EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

邦題「恋のチョコロール」という曲

2020-02-04 18:13:01 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
邦題「恋のチョコロール」という曲

以前、「ブリティッシュ・ポップ・シングル・コレクションVOL.3」という、
イミディエイト系のオムニバスCDを取り上げた事があります。

ナイスの曲が入っているのと、
ジャケットにキースの白黒写真も、
少しだけ使用されているので、
当ブログで取り上げたわけです。

邦題から解釈すると、
「シングルレコード」になっている楽曲のみを、
収録しているCDなのでしょう。




CD盤面


その時、取り上げるにあたり、
CDの収録曲を一通り聴いていたのですが、
邦題「恋のチョコロール(CHOC ROLLS)」という曲がありました。

「ゴールデン・アップル・オブ・ザ・サン
(GOLDEN APPLES OF THE SUN)」
というバンドが演奏しているインストの曲です。

ジャケットブックレットの説明によると、
ファッションカメラマンのデヴィッド・ベイリーという方が、
マネージメントをしていたロンドンのバンドで、
このバンドがイミディエイトに残した唯一のシングルの、
B面の曲との事。

ちなみに、A面は、「The Monkey Time」というタイトルのようです。

Discogsによると、
日本語の解説にある「CHOC ROLLS」という曲は、
「Chocolate Rolls, Tea And Monopoly」というのが、
レーベル面に記されたタイトルのようです。

タイトルが異なると、楽曲の内容が微妙に異なっているケースも、
あるかも知れないです。

Discogsによると、
この曲は、アンドリュー・ルーグ・オールダムが作った事になっています。
ストーンズのマネージャーで、ナイス時代のキースの事を読んでいたりすると、
よく名前が出てくる人ですね。
イミディエイトレーベルの創設者の1人でもあります。
曲も作ったりするとは知りませんでした。

この「恋のチョコロール」ですが、
このイミディエイト系のCDのコレクションを日本で発売するにあたり、
いきなり付けた邦題でなければ、
シングルレコードが日本で発売されていた事も考えられます。

以前、
DVD「マスターズ・フロム・ザ・ヴォルツ」を取り上げた時に、
「孤独なタイガー」の冒頭のメロディーが、
EL&Pのデビュー当時から奏でられていた事を綴りましたが、
どうやら、このメロディーは、
「恋のチョコロール」から持ってきたものであると、
受けとめています。

B面の曲という事で、一般的に考えると、
キースがラジオで聴くチャンスは無かったかも知れませんが、
イミディエイトつながりで、
このシングルレコードを手にして聴く機会があったと思われます。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

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