ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

えきめんや@横浜

2018年12月20日 | 町で見つけた食メモ

ラーメンはそもそも、中華の麺料理を日本のそば屋が模倣したとの説がある。だしは動物素材と和のかつお節、具はメンマに和のナルトやのり。日中コラボの相乗は、立ちそば屋気まぐれのラーメンではさらにストレートに。具にはらしいものを並べてあるが、そばつゆに中華麺をブッ込んだのみの「まんま」の潔さだ。味もまんまで、立ちそばでもラーメンでもない無国籍な麺に…。


つけめんでん丸@南青山

2018年12月19日 | 町で見つけた食メモ

くだんの騒動の影響で、南青山のランチ単価が話題となっている。1600円基準なことはないが、1000円プラス税ドリンク別が最低ラインだから大差ないか。その結界が南青山六丁目交差点で、渡ったところの老舗ほか弁は、のり弁380円也。その隣のいつもの店で、黙々と混ぜ合わせ740円也。載ってるネギは、紀伊國屋で買ってるかは定かではないが。


町で見つけたオモシロごはん…豊洲市場 『中栄』の、ポークカレー

2018年12月17日 | ◆町で見つけたオモシロごはん

豊洲市場さんぽでの食事は、案内人御用達の「中栄」へ。合いがけカレーの店として築地時代から知られ、ここもしゃれたカレースタンドっぽくなったが、店の雰囲気は変わらない。狭いながらも店の人の細やかな気配りで、混んでいても和める心地よさがいい。観光客でごった返す他店と違い、スタンドに留まるのは朝の一仕事を済ませてきた、といった業者ばかり。案内人も、座ればオーダーせずとも「いつもの」が出てくる、馴染みの店だ。

型どりのごはんのそばに、具が溶け込んだルウがなみなみ盛られたオーソドックスなカレーで、千切りキャベツも混ぜ込んでいただくのが流儀のよう。市場仕様なのでボリュームはかなりあり、600円ながら下手したらココイチの大盛りぐらいはある。でもそこは市場さんぽでのごはん、割と軽く平らげられてしまった。

寿司や海鮮もいいが、こういう市場で働く人の普段使いの手軽な料理の方が、割とやるし市場らしい空気に触れられる。豊洲市場に来たら、カレーに洋食に喫茶店がオススメですぞ。


豊洲市場てくてくさんぽ10

2018年12月16日 | てくてくさんぽ・取材紀行

豊洲市場てくてくさんぽ、散策の最後に水産仲卸売場棟の屋上にある緑化広場へ登ってみた。南にはレインボーブリッジと間に富士山が、西には東京タワーからオリンピックの選手村が建築中の晴海埠頭、さらに豊洲から月島方面のタワマン群が見通せた。これぞ、今の市場が立地する象徴的な臨海の風景。直下の護岸は、船が直接接岸して魚介の水揚げが行え、これも築地の頃を継承する水産市場らしい設備である。
非常に気持ちのいい環境の園地ながら、飲酒と食事が厳禁なため、魚がし横丁で購入したものをここで食べることができないのが、なんとも言えないところ。締めのような締まらないような、豊洲市場さんぽの締めくくりである。という訳で、豊洲市場に興味が湧いた方、ぜひ1月のおさんぽ講座にも足を向けてくださいませ。


豊洲市場てくてくさんぽ9

2018年12月16日 | てくてくさんぽ・取材紀行

豊洲市場てくてくさんぽ、物販は水産物仲卸売場棟の4階にある「魚がし横丁豊洲市場内プロショップ」へ。仕入れに来る業者向けの店舗で、一般客にも利用できるのは築地の頃と変わらない。奥寄りは水産物棟で仕入れた小口業者の積み込み場となっており、時折開くビニールシャッターの向こうにその様子が見られる。

見学ルートのいちばん最後に位置し、仲卸売場の見学ギャラリーからそのまま入れるので、散策の最後にぶらつくのにおすすめだ。以下、気になった店の寸評。

うおがし銘茶→定番煎茶のテトラパックがみやげに人気
築地船用品→漁具の店でビン玉や網などが店頭に。マグロ関連漁具が豊富で、延縄の枝縄を留めるスナップや釣り針が
蔵乃屋→味噌の専門店で、全国各地から厳選した味噌をブレンドしてくれる
豊洲千年こうじや→酒蔵八海山の麹店。甘酒、八海山の酒粕など
丸武→卵焼きの店で、玉子サンドが人気
高梨→唐辛子の専門店。ボトル売りのユッケジャンスープが鍋やスープに重宝
有次→包丁の専門店。キッチンバサミや魚の骨抜きなどの調理用具も
コトブキフーズ→熟成チーズの専門店。ワインの品揃えも豊富
伊藤ウロコ→長靴の専門店で、魚河岸デザインのTシャツが豊富。軍手や防寒具など業務用衣類が充実
鳥藤→鶏肉の専門店で、部位の多さと質の良さは業者も評価。唐揚げなど惣菜も美味しい
山茂→乾物専門店。利尻や日高など産地別に昆布が揃う。花削り昆布も販売