片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

11:00オカリナ・三味線「チャリティライブ」プラザ・コム、13:00“中学同期会”懐石料理「木曽路」

2011-04-30 16:38:41 | 「小・中・高・大学時代」

 東日本大震災発生以来51日目、朝日新聞大見出し「首相、東電の免責否定原発賠償国にも責任、菅首相は29日の予算委員会で原発の事故で東電に賠償金を支払う責任があると明言した。
 
「東電に賠償責任はなく、国がすべて負うというのは違う」と述べ、原賠法の免責事項にあたるとする東電の主張を否定した。
 菅政権は官民で「機構」を新設する枠組みづくりを検討。細部をつめて5月の連休明けにも公表する方針だ。
 今日の兵庫県は西から気圧の谷が接近しているため雲が広がりやすく、北部では雨や雷雨が予報。

    

 東日本大震災救援を目指す、「災害支援みんなの広場」“宝塚広域ボランティア連絡会”イベントの一環、チャリティライブ「オカリナの音&三味線」、開催時刻11:00前後は薄暗い雲が広がり、風と共に肌寒くなってくる。「ぷらざこむ1」正面左側のテーブル・椅子を据え付けたオープンスペースを利用して、野外ステージが組まれ、音楽Vグループ「信天翁」Eさんの一人演奏が始まる。
     

 観客に館内の人・宝塚広域ボランティア連絡会のスタッフが加わって、軽快な音色のオカリナに魅了される。
 車椅子のEさんはご主人・中学1年の坊やのご支援を貰って、次ぎ次ぎと、楽譜を入れ替え、寒さを吹き飛ばす熱演が展開する。
 「里親」基金に寄贈される目的の「募金箱」は坊やが持って廻られ、皆さんは心良く応じて居られていました。

     

 13:00 中筋「木曽路」にて、在住宝塚の中学同期生昼食会、3~4ケ月毎に集まって、想い出話から現代世相の解説まで談笑を楽しむ仲間。
 本日は7名のシニア仲間、懐石料理の前菜で乾杯、忽ちの内に「~チャン」・「~やん」と昔のあだ名に戻り、ワイワイガヤガヤと話が盛り上がっていく。
 当時、我々は福知山線上り列車、下り列車利用の篠山組との早朝野球の想い出、自転車通のO君は篠山の奥から峠を三つ超え、3年間通学した猛者の話等尽きない。

            

 本日の四季折々の旬の素材を活かした会石料理は「妻籠」、造り・焼八寸・一人鍋(蛤なべ)・茶碗蒸し・揚物と次から次へと食卓を彩り、お喋りと食欲に大忙し。
 話題の中心は東日本大震災、原発事故の実情分析に科学的に分析するK氏、傍の友人は「あいつ学生時代は化学・物理は苦手だった」のにと首を傾げている。
 
仕上げには、ご飯・汁物・香の物・デザート、料理を運ぶスタッフの姿勢と笑顔に大満足。

 


2㌢短くなった背丈、左半身不随が招く機能低下、「パワーリハビリ」筋力強化!

2011-04-29 14:57:49 | 「リハビリ」

 東日本大震災発生以来50日目、朝日新聞大見出し「日銀、成長予測大幅下げ年0.6%、秋以降は回復、日本銀行は28日の金融政策決定会議で、今年度の経済成長率の見通しを大幅に引き下げた。
 東日本大震災後、企業の生産活動が落ち込み、被災地の失業も急増している。
 復興を急がなければ、景気がより悪くなるおそれも出てきた。
 日銀は金融政策も「現状維持」とし、追加金融緩和を見送った。
 政策金利の誘導目標を年0~0.1%とする「ゼロ金利政策」を続ける。
 お金を潤沢に供給するために金融資産を買い入れる「基金」も総額40兆円に据え置いた。
 春の嵐は収束傾向、祝日の29日は高気圧に覆われ、おおむね晴れる。
 気温も一桁台から二桁台へ回復して、世間は今日からGW(ゴールデンウィーウ)に突入。
 風評被害を吹き飛ばし、観光地に観光客が戻って来ることが期待される。
     

