片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

片麻痺は3ケ~5ケ月の新生児とそっくり

2005-08-07 17:07:00 | 「脳卒中」
筋肉を制御する脳が損傷した私は左上肢、下肢共に制御不能におちいり、機能全廃と身障手帳に記載された。社会復帰してから麻痺の状況を質問されるが理解してもらえない。「痛みは無くなったのですか」「神経が切れたのですか」「何故、自分で動かせないの」「何時になったら元に戻るのですか」…こちらも、上手く説明できない。臓器移植法の成立時に「脳死は死」と議論された事が痛いほどに良くわかる。制御不能になった筋肉は伸展する力が無くなりドンドン硬縮していく。外見からは足が外へ外へ広がり、歩く際は足を分銅回しのようにして歩く、手は肘から上に胸に食い込むように巻きついてくる。
新生児を見ると手足は身体に巻きつくようにしてその、掌は私と一緒に握ったままで成長と共に徐々に開いてくる。その、スピードは脳の成長と共に比例している。表情の豊かさ、玩具に対する反応が変化すると手足の動きは活発になり8ケ月頃にはもみじのような掌がひらいている。
※脳の可塑性を信じて、新生児の勉強して成長していく様子をそばでみながら、脳に使用 する筋肉に命令が行くように根気良く暗示をかけていく事が必要と思う。

パワーリハビリの使用機器と機能について

2005-08-05 12:16:20 | 「パワーリハビリ」
①チエストプレス…上肢トレーニングマシン。胸郭の安定、可動性を向上することのよ          り、呼吸機能の改善、上腕の伸展筋力を高めると共に、起き上がり等         の起居動作時に身体を支える能力の向上を図ります。
②レッグアブダクシヨン…骨盤帯、下肢トレーニングマシン。骨盤周囲の安定性、可動性         を向上させることにより、歩行動作の改善を図ります。
③ホリゾンタルレッグプレス…骨盤帯、下肢トレーニングマシン。水平に地面を押す運動              を行い、椅子から立ち上がる、座る際の動作を強化します
④ローイングマルチファンクシヨン…肩甲骨の可動性を向上する事で、背筋の安定を図り                 ます。腰痛、肩こりに予防になります。
⑤トーソーエクステンション…体幹トレーニングマシン。腹筋、背筋の安定性、可動性を              向上する事により、立ち上がり、座り込み動作の改善図               り、靴の脱ぎ、履き動作に効果がある
⑥ヒップアブダクション…骨盤帯、下肢トレーニングマシン。膝周囲の安定性を向上する            ことにより、起立や歩行、階段昇降動作の改善を図る。
※パワフルな能力を身につけることことによって日々の行動に自信を持つようになり今で はデパート、映画館、コンサート、会合にも行ける様になりました。

8月4日パワーリハビリの様子

2005-08-04 14:27:50 | 「パワーリハビリ」
9時の第1陣は9人(第2陣は10時、第3陣は11時)女性3人男性6人、脳卒中…3人 脊髄狭窄症…1人 脊髄カリエス…1人 脊髄小脳変性症…1人 軽度認知症…2人
健常者…1人、皆さん6ケ月以上の体験者、移動介助の必要な人は3人。外気の温度は34度を越え、室内はクーラーと扇風機が稼動しているがトレーニングを始めると汗が出てくる。一種類のメニューをこなす度に麦茶を補給して脱水予防を行なう。機械の操作は1~8まで声をだして取り組むので結構喉が乾く。器械6種類9メニューをこなす。この炎天下、外で運動の出来ない我々障害者、高齢者にとればこの「パワーリハビリ」の存在は本当に有り難いものです。市内のトレーニングジムに行っている気分で麻痺している筋肉の回復運動を行なう事が出来る。2人~3人の仲間は7時間拘束されるデイサービスより、こちらは4時間で、且つ内容が豊富で効果があるのでデイを止めてこちらの回数を増やしたと言っている。今後、このタイプの施設が増加していくだろう。

パワーリハビリ4回目の体力測定

2005-08-03 18:44:08 | 「パワーリハビリ」
7月23日に体力測定を受ける※前回は平成16年7月10日 (  )内は前回
身長 165(163,5)体重 66,5(66,6)握力 右43,1(46,1)
左 11(ゼロ)片足立ち 1分以上(28秒)リーチ 22(28)
体前屈 26(9,5)10m歩行 14,37(30,4)
2分間足踏み 76回(48)
※数値は明確に向上しているが歩行実感としては楽になっていない。しかし、後遺症の不眠、頭痛、便秘、目の疲れ、喉のしわがれ、言語障害などは大幅に改善された事を嬉しく思う。

片麻痺との二人三脚

2005-08-03 08:54:45 | 「脳卒中」友の会
7月31日日曜日第15回宝塚脳卒中友の会交流会開催。午後からの雨にも拘らず14人の会員が売布ボランテイアの広場「ぷらざこむ1」に集まり親睦を深め情報交換に2時間余り楽しい時間を過ごす。今回は昨年11月に脳梗塞で倒れ6月に退院されたY氏夫妻が出席され言語障害のご主人に代わり奥様が発症経過、現症状を説明される。皆さんから自分の体験を踏まえて色々アドバイスを戴いた。①自宅内の階段昇降はリハビリに最適②前向きに、前向きに、周囲を気にしない③言葉は毎日しゃべる、おはよう!ありがとう!④リハビリはPT、OTが一緒にするのでなく1人することが大切