クラシック・フォー・へヴィメタル・キッズ
Vol.4
ジャケットと帯の外観
Emerson,Lake&PowellやKeithへのインタビュー記事が掲載されている、
へヴィメタル系の音楽誌「BURRN!」誌は、
これまで幾つか取り上げていますが、
その「BURRN!」誌とポリドールの共同企画によるCDです。
へヴィメタルのバンドが、クラシックの楽曲を引用して演奏しているケースがあるわけですが、そのクラッシックの原曲を集めたシリーズのようです。
プラケースの裏側を見ると91年頃の企画のようですね。
タイトル通り、へヴィメタルのバンドが演奏をしたというところに、
こだわって企画されているようなので、
このCDに「展覧会の絵」が収録されているのは、
「EL&Pが演奏をしたから」という理由ではないようです。
解説によると、
「展覧会の絵」に関しては、LAメタルの中堅バンド、
「ARMORED SAINT」のデビューアルバム、
「MARCH OF THE SAINT」のオープニングテーマとして、
「キエフの大門」が少しだけ収録されているというのが、
収録の理由のようです。
ただし、このCDの企画の元になった記事が、
「BURRN!」誌に連載されていたらしく、
それを担当したのが音楽評論家の黒田恭一氏。
解説には黒田氏と編集長の対談も掲載されていますが、
黒田恭一氏は、EL&Pの「展覧会の絵」の国内盤LPの解説を書かれた方との事。
その解説は少年時代だけでなく、
このブログで「展覧会の絵」の国内盤を取り上げる時にも、
読み返したりしたのですが、
ハルトマンからムソルグスキー、
ムソルグスキーからEL&Pへと繋がった事が、
解りやすく書かれており、
私にとっては心に響く解説でした。
帯部拡大
結果として、
帯に載せるミュージシャンは、
EL&Pと黒田氏への敬意も含めてか、
へヴィメタルバンドではないEL&Pの名前が、
サブタイトルのトップを飾る事になったようです。
以上。
EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
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