EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

「レディーズ&ジェントルメン」の思い出

2013-01-23 11:21:28 | EL&Pにまつわる少年時代から20代の頃の思い出
「レディーズ&ジェントルメン」の思い出


画像① ジャケット


画像② 帯に表記された価格

およそ一ヶ月ぶりの更新です。

11月に一度退院した父が12月28日に再入院。
数日後の1月3日にこの世を去りました。

幼い頃は父と一緒に出かけて、
父から購入してもらったものに関する思い出もありますが、

EL&Pに関しては、
この「レディーズ&ジェントルメン」のアナログ盤が、
父との思い出の一つです。

私は1977年からEL&Pにはまっていくわけですが、
1977年は、EL&Pの再始動と重ね合わせる形で、
渋谷陽一さんのラジオ番組では、数度、EL&Pにまつわる特集が組まれました。

その時に、
この「レディーズ&ジェントルメン」に収録されていた、
「ホウダウン」や「アクアタルカス」のライヴヴァージョンを聴く事ができました。

リリース済みのアナログ盤を一通り揃える事ができた私は、
満を持して、この3枚組のライヴを購入しようと決めたわけです。

新聞配達のアルバイトもしていましたので、
欲求に見合った資金は所持していたのです。

当時のワーナーパイオニアのちょっとした洋楽ロックカタログに記されていた「レディーズ&ジェントルメン」は、発売当時より価格が上がっていたようです。

私が求める事ができたのは、
発売当時の価格(¥5100)のものでしたので、そのお店で売れ残っていた品物であると思います。

現在、「レディーズ&ジェントルメン」を購入したそのS楽器店は、
間口を狭めて、電化製品の修理等を請け負う電気店になっていますね。

購入した日は、日曜日なのですが、
その日は、母も妹も出かけていたのか、家におりませんでした。

その時に、
父に、
「隣の市まで連れて行ってくれないか?」
とお願いしたら、
一つ返事で車を出してくれたのです。

たったそれだけの事ではありますが、
父と二人だけでEL&Pのアナログアルバムを購入するために、
隣の市まで車を走らせたのは、
この時だけであったと思いますね。

ただ、それだけの事ですが、
親というのは、本当にありがたいものです。
ガソリン代だってかかっているわけですからね。

父は音楽の趣味は特に無かったのですが、
私の音楽趣味に関しては、
特に否定する事もなく、徐々に増えていくLPに関しても、
特に否定はしていないようでした。

1977年、
私の頭の中はEL&Pで埋め尽くされていて、
そこに最初のテレビシリーズが映画化される事になった宇宙戦艦ヤマトが、
初めてのブームを迎えていたと思います。
これにも飛びつきましたね。

いずれにしましても、
今日までEL&Pファンを続けて来る事ができたのも、
父の有形無形の恩恵が大きい事は間違いありません。

感謝。

本ブログはエマーソン、レイク&パーマーにまつわる品物のあれこれを、
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2013年1月23日 yaplog!

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (PINK MOZART)
2013-01-23 19:00:18
私が初めて買ったELPアルバムが
この3枚組のLadies & Gentlemenでした。
そして、とりわけKarn Evil 9の理知的な旋律
そのスケールの大きさに衝撃を受け
その後およそ30年間「オーケストレーション」を考え続ける
「ハメ」に陥りました(笑
返信する
Unknown (feedingrhythm)
2013-01-23 21:00:33
辛い年の瀬と新年だったのですね。

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
返信する
Unknown (torioden)
2013-01-24 08:31:56
>PINK MOZART様

レディーズ&ジェントルメンはPINK MOZART 様にとって、
忘れられないアルバムであったわけですね。

悪の教典のライヴヴァージョンから衝撃を受けるという事は、
PINK MOZART がそれまで培ってきた音楽的教養の賜なのでしょう。

私はスタジオ盤が最初だったので、
それに比して、悪の教典は、やや荒削りな感じがしていたので、
スタジオ盤ほどは惹かれませんでしたが、

ライヴの音の方を初めて聞いた方にも、
衝撃をもたらす曲作りだという事を再度認識しました。

ありがとうございます。
返信する
Unknown (torioden)
2013-01-24 08:37:29
>feedingrhythm 様

初コメント(だったと思うのですが)
ありがとうございます。

ある程度、覚悟はしておりましたし、
82歳でしたから、
あまり苦しまずに他界できて、
幸いでした。

私は生まれて初めて、
総合病院で年を越しました。

4階の病室から雪の降る風景を見ながら、
「病院で年越しをするとは、
昨年の今頃は夢にも思わなかったなぁ」
などと思いながら、
貴重な経験をさせていただきました。
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