EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

文部省改訂小学校学習指導要領準拠 EPレコードくるみ割り人形

2017-04-03 13:10:38 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
文部省改訂小学校学習指導要領準拠
音楽鑑賞レコード
くるみ割り人形



ジャケット
左側の2つの穴
どうやって保管していたのでしょうね


昨年か一昨年に北秋田市の中古品ショップの100円コーナーで、
見つけた品物です。

経年相応の劣化状態でしたが、100円という事で購入してみました。

「キース・エマーソン・インタビューズ」の書評が掲載されていた中古のロッキング・オン誌を取り上げた事がありますが、
それを求めたところで見つけたものです。

ジャケットの上部に「文部省改訂小学校学習指導要領準拠」と記載されていまして、
表紙を含めて8頁のペラ紙に、
作曲家の紹介を始めとして、収録曲の紹介などが掲載されています。

70年代のレコードの収録曲の紹介等であれば、
解説を記した年月日等も併記されているので、
レコードがリリースされたおおよその年を推しはかる事ができますが、
こちらのジャケットには、
年月日のような記載を見つける事ができませんでした。

ウィキの「学習指導要領」を読みながら、
作られた年を推定してみると、

①1968年から1971年、
②1958年から1961年、

のいずれかと思われました。

さらに東芝関連を見てみたのですが、

東京芝浦電気がレコード事業に参入したのが、
1955年で、
東芝音楽工業株式会社は、
1960年に設立されているようです。

少なくとも、
それ以前ではないという事ですね。


レーベル面

レーベル面を良く見ると、

「TOKYO SHIBAUA ELECTRIC」とありますので、
東芝音楽工業株式会社設立前に作られたものと見る事ができますね。

どうやら、1958年から1961年に作られたレコードのようです。

EL&Pの「ナットロッカー」を初めて聴いた時に、
どこかで聴いた事のある曲であると、
私は思ったわけですが、
特に家で父がクラシックのレコードを鑑賞していたわけではないので、
小学校の校舎での生活時間の中で、
幾度と無く、耳にしていたのだと思われます。

これは私に限った事ではないと思うので、
そんな感じで、「くるみ割り人形」のメロディーが、
記憶の中に自然とすり込まれていた事が、
日本における「ナットロッカー」のヒットにつながったのかも知れませんね。

以上。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (コート)
2017-04-03 18:20:12
マタマタ珍しいですね!

パンチしてファイルされていたのでしょうか。。。

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Unknown (torioden)
2017-04-04 08:15:02
>コート様

中古品扱いショップのワゴンの上に、
主に100円の価格表示があるシングル盤が、
無造作に並んでいたのですが、

私から見て、

「これが100円なわけがない」

と思うレコードが時々混ざっておりまして、
よく見ると、
そういうレコードの価格表示は、
¥1500とかになっています。

田舎の中古品扱いショップでも、
今は取引相場をおおよそはネットとかで、
調べているのかも知れません。

そのため、
田舎であっても、
掘り出し物を本当に安価で入手する事は、
なかなか困難だと思っています。

そんな事も踏まえると、
今日取り上げた品物は、
珍しいかどうかは別として、入手はし易いものではないかと、
考えておりました。

もし、ジャケットだけパンチしてファイルされていたとしたら、
どのようにレコードの取扱をしていたのでしょうね。
返信する
Unknown (面白半分)
2017-04-04 21:59:13
ここまで守備範囲をひろげるとは!

でも「東芝教材用レコード」とか渋いフレーズが書かれていますね。

これ結構いい買い物ですね。

返信する
Unknown (torioden)
2017-04-05 11:19:01
>面白半分様

これは本当にたまたまですね。

もし、価格が¥250だったら、
購入はしなかったと思いますが、
¥100と「文部省学習指導要領の文字」という条件が重なったので、
自然とレジに向かっておりました。

教職にある方か、
教育委員会の人が、
廃棄せずに自宅で保管して、
売りに出したのではないでしょうかね。

一応、
2月に購入したスピーカー付きの、
新古品のプレイヤーで、試聴はしました。

EL&Pのシングルレコードの曲群とは違って、
全く聴いてもいない楽曲のレコードをアップするには、
気が引ける事もあって、
これまでは、やっていなかったのですが、
プレイヤーを入手した事で、
アップしてみたいものも増えるかも知れません。
返信する
Unknown (ELPファン)
2017-04-06 06:31:47
はは、toriodenさんがレコードプレーヤー持ってなかった・・・って想像できないですけど、2月に購入されたのですね?

私はラッキーにも元夫も今の夫もレコードを沢山持ってる筋なので、常にレコードプレーヤーが家にある生活をしてきました。CDプレーヤーやMP3プレーヤーも当然持っておりますが、電車の中で移動中に音楽聴いたりするの好きではないので、音楽は家でゆっくり、レコードで聴きたいって思います。

くるみ割り人形はバレエ音楽のクラシックですよね。私は3歳に時に自主的にバレエを習いたいと親を説き伏せて踊り始めました。このレコードにも取り上げられている、こんぺいとうの踊りを発表会で踊った記憶があります。

毎年クリスマス・正月時期になると、ロンドンにあるロイヤル・オペラ・ハウスで『くるみ割り人形』のバレエが上演されます。2016年の1月に見に行きました。英国人にとっても『ナットロッカー』『ナットクラッカー』はとても聴きなれた名曲という位置付けだと思います・・!

今後も、夢見るクリスマスと並んで、ナットロッカーもクリスマス曲として、ラジオでかかったりする事を期待しております。
返信する
Unknown (torioden)
2017-04-06 14:07:25
>ELPファン様

このブログをずーっと読んでいる方には、
私がプレイヤーを所持していない事は、
よく知られている話ですね。

1989年に埼玉県秩父近辺のJAの所長から、
仕事の関連で購入する流れになった、
ほとんど未使用のプレイヤーがあったのですが、
その時に同時購入したアンプとチューナーは、
残っていますが、
プレイヤーは、ほとんど使用しないうちに、
亡き父に知らないうちに廃棄されておりました。

秋田に戻ってから、自宅でゆっくり音楽を聴ける環境でなかったので、
音楽はもっぱら車中のCDプレイヤーで聴いています。

アナログ中古に手を出すようになってから、
再生の精度はともかくとして、
基本的なメロディーだけでも、
聴けるプレイヤーが欲しいとずっと思っていました。

加えて、
英国と違って、やはり日本では、アナログ盤は、
ある程度マニアが手を出して売れると見込まれないと、
製作しないようですね。

ご存知でしょうが、
日本では、ビクターエンタテイメントさんが、
EL&Pの基本的な作品の発売の権利を所持してから、
アナログ盤が製作された事がありません。

もっと売れ線のミュージシャンで、
海外でアナログボックスが製作されても、
日本ではCDで終わるケースもあります。

そんな状況下という事もあって、
私もプレイヤーの購入にあまり拘らずにいたという事はありますね。

ELPファンさんは、バレエもされていたのですね。
幼い頃の事とはいえ、貴重な経験ですね。
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