 8:40分、木曜日の振り替えとして、(株)ポラリス送迎車に迎えられ、デイサービスセンター小林「パワーリハビリテーション」にて、90分のマシントレーニングに汗を流す。
 バイタルチエックの席は女性3人(Tさん89歳、Uさん88歳、Kさん84歳)に断り、同席をお願いして、受診、血圧(115-77)・体温(36.6℃)。
 話題は皆さん応援の「ダメ虎」、開幕戦は順調な滑り出しを披露してくれ、喜んでいたら、敗戦続きの「打てない焦り」から強力打線が湿ってしまい、重苦しい雰囲気に包まれている。
 借金2で今週は首位のヤクルトと対戦、巻き返しを図るには打線の奮起が待たれる。
      

 9.30オリエンテーション、リーダーはK氏、話題は本日結婚式、英国のウイリアム王子とケイト・ミドルトンさんとの「ロイヤルウエディング」、現地時間11:00(時差8時間の日本は午後7時)ウエストミンスター寺院に招待客1900名、馬車から降りられるケイト・ミドルトンさんのウエデイングドレスが注目の的、結婚式費用は64億円、王室とケイト・ミドルトンさんの実家が負担、婚約指輪は約45億円、バッキンガム宮殿までの華やかなパレードに全世界20億人の瞳が引付られる。
 英国の経済効果は840億円と喧伝されている。
             

 6機種9種類のマシントレーニング開始前、壁に背筋を伸ばし、顎を引いて、姿勢の矯正を5分間、左半身不随のせいで、左足をピタリと揃えるのが不可能な上に、左手が硬直して体側に添える事が叶わず、不十分ながら起立姿勢を維持する。
 スタッフに計測して貰うと165㌢、「脳卒中」後遺症で約2センチ、縮んだ勘定になる。
 家人からは歩行中の「円背」が指摘され、内心では「脳卒中」の後遺症がもたらす必然的な現象と反発するが後期高齢者に達した現在、修正の可能性が残る体力が残存中に矯正を求めていく。
              

器械トレーニングは「チエストプレス」から始まる、左上肢片麻痺克服には机上で麻痺手を下にした雑巾掛けが最高運動とOT(作業療法士)の先生に指導を受けながら、最近は怠ってきたせいか、左手でグリップを辛うじて握るも、上方へ押し上げる際に、肩甲骨筋に痛みが走る。
 左手の再起は不能なれど硬縮・痛みを防ぐ為には一日15分のテーブル上の雑巾掛けを日課としたい。

 

 

 


春の映画は“片道15分の奇跡”「阪急電車」、本日は「シニア映画の会」№8

2011-04-28 15:23:48 | 災害天候

 東日本大震災発生以来49日目、朝日新聞大見出し「原発風評被害 救済へ審査会方針 農漁業自粛も対象、東電の原発事故に伴う損害について、だれにどこまで賠償するのか判定する目安となる1次指針の最終案が27日、判明した。
 
農漁業の賠償対象については、出荷停止以外の自粛も賠償対象と認定。
 風評被害や避難住民の精神的苦痛に対する賠償も、2次指針以降で早期に救済する方針を示した。
 昨日は夕方から間隔を空け、数回激しい突風と雷雨が降り、未明まで続く。
 今日の兵庫県は上空の寒気の影響で曇っている所が多く、所によって引き続き雨や雷雨の予報。
 今日は2ケ月ぶりの「シニア映画の会」、曇り空の中、逆瀬台から、野上4丁目~すみれが丘を廻って、仲間を拾って、阪急「西宮ガーデンズ」に向かう。
 車中、本日の映画候補談義は「ガリバー旅行記」か「阪急電車」の二つに絞られ、舞台を現代に移したフアンタジーコメデイかローカル電車を舞台にしたハートフル映画にするかは上映時間によって、選択する事になる。
        

 毎回、駐車する「西宮ガーデンズ」中央5階の障害者専用駐車場に車を停め、チケット売り場に並んだ時刻は9:55分、幸い10:00上映の「阪急電車」入場券を求め、3人に交じり、杖歩行で頑張って、入口近くの№1劇場へ入ると既に予告編が上映中。

