」日帰り旅行、雷雨警戒予報で7月に続いて今月も延期・・・

2008-09-26 17:32:11 | 「脳卒中」友の会

未明から降り続いた雨が雷雨警報に変わり、雷鳴が聞こえる26日金曜日早朝、本日は「脳卒中」友の会日帰り旅行を予定するもA会長と相談して残念ながら延期に到る。
 7月は連日の猛暑日が続き、熱中症を警戒して延期、今回は弁天町の「交通博物館」見学を予定するも雷雨の予想で延期せざるを得ない状態になる。
 毎回
アポイントを取らず、阪急宝塚駅に集合してメンバーが確定する形式なので8時過ぎに過去の参加者に中止の電話連絡を行う。
 10時前後には雷鳴も遠ざかり、雨もあがり雲に切れ目が入り、明るく晴れてくる。
 午後は13:30分に召集されていた「利用者会」の学習小委員会に出席、20年度の学習活動について打合せを行う。
 毎月開かれる「利用者運営委員会」は27名のメンバーが出席するもお互いのボランティア活動について知らない人が多いので毎回委員が交代して30分余りのスピーチを御願いする事とバス旅行を明春に予定して次回の会議効率化委員会に提案することになる。
 14:30分から米谷書道教室、一階活動スペースにてお手本を頂戴して手習いに姿勢を正し、行書の勉強に取組む。
 
左半身不随の体では麻痺側の左手を机上に置いて姿勢を正して毛筆を運ぶこと自体がリハビリに繋がるが終始姿勢を維持することは苦痛を伴い窮屈なのでつい左手を膝に置くと文字のバランスが崩れ、半紙の上下に空白が生じ、添削の際に先生から注意を頂く。
 他の会員さんの添削を側でじっくり見学させて貰い、毛筆の「押さえ」「止め」「抜き」等のイメージ要領を頭に叩きこむ。
 添削が自分の番になると先生が朱筆で入れて頂いた修正箇所を何度もなぞらえて推敲する。


死滅した細胞は再生しない事を裏付ける「MRI画像」

2008-09-25 19:33:36 | 「脳卒中」

T総合病院から頂いた超大型のMRI画像フイルムを持参して、主治医のMクリニックを訪れる。
 
午前中は“デイサービスセンター小林”にて「パワーリハビリ」を受診したので午後の部15:00からの診療受付にフイルムを託し、マッサージを含む物療電気治療を受診する。
 
マッサージは永年お世話になっているT先生、ツボを押さえた巧みな全身解しを受けながら最近アロママッサージの資格を取得され、マッサージ業界内では香りに癒しを求められる患者さんに好評な話題を中心に話が広がる。
 オーロラ会の「パワーリハビリ」チエーン施設でもスタッフの裁量にて取入れている所もあると聞き、この4月にリハビリ入院したK病院で数回アロマサロンを体験し素晴しい香りと快い癒しを思い出しました。
 リハビリ治療コースの全てを終えて先生の受診順番を待つ時刻には既に17:00を過ぎていた。
 MRI画像診断は「一年前と変化の無い事は喜ばしい」とのお言葉、私は血栓が脳に運ばれ毛細血管(穿通枝)を塞いだ「脳血栓」にて脳内の細い末梢神経が詰まり脳細胞が死滅した結果、脳神経に障害が生じ、左上肢・下肢の機能全廃を招く。
 総合病院からの診断書には過去4回の画像診断と変わっていないと表記されていた。
 先生に変わっていない事は喜んでいいのですかと尋ねると新しい梗塞が見つから無いことは現状が維持さていることで大いに嬉しいことですよと言われ納得する。
 いずれにしても死滅した細胞は再生されないことは4枚目のMRIで証明された。


爽やかな秋空が広がる教室にてパソコンのサポート

2008-09-24 17:35:49 | 「パソコン教室」

一雨ごとに涼しさがしのびよる様な感じの9月末、今日は高気圧に覆われて晴れ、気持ちのいい初秋の天候に『生きている』幸せを感じる。
 早朝は「Y接骨院」へ訪れ、電気物療器具三種類の揉み解しと手技のマッサージを受診、仕上げはウオーターベッドにて全身を柔軟にほぐし麻痺側左半身にエネルギーをたっぷり注ぐ。
 通院時間と受診時間併せて約60分~90分にて済ませる至近距離に存在する便利な治療院に感謝する。
 水曜日の午後は「フレミラ」PCクラブのサポートに出掛ける。
 今回で1.5ケ月講座担当のY講師からT講師に指導者が交代される。
 老人福祉センター「フレミラ」4階の教室から視界の広がる東北の長尾山脈は爽やかな秋空に晴れ上がり、室内は気持ちのいい雰囲気に包まれる。
 
この様な恵まれた機会を与えて頂く「ぷらざこむ1」との繋がり、ボランティアグループ「こむ・コム塾」との出会い、ネットワーク「フレミラ」との広がりに改めて感謝する。
 最後の授業はWardの復習、・言語バーの活用・・・変換モード⇒人名/地名・・・ワードに郵便番号入力⇒住所に変換、・ユーザー辞書登録・・・ツール⇒IMEパッド⇒手書き→手書き入力→該当漢字をクリック⇒登録完了する。
 
