今年最後の日を迎えた。3年前の12/22,６ケ月の入院を終えて退院した.当時と比較してリハビリは大幅に進歩したのか・・・ちっともはかどらない。それでも日常生活の中では改善され、喜ばしい事は多々見られる。ベスト５を振り返ってみると①「気功」との出会い②仲間との「日帰り旅行」③パソコン「こむ・コム塾」との出会い④立ち姿勢の「洗面」が可能となる⑤便秘の解消・・・家族・周囲の人々に支援されたおかげです。感謝の一年でした。昼食前に「ゆずり葉公園」に出かける。陽射しはあるが風が冷たいのでフードつきベンチコートを着込み、入口に車をとめて公園内の急な坂道を登り切る。上の休憩所から見る景色は抜群で満足感に浸る。帰途は車道を大股を意識して降る。
今年も、明日の大晦日を残すのみとなった。お蔭で寒気団は北上してくれたようで外気温は二桁近くに戻り、凌ぎやすい天候に恵まれる。新年から７年間使用してきたパソコンＦＵＪＩＴＳＵ－bibloから東芝サテライトに器種変更をする為、データーの整理に取り掛かる。不要となった資料、無暗に撮影したデジカメ画像等を廃棄、最小のデーターのみを転送すべく机に向かう。３時間余り集中後、「末広公園」に気分転換とリハビリを兼ねた歩行訓練に出かける。行事納めの故か駐車場は閉鎖され、入口周辺は車で大混雑、武庫川沿いに北上のコースを取るが六甲山降ろしの冷たい風が川を吹きぬけていて震え上がる。左折して公園に入ると無風状態、陽射しが柔らかく差し込み冷え込んだ身体を温めてくれる。巨大なクスノ樹の下で群れから離れた鳩が一羽踊るような格好で餌をついばんでいる、近づいて、よくよく見ると私と同じく左の脚が不自由で懸命に右足のみで体重を支え、歩いている様子、丸々と肥えていて元気そうな様子に安堵してその場を離れる。
寒気団の到来で本格的な冬に突入、北部は雪の便りが届き、雪不足のスキー場も安堵のことでしょう。麻痺上肢・下肢には２度から３度の寒気はこたえるが年末、暖冬異変では景気にも響き、折角上向き始めた個人消費に水を注すことが懸念されます。久しぶりに机の整理に取り掛かり書類、写真を各ジャンル毎にファイルに収納する。１年分の郵便物、ハガキ・手紙類、以前は記念にファイルしていたが再度目を通しながら廃棄処分にしていく。昼食を兼ねて武庫山の知人宅へ伺い、自宅菜園の丹精をこめて栽培した「大根」「かぶら」をいただき、迎春野菜購入の手間が省かれ且つ経済的にも大助かりとなる。昼食は煮込んだ「おでん」、自家製の大根を美味しく頂戴する。
毎週二回の「パワーリハビリ」、本日で年内最後の筋肉トレーニングとなる。今春、医療法改正でＰＴ（理学療法士）による「運動療法」の受診不可能となり、リハビリ対象は介護保険の4時間デイサービス「パワーリハビリ」が唯一となる。日常生活の中、今年の進歩を振り返ると起立姿勢で洗面が可能となった事です。毎朝、歯磨き・髭剃り・洗面は椅子に座って済ませていたがこの夏から洗面ガラスの前に立って行なう事で生活の場が大きく進歩する。起立する筋肉が回復する刺激になったのは写真の「レッグプレス」のお蔭と思います。上体を支える両膝の使い方、腰の安定に両足を揃えて押す、引くの筋トレ運動が寄与している事に確信がもてます。
「脳卆中」後遺症に悩む患者にとって暖かい冬は何よりのクリスマスプレゼント！、片麻痺の中途障害者は冷え込むと麻痺側の筋肉が硬直、痛みと緊張で、姿勢が悪くなり、益々動作が緩慢になってくる。押し詰まった師走27日の天候は温暖そのもので「ぷらざこむ１」にて<利用者運営委員会>パソコン内データー整理の骨休みにガーデニング広場に出てみると陽射しも射してきて絶好のコンデションになる。花壇に沿ってのコースは膝頭に優しい感触を与える芝生と土の絶好の散歩道，一周約５０メートルの円周を二周り、陽射しを浴びながら気持ち良く歩行訓練に励む。
