ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

銀座梵天の中華そば@銀座

2014年10月27日 | 町で見つけた食メモ
久々に、フォルムが美しすぎる中華そばの店「銀座梵天」へ。基本に忠実な具のセレクトと配置、麺とスープのカラーリング。教科書通りのビジュアルは健在だ。

手早く撮ってはいるものの、どうしてもスープに浸る海苔がスペクタクルしてクタッとなる。着丼即撮りの技を磨かねば。

町で見つけたオモシロごはん…三ツ沢競技場 『三ツ沢公園第一レストハウス』の、三ツ沢丼

2014年10月26日 | ◆町で見つけたオモシロごはん
横浜で中高時代を過ごした運動部経験者なら、お世話になることの多い三ツ沢公園。陸上競技場に体育館やテニスコート、野球場を備えており、かつては横浜マリノス、今は横浜FCやYSCCが隣接のニッパツ球技場をホームにしているから、サッカーファンにもお馴染みだ。ならサブトラック脇の第一レストハウスに、お世話になったことがある人も多いのでは。

いわゆる公園の売店兼レストランだが、そのレトロさが秘かな人気という。特に食堂は、昭和の街中にある大衆食堂を、そのまんま体現した懐かしさ。壁一面を埋め尽くす手書きメニューは丼麺カレー定食と、庶民派ガッツリな献立がビシッと揃い、食べ盛りスポーツマンの腹ペコニーズを見事に満たしている。

自分のお気に入りはその名もズバリ「三ツ沢丼」。ご飯の上に千切りキャベツを敷き、その上にチャーシューを隙間なく敷き詰め、目玉焼きを落としてできあがり。箸でガバッといくと、激しょっぱいチャーシューに目玉焼きの黄身がやんわりからみ、これはご飯がとまらない。四国の今治にある似たようなものは置いといて(笑)、これぞ市のスポーツの聖地ならではのローカルごはんである。

親父さんとおばちゃんの、ぶっきらぼうなようで和やかな応対も、ファンにはたまらない。スポーツする人は当時を思い出しに、見る側の人は観戦前に気勢を上げるべく、食べにいってみてはいかが?

三ツ沢公園レストハウスのパンの耳フライ@横浜

2014年10月26日 | 旅で出会った食メモ
聖地・三ツ沢での陸上競技観戦、今日は見たい種目が割とあり、待ち時間が多い。

競技経験者ならお馴染みのレストハウスを覗いたら、パンの耳フライ100円を発見。インターバルにしばし、おやつの時間。合わせるは甘くない炭酸もの、ということで(ノンアルですよ)。

きりたんぽ玉手箱@大館

2014年10月26日 | 旅で出会った食メモ
この週末のいただきもの、もう一つは秋田県の方からの、大館のきりたんぽ。「玉手箱」と称して、洒落た箱の中にきりたんぽとスープのほか、野菜や肉もセット。二人前のきりたんぽ鍋がわずか10分で再現できるという、本格的な品だ。

これは発祥の地とされる大館で、きりたんぽを改めて名物として発信する一環で開発されたという。従来のみやげ用きりたんぽが、地元の普段使いのものとかけ離れた味だったため、本場の味をとことん再現。あきたこまち使用のきりたんぽに、フリーズドライの舞茸にゴボウにセリにネギ、真空パックの大館産比内地鶏と、食材の産地と加工にこだわりが見られる。洗練されたデザインのパッケージも、従来の観光みやげ然としたものとは一線を画している。

昨晩試してみたら、つゆの味の濃さ、澄んだ鶏の旨味がかなりのインパクト。これがもっちりしたきりたんぽにじっとり染み、まさに本場の鍋の味。野菜も秋田の山の香気をしっかりとどめており、再現度の高い逸品である(できあがり写真は、野菜と鶏肉をちょい足ししてます)。旅のみやげのクオリティが上がってきている中、こうした伝統の味をきっちり伝えるみやげ、今後注目したいところだ。

一献一品出合い酒@横浜

2014年10月25日 | ◆一献一品出合い酒
横浜駅西口・狸小路にあるワインバー「ヤミツキ」にて、ラブレ・ロワ×日替わりポテトサラダ。気兼ねない仲間と仕事の流れでさらに飲むなら、互いに地元なこの飲み屋街でオススメ常連店にご案内してもらっての、このコンビが似合う。

都心での会合でばったり出会い、も少し飲むのにでは横浜へ。このノリこの気ままさが、手の合う相手と酌み交わす酒の嬉しさだ。旧知の駅前飲み屋街で、隠れ屋風の小店のさらに二階へ。とりあえずのグラスワインで軽く乾杯、喉を駆けるまろやかな酸味が、移動のインターバルを忘れさせてくれる。いつもの肴は迷わずのポテサラで、自家製ならではの芋のホッコリ感。定石無用の俺流マリアージュに導かれながら、話も膨らみ転がる一期一会。

隣する客と肩が触れるほどの高密度な店ながら、姉さんの取り回しの良さもあり居心地がよい。二軒三軒当たり前の野毛クルーズもいいけれど、ひとっところにしっかり根を生やしてがこの小路の流儀かな、と嘯き更なる杯を重ねる、ハマ仲間とのハマ飲みがまたよし。一献一品の小さな酒宴、どっしり天下泰平なり。