       

 劇場内はまさかの満席状態、暗闇で眼が慣れてきてから、指定された最上段の席へ移動するが手摺は無く、杖を頼りに懸命に昇り、仲間4人が並んで席に付く。
 ベストセラー有川浩の小説「阪急電車」の映画化、最初、各キャラクターの紹介出だしは、よく分からないうちに始まるが心温まる話の展開で徐々につながってくる。

      

 阪急今津線の心を和ませる見慣れた風景並びに停車する各沿線駅の出来事がタイトルの「片道15分の奇跡」風に見事に演出され、「ほんわか」な気分に満たされる。
 
花嫁姿のウエディングドレス風の「中谷美紀」、ドメステックバイオレンスに悩む「戸田恵梨香」の2人が主人公設定なれど、良い味を出している「宮本信子」の凛とした「祖母」、見事な演技の「孫娘」の「芦田愛菜」との多くのセリフが一本の大きな筋を通している。
 
多くの登場人物のエピソードが今津線で交叉する中、みんながちょっと後ろ向きな状況が少々の勇気を貰って、前向きに「生きていく」、久々涙がホロリの当たり映画。

      
  唯、残念な事が二つ、一つは原作の武庫川堰に石積みで描かれた「生“せい”」の字が何故出なかったのか再現して欲しい場面でした。
 二つ目は今津線で大きな声で喋り、笑う「大阪のオバサン」連中、繰り返しひんしゅくを起こすシーンが多すぎる事と30数年の通勤生活では全く見られ無かったシーンだ。
       

 昼食は映画感想話を兼ねて、1階の「フードコート」にて、「カツサンド」とコーヒーで戴く。
 4人の共通する感想は「まったり」と心が綺麗になった佳作映画、今一つ、全国の皆さんに阪急今津線に「あのような非常識なオバサン」が存在する事を認識させることに懸念を示す。

 


「ガーデニング広場」春の花いっぱい、“災害支援みんなの広場宝塚”詰めの会議三つ

2011-04-27 17:12:59 | 「ぷらざこむ 1」

 東日本大震災発生以来48日目、朝日新聞大見出し「避難先に永住」2割西日本への避難者 本社調査、東日本・北陸へ移ってきた県外避難者に朝日新聞社がアンケートしたところ、約2割の人が原発不安・津波怖いなどの理由で、帰郷をあきらめ、避難している場所に永住すると回答した。
 アンケートで「避難先に永住する」と回答した人の大半は、放射漏れを起こした福島第1原発の近くに住み、自宅への立ち入りを制限されている人や、津波で家を失った人たちだ。
 昨夜は寒冷前線が通過する影響で激しい突風、急な強い雨、雷雨に見舞われるが明け方は移動する低気圧に覆われ、晴れ間が広がる。午後は前線を伴った低気圧の影響で雲が広がり、所々で激しい雨が降る。

        

 9:30分福祉コミュニティプラザ ボランティアの広場「ぷらざこむ1」入館、正面入り口の花壇は四季を通じて、花を咲かせ、街路樹の手入れをボランティアで引き受けて居られるVグループ「お花畑」の丹精を込めた多種多様な春の花が一斉に開花して、来館する人たちを和ませている。

        

 昨年から立ち上げ、鋭意会議を重ねてきたボランティア「祭り」実行委員会は3/15の全体会議で東日本大震災の未曽有に事故に遭遇、実行委員の提案、皆さんの総意の結果、「祭り」名称も「災害支援みんなのひろば宝塚」と改変、委員会は「宝塚広域ボランティア連絡会」の看板を掲げ、息の長い支援活動を行うことになった。

        

 本日は10:00「事務局会議」、11:00「企画会議」、13:30「部門会議」と三つの会議が連続する。
 
決定した事は、①「災害支援みんなのひろば宝塚」のメイン会場は「ガーデニング広場」に、テーマ「みんなで広げよう支援の輪」に沿ってペットボトルで笑顔のオブジエを作製する②多種多様な義捐金箱設置③応援メッセージ④カンバッチ販売⑤ミサンガ作り⑥フリーマーケット・・・東日本大震災支援の具体的な行動指針がまとまる。5/22当日 イベントの柱となる物販・体験・紹介・屋台・ステージ・飲食は支援救済を関連づけた内容を盛り込んでいく。
 
