ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

湯布院てくてくさんぽ13

2018年12月06日 | てくてくさんぽ・取材紀行

湯布院てくてくさんぽ、昨日今日と割とうまいもの食べたので、晩御飯は宿でスーパーの惣菜をいただくことに。ホテルそばのマックスバリューが大当たりで、ラベルを見たら地元や近県ものの食材や料理がいっぱい揃っている。

選んだのは、ごまだしで赤身の刺身を和えた、大分の漁師料理「りゅうきゅう」のパックに、あご(トビウオ)だし味付けの唐揚げ、生産量日本一の宮崎県の切り干し大根、長崎名物のおさかなコロッケ、さらに海苔巻きは締めサバと高菜巻き。これは宿での宴も、ひとり盛り上がること間違いなしだ。

2日目のミッションは、これにてコンプリート。ほぼ予定されたミッションは済ませられたし、さあ明日は何をしましょうかね?


湯布院てくてくさんぽ12

2018年12月06日 | てくてくさんぽ・取材紀行

湯布院てくてくさんぽ、湯の坪街道の「CREEKS」は、界隈の土産店の中でトップクラスのセンスの良さ。楽器をモチーフとした衣類や器や小物を揃えており、小鹿田焼きの蕎麦猪口とショットグラスを見て即買いした。ピアノの鍵盤、グランドピアノをハートに見立てた店のロゴとも、見ていてウキウキするリズム感あふれるデザインである。

この日は売り切れで買えなかったが、店の人気は鍵盤をモチーフにしたさまざまなスイーツ。キューブ型のショコラ、竿型の羊羹とも、ワインにつけたドライイチジク入りで、コーヒーにもお酒にも合うという。「ジャズとようかん」との店名キャッチもついており、遊び心ある本格派な店である。


旅で出会ったローカルごはん…湯布院 『里のや』のとり天ほかテイクアウト

2018年12月06日 | ◆旅で出会ったローカルごはん

湯布院さんぽの午後は雨が上がったので、繁華街の湯の坪街道を散策。途中の休憩時間がてら、「ナンバーワン」なテイクアウトをつまんでみた。「湯布院金賞コロッケ」は、NHKの第1回コロッケコンクールで金賞を受賞した、大分では知名度抜群なコロッケだそうである。湯布院に来てこれを食べずして、とまで言われており、数軒ある中でこれもイチオシの本店で買ってみた。さっくり軽やかな衣の中は、よく練られ舌触りまろやかなジャガイモに、豊後牛の脂がほどよくからみ、確かにネットリと甘くうまい。

もうひとつ、ネットのうまいとり天ランキングで12年連続1位の「里のや」もハシゴ。とり天は大分県中心部のローカルフードで、戦後の食糧難の際に安い鶏肉を美味しく食べるために考えられた。別府と大分で元祖本家争いをしており、湯布院ではあまり食べられてなかったが、ここの主人が始めて定着し最近は店が増えているそうである。注文してから揚げるので、熱々のを口に。タレと柚子胡椒が付いているが、フリッターのように薄い衣にも味が付いていて、鳥の淡白さを軽やかに引き出されこれはうまい。

ほか、鍵屋のおはぎ、角打ち屋の地酒、赤司菓子舗の餡ぽてとなどが、人気の品として挙がる。逸品テイクアウトをテーマにした温泉街さんぽも、地元らしいカラーが出せそうである。


旅で出会ったローカルごはん…湯布院 『由布まぶし 心』の、鰻まぶし

2018年12月06日 | ◆旅で出会ったローカルごはん

湯布院さんぽで朝イチで寄った「ミルヒ」に昼前までいてしまい、そのまま向かいの「由布まぶし 心」でランチとなった。まぶし料理とは、土鍋でごはんと食材を蒸しあげたもので、じっくり炊き上げるため素材の味が逃げず封じ込められるのが特徴だ。ここは地場産の米と湯布院の名水、ほか地物の食材にこだわっており、昼時は店から溢れるほど行列ができる超人気店なのである。

豊後牛、豊の軍鶏と揃うまぶしの中で、選んだのは鰻まぶし。地物のウナギは大きさと脂ののり具合がまぶしに合うそうで、店でもイチオシなのだとか。豆腐やサトイモや出汁巻やエリンギなどの、里山風の煮しめを前菜でいただいたところで、熱々の土鍋が登場。しゃもじで混ぜ返したら、まずはそのまま茶碗によそってかっ込む。ウナギは肉厚ながらあっさりしており、身がシコシコと歯ごたえあり。代々継ぎ足したというタレが、ウナギの味わいを下支えしている。ふっくら焼きあがった普通の蒲焼とは、かなり異なる食感だ。

そして二杯目は漬物などの薬味類をのせて、だし茶漬けにするのが流儀。出汁と漬物の塩加減がマッチし、これはサラサラサクサクと流し込むのが止まらない。ウナギも出汁のおかげで一味ついており、最初からこれで土鍋ごといきたいほどのうまさである。最後は土鍋に直接出汁を注ぎ、おこげもきれいにとった香ばしいタレごはん雑炊で、ごちそうさま。意外な湯布院名物、これは牛も鶏も試したい、後を引く料理である。


湯布院ミルヒのケーゼクーヘン@湯布院

2018年12月06日 | 旅で出会った食メモ

湯布院てくてくさんぽ、2日目は朝から雨模様のため、午前は駅前の「由布院ミルヒ」にて仕事をしながら過ごした。牛乳を意味する店名の通り、地元産の牛乳を100パーセント使ったスイーツに定評がある。

看板スイーツのケーゼクーヘンはチーズケーキのことで、ふわりと軽く舌でのとろけ具合が心地よい。酸味も甘さもほどほどな、大人のスイーツな感じがする。ダブルケーゼは、マスカルポーネとクリームチーズの重層のレアチーズケーキ。瑞々しい口当たりとフレッシュな酸味が、モーニングがわりにピッタリである。

これはお土産候補、バスターミナルにも近いので、帰りに寄ろうかな。