サポートしている方の氏名が毎回変換に戸惑うので“読み”を入力して“語句”に性・名をいれてワードに“読み”を入れると簡単に変換され大変喜ばれる。
 自宅にPCの無い方は毎回が新鮮なお勉強の繰り返しになられるのでサポートする身は案外気楽に何回も同じ繰り返しに満足しながら自分の確認勉強に喜んでいる始末です。


甲山麓、北山貯水池に沿って歩行訓練、初秋を楽しむ

2008-09-23 15:37:59 | 「リハビリ」

高気圧に覆われ、最後の真夏日、30度Cを超える「秋分の日」朝の涼しい風に誘われて「兵庫県立甲山森林公園」に歩行訓練を兼ねて散歩に出掛ける。
 車をお彼岸のお墓参りで賑わう甲山墓地に駐車して、甲山福祉センター前の急坂をゆっっくり登って西宮市のシンボル「甲山」へ向う。
 甲山南東麓に広がる都市公園は春は桜、秋は紅葉に彩られ、自然が豊富な西宮市民の憩いの場であります。
 甲山森林公園入り口の案内看板を左にみてダム湖畔に辿り着く。
 甲山周辺は
退院後も好きなコースで10数回体験しているが今回は体力的に負担が少なく、貯水池から西の六甲山方面の遠大な景色を楽しみながら湖水の南端を目指す。
 満々と水をたたえる貯水池、鏡のような水面はブルーに染まって背景の六甲山脈が水に映えて初秋の趣が溢れています。
 車道を挟んで左右の道路はハイキング・バードウオッチングの若いグループ・親子連れがそれぞれ北の鷲林寺方面、南の神呪寺方面へ楽しいウオーキング中のみなさんに出会いました。
 湖畔バス停前から引き返す途中ですれ違った元気な高齢者の方から「今日は・・・」と挨拶頂き、嬉しくなり立ち話をして写真のシャッターを押して貰う。


「おでかけたい」、“比叡山ドライブ”日帰り旅行の保険契約の手続き

2008-09-22 16:25:30 | 「ボランテイア グループ」

今朝の明け方は寒気などの影響で雲が広がり涼しい風がそよぎ、秋の気配が漂う。
 月末29日(月)に控えた「おでかけたい」日帰り旅行のボランティア行事保険契約と午後に予定する「こむ・コム塾」入門コース希望者の面接に要する資料整備の為、10時過ぎに「ぷらざこむ1」に到着する。
 
ボランティアグループが活動する際には対象の高齢者・障害者並びにボランティア本人が不慮の事故に遭遇した場合に備えての行事保険が社会福祉協議会ボランティア活動センターが代行受付を行っている。
 保険金は一人50円、行事日(9月29日)・行き先(比叡山)・内容(会員の車でドライブ)、並びに20人分1,000円を振り込む日を代表者の氏名・住所で記入して受付印を受領して終了する。
 
過去に女性高齢者が転倒、骨折入院された際にはご家族へ保険金が支払われて喜ばれた経緯がありました。
 祝日の翌日24日、郵便局にて振込み手続きを済ませて完了するが左半身不随の身で「おでかけたい」の会計を預かっている有り難さで日々に出掛ける仕事と行き先があり、金銭授受が高次脳機能障害の刺激になり回復訓練に大きな効果を上げていると認識します。
 午後の「入門コース」希望者は各自ノートパソコンを持ち込んで家内を含め6名が会長並びに講師の面接を受け、後期の授業開始10月2日からスタートすることになる。


午後、近畿南部大雨の気象情報がピッタリの「お墓参り」

2008-09-21 14:19:44 | 「ファミリー」

停滞前線が九州の西方海上から西日本を通り、上空に寒気が流入し大気の状態が不安定になり、大雨と雷及び突風に関する気象情報をインターーネットで検索する。
 
近畿南部は午後から大雨、雷雨が報じられ、朝食時分の宝塚は雲の切れ目が無い位に暗雲に覆われ雨が降っている。
 23日の「秋分の日」を前に本日のお墓参りを提案した家内の勘で“桃谷在住の義母”に天王寺周辺の天候を問い合わせると空は明るく雨は降っていないとの返事で墓参を決行する。
 早朝9時頃は傘を指して車に乗り込み、阪神高速“空港線”に入ると雨は一層激しくなり、視界には晴れ間が見られず、池田線走行中はフロントガラスが豪雨と室内の温度で曇り、前後の車の流れを見ながら運転を慎重に行う。
 三国を過ぎて環状線が近づく頃には雨は上がり、空は明るく軽快に車が流れる、高速道路の路面は降雨後の濡れた形跡は見られずに気象の変化に驚く。
 大阪市内は車も少なく「夕陽丘」を過ぎIC「天王寺」にて一般道路に下りて、近鉄百貨店前の阪堺線に沿って高速高架下を右折、「南霊園」に到着したのは9:30分でした。
 北側の道路沿いはお墓参りの車が列をなして駐停車中、西側にて速度違反の一斉検問中の警察官詰め所前の一角にスペースを見出し「駐車禁止地域除外車」のステッカーをフロントに置いて墓地に入る。
 家内と二人ゆっくり心いくまで『般若心経』を唱えて明るい雰囲気の霊園を後にする。