例えば屋台・飲食は売り上げの10%を寄贈、紹介は現地救済の消防本部・社協の活動写真を掲示する。
 団体ごとに行う募金運動は5/14迄に、募金箱を設置したり、呼び掛けする意志表示並びに義捐金の送り先を明示する調査票を提出する。
 “みんなのひろば”フリーマーケットの品物募集については「衣類」・「雑貨」・「オモチャ」・「手作り品」の提供を全ボランティアグループに呼び掛け、当日持参本人が付けた値段で販売を行う。勿論、売り上げは義捐金に供出する。

 


450品種チューリップ爛漫、兵庫県立「フラワーセンター」、おでかけたい日帰り旅行。

2011-04-26 16:15:44 | 「ボランテイア グループ」

 東日本大震災発生以来47日目、朝日新聞大見出し「仮設3万戸 来月中完成用地は5.2万戸分確保、国土交通省は25日、7万2千戸が必要とされる被災者向けの仮設住宅について、5万2千戸分で用地確保のめどがついたと発表した。3県は、避難者数や市町村の要望を踏まえて大まかな必要戸数を算出しているが、今後同居予定の人数といった具体的な聞き取り調査を行い、最終的に建設する仮設住宅の戸数を確定する予定だ。
 今日の兵庫県は、黄海を東に進む低気圧から伸びる温暖前線に向かって、南から湿った空気が入るため雲が広がり、午後から雨の降る予報。
 本日は高齢者・障害者への日帰り旅行を支援するVグループ「おでかけたい」23年度第1回目のイベント開催日。
 早朝から曇り空ながら雨の心配は無く、予定通り「兵庫県立フラワーセンター」行きを決行する。
 10:30分、逆瀬川に集合した仲間は16名、四輪駆動車を含む4台の車に分乗して、兵庫県加西市へスタート。
 宝塚ICから中国自動車道を西下、周囲の山々には山桜の中に、早咲きの「つつじ」が三々五々見られ、快いドライブの目を楽しませてくれる。
 車内の話題は6月で再び有料化に戻る「舞鶴自動車道」の話、無料で走れる5月中に、「日帰り旅行」を舞鶴漁港の「とれとれ市場」に決まり、帰途は「三方五湖」へ廻る楽しい話に飛躍する。
          

 加西ICを降りて、長閑な丘陵地帯が広がる風景を眺めながら、11:45分450品種26万本のチューリップが咲き競う「フラワーセンター」に到着。
 嬉しい事に駐車場は無料扱い、ビッシリ詰まった駐車場には大型観光バスも停まり、ガイドに先導され、沢山な観光客が園内に流れ込んでいる。

     

 入園料は高齢者・障害者は半額扱いの250円、園内に一歩足を踏み入れると所狭しとチューリップが温室ステージ・花壇ステージに色とりどりに咲き誇っている。
 
園内備え付けの「車椅子」4台借用,杖歩行では皆さんのペースを崩す事になり、迷惑を考え、私も車椅子にお世話になり、同年代のHさんに押して頂く。
      

 中央花壇から“亀の倉池”に沿って、やや登りの“友愛の道”を周囲の「すいれん」・「花しょうぶ」を眺めながら、親切な女性Hさんの案内で華やかな気分にひたらせて貰う。

     

 昼食は予約済みの花と緑のレストハウス「フルーリ」へ入店、ガラス越しに噴水が見事な池を中心に、カラフルな広い園内を一望に眺めながら美味しい重詰め弁当を戴く。
               

 昼食後は記念写真を撮って、「桜園」に廻り、今が盛りのピンクとホワイトの「八重桜」に感嘆、此処からは健脚向きに周遊花道が設けられ、ハイキングを楽しむグループも見受けられる。
 花の店では、花や花の種子、球根などが販売され、女性の皆さんは時間をかけて、じっくり選ばれ、ご満足のな様子の一日でした。

        

 