先週から宛名印刷、裏面印刷を続けていた年賀状を完了、個人宛のメッセージを書き添え、発送準備を終える。町内の逆瀬台郵便局に車を走らせると、駐車場は一杯で20分余り待機して年賀状を定められたボックスに投函して肩の荷が降りる。毎年の事ながら年賀状は一年の締めくくりに必要な歳末歳時記の一つですね。今年も元気に年賀状を用意、発送出来た事を嬉しく思います。午後は「ぷらざこむ１」に行き、年明け１/１０開催予定の「利用者運営委員会」の議題案内状を作成して27名の委員にメール、ＦＡＸで発信を終えて年内事務局の最後の仕事を完了する。
ボランティアの広場「ぷらざこむ１」の大掃除に「利用者会」＆「友の会」A氏を誘って参加、昨年の暮れも二人応援していたので年末の恒例行事になる。健常者に混じって中途障害の二人が手伝うことが出来る喜びを互いに感謝しながら参加する。13:30分集合した「利用者運営委員」「でえくさんず」のメンバー30数人、担当を１階～３階に分かれて取り掛かる。二人は拭き掃除専門に廻り、窓の桟、カウンター、机、書棚等を雑巾で拭き取る。明らかに昨年より低い場所を屈んで拭く事も出来て、リハビリ効果を確めることが出来、二重の喜びを感じる。15:00に終了、皆さんと一緒に熱いコーヒー、手作りのチーズケーキを美味しく戴き、充実感に浸りました。
年末の日曜日は恒例の京都高校駅伝の実況テレビが楽しみ、以前は東西対決の大學ラグビーが楽しみで1日テレビに夢中になったが視聴率の関係かNHKも放映が中止され、駅伝のみとなる。年賀状の最終チエックしながら、女子から男子の駅伝をテレビ観戦後、午後から知人宅へ暮れの挨拶を済ませ、宝塚阪急百貨店の食料品売り場にショッピングに行く。百貨店入り口に臨時カウンターを設け、予約のデコ・ケーキ渡しが始まり、顧客が殺到、山積みの人気高級ブランド・デコレーションケーキが引き取られていた。家内と二人の老夫婦ではデコ・ケーキは大きすぎるのでショートケーキにして、列の最後尾に並び「苺ショートケーキ」を求める。
今年も沢山の出会いがありました。明年も継続、習練したい“出会い”ベストスリー①気功クリニック②こむ・コム塾③書道教室・・・今後も一期一会を大切に喜び・感謝を忘れずに１日一日を大切に生きて行きたいものです。「気功クリニック」のＵ先生は“こころが治癒に果たす役割”を優しい言葉で説かれます、例えば＜私はついている、幸せです、感謝します、有難う＞＜喜べば、喜びが、喜び連れてやってくる＞等を口にする、心に思う事でリハビリ治癒に役立つ事を教えられました。先生は蔵書する膨大な書庫の中から、その時の患者容態（症状より気を重視）に合わせて本を推薦していただきます。今日の本はアンドルー・ワイル著＜癒す心、治る力＞・・・「病気」と戦うという態度は最良の道とあり、今一つ大事なのは病気の受容、受容は転換の現れでパーソナリティの変容に始まり治癒に繋がっていくとありました。本年最後の治療の後、先生に両手を広げて伸展してもらいましたのが写真です。初期の来院時は痛くて伸ばさなかった麻痺側左手が伸ばせるようになりました。
今年、観た映画も沢山ありますが私のベストスリーは①明日の記録②フラ・ガール③男たちの大和・・・でした。洋画も「ダビンチコード」等話題の映画を鑑賞しているが不思議に印象に残るのは邦画に落ちつくのはどういうことなのか・・・毎日放送「ありがとう浜村惇」では邦画の興行収入が洋画を上回ったと放送されていたので肯ける事もある。映画好きの4人仲間と連れだって伊丹ダイアモンドシティ「ＴＯＨＯプレックス」にて話題の山田洋次監督「武士の一分」を感動一杯に堪能しました。巧みな盲目演技、卓越した立ちさばきの剣技披露する＜木村拓哉＞、主人公との絡みが面白い中間役＜笹野高史＞の洒脱な枯れた存在が画面を盛り立てている。始まりと共に画面に引きずり込まれ、心を揺さぶる感動、単純ながらハッピーエンドにて終わり良かったと思います。高次脳機能障害回復に「映画」が最高と聞き、映画好きも重なり、今年も色々の映画を見て喜び・笑い・感動・勇気を沢山いただき感謝、感謝です。