「朗読講座」で学ぶ、「詩を楽しもう」金子みすず・宮沢賢治・谷川俊太郎作品

2011-04-25 17:10:20 | 「リハビリ」

 東日本大震災発生以来45日目、朝日新聞大見出し「維新 吹田市長選も勝利<橋下流>批判封じる、第17回統一地方選の後半戦が投票され、大阪府吹田市長選挙では、橋下知事が代表の地域政党「大阪維新の会」の新顔が当選した。
 「大阪秋の陣」と称す大阪市長選・知事選のダブル選に向け、更に足場を固めた。
 橋下氏が政治パワーを強める中で既成政党が明確な対立軸を打ち出さなければ「秋の陣」を前に存在感は薄まる一方だ。
 今日の兵庫県は上空の寒気の影響で、大気の状態が不安定、8:00前後から雲に覆われ、雷鳴が轟き、俄かに激しく降り出し、雹も混じり、冷え込んでくる。
        

 8:30分出発時、アイパーを動かすとジャリジャリと氷が流れ落ちる。
 「ぷらざこむ1」入館中は野球帽被り、ジャンパーを羽織って、事務作業に取り掛かる。
 
絵手紙教室「みそか」の会計処理に必要用具として、注文していた手提げ簡易金庫が届いていたので整理に懸る。
 左手が麻痺のせいで硬貨を金種別に封筒に入れ、出金毎に取り出すのが不便で、金庫には金種別仕分けホルダーが取り付けられ、現金を片手処理の自分には非常に便利に使用出来る。
       

 1階活動スペース南側に設置された東日本大震災激励コーナー(主催:宝塚広域ボランティア連絡会)は日毎に充実、今日は西側の掲示板に古い着物を解体して小間物づくりに励んで居られるグループが「あれこれ」展のタイトルで作品が展示陳列された。
         

 利用者会 学習小委員会が主催する6/12(日)西谷自然の家に於ける自然観察とBBQを楽しむ案内状の作成は、PCに保存した昨年のカラープリントを抽出して、必要箇所のみ、訂正を加えて完成する。

        

 午後は高気圧に覆われ、晴れ上がり、日中温度は20℃前後に、14:00安倉南の「児童会館」にて身体障害者朗読教室に出席。
 テンポが速く、笑い声が素晴らしく、情熱的に教えられるN先生、開口一番「横隔膜」を使って大きな声で歌いましょう、「青い山脈」・「お富さん」・「月の砂漠」等を先生のリードで腹いっぱい歌う。
 体が温まったところで、先生が用意された「じーん」とくるような詩を朗読。
      

初めに1896年生(明治三陸大津波)、1933没(昭和三陸大津波)、農民をこよなく愛した「宮沢賢治」の詩、 「雨ニモマケズ風ニモマケズ・・・・」亡くなる直前に走り書きした原稿は全て片仮名と伺う。
 「ジブンヲカンジョウニ入レズニ」カンジョウは感情・勘定と解釈され、「感情」という説が多いそうです。
 
次は1903~1930、26歳で逝去した金子みすず「わたしと小鳥とすずと」、「わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、とべる小鳥はわたしのように、地面をはやくは走れない・・・・・・・・「すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい」、朗読していると心が穏やかに落ち着いてくる。
 没後80年の金子作品は東日本大震災後、心を癒してくれるうれしい一行が静かなブームと伺う。
 最後は「谷川俊太郎」生きる、「生きていること いま生きているということ それはのどがかわくということ・・・・・」、生きていること 先生が朗読、いま生きているということ  全員が朗読 それはのどがかわくということ 一人が朗読という手順で長い詩を朗読する。
 いま生きていることは それはミニスカート それはピカソ・・・大震災後に「生きる」を考える我々に勇気を与えてくれる詩のチカラに感激する。


午前は「市議選」投票、午後は第73回「友の会」交流会

2011-04-24 09:33:49 | 「脳卒中」友の会

  東日本大震災発生以来45日目、朝日新聞大見出し「病院診療制限 なお4割被災3県沿岸 浸水や耐震不安、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手・宮城・福島の3県沿岸部で、震災から1ケ月以上たった今でも、外来や手術、入院などの診療を制限している病院が43%に上ることが、朝日新聞の調査で分かった。
 一方、全国から171の医療チームが現在、3県沿岸部で活躍している。 だが、5月の連休をめどに縮小していく傾向だ。
          
  昨日の雨と風をもたらした低気圧が日本海に抜け、朝から晴れ間が広がるが寒気が残り、冷たい
風に「クシャミ」を連発。
 10:00 統一地方選挙後半戦の市議選挙投票(定数26候補32)に第45投票所に向かう。
 投票所前の道路に車を停め、車外へ出ると北風が吹き募り、麻痺左手が一瞬に硬直を起こす。
 私を含めて、投票者は例外なく、入口右側の候補者一覧表を詳細に眺め、階段を登って、手続きを済ませ、投票用紙を貰って、完了する。
              

 午後は14:00から23年度第1回、累計72回目の宝塚「脳卒中」友の会交流会、定刻集合仲間は17名、4/22神戸中華街日帰り旅行報告はK氏、雨の中、お連れの奥様の差し出す傘の下を随分歩かれ、歩行は他の人に比べ、遅いながらも参加数回の「日帰り旅行」を歩くことで自信がついたと述べられたことが印象的だった。
 帰途は阪神電車「元町駅」から梅田に立ち寄られ、改装大阪駅・大丸を見学して行かれたお話を伺って、凄い体力に驚嘆する。
 本日の話題は「脳卒中」で手足が麻痺した豪男性、ボトックス注射で歩けるように・・・、ボトックスはボツリヌス菌毒素から抽出された成分で、注入により筋肉に収縮させる信号を送っている神経伝達物資の放出が止まるため、硬直が改善され、回復したという。
 インターネットで紹介されていた情報を全員で共有、具体的に入院治療を実施している「関西リハビリテーション病院」の治療状態を報告する。

         

 英会話教室を開講、先月総会の席で会員の英会話堪能なHさんが希望する方に教えましょうとの提案があって、本日から始める。
 Lesson1 How do you do?・・・・Laura,this is Tnanaka Keiko. How do you do? Ano this is Jiro.It,s nice to meet you,Jiro。This isー「こちらは~さんです。」人を紹介するときの表現。
 H先生の発音に従って、会員生徒は懐かしい昔に戻り、繰り返してレッスンに励む。
 NewsはNorh East West Southの頭文字、東西南北から集めた情報と聴かされ、英語の面白さを学ぶ。
 


筋肉は協調しないと効果が半減、筋肉バランスを体に教える「バイオステップ」

2011-04-23 14:03:50 | 「パワーリハビリ」

 東日本大震災発生以来44日目、朝日新聞大見出し「原発 賠償範囲に目安精神的な損害 対象 審査会1次案、東電の原発事故に伴う損害賠償を早く進めるため、国の原子力損害賠償紛争審査会は22日、損害判定の目安となる1次指針案を作成し、大筋合意した。
 当面の被害について、住民の精神的な損害も賠償対象とした。
 産業への賠償では、農漁業の風評被害についても、1次指針に盛り込められる可能性が出てきた。
          

 きょうもぐずついた天気がつづく。
 
朝から、冷たい雨が降り続き、9:40分(株)ポラリスデイサービスセンター送迎車到着時は、激しく降り、スタッフの差し出すゴルフ用の広い傘に迎えられ、大型送迎車の最後尾席に体を収める。
 送迎の順番段取り上、4列目の椅子を奨められ、右手はルーフ取り付け皮グリップを握り、ステップに右足を懸け、車内へ全身を持ち上げ、後部座席へ移動するには麻痺左足に体重を移して、体を低くして上手くシットダウンに成功。
 「パワーリハビリテーション」ではマシンへの移動動作は日常生活に直結する基本動作として、大切さが強調されているが、送迎車内に於ける体移動動作も日頃の訓練成果をテストする貴重な場所だ。
 9:30分マシントレーニング開始時、戸外は真っ黒な雲に覆われ、激しく降雨が継続する。
       

 本日のポイントマシンは立ち上がり動作に大切な「ホリゾンタルレッグプレス“水平両足押し”」、足板に懸ける両足の位置は麻痺足を正常位置に、右足は力を損なう高い位置にセット、25kgのウエイトを膝が伸び切らないところまで押し込んで戻す。
 膝の微妙な使い方が重要な要素、椅子からの立ち上がり時に体重が前に懸って、膝に伝わってくれるとスンナリとした起立姿勢が確保可能だ。
       

 自主トレーニングマシンは半身不随者に苦手な器械「バイオステップ両手・両足漕ぎ」、麻痺左足をスタッフの手を借りて、左踏み台に固定、麻痺左手は右手の助けでグリップを握り、右・左と漕ぎ始める。
 健常者、歩行の際は意識しなくても右手が前に、左手が後ろに、両足も同じ動作を繰り返すことで姿勢の正しい歩行となる。
 半身不随者は片方が麻痺のため、「前へ」・「うしろ」の反復動作が出来ないので不格好な「チョンチョン」歩きとなる。
 麻痺回復は不可能なれど、装具を付け、速度が遅くとも筋肉が協調して、歩行の際、前後運動が可能になることを念願してギコチ無いながら5分間漕ぎ続ける。

      

午後は断続的に雨が降る中、家人と西公民館図書館へ訪れ、近代史コーナーにて長い予約で順番が廻ってきた新潮社梯久美子著「散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道」、他に書棚から・三修社星亮一「仙台戊申戦史」・講談社保坂正康「昭和史七つの謎」を借用する。


雨の神戸中華街、若い観光客で大賑わい、「友の会」日帰り旅行。

2011-04-22 15:45:34 | 「脳卒中」友の会

 東日本大震災発生以来43日目、朝日新聞大見出し、「20キロ圏外避難 来月中に政権案全容 2町村に対策室、原発から半径20キロ圏外に対する菅政権の避難計画の全容が明らかになった。
 福島県の4町村を「計画的避難区域」に、指定し、自治体と連携しながら5月末までに住民を避難させる。対象住民が多い2町村には現地対策室を置き、避難を支援する。原発20キロ圏を封鎖するけれども、警戒区域にかかる9市町村によると、区域内には21日の時点で計170人以上が残っている。
       

 今日の西日本の天候は低気圧の影響で、昼頃から断続的に雨が降る予報、週間予報では午前中は曇り空、夕方から降り出す予報に力を得て、宝塚「脳卒中」友の会日帰り旅行、神戸「中華街行きを決行する。
 10:00 阪急「宝塚駅」に集合した仲間は9人、内二人は車椅子の方、お二人とも自宅から一人で車椅子・電動車いすを運転して、来られ、此処からは乗降に際し、駅員さんの介助支援を求めて、出発する。
 阪急「宝塚駅」⇒「西宮北口駅」・・・特急に乗車⇒「神戸高速駅」・・・阪神電車に移乗⇒「元町駅」にて下車する。
 電車乗り換えの度に親切な駅員さんにお世話になり、「神戸高速駅」では梅田行き阪神電車に乗り換える為、エレベーターを上下して、東行きプラットホームに降り立つ、二重手間を要する。
       

  9人の仲間にとれば、大変な肉体負担になれど、自宅で大事を取るより、外出することで世間に触れ、自分の手で車椅子を動かし、杖歩行者は自分の足で歩く事がリハビリテーションとなる。
 「元町駅」西口地階から元町通りに降る路上に上がると雨が降っている。
 
それぞれ雨を予想して、準備した雨具を羽織り、フードをスッポリ被って、アーケード迄、雨の中約200mを車椅子・杖歩行で頑張る。
 
幅の広い元町通りは通行人も少なく、左右の瀟洒な店舗を眺めながら、東方向三宮方面へ歩く。
      

途中、店舗の切れ目から、中華街の中心的シンボル「中国廟」が見えたので、右折して時雨れる雨の中、美味い中華料理店を探し求める。
 周辺は若い学生風のお客さんが群衆して大変な賑わい、有名な「豚饅頭店」は長蛇の列をなし、露天風の店舗では立ち食い女子子高生のカン高い声が、一際目立っている。
             

 我々は車椅子が入れる店舗が条件の為、比較的大きい「北京菜館」に入店、幸い空いていて9人丸テーブルを囲んで、ヤレヤレ一息をつく。
 当店は同行のK氏が昔中国の方をご案内して、来店したことがある店舗で、北京中華を看板に、従業員全て中国人で経営されていると伺う。
 皆さん個々にセット料理を注文して、生ビールで乾杯、今春も南京街に来られた喜びを分かち合う。
 昼食後は元町通りの有名な「西村珈琲店」を訪れ、落ち着いた雰囲気の店内に満足しながら、香り高いホットコーヒーを戴く。


午前「正しい姿勢」を指導される「パワーリハ」、午後“どうにかなんべ”「被災地救援報告会」

2011-04-21 17:01:46 | 「リハビリ」

 東日本大震災発生以来42日目、朝日新聞大見出し「原発賠償に公的資金」 枠組み原案 東電を政府管理、原発の事故で、損害賠償の枠組みの政府原案の全容が20日、分かった。
 東電は政府管理の元で巨額の賠償金を支払う仕組みだ。官民で新設する「機構」で賠償を支え、公的資金も投入する。東電は、利益から設備投資などを除いた余裕分を機構に返済していく、機構はこの返済分を国庫に返納するので、すべて国に返済されると最終的な財政負担は発生しない仕組みだ。

 

      

 9:50分、ポラリス ディサービスセンター小林の送迎車に迎えられマシントレーニング、オリエンテーションのリーダーはK氏、「造幣局 桜の通り抜け」体験のお話し、20日で終了した通り抜け(全長560m)は立ち止まる余裕もない、混雑ぶり、名物の「妹背」・「二葉桜」・「紅手毬」・「楊貴妃」等絢爛豪華に咲く桜を楽しんだ。
 通り抜けの沿革、江戸時代藤堂藩蔵屋敷で里桜育成しており、明治に造幣局は敷地と共に受け継ぎ、局員が楽しんできたが明治16年の局長が「局員だけが楽しむのはもったいない、市民と共に楽しもう」との提案で桜並木の一般公開が行われ、以来百数十年大阪市民に愛され、「後戻りのできない通り抜け」に毎年70万~80万の」人出になる。遠い昔、寒さに震えながら花見見物した想い出に浸り、楽しくイメージしながら拝聴する。
             

本日の「パワーリハビリテーション」は・正しい姿勢 正しいタイミング ・正しく座り左右対称の動きに、細心の注意を心がけてスタートする。
 特に半身不随者に難しいのが左右対称の動き、姿勢を正したつもりでも左に傾き、自己判断では調整が不可能、スタッフに後・横から見て貰い、軌道修正を行って筋肉運動を行う。

      

 午後は14:00から「ぷらざこむ1」にて、宝塚社会福祉協議会職員の第2回東北大震災被災地支援報告会に出席。
 宮城県亘理“ワタリ”郡山町へY氏(3/26~4/2)、T氏(4/11~4/18)が派遣され、山元町社会福祉協議会の災害ボランティア支援センターの支援を過酷な環境の中で活動された体験を語られた。
 
時々刻々と変わる現地の状況は大変めまぐるしく、Y氏の時はガソリン不足、T氏が行かれた時は(財団)プラザ・コムが寄贈したプレハブが完成して、現地災害ボランティア支援センターが立ち上がっていた。
    

 活動内容は・Vの受付・依頼希望者受付・派遣先までの送迎・泥だし支援等ボランティアは東北大学学生が毎日40数名、町内企業から10数名が手伝ってくれている。
 福祉避難所(弱者専用ながら健常者も避難)には要介護4・5の高齢虚弱者も多く、介護保険業務が断絶されている状況下、介護支援者も無く、衰弱の傾向にある。
     

 課題は関西からの支援活動は信頼関係構築の難しさ、大阪人には本音を語らず、「どうにかなんべ・・・」という東北人の我慢強さにあって、なかなか任せてもらいきれない。
 
今後は同じ職員が5月から再び出張して、息の長い支援活動の中で個々の要求を引出し、支援を継続する。宝塚社会福祉協議会が義捐金として集めた金額は4/21現